妻と男の物語


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潜在意識2

[2062] 潜在意識2 未熟者 投稿日:2007/06/28 (木) 23:27
残業を終え帰宅した富士子は上の娘が用意した夕食をとり
入浴を済ませ寝室から夫の一隆に携帯でメールを送った。
「お疲れさま。今日も一日無事に過ごせました」
一隆とのメールのやり取りは1年半になる。
「それは何より、来週末は帰ろうと思う」
1分もしないうちに一隆から返信メールが届いた。
単身赴任している一隆はそれまで月に一度のペースで帰省していた。
支店拡張で仕事が忙しかったため今回の帰省は3ヶ月ぶりだ。
校閲作業に追われながらの毎日が過ぎ週末を迎えた。
「20時30分、駅に着く」
富士子の携帯にメールが入る。
5分前に駅に着いた富士子は車のダッシュパネルの
デジタル時計に目をやった。
迎えの車が次々に駐車場に入ってくる。
ほとんどが富士子と同様に夫の迎えのようである。
駐車場に入ってくる車を無意識に眺めていると
コツコツと助手席の窓を叩く音がして、一隆が中を
覗き込んでいる。
「おかえりなさい」
「ただいま」
「子どもたちも変わりはないの」
「今のところはグレもせず、私の言いつけは守ってるようよ」
「仕事のほうはどう?」
「出版不況でいつクビになるか分からないわ」
近況を報告するうち自宅に着いた。
子どもたちが車の音に気づき玄関先に迎えに出た。
「おかえり、おとうさん」
「ビール冷えてるよ」
二人の娘は父親の帰りを見計らってテーブルに
夕食を並べていた。
学校のこと、友達のことなど一隆は娘たちの
近況もユーモアを交えながら聞いた。
富士子は父親と娘の会話を聞きながら微笑んでいた。
片付けを終え、入浴を済ませた富士子は
寝室のある2階に上がった。
部屋の電気は消えてベッドのスタンド電球
だけが灯っていた。
富士子はそっとベッドに入り、横たわると目を閉じた。
寝入る前にスタンドの明かりを消そうと手を伸ばすと
一隆が声をかけた。
「そっちへ行くから」
いつしかこの言葉が合図となっていた。
一隆は富士子と並んで横になると
富士子も体を横向きにして一隆と向き合った。
どちらかともなくお互いの唇を重ねた。
一隆は唇を重ねたまま富士子のパジャマのボタンを一つずつ
外した。
スタンドの明かりに照らされて富士子の白い大きな乳房が現れた。
左手で乳房を揉んでいた一隆は、体をずらして乳首を舐め始めた。
舌先に触れる乳首は硬く勃起していた。
次第に富士子の呼吸も乱れる。
一隆の帰省は3ヶ月ぶりだが、月1で帰省していた月も
含めると半年振りの愛撫なのだ。
「ああー」
一気にパンティーの中に手を入れ、割れ目に指を埋め
その指先に絡みついた粘液でクリトリスを擦る。
時折割れ目の中に指を戻すと、そこはもう充分に
潤っていた。
四十そこそこの富士子には半年の禁欲は辛いものが
あった。
切ない半年の思いが開放された富士子だが、同じ
2階の子供部屋が気になり声を押し殺す。
一隆は起き上がって富士子のパジャマと
パンティーを一気にずらした。
露になった割れ目を舌が舐めあげる。
富士子は横に跳ね除けられた掛け布団を噛んだ。
「ううーん」
くぐもった声と荒い息遣いが続く。
舌先を押し込み、舌全体で割れ目を舐める。
石鹸の匂いと淫臭が一隆の鼻孔に届く。
お互いの頭が逆向きになって重なり合う。
布団を噛み締めていた富士子の口に肉棒が入った
亀頭の形を確かめるように舌が動く。
首が上がり、吸いだすように唇が縮み、
頭が上下に揺れる。
肉棒は口の中でカチカチになった。
(つづく)
  1. 2012/09/08(土) 11:29:15|
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潜在意識

[2051] 潜在意識 未熟者 投稿日:2007/06/26 (火) 23:53
「大森さん最終校正が上がってきましたから、
来週までに校閲チェックお願いします」
大森富士子は以前勤めていた出版社で
派遣社員として働いている。
定年を迎え趣味で書き溜めたエッセーや旅行記などを
個人で出版する自費出版がブームで
富士子は3本の自費出版を担当している。
エッセー集の原稿に目を通していた富士子の机に
編集部長の山本が新たな校正紙を置いた。
「来週ですか、厳しいな」
「何とかお願いしますよ」
山本は富士子の横に立ってこくりと頭を下げた。
前屈みで校正紙に目を通している富士子の胸の谷間が
大きく開いた襟ぐりの隙間から見えた。
富士子は高校生になってから本格的に文学の道に
進もうと、大学も文系に入り、日本文学を専攻した。
同人誌に何点か富士子の作品が掲載されたこともあった。
一時はプロの作家を目指しかけたが、厳しい現実を知り、
出版社へ就職した。
入社して7年目に結婚するため退職したのだが、子供も上が中学1年生、
下が5年生になり子育てから手が離れたため、再び派遣社員として勤め始めていた。
富士子の居る編集部には山本の他に7人の男性社員が働いている。
女性社員は富士子を含め4人おり、うち2人が20代の正社員で、
もう一人30代の派遣社員が居る。
編集で働く社員は富士子と同様に文学の道を志した者が多く、女性社員の場合は
全員が文系である。
富士子はそんな女性社員の中では異質の容姿で、
ほかの女性社員はどちらかというと細身でいかにも
文学少女がそのまま大人になったような容姿であるのに
富士子は大柄でぽっちゃりタイプの体型をしている。
職場にはラフな服装で来ることが多いが、出版の依頼者と打ち合わせ
するときなどはパンツスーツで出社することにしている。
7人の男性社員はお互い口に出して言わないけれど、
大きく盛り上がり、横に張り出した富士子のヒップラインに
目を奪われるのである。
「この原稿を片付けて、あとの二つは締め切りが遅いから
部長の持ってきた原稿を集中して見れば、なんとか間に合うわ」
富士子は昼食に1時間机を離れただけで、午後からは途中休憩
を取らずに原稿と向き合った。一通り目を通し終えたのは退社時間を
過ぎた午後7時30分過ぎだった。
「ふー疲れた。」椅子に座ったまま大きく背伸びをして、肩を上下
に動かし、頭を後ろに傾けた。
「お疲れ様です。集中されてましたね」
富士子の机から離れた位置に座る男性社員の山田がコーヒーを入れた
カップを持って声を掛けた。
「部長が急ぎの原稿を持ってきたので、急いで片付けなくちゃいけないのよ」
「大変ですよね、自費出版っていうのは。素人が書いた原稿は直しが多いから」
「だけど確実に利益になるんだからどんどん受けないとね」
山田と富士子はコーヒーを飲みながら出版不況の厳しさを話し合った。
時折肩に手を回して首の付け根を揉む富士子に山田は声を掛けた
「大森さん凝ってるんですか」
「がんばり過ぎたかな」
富士子の隣の椅子に座っていた山田はカップを机に置き
富士子の後ろに立つと肩を揉み始めた。
「僕、結構上手いんですよ」
「山田さん、大丈夫ですから。ほんとに、もう楽になったから」
富士子は慌てて山田の手をどけようとしたが
「凝ってますよ、ここコリコリしてます」
つぼを押さえられて痛いのと、コリがほぐされる気持ち良さに
後ろ向きによじっていた体も自然と前を向き
「どうです、ここが凝ってるでしょう」
「ああ、そこみたいね。痛いけど気持ちいいわ」
山田は首の付け根から首筋を挟むように揉んだ。
「あー気持ちいい」
「大森さん首を前にゆっくり倒してください」
山田は富士子の頭を軽く前に押した。
曲がりきった状態になったところで1、2、3と
力を込めて頭を押した。
3度首を押した時、白い胸の谷間が山田の目に写った。
(つづく)

  1. 2012/09/08(土) 06:28:22|
  2. 潜在意識
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