妻と男の物語


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珠代への罠⑬

[2321] 珠代への罠⑬ のりのり 投稿日:2007/08/10 (金) 18:07
自宅に到着したのは深夜2時前であった。ダイニングテーブルに、「先に寝る」との夫、浩介の走り書きが置いてある。静まり返った自宅で、珠代はまっすぐ浴室に行き、服を脱ぎ捨て、シャワーを浴びた。
適温のお湯を存分に浴び、今夜の出来事を洗い流そうと努める。しかし体はまだ興奮していた。たくましい二人の男によって導かれたその快楽が、簡単に忘れ去られるはずがなかった。
帰りのタクシーの中、珠代は後部座席で社長の右手に散々いじめぬかれた。社長はスカートの中に手を突っ込み、パンティーのすそからまだ存分に潤っていた珠代の秘所に指を挿入した。珠代は社長によりかかるように、ただそれに耐えるしかなかった。いや、耐えるというよりも、珠代は存分に悶えることで、自らその状況を楽しんでいたとも言えた。確実に運転手に気づかれるほど、珠代は車内で喘ぎ声を出し続けた。

シャワーを浴びながら、珠代は混乱していた。斉藤の家の出来事のせいではない。タクシーの中で、帰り際に社長に言われたセリフが、珠代を困惑の境地に追い込んでいたのだ。
「奥さん、あの夜のことを覚えていますか?」
タクシーの中で社長は珠代の秘所の潤いを指で楽しみながら、そう聞いた。
「いやっ・・・」
珠代はそうこたえるしかなかった。
「あの夜、私たち、ご主人に見られていましたよ」
さりげなく耳元でささやいた社長のその一言に、珠代は閉じていた目を開け、社長を見つめた。
「な、なんですって・・・・・」
「ご主人、ふすま越しに私たちのことを見てました。私、ご主人と目があったんですよ」
「・・・・・・」
「しかし、ご主人自身があの状況を楽しんでいらっしゃるようだった。ですから私も更に続けたんです」
「そ、そんなことって・・・。うそです、うそですわ・・・・」
「では、ご主人に聞いてごらんになるがいいです」
社長はそういいながら、珠代の両胸を最後までもみしだいた。
夫、浩介に覗かれていた・・・・・・。そんなことが本当のはずはない。あの夜以降、浩介に何も変わった様子はない。自分を責めるような態度も全く示していない。社長が更に私を混乱させようとしているだけだろう。そうに違いない。
珠代は必死にそう言い聞かせながら、シャワーを浴び続けた。しかし、1つだけ気になることがあった。あの日から、夜、浩介が自分を求めてくる頻度が増えたような気がしていたのだ。週末でもないのに、自分を執拗に求めてくることなんて、それまでにはほとんどなかったことだった。
しかし、それがあの夜のことと関係があるのだろうか。珠代にはその考えを必死に否定した。
シャワーを止めると、ボディソープを体中に伸ばし、珠代は丁寧に自らの裸体を洗い始めた。丹念に秘所を洗うのだが、やはりまだ今夜の感触は残っている。夫以外の二人の男の肉棒を迎え入れたそこは、依然興奮しているようだった。珠代は余計な考えは捨て去り、体をきれいにすることだけに集中した。

そのときだった。
突然折りたたみ式の浴室のドアが開く音がしたと思うと、珠代は背後からしっかりと抱きしめられた。
「きゃっ」
全裸の浩介だった。
「遅かったね」
浩介はそういうと、珠代の両胸を乱暴につかむと、激しくもみしだいた。酒の匂いがした。寝るとのメモがあったが、酔って帰ったばかりだったのだろうか。
「あなた・・・」
浩介は何も言わず、背後から珠代の全身に手を伸ばした。そして、腰をつかむと後ろに突き出させ、両足を力づくで開いた。
「いやっ!」
浴室で性交をしたことなど、ここ何年もなかった。しかも今日の浩介はまるでレイピストのように、言葉少なく、荒々しく、珠代に襲い掛かってくる。
無意識に珠代は右手を後ろに伸ばした。既に浩介は勃起していた。不動産屋の社長、そして斉藤のものと比較すれば、かなり見劣りのするものであることに、珠代は改めて気づいたが、それでも硬くなった男の象徴であることにかわりはなかった。
浩介は強引に珠代の足を開き、一気にその肉棒を珠代に挿入した。
「ああんっ!」
珠代が思わず声をあげた。
浩介は最初から激しく動いた。いつものように一気に自分だけ頂点に達しようと、乱暴に腰を動かし続けた。しかしその夜の余韻が十分に裸体に残っていた珠代は、そんな浩介の動きにも反応してしまった。
「ああんっ! あなたっ!」
浩介が自らの腰を激しく珠代にうちつける。
「はあんっ、いいっ!」
「どうだ、珠代! いいのか!」
挑発的なトーンで浩介が聞く。湯気が立ちこめる狭い浴室内が、裸の男女の吐息であふれかえる。くもった鏡に手をつきながら、珠代は歓喜の声をあげる。
「もっと! ああんっ! もっと!」
珠代は自らその尻を浩介に突き出した。
「ほら、どうだっ!」
「ああっ!」
浩介が指を珠代の口に伸ばす。珠代は目を閉じ、喘ぎながら、その指を口に含む。
珠代の腰をしっかりとつかみ、更に激しく浩介が動く。
「ああんっ、すごいっ!」
「いくぞっ!」
あっけなく浩介は果てようとしていたが、珠代もまた、一気に頂点に上り詰めていた。
「イクっ! わたしもイクっ!」
「珠代!」
「ああんっ! イッちゃう!」
「ああっ!」
浩介はそういうと、一気にその限界に達した。肉棒を抜き去ると、珠代の腰に大量のスペルマを飛び散らせた。珠代は尻を突き出したまま、一気に快感の極地に達したことに少し戸惑いながら、荒い呼吸を続けた。

そのときまた、珠代は社長のセリフを思い出した。夫に自分が他の男と性交する現場を見られた。珠代はそれについて冷静に考えることができなかった。夫は制止することなく、それを見続けたという。そんなことがあるのか。きっと、きっと時間が解決してくれる。珠代はただそう願うだけであった。しかしその一方で、珠代自身の体が一度知ってしまった性の悦びは、時間がたっても忘れ去ることはできないことが、珠代にはわかっていた。



次作「森の中の欲望」に続く。
  1. 2012/09/17(月) 16:51:53|
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珠代への罠⑫

[2320] 珠代への罠⑫ のりのり 投稿日:2007/08/10 (金) 17:56
二人の男は珠代をまたベッドの上にあげた。
「さあ、奥さん、やめないで」
社長は珠代をベッドの上で四つんばいにさせるとフェラチオを要求した。珠代は自らその太い肉棒に唇を近づけ、激しく舐めた。
「社長、そろそろぼくはいきますよ」
そう言う斉藤に
「どうぞ、どうぞ。奥さんももう1回行きたがってるようですし」
と社長は答えた。
斉藤は後背位から珠代をゆっくりと貫いた。
「はあんっ!」
思わず社長の肉棒を口からはきだし、珠代が叫んだ。
斉藤はもはや耐え切れないのか、最初から激しく腰を動かしはじめた。両手をついた珠代は弓なりになり、歓喜の声でこたえる。
「ああっ! ああんっ! ああんっ! ああっ!」
「どうですか! 珠代さん」
「いいっ!・・・・・ああっ、いいのっ!」
もう珠代も拒絶の姿勢は示さなかった。ただ本能に素直に従う一匹の牝と化していた。
珠代は形のいいヒップを自分から突き出しながら、喘ぎ続ける。
「珠代さん、いきますよ!」
「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ!」
斉藤の腰の動きにあわせ、珠代の嬌声が響く。
「珠代さん!」
背中じゅうに汗を流す斉藤が、珠代に背後からおおいかぶさりながら、腰を激しくうちつける。余分な贅肉のない、筋肉質の斉藤の体が、抜群のプロポーションの持ち主である35歳の人妻を犯し続ける。顔をベッドにうずめ、くびれた腰、そして尻を高々とあげながら、珠代は斉藤のものを迎え入れた。しなやかな指でシーツを激しくつかんでいる。
「はあっ! はあんっ!」
「珠代さん!」
「ああっ! ああんっ!」
「珠代さん、もう!」
斉藤が叫びながら、これ以上ないほどの激しさで動いた。そして珠代は二度目の絶頂に達した。
「ああっ! イクっ! イクのっ!!」
「珠代さん!」
「ああっ! ああんっ!」
「イって、イってください!」
「イクっ! イッちゃう! ・・・はあんっ!!」
珠代がそう叫ぶと同時に。
「ああっ!!」
と斉藤も叫び、肉棒を珠代から引き抜いた。そして珠代の尻に大量のスペルマを放出した。

ベッドにヒップを高々ともちあげたまま、うつぶせになって放心状態の珠代を、社長は軽々と持ち上げ、あおむけにした。
「奥さん、わたしもいただきますよ」
抵抗もしない珠代の足を大きく広げ、足首を肩にのせると、その肉棒を珠代に突き刺した。
「ああんっ!」
生きかえったかのように珠代が叫ぶ。
社長はベッドに手をつくと、下半身をゆっくりと動かしはじめた。まるでのの字を書くように、ゆっくりと腰をまわしながら動かしている。
「奥さん、ずっとほしかったんじゃないですか、これが」
社長は珠代の耳元でささやきながら。腰の動きをやめようとはしない。
「これはたまらん。奥さん、そんなに締め付けちゃいかんですよ」
社長は野卑な笑みをうかべながら、珠代をいじめ抜く。
「どうですか、ご主人とは違うでしょ、奥さん」
「・・・・・はあっ・・・・・ああっ・・・・・」
珠代は何も答えたくはなかったのだが、社長の動きにあわせ、どうしても喘ぎ声が漏れてしまう。
「もっと奥まで入れますよ」
社長は更に腰を奥深くまで進め、少しずつピストン運動を早めていった。
「ああんっ・・・・・ああっ・・・・・だめっ・・・ああっ、だめですっ・・・・・」
「感じてるんじゃないですか、奥さん」
「いやっ・・・・、いやっ・・・・」
珠代の反応も次第に激しくなっていった。拒絶の言葉とは裏腹に、両手を社長の背中にまわし、自ら抱きしめるような格好になった。体は嘘をつけないことを示すこの珠代の仕草は、社長を存分に興奮させた。
「ほしかったでしょう、これが。あの夜からずっと」
社長はささやきながら、腰の動きを早めていく。
「あんっ・・・・・ああんっ!」
「こうされることを想像してたんじゃないですか、毎日?」
「・・・・いやっ!・・・・・・はあんっ!」
「あのときみたいに乱れていいんですよ」
「ああんっ・・・・・・・はあんっ、だめっ!」
珠代の嬌声が甲高いものに変わっていく。
「奥さん、どうですか!?」
「ああっ! だめっ!」
あの夜、初めて本当の男を知ったときの悦びを、珠代はまた思い出していた。
もうそれ以上、体に嘘をつくことはできなかった。
「・・・・してっ! もっと、激しくしてっ!」
喘ぎながら珠代がとうとう社長にそう要求した。本当のセックスを知った珠代は、もう後戻りするなんてことはしなかった。更なる快感を求めて、無我夢中で社長を受け入れた。
「奥さん、いきますよ!」
社長はそう告げると、一気に頂点にたどり着こうと、腰を激しく打ち付けていった。
しっかりと濡れた淫唇に肉棒が往復する音が寝室に響く。珠代の体は明らかに悦びで満たされていた。
「あっ! あっ! あっ!」
社長を見つめながら、珠代が首をふった。
社長は珠代の唇を乱暴に吸う。本能に支配された珠代も激しくそれにこたえる。
「ああんっ! だめっ! だめっ!」
「奥さん、奥さん!」
「はあっ! ・・・・はあんっ!」
「奥さん、ああ、もう!」
社長の背中から汗が流れる。激しく腰を前後させ、珠代の愛液をベッド上に飛散させた。珠代はまたも快楽のステージに向かった。
「だめっ! イクっ! イクっ!」
「奥さん!」
「ああっ! イクっ! イッちゃうっ!」
「ああっ!」
社長はそう叫び、肉棒を慌てて抜き去った。そしてそれを珠代の顔の上に運び、そこで放出した。
珠代の顔に夫以外の精液が降り注いだ。珠代は達した表情で目を閉じたまま、口を半開きにし、舌を淫らにのばして、その白い液体をいつまでも求めつづけた。
  1. 2012/09/17(月) 11:51:18|
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珠代への罠⑪

[2281] 珠代への罠⑪ のりのり 投稿日:2007/07/27 (金) 19:32
斉藤は珠代を軽々と持ち上げると、自分のほうに向かせ、自らにまたがせた。そして、自らの背中を鏡に向けた。斉藤にまたがる珠代が鏡を見つめることになった。
「いや・・・・・」
珠代はそうつぶやきながらも鏡の中をしっかりと見た。斉藤をしっかりと抱きしめてる自分がいた。薄いピンクのマニキュアが施された細長い指が斉藤の背中をはいまわっている。
「珠代さん、また入れますよ」
斉藤はそう言うと、珠代を持ち上げ、自らの肉棒を一気に珠代の秘所に挿入した。その巨大なものを、濡れそぼった珠代はいとも簡単に根元までのみこんだ。
「ああんっ!」
珠代が喘ぎ声というよりも叫び声に近い声を出した。
「さあ、珠代さん、鏡を見ながら、動いてください」
斉藤にそう促されると、ゆっくりと珠代はくびれた腰を前後に動かし始めた。斉藤の背中に両手をまわしながら、下半身の動きは少しずつ激しくなっていく。
「あんっ! あんっ! あんっ!」
ああ、この人のものがしっかりと入っている。なんてエッチな光景なの・・・・
鏡を見つめながら、珠代はそう感じ、更に興奮していった。
斉藤は珠代の胸に手をのばし、下からやさしくそれをいじめた。珠代は自らの手をその斉藤の手の上に重ね合わせ、更なる愛撫を求めた。
「ああんっ! ああんっ!」
前後左右、そして上下。珠代の腰の動きは、それを見るだけでいってしまいそうなくらい、なまめかしいものだった。
「はあんっ! ああっ! はあっ! あんっ!」
珠代は本能に従うままに、悶え続ける。斉藤は体を少しずらすと、上半身を倒し、ベッドからはみ出ないような位置に完全に横たわった。珠代には斉藤にまたがった自分の姿が見えた。
「いやっ・・・・こんなの・・・・・・」
「珠代さん、これがあなたの本当の姿です。さあ、動いて」
限界までの時間をかせぐ自信を感じ取ったのか、斉藤は余裕をもったトーンで珠代に言った。両手で珠代の白いももをさすっている。珠代は斉藤の厚い胸板に両手を置くと、また動き始めた。腰の動きがしっかりと鏡に映る。珠代は鏡の中の二人の密着する陰部を見つづけた。
「あんっ! あんっ! わたし、もうっ!!」
「珠代さん!」
筋肉質の斉藤の体に汗が光る。その上にまたがり、妖しく動き続ける自分の姿は、まるで昔見たことがあるアダルトビデオのワンシーンのようであった。その淫らな自分の姿に、珠代は興奮を増していった。
「珠代さん、すごいですよ」
珠代の淫らな腰の動きに、耐えかねたように斉藤の声がもれる。珠代は斉藤の胸板に置いていた手を動かし、今度は斉藤の両手をしっかりと握った。背中をピンと伸ばし、珠代は腰の部分だけを前後に動かした。
「あっ! あっ! あっ! あっ!」
目を閉じ、背中をそらし、なまめかしく珠代は自らのくびれた腰を斉藤の上で動かしながら、再び頂点に達しようとしていた。
そのときだった。
背後から突然両手がのび、荒々しく珠代の両胸をつかんだ。

「ああんっ!」
珠代が目を開けて振り向くと、そこにはいつのまにか全裸の社長がいた。
「奥さん、お楽しみのようですね」
「はあんっ・・・・・・いやっ!・・・・」
既に絶頂が近い珠代には激しく抵抗する力は残っていなかった。社長が登場した驚きよりも、珠代には今の快楽を味わいつくすことに懸命であった。
「奥さん、3人でするのもいいもんですよ」
社長はそういいながら、両手で背後から珠代の胸をあらあらしくもみ、珠代の首筋に激しくキスを始めた。そして既に天空にむかってそそりたつ自慢の一物を、珠代の背中に押し付けた。
「いやっ・・・・・・・やめてください・・・・・・・ああんっ・・・・・」
言葉とは裏腹に、胸を揉む社長の手に、珠代は自分の手を重ねた。ごつごつとしたその男の手に、珠代は自分の体をもっと汚してもらいたかった。珠代には3人でプレイしたことなど勿論なかった。性に関する豊富とはいえない知識で、そうしたプレイを楽しむ人間がいることは知っていたが、まさか自分がそこに参加することは想像だにしていなかった。鏡にうつる全裸の男女3人を見つめるうちに、興奮度が急速に増していった。
「社長、もっといじめてやってください」
下にいる斉藤が、珠代の腰を両手で前後に動かしながら、社長に指示を出した。社長が珠代の乳首をつまみ、うなじに舌を這わせる。
「はあんっ! あんっ!」
珠代はもはやこの官能の世界から逃げ出すことはできなかった。珠代にふと浩介の顔が浮かぶ。
あなた、仕方ないのよ。こうするしかないのよ、わたしは・・・。珠代は必死に自分に言い聞かせた。
「さあ、奥さん、お口があいてますよ」
社長はそういうと、その巨大な肉棒を珠代の口の前に持っていった。珠代は腰を動かし、喘ぎ声を出しつづけながらも、社長のいちもつに手をそえた。無意識に舌をのばし、先端から舐め始める。そしてそれをいとおしそうに口に含むとゆっくりと奥までのみこんでいった。そして斉藤の手を借りながらも、自ら腰を前後、上下、そして円を描くように淫らに動かし続けた。背中をそらし、激しく動く細くくびれた腰は、35歳の成熟した女のそれだった。
「ああ、珠代さん」
斉藤は耐え切れないようにそう呼びかけながら、また上半身を起こし、珠代を抱きしめた。そして珠代の乳首周辺を舐め始めた。
「あっ・・・・」
珠代が社長の肉棒を口から出し、喘ぎ声を漏らす。社長はまた珠代の背後にまわると、ぴったりと珠代にくっつくように座り、手を後ろからいやらしくのばした。珠代は斉藤と社長にサンドイッチされるような状態となった。男性二人に密着され、珠代の官能はまた別の次元へと向かいつつあった。
「・・・はあんっ・・・・ああっ・・・」
耐えようとするも、もはや悶える声をやめることはできない。

斉藤と社長はしばらくその状態で珠代をいじめた後、珠代をベッドからおろし、鏡台前の狭いスペースに立たせた。そして立ったままで社長のそそり立つ巨大な肉棒をくわえさせた。前にお辞儀をするような格好になった珠代は自然とヒップを後ろに突き出す形になる。
「さあ、珠代さん。足を開いて」
斉藤に促され、珠代の足がゆっくりと開かれる。牝鹿のようなしなやかな足が伸び、その根元に珠代の潤った泉がしっかりと確認できた。斉藤はゆっくりとそこに自らのものを挿入していった。
「はあんっ!」
斉藤が珠代の美尻をつかんで動き出すと、社長のものを含む珠代の口から、妖しい声が漏れ始めた。
「はあんっ・・・・はあっ・・・・ああんっ・・・・」
喘ぎ声を防ぐためなのか、珠代は必死に社長のものに奉仕した。激しく舌を動かし、その巨大な肉棒をほおばった。それはあの夜から毎日、珠代が夢想していたものであった。一匹の牝に2匹の野獣が荒々しく群がっている光景。珠代はそれをしっかりと鏡の中にとらえることができた。
斉藤の表情が次第に険しくなり、限界が近づいていることを示した。社長は手を伸ばし、珠代の胸をまさぐり続けている。珠代の喘ぎ声もより激しいものになっていた。
「ああっ! ああんっ!!」
「ああ、珠代さん、いきそうですよ」
「あんっ! あんっ!」
斉藤は突然自らのものを珠代から抜き去った。べっとりと濡れた肉棒が淫靡な光を放っている。
  1. 2012/09/17(月) 06:50:45|
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珠代への罠⑩

[2280] 珠代への罠⑩ のりのり 投稿日:2007/07/27 (金) 19:30
「ちょうど10分ですな、今」
汗だくの全裸の珠代が肩で息をしながら、寝たまま動かなくなったのを見て、社長が微笑みながらそういった。
「では私の勝ち、でしょうか」
斉藤が汗を手の甲で拭いながら、社長に聞く。
「あなたの勝ちですよ。ご自由にしてください、奥さんのことを」
社長はそういうと、自らも顔の汗を拭った。
「斉藤さん、どうぞ、じっくりとお楽しみください。私は居間にいます。もし必要となればよんでくださいよ」
そういい残した社長は、椅子から立ち上がり、寝室から出て行った。
寝室にはベッドの上の全裸の二人だけが残された。
「珠代さん、よかったですか」
斉藤は珠代の横にいき、手を握りながら優しく声をかけた。そしてわずかに開いたままの唇に、自らの唇を重ねた。珠代はまだ荒い呼吸で、放心状態のようだった。斉藤は「珠代さん、次は僕がいく番です。いいですね」と言いながら、珠代をうつぶせにした。
「・・・あかりを、あかりを消してください」
珠代はうつぶせにされつつも、斉藤に懇願した。
「駄目ですよ。せっかくの美しいお顔が拝見できなくなってしまう」
斉藤はそういいながら、うつぶせの珠代のひざをたて、丸々としたヒップを持ち上げ、再度秘所に舌を持っていった。
「ああっ・・・・・・」
珠代の喘ぎ声がまた漏れ始めた。尻をくねくねと動かしながら、枕に顔を押し付けて悶えている。斉藤の舌は珠代の濡れそぼった秘所を這い回りながら、やがてその攻撃をクリトリスに集中し始めた。突起部分を舌先でやさしく転がしたかと思えば、時にはそれに乱暴に吸い付き、いやらしい音を響かせた。
「ああっ・・・・・駄目、そんなこと・・・・・」
「またイカせてあげますよ、珠代さん」
「いやんっ!・・・・・こんな格好・・・・・・」
珠代は弱々しくなおも抵抗の言葉を口にする。斉藤は丸みをおびたヒップ全体を撫で回しながら、舌であふれ出る愛液を楽しんでいるかのようだ。
「珠代さん、約束は約束です。勝負は私の勝ちでした。今日は楽しませてもらいますよ」
斉藤はそういうと、珠代の背後からしっかりと抱きかかえ、両胸にゆっくりと手を伸ばした。
「ああっ・・・」
乳首を責められ、珠代からたまらず喘ぎ声が漏れた。もはや戻ることはできない。そしてこれ以上自らの欲望に嘘をつくこともできなかった。
「珠代さん、どうですか、ここは」
斉藤が冷静に、さわるかさわらないかの微妙なタッチで乳首に触れながら、首筋に舌を這わせる。
「わたし・・・・わたしはそんな女じゃありません・・・・・・」
珠代は必死に抵抗のセリフを告げようとした。しかし、体はもはや抵抗をみせず、斉藤のなすがままになっていた。くねくねと淫らに背中、腰、尻が動いている。まるでこれから始まることを期待するかのように。
「わかってます、珠代さん。あなたはそんな女じゃない」
斉藤はそういいながら珠代のほおにキスをする。背後からたくましい腕で抱かれ、珠代はもう逃げられないことはわかっていた。
「もう、好きに・・・、好きになさって・・・・」
珠代はよがり声をあげながら、どうにでもなれといったトーンで、そう口にした。しかしそれは斉藤に好きにしてほしいという、牝としての本性から出てしまった言葉でもあった。

「滅茶苦茶にしますよ、あなたを」
斉藤はそういって、背後から今度は荒々しく両胸をもみながら、首、耳の後ろに吸い付いた。硬直した肉棒が、珠代のヒップをつつき、その感触を確かに珠代に伝える。
「好きに、・・・・・・好きにして・・・・・・・・。ああっ・・・・・」
喘ぎながら、珠代が懇願する。
そして、崩壊してしまった自分を認めつつ、耐え切れずに本音を口にした。
「・・・・・お願い・・・・早く・・・・早くして・・・・」
「何をですか?」
斉藤が余裕を持った表情で珠代に聞き返す。
「・・・・・、これを、・・・・これを・・・・入れるの・・・・・」
珠代は後ろ手で、その太い肉棒をしっかりと握り締めていた。
もはや珠代は我慢ができなかった。斉藤のこの硬くたくましいもので、自らを満たして欲しかった。
斉藤は珠代の態度に興奮度が高まったのか、無言のまま、自らのものをつかむと、珠代の尻をいやらしいポーズで後ろに突き出させ、背後からゆっくりと挿入していった。とうとうその硬く巨大なものが、珠代の中に入っていった。

「ああんっ!」
珠代の歓喜の声が響く。
大きい。こんなもの、初めて。こんなのでどうされてしまうのかしら、私。珠代はそう感じていた。
官能の度合いが高まった珠代は、中に入った斉藤のものをしっかりと締め付けた。
「ああっ、珠代さん。すごく締め付けられますよ」
「いやっ・・・・・」
「珠代さん、いきますよ」
そう言いながら、斉藤は腰をゆっくりと前後に動かし始めた、両手でしっかりと珠代の細い腰をつかんでいる。肉棒の先端そして奥。少しずつその往復を激しくさせながら、時には円をえがくように、珠代の腰を動かし始めた。
「ああんっ!!」
珠代はそう叫びながら、顔を上げ、両手をしっかりとベッドに立てた。全裸の珠代の首に、銀のネックレスだけが淫靡に揺れている。背中をそらしながら、珠代は斉藤の動きに併せ、自らヒップをまわし、突き出す仕草を見せた。まさに激しく男を求める牝犬の姿であった。恥らう35歳の主婦の姿がここまで豹変するとは、斉藤にも驚きであった。斉藤の動きが増す。
「どうですか、珠代さん」
「ああんっ・・・・いいっ・・・・もっと・・・・、もっと激しくしてっ!・・・・・」
次第に珠代の嬌声が大きくなる。
「珠代さん!」
「あんっ! あんっ!」
斉藤の動きに合わせ、高らかな珠代の声が部屋に満ちる。
斉藤は自らの限界を感じ、その激しい動きをいったんやめた。
「珠代さん、初めてですよ、あなたのような女性は」
そう本音を漏らすと、斉藤は肉棒をゆっくりと抜きさり、珠代を後ろから抱きかかえ、自らはベッドの端に座り、珠代を自分の上に乗せた。

「珠代さん、さあ、見て御覧なさい」
二人の姿は、先ほどまで社長が座っていた大きな鏡台のミラーにはっきりと映し出されていた。全裸の珠代を後ろから斉藤が抱きかかえ、わきの下から伸ばした両手で、珠代の両胸をゆっくりともみ始める姿があらわになっていた。
「いやっ」
珠代は咄嗟に視線をそらした。それまでの決して豊富とはいえない性体験の中で、鏡に映し出しながら性行為をしたことなど、珠代にはほとんどなかった。
「恥ずかしがらなくていいんです。さあ、しっかりと見て」
斉藤は強引に珠代の顔を動かし、正面の鏡をしっかりと見させた。
「興奮しますよ、さあ」
斉藤は右手を珠代の秘所にまでのばし、ゆっくりと指で濡れ具合を確かめた。
「ほら、こんなだ」
斉藤は珠代の乳首、そしてクリトリスに刺激を与えながら、背後から珠代にやさしくキスをする。目を閉じたままの珠代は、また快楽への道を登り始めたことがはっきりとわかる表情をしていた。喘ぎ声をあげながら、後ろに首をまわし、斉藤のキスに答える。
「ああっ・・・・・はあっん・・・・・・・」
「さあ、珠代さん、私たちがそこにいますよ」
珠代は恥ずかしげに目を細めながら、恍惚の表情で鏡を見つめた。かつて見たことがない自分の姿がそこにあった。たくましい斉藤の両腕で犯されている自分の体を見て、珠代の興奮度は一気に高まった。もう鏡から目をそらすことはできなかった。
「ああんっ・・・・ああっ・・・・・」
珠代はしっかりと鏡の中を見続けながら、斉藤にもたれかかるように身を預け、体を密着させた。そして、右手を後ろにまわし、先ほどから背中で感じ取っていた斉藤の巨大な肉棒をしっかりとにぎりしめた。珠代はもはや待ちきれないのか、無意識のうちに、その手を激しく上下に動かし始めた。
「珠代さん、いけませんよ、そんなことをしちゃ」
珠代は、鏡に映る斉藤の表情を確認しながら、手の動きを早めた。斉藤のその表情に、珠代自身が興奮した。クリトリスからGスポットへ。斉藤の指の攻めは次第に激しくなり、珠代の愛液がとめどなくあふれ出てきた。
「ああんっ!・・・・ああっ・・・・」
「どうですか、珠代さん、気持ちいいですか」
呼吸の荒くなってきた斉藤が訊く。
「早く・・・・・早くまた入れて・・・・斉藤さん・・・・あっ! あっ!」
鏡の中の全裸の二人が繰り出すその淫らな光景に、珠代はおかしくなりそうであった。
  1. 2012/09/16(日) 20:48:54|
  2. 珠代への罠
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珠代への罠⑨

[2270] 珠代への罠⑨ のりのり 投稿日:2007/07/24 (火) 18:46
「10分立ちましたよ」
社長がそう言った。汗ばんだ珠代は、肉棒から口をはなし、無言で仰向けにベッドに倒れこんだ。
「いや、あぶなかったです、ほんとに。奥さん、とても上手でした」
斉藤が満足げな表情でそうつぶやく。
「斉藤さん相手に10分ってのはちょっと厳しかったかな、珠代さんには」
その社長の発言には答えず、珠代はただ荒い呼吸をしながら、パンティー1枚の姿でそれには答えず天井を見つめていた。
「まあ、10分は同じ条件ですからな。奥さんが耐えればいいだけの話だ。では斉藤さん、次はあなたの番ですよ」
社長にそういわれると、斉藤は自分は全裸のまま、珠代を持ち上げ、自分の横に改めて仰向けに寝かした。パンティーだけの珠代は抵抗することもなく、おとなしく横になる。今更ながら両腕で必死に胸を隠した。
「奥さん、恥ずかしがらなくてもいいんですよ」
斉藤は身体をよじる珠代を見下ろしながら、やさしく言った。
「では、はじめましょうか」
社長の合図で、斉藤の攻撃が始まった。

「珠代さん」
斉藤は初めて珠代を名前で呼ぶと、ゆっくりとキスを始めた。珠代は抵抗もぜず、ただそのキスを受け入れている。しかし自ら舌を伸ばしていくことはなかった。斉藤はキスを続けながら、左手で乳首をやさしくつまみ、右手を珠代の股間にのばしていった。
「いやっ」
小さく珠代がささやく。
「珠代さん、ここがもう、こんなに濡れてるんじゃないですか」
斉藤はそういうと、パンティーの上から珠代の秘所をマッサージ始めた。
「珠代さん、僕を攻めながら感じていましたね」
「ああっ・・・」
珠代が思わず小さな吐息をもらす。斉藤は珠代の胸へ微妙なタッチでキスを始めた。すそ、5合目、乳輪、そしてツンとたった頂。丁寧にやさしく口付けを繰り返しながら、斉藤は珠代の足をゆっくりと開き始めていた。
「だめっ・・・・・だめですっ・・・」
珠代が小さな声で懸命に抵抗する。
「さあ、脱ぎましょか、これを」
斉藤はそういって珠代のパンティーのレースに手をかけた。珠代は足を閉じて抵抗したが、斉藤に力づくで奪い取られた。
「ほら、もう、こんなになってる」
斉藤は全裸になった珠代の陰部に指先を入れると、珠代の粘り気のある愛液でしっかりと濡れたそれを珠代の目の前にかざした。
「いやっ」
珠代はそういいながら、必死に崩壊を耐える。
先ほどの斉藤への攻撃のときから、自分の秘所が十分に濡れそぼっていることはわかっていた。この興奮をどこにも置きやれないまま、斉藤の攻撃が始まってしまったのだ。
今夜は絶対に感じない。感じちゃだめ。珠代は必死に自分に言いきかせた。
「気持ちいいですか、珠代さん」
斉藤は珠代の耳元で優しくそうささやきながら、乳房をもみ、キスをし、秘所への指を出し入れを開始した。最初は1本、そして2本、3本、指の本数を増やしながら、その動きも激しいものへとなっていった。親指では秘所の突起部分をやさしくいじめる。
「気持ちよくない・・・・。ああっ・・・・・・・。よくないです・・・・・」
珠代は小さな喘ぎ声を漏らしながらも、必死に斉藤に訴えかける。
「どうか、素直に、珠代さん。どうですか?」
斉藤の指の動きが更に早くなってきた。あふれ出る愛液の音が寝室に響く。
「・・・・・・ああっ、やめて・・・・・・やめてください・・・・・」
珠代は呼吸を荒くしながら、必死に抵抗のセリフを吐き続ける。
斉藤は更にスパートをかける。そして耳に舌を入れながら
「どんな気分ですか、珠代さん。イってしまっていいんですよ」
と誘惑する。
私が耐えればこの場を逃れられる。耐えなきゃ、あと少し、耐えなきゃ・・・・。
「気持ちよくなんかないです・・・・・」。
心の中では必死にそう思いながらも、珠代は耐え切れず、喘ぎ声を漏らし始める。その肉体は嘘をつけないところまで追い込まれていた。
「珠代さん、感じてるじゃないんですか?」
斉藤は指をスパートさせながら、珠代の唇にキスをした。珠代は抵抗もなく、斉藤の舌を受け入れる。そして自らの舌も淫らにのばした。二つの舌がねっとりと絡み合う。
「ああっ・・・・・だめっ・・・・・・ああっ・・・・」
キスをしながら、次第に珠代から抵抗の声がなくなり、喘ぎ声が続くようになってきた。
「珠代さん」
斉藤はささやきながら、乳首をやさしく噛んだ。手は激しく動き続ける。斉藤も珠代もじっとりと汗ばんでいる。
「はあんっ!」
耐え切れず、とうとう珠代は嬌声をあげた。
だめ、感じちゃ、だめ・・・・・・。でも、こんなのって・・・・・・。
珠代は混乱しながら、決壊寸前にまで追い込まれたことを自覚していた。
崩壊が時間の問題と思われたのだが、斉藤は時計を見てまだ時間があることを確認すると、手の動きをやめた。珠代は理性とは裏腹に「えっ?」と失望の感情を抱いてしまった。
今度は斉藤は珠代とはさかさまの状態でまたがり、今度は珠代の長く細いながらも肉付きのよい両足を強引に開き、秘所にキスを開始した。
「いやんっ!」
浩介はクンニなど滅多にしなかった。先日の社長の舌の感触だけが珠代の秘所にはまだはっきりと残っていた。そこに更に斉藤の舌の攻撃が始まった。珠代はこの違った感覚に更に高い次元に引き上げられたかのようだった。卑猥な音をわざとたて、斉藤は珠代の秘所にキスを続ける。珠代の淫臭を味わいながら溢れ出る粘液に吸い付く。押し寄せる快感にもはや、珠代はわれを失いそうだった。
ああっ、だめ、このままじゃ、わたし・・・・・。
しかし珠代は、無意識のうちに両手で顔の上に漂う斉藤の巨大なものをつかみ、口に含んだ。それはあたかも自らわなにかかっていく牝狐のような仕草であった。乱暴にそれをほおばり、斉藤のためというよりも、自らの悦楽を更に高めるため、口全体での奉仕を始めた。
「どうぞ、珠代さん。あなたも楽しんでいいんですよ」
斉藤はそういうと、再び激しく珠代の泉へのキスをはじめる。
「あ~ん・・・・・・あ~ん・・・」
珠代は肉棒をほおばりながらも、耐え切れない喘ぎ声を漏らす。斉藤はキスをしたかと思えば、再び指の出し入れも始めた。珠代は耐え切れずに斉藤のものを口から出し、遂に大きく嬌声をあげはじめた。両手では汗だくのシーツに爪をたてていた。薄いピンクのマニキュアが光る、しなやかな指であった。
「いやっ! だめっ! ・・・・だめっ!!」
「どうですか、珠代さん!」
斉藤はラストスパートをかける。
「ああっ、だめっ!!」
斉藤の肉棒をつかみながら、珠代が叫ぶ。
わざと動きを遅くして斉藤が聞く。
「やめますか、珠代さん? ここで、やめちゃいますか?」
「はうんっ!」  
一線を越えては駄目という最後の理性で躊躇した珠代は目を閉じたまま喘ぎ声をあげるだけだった。
「珠代さん、どうか素直になってください」
斉藤は体勢を変えると、珠代の耳元でささやきながら、また珠代に口付けを交わす。自らの愛液で濡れている斉藤の舌を素直に受け入れ、珠代は自らも舌をからめる。斉藤は指でクリトリスをいじりながら、珠代の中に指を3本重ねて突っ込んだ。
「どうですか」
「ああっ・・・・・ああんっ・・・・・」
悶える珠代に、もはや耐える理性は残ってはいなかった。
「さあ、珠代さん、欲しいですか。どうなんですか?」
秘所の中で指をぐるぐるとうごかしながらそう聞く斉藤に、珠代が遂に崩壊のときを迎えた。
「・・・・・・・して・・・・・はあんっ・・・・・してっ・・・・」
「声が小さくてわからないですよ、珠代さん」
斉藤はそういいながら、指の動きを再開した。
「・・・・してっ・・・・もっと・・・・・もっとほしいの!!」
珠代が叫んだ。
「欲しがりやさんですね、珠代さん」
からかうようにそういうと、斉藤は指の動きを早めた。既にシーツは飛び散った珠代の愛液でびっしょり濡れている。
「あんっ! ああんっ! あんっ! あんっ!」
もはや本能に従うことを選択した珠代は、激しく喘ぎ始めた。
「いいですか、珠代さん!」
「ああんっ!・・・・・、あんっ!・・・・・・」
「イってください!」
斉藤が珠代を見つめながら、乱暴に手を前後に出し入れする。珠代は斉藤のたくましい腕に手を伸ばし、抱きしめるような仕草を見せた。
「ああっ! イクっ! ・・・イクのっ!」
「いってください、珠代さん!」
「ああっ、イクっ!」
珠代はそう叫ぶと、弓なりになり、「ああんっ!」と最後の叫びをあげた。
  1. 2012/09/16(日) 16:47:52|
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珠代への罠⑧

[2269] 珠代への罠⑧ のりのり 投稿日:2007/07/24 (火) 18:43
「提案ですか」
斉藤は荒い息で珠代の胸から顔をあげ、社長を見つめた。
「そうです。奥さんがまだその気にはなっていない。だから新しいゲームを始めませんか」
斉藤が興味深そうな顔で社長を見る。
「奥さんには斉藤さんを喜ばせる義務がある。しかし、だからといってこのやり方では、少しかわいそうですからな。時間を決めるんですよ、時間を」
「時間ですか?」
斉藤が訊く。珠代は肩で息をしてテーブルに手をついて無言で自分に覆いかぶさろうとしている斉藤の上半身を見つめている。
「10分間。お互いにアプローチをするんです」
「アプローチ?」
「そう。互いに攻め合うんですよ。ただし最後の一線、つまり挿入はしないこと。その条件で相手を頂点にまでいかしたらその人の勝ち。もし斉藤さんが勝てば、勝者として今夜は真の主役となります。しかし引き分け、或いは斉藤さんが負けた場合には、珠代さんの勝ち。今夜はここでお開きとしましょう」
「10分間、ですか。面白そうだな」
斉藤が少し笑みを浮かべてつぶやいた。
「いかがですか、珠代さん。このまま変な形で斉藤さんに抱かれてしまっても、いやな思いだけがあなたに残ってしまう。勿論、私はあなたが斉藤さんにある程度の償いをしなきゃならんと思う。でもレイプまがいなことは私もアレンジしたくはないんですよ」
どこまで本気なのかわからない発言を、社長は神妙な表情で珠代に言った。
激しい斉藤との口付けのせいで、少し汗ばんだ珠代は、テーブルからゆっくりと降りるとパンティーだけの姿のままで椅子に座った。
斉藤、そして社長の様子を踏まえると、このまま二人に犯されてもおかしくない。社長の提案が馬鹿げたものであることはわかってはいたが、自分の立場を考えると、不本意ながらそれを受け入れざるを得ない状況でもあった。自分はそんな女じゃない。社長はあの夜の経験で変なレッテルを貼ったのかもしれないが、そんな軽い女ではないことを今夜は証明しないといけない。
しかし、体のどこかで、目の前にいる斉藤のたくましい体に貫かれたい、と感じている自分もいた。
駄目、このままじゃ、私、どこまでも転落してしまう・・。何とかここで踏みとどまって、土地の件は今夜でクリアにしないことには・・・・。珠代は自らの肉体の欲望を否定しながら、必死にそう考えた。欲望に簡単に負けてはいけないわ、今夜は。
「斉藤さん、ほんとにそれで今回のことは水に流してもらえますか?」
珠代は斉藤を見つめてそう訊いた。
「勿論です、奥さん。私も今回のことは早く忘れてまた女房と早くやり直したいんです。奥さんに謝ってもらったことを女房に言えば、あいつもきっとわかってくれると思うんですよ」
斉藤はそう答えた。
これ以上自分が何と言おうと、ここから逃れられないことは珠代にはよくわかっていた。斉藤、社長の二人の男の今夜の真の目的がわかった今、彼らが自分を簡単にあきらめるはずはなかった。珠代は懸命に強い女を装いながら二人に言った。
「わかりました。これで終わりにしてください。これで一切土地のことは解決とする。その条件でその勝負に参加させていただきますわ、私」

「ここではなんだな。斉藤さん、寝室はどちらですか」
そういう社長に、斉藤は玄関脇の寝室に二人を案内した。珠代はブラをすばやくつけ、白いブラウスをはおると寝室に入っていた。決して広くはない部屋に、いっぱいに広がるダブルベッドがそこにはあった。ここで斉藤は妻と愛し合っているのだろうか。珠代はその妄想を必死に押しとどめようとする。
「では早速始めましょう。先攻後攻、どうしますかな」
社長はベッド脇にある大きな鏡台の椅子にすわると、二人に聞いた。
「どうぞ、奥さんがお決めください」
珠代は考えたあげく、
「先にやらせてください」
と答えた。早く自分を安心させたかった。珠代には斉藤をいかせる自信があった。
斉藤と珠代はベッドにあがった。
「社長、照明はこのままでいいですね」
煌々と部屋を照らし出す蛍光灯を見上げながら、斉藤は言った。
「このままでいきましょう。珠代さん、いいですね」
珠代は小さく、
「ええ」
といった。
寝室の時計はちょうど10時を指している。
「では10分間ですね。私の時計で測りますよ。では、どうぞ」
社長があっけなくそう言った。

珠代は斉藤を見つめ、
「斎藤さん、仰向けに横になってください」
と言った。
そして斉藤のTシャツ、Gパン、トランクスを一気に脱がした。自らははおっていたブラウスを脱ぎ去り、ブラもとった。斉藤の股間にはやや首をもたげかけた竿があった。
パンティーを身につけただけの珠代は、無言で斉藤にまたがるとまず斉藤の口に舌を入れてキスを始めた。斉藤も舌を絡めてそれに答える。珠代は演技なのかやや激しい息遣いをしながら、少しずつ下のほうに顔をずらしていった。斉藤の両方の乳首で舌を転がした後、斉藤のわき腹をなめ回す。そしていつのまにか、右手ではしっかりと肉棒を握り締めていた。徐々にその肉棒は大きさを増していくようだった。
「奥さん、上手ですよ」
余裕なのか、そうつぶやく斉藤を無視して、珠代の右手の動きが上下に次第に激しくなっていった。そして体を下にずらすと、自らの胸の隆起のはざまに斉藤のそれを入れ、こぶりながら弾力性のありそうな乳房ではさみこみ、上下に動かし始めた。
「奥さん・・・・」
斉藤が目を閉じてつぶやく。斉藤のものは、しっかりと固く、巨大なものへと変貌していく。以前見たことのある社長の巨大なものに匹敵するようなものだった。しかしそこには若さがみなぎっていた。夫、浩介のものとは明らかに違う。
胸を動かしながら、珠代は色っぽい視線で斉藤を見つめる。
「どうなの?」
激しい息遣いで珠代は問いかける。
珠代はおもむろに動きを停止したかと思うと、目を閉じ、今度はその巨大なものを舌先でなめはじめた。先端から根元、袋まで、丁寧になめていく。そして十分に濡れたその先端にキスをすると、それをくわえ、少しずつ根元にまで口を進めた。
チュパ、チュパ、チュパ
淫靡な音が寝室に響く。斉藤はじっと目を閉じ、何かを懸命にこらえているかのような表情をうかべていた。肉棒の先端からは既に粘液がいやらしく珠代の唾液とからみあっている。
珠代の口の動きが激しくなる。口内では舌先も器用に動きまわっているようだ。舌を出してなめまわすその淫らな表情は、人妻の本性が発露したかのようであった。珠代は根元を手でしごきながら、激しく斉藤のものを攻め立てる。
「あと2分ですよ」
社長がそういうのが聞こえた。珠代は少し焦った。
もうイってもいいはずなのに。この人、全然そんなそぶりがない・・・・
結婚前の数少ない性体験、そして夫、浩一との経験。いずれも自分のテクニックであれば、いとも簡単にいかせることができた。しかし先日の社長との体験により、恐ろしく持続力のある男性自身の存在、というものを初めて知ってもいた。
珠代は棒をしゃぶりながら、
「ああんっ・・・・ ああんっ・・・・」
と、小さな喘ぎ声をあげた。それは演技というよりも、珠代自身が感じている証左であった。これ以上は無理というくらい、斉藤のものは固くなり、ぴくぴくとわずかに動いているようにも感じる。
もう少し、もう少しよ。私が感じては駄目・・・・・・。
自分に言い聞かせながら、珠代は最後の力を振り絞った。
  1. 2012/09/16(日) 11:47:13|
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珠代への罠⑦

[2246] 珠代への罠⑦ のりのり 投稿日:2007/07/21 (土) 16:30
「続けましょうか」
じっくりと珠代の下着姿を堪能した二人は互いにそういって、またカードを引き合った。また最後に引いた珠代の負けだった。勝ったのはまたも斉藤だ。
「斎藤さん、やはり主役ですな、今夜は」
社長が楽しそうに斉藤に話しかけた。
「・・・・・このゲーム、続けなくてはいけないんでしょうか・・・」
遠慮がちにいう珠代に、
「落ち込んでいる斎藤さんを助けると思って、子供じみた真似ですが、やってあげましょうよ、奥さん。『わたしにできることであれば』っておっしゃったのは奥さんじゃないですか」
社長はそういって、珠代の希望をぴしゃりとはねつけた。
「では、今度はそのブラをとってもらいましょうか」
斉藤はじっと珠代の二つの隆起を眺めながら、指示を出した。
少しずつ雰囲気がおかしなものとなってきていることに、珠代はいまさらながら気づいたが、もう引き返すことはできそうもなかった。こうなったらとにかくこの人たちにはこれで満足してもらって、後に引っ張ることのないようにしないと。
そう考えながら、珠代は椅子から立ち上がった。
「・・・・・・・ブラ、ですね」
珠代は二人を交互に見つめながら、背中に手をまわし、そのホックを外した。水色のブラがはらりと床に落ち、珠代は懸命に自らの裸体を隠そうと、胸の前に両腕を持ってきた。35歳の人妻が初体験する、人前での手ブラ状態であった。
「奥さん、その腕をどけてください」
「でも・・・」
「ずっとそのままの姿勢でもいられないでしょう」
斉藤が冷静に指摘した。
珠代はあきらめた様子で、ゆっくりと腕をおろした。形のいい珠代の二つの隆起がその姿をあらわにした。ピンク色の乳首、そして乳輪は、とても子供二人を生んだそれではなかった。そしてツンと上を向いた乳首は、既に硬くなっていることが見ただけではっきりとわかった。
「想像よりも大きいじゃないですか。素晴らしい体だ」
斉藤が感情のない批評家のような口調でつぶやく。
「さすが、奥さん、いさぎよいですな」
社長はそういうと、思わず珠代の手をつかんだ。
「やめてください、社長。脱ぐだけというお約束です」
珠代はその手を払いのけると、自ら胸をあらわにし、
「さあ、斎藤さん、これでご満足いただけましたか」
と言った。
「素晴らしい」
一言斎藤は言うと、いきなり立ち上がって珠代に近づいた。
「何するんですか」
そういう珠代の口をふさぐように、突然斉藤は立ったままで珠代を抱き寄せ、キスをした。必死に口をずらそうとする珠代の顔を両手で固定し、斉藤は荒々しく珠代の唇を吸った。激しい息遣いの中、珠代が必死に
「離してっ! 離してくださいっ!」
と拒絶のセリフを言い続ける。
「奥さん、私の気持ちも察してくださいよ」
斉藤はそうつぶやきながら、唇への攻撃を緩めなかった。たくましい腕がしっかりと珠代の素肌をとらえる。ばたばたするだけで珠代の力ではどうにもならないことは明らかだった。
「約束が、約束が違います・・・・・」
キスをされながら、必死に珠代が訴える。珠代は持ち上げられ、強引にテーブルに座らされると、その両足の間に斉藤の右足が入り込む体勢になった。テーブルにあった出前のすし桶が音をたててくずれる。
「いやっ、やめてっ」
そう拒む珠代だが、180センチは優に超えようかという斉藤からは逃げようもなかった。斉藤が少しずつ珠代の足の間に割り込んでいき、ついに両足を強引にこじ入れた。珠代の黒のパンストに斉藤のジーンズごしの股間が密着している。テーブルにすわりながら足を大きく広げられた珠代は、なおも両手で斉藤をおしやろうと無駄な抵抗を試み続けた。
社長は黙ってそんな二人を見つめながら、ワインを味わっている。
次第に斉藤のキスが珠代の耳元や首筋にも広がっていた。チュッチュッと軽いキスを両耳、うなじ、あご、ほお、おでこ、そして唇へ繰り返す。裸の胸の隆起が斉藤のTシャツに触れている。
珠代は必死に抵抗を続ける。しかし斉藤は珠代のあごを手にとると、また本格的に唇へのキスを開始した。
「う~ん・・・」
目を閉じてそう息を漏らす珠代は、唇を動かすことをあきらめたようだった。斉藤の唇、そして舌が珠代の口を侵し始める。斉藤の舌に珠代の舌が絡み、舌が抜けるのではといった激しさで斉藤は珠代の舌を吸う。
「いやっ・・・・やめてっ」
キスの合間に珠代の色っぽい吐息が聞こえる。珠代の手はいつのまにか後ろ向きにテーブルをついていた。斜めになった珠代に覆いかぶさるかのように、斉藤はキスを続ける。そして斉藤の手が珠代の胸をつかんだときだった。
「いやっっ、駄目です、斉藤さん」
珠代は必死に拒絶した。斉藤は
「奥さん、私はもう」
と言うと、胸をもみしだきながら、激しく珠代のうなじから胸、乳首にキスを始めた。
「いやっ! やめて!」
感じやすい乳首を責められてはもうどうにかなってしまう、私。最後の一線でそう思った珠代は強い調子でそう叫んだ。
「奥さん、ここはもうぐしょぐしょじゃないんですか」
斉藤は強い調子でそう聞くと、乱暴にパンストをつかむと、ビリビリっと強引にそれを珠代の足からむしりとった。そしてパンティの上から秘所に指を突っ込み、珠代の顔を見つめた。
「ああっ・・・・・やめてっ!」
パンティは既は珠代の愛液でしっかりと濡れていた。
そのとき、それまで黙ってその光景を見つめていた社長が言った。
「斉藤さん、ちょっと待ちましょう。それでは奥さんがかわいそうだ。どうです、私に提案があります」
  1. 2012/09/16(日) 06:46:33|
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珠代への罠⑥

[2245] 珠代への罠⑥ のりのり 投稿日:2007/07/21 (土) 16:29
「レディーファーストということで、珠代さん、さあ、どうぞ」
社長が珠代にカードをとるよう促した。
「ちょっと待ってください。ゲーム、なんですか?」
珠代は再開された斉藤の足の攻撃に、腿を徐々に開いた状態にまでされていたが、むき出しのブラを依然として手で覆いながら、必死に平静を保って社長に聞いた。
「ゲームですよ、ゲーム。それほど深刻に考える必要なありません。ちょっとした余興ですよ、余興」
「そういえば、こんなゲーム、学生のとき以来、やってないかもしれませんね」
斉藤が気のせいか、珠代の胸の突起部分をじっと見つめながらつぶやいた。つま先では珠代の足をもっと開くように促している。
「さあ、珠代さん。あなたからどうぞ。斉藤さんを盛り上げるためですよ」
「斉藤さんを・・・・」
「そうです。我々の目的。できることで償いの態度を見せないと」
そう促す社長に、しかたなく珠代が一番上のカードをめくり、斉藤、社長が後に続いた。
「ああっ、わたしは3ですよ。こりゃ負けですな、はっはっは」
社長はカードを見るなり、そう叫んだ。キングを引いた珠代が勝ったため、社長は
「さあ、珠代さん、罰ゲームをお願いします。何でもやりますよ」
くっくっくっく、と、卑猥な笑いを社長はこらえていた。斉藤もにやにやしながら二人を見つめている。斉藤の要求に屈するかのように腿を開いていく珠代は、斉藤のつま先をいまや好きなように股間で遊ばせていた。
「あっ」
思わず珠代が声をもらし、社長が笑顔を浮かべて声をかけた。
「おや、奥さん、どうかしましたか? 変な想像して興奮してきたんじゃないでしょうねえ」
「そ、そんな、違いますわ・・・・・・。え。罰ゲーム、ですか・・・・」
何のアイデアも浮かばない珠代は、結局ワインの一気飲みを指示した。
「お安い御用ですよ。しかし斎藤さん、まだまだボトルはあるんですか」
そう聞く社長に、斉藤は
「最近ずっと飲んでませんからね、いただいたものが山ほど残ってますよ」
と答えた。
社長がワインを飲み干すとゲームを続けた。不思議なことに常に珠代が勝利し、社長か斉藤が負けた。そのたびに珠代が一気飲みを指示するので、どんどん酒が減っていった。
「おかしいなあ、奥さん、強いですなあ。順番を変えましょうか、ここらで」
何杯目かのワインを飲み干すと、社長はそう言った。そこで次からは珠代は1番最後にひくことになった。
「わたし、2、です・・・・」
初めて珠代が負けた。勝者は8をひいた斉藤だった。
「斎藤さん、勝ちましたよ。今夜はあなたが主役なんです。さ、遠慮なく」
社長が大喜びで斉藤を促す。これ以上は酒が飲めそうにもない珠代は何を言われるのか気が気ではなかった。
「では、奥さん。スカートを脱いでもらえますか?」
斉藤は、珠代が感じ始めていることを自分はわかっていますよといった表情を浮かべながら、珠代に言った。

「・・・・・スカート、ですか?」
一気飲みを指示されるかと思っていた珠代は面食らったようにそう漏らした。
「スカートです。お願いします」
ちょっとした沈黙が続いた。社長もニヤニヤするだけで何も言わずにただ珠代を見つめている。
「でも、こんなのって、いやですわ、わたし・・・・・」
珠代が二人を見つめながら、弱々しい口調ながら、懸命に訴えた。
「奥さん、今夜のテーマを思い出してください。あなたが斉藤さんにおかけした多大な迷惑のことです。それに加えて食事までご馳走になって、まさかこのまま何の見返りもせずにお帰りになるつもりじゃないでしょう。よく、考えてみてください」
社長があれほどワインを飲んだとは思えないような落ち着いた口調で、珠代をじっくりと追い詰めるかのようなセリフを言った。
しばらくの沈黙の後、斉藤が
「さあ、お願いします」
と更に言った。
「わかりました・・・・」
珠代には冷静に事を考えることが困難になっていた。斉藤の足の攻撃、そしてワインのせいだ。
珠代は椅子から立ち、ベージュのタイトスカートのホックを外し、ゆっくりと脱ぎ始めた。黒のパンティーストッキング、そしてブラとおそろいの薄い水色のパンティーがあらわになった。横のラインが細い、かなりきわどいスタイルのパンティーだ。周囲のレースから透けて見える珠代の素肌、そして絹ごしに容易に想像できるヘアが、これ以上なくなまめかしい。スカートを脱ぎさった珠代は空いていたいすの上に先程脱ぎ去ったブラウスと一緒に無造作に置いた。
「そのままぐるりとまわってもらえますか」
斉藤はワインをちびちびと飲みながら冷徹に指示を出した。
「ま、まわるんですか・・・・」
珠代はそういいながらも、
「これも償いよ・・・。我慢しなきゃ・・・・。」
と言い聞かせ、ゆっくりとその場で1周した。両手で必死に股間を隠そうとしたが、そこに痛いほど男たちの視線を感じた。この異様な展開に、困惑とともに激しい興奮が押し寄せてきていることに、珠代は心のどこかで気づいていた。
「奥さん、きれいですよ」
社長は一言そういうと、珠代の目を見つめる。
「奥さん、結構気持ちいいもんじゃないですか、こうやって異性から下着姿を見つめられるというのも」
そういう社長に珠代は
「そんなわけないじゃないですか」
と強い調子で答えた。しかし心とは裏腹に確実に体のほうは変化が出てきていることを、珠代は十分に認識していた。
「しかし色っぽい下着をつけてますなあ、奥さん」
社長が追い討ちをかける。
「清楚なスーツ姿の下には、本当は淫乱な娼婦の姿が隠れているんじゃないですか。はっはっは」
野卑な笑いを社長が浮かべ、斉藤も同調したかのように笑みを浮かべた。
斉藤のつま先での攻撃に珠代の秘所はもはやどうしようもないくらい潤っていた。珠代はそれを悟られないように必死であった。
  1. 2012/09/15(土) 20:45:45|
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珠代への罠⑤

[2244] 珠代への罠⑤ のりのり 投稿日:2007/07/21 (土) 16:25
みなさん、コメントありがとうございます。更新が遅れており、申し訳ありません・・・・。

*****************
「えっ?」
珠代は思わず声をあげた。
「そのブラウスをここで脱いでいただきたいんです。そしてまた食事を進めたいんですが、無理でしょうか」
斉藤は躊躇することなく、やや冷徹な言い方でそう珠代に言った。
「いや、奥さん、変に思わないで、斉藤さんのお気持ちを察してあげてください。斉藤さんはお寂しいんですよ。何とか慰めてやってはもらえませんか。私からもお願いします」
社長もそう言って、頭を下げるような仕草をした。
珠代は当惑した。自分のわがままで斉藤に迷惑をかけてしまったことは十分に理解できる。自分ができることなら何とかやってあげないと。実際、そうするとも宣言してしまった。しかしブラウスを脱げだなんて、そんなことが、私・・・・。心の中で葛藤する珠代に
「奥さん、斎藤さんへのご迷惑も少しは汲んでやらないと。奥さんのほうは家が建つのでそれはもう満足かもしれませんが」
「そtれはそうですが・・・・」
「土地を譲ってくれたのは斉藤さんのご決断なんです。少しは答えてあげないと」
「しかし・・・・」
珠代は押し黙って、ただ下を見た。そして唇をかみ締めながら、斉藤をじっと見つめる。
「奥さん、すいません、こんな変な要望を出してしまって。しかし今夜で私は土地の件をすっかり忘れ去りたいんです。勝手かもしれませんが、羽目を外したい。それがいろいろと我慢を重ねてきて事をおかしくしてしまった自分がやるべきことだと思ったんですよ。そして家内とも早くやり直したい」
斉藤は珠代を見つめて言った。
「ここまで斉藤さんを追い込んでしまったのも、奥さんのわがままのせいだともいえるかもしれませんよ」
一方的な言い分ではあったが、この社長のセリフは珠代の心に鋭く突き刺さった。
「わたしのわがままのせい、ですか・・・・」
「ええ」
社長が答える。酔いのせいか、それ以上冷静に言葉を返すことが珠代にはできなかった。斉藤、そして社長の主張がもっともなものと聞こえ、それで斉藤が満足するのであれば、やるべきじゃないのか。それで全てが終わるのなら・・・。
「わかりました。私、脱げばいいんですね」
決断した珠代がそう答えた。
「すいません、こんなことを言ってしまって」
そう言う斉藤に対し、珠代は
「いいんです。これで償いができるのであれば、私、やりますわ」
ときっぱりと言った。
酔いが手伝っての発言であったことも事実だった。服を脱ぐことで納得してくれるのなら。珠代はそう考えた。
いすから立ち上がり、斉藤に恥ずかしげに背を向けると、珠代は純白のブラウスのボタンに手をかけ、上から1つずつ外し始めた。沈黙の空間で、わずかに上気した珠代の息遣いだけが聞こえるようだった。全てボタンをはずすとブラウスのすそをベージュのタイトスカートから抜き取り、躊躇することなく脱ぎ去ると、珠代は空いた椅子の背にかけた。そこにはあの夜の黒いブラとは違い、派手目なレースに縁取られた、薄い水色のブラに胸の隆起をかくしただけの35歳の人妻が立っていた。
「さあ、どうぞ、こちらを向いてお座りになって」
斉藤はそういうと、珠代のグラスにワインを足した。珠代は恥ずかしげに椅子に座ると、思い切ってグラスの半分近くまで一気にワインを飲んだ。
「しかしお子様が二人で35歳の奥様とはとても思えないスタイルをされていらっしゃる。どうですか、斎藤さん?」
珠代のとなりに座る社長は、その酔いがまわった視線で、じっと珠代のブラのふくらみを凝視して言った。
「見事だ。見事な体かと思います」
満足したような表情で斉藤もそう答える。
「いやですわ、恥ずかしい・・・・」
珠代はその胸を両手で隠そうと必死であった。
「どうか隠さないで。普通にしてらしてください」
斉藤がまた冷たいトーンではっきりと言った。
「胸も立派じゃないですか。全然小さくなんかない」
そう話す斉藤に、
「巨乳なんかよりも、奥様のようなやせ型にこうした形がいい胸が出てるほうが、よほど男をそそるもんですからな。はっはっは」
と社長が続けた。
あきらめた珠代は上半身ブラだけの姿で、そのまま二人のお酌を続けた。自分の飲む量もブラウスを脱いでから一気に増えていった。

7時前に到着した二人だったが、既に9時前になっていた。しかしお開きにしようというそぶりは全く見られない。ブラウスを脱いだままの珠代はワインが進んだせいか、或いは男二人からの離れない視線のせいか、体がほてってどうしようもない状態だった。
いやだわ、私。こんな姿を見られて少し興奮しているみたい。
会ったばかりの見知らぬ男性の前で下着姿でこれほど長時間いたことは勿論それまでになかった。珠代は時折自分の乳首の状態が変化することに戸惑っていた。
そのままの状態でしばらくワインを傾けながら雑談を進めていたとき、突然珠代は足の内側に斉藤の足が侵入してくるのに気づいた。テーブルの下で、斉藤は足を伸ばし、器用に珠代のスカートの中に入れ、つまさきで腿の内側にどんどん入り込んでくるのだった。
突然のことに珠代は拒絶のセリフも言えず、目の前に座る斉藤をじっと見た。
斉藤は全く表情を変えず、社長との会話を楽しんでいる。
「いやだ・・・・・」
上半身ブラだけになってから、珠代を妙な興奮感が襲っていた。そこに斉藤のつま先の攻撃が加わり、珠代は少しずつ妙な気持ちになっていった。
斉藤の足はパンティーストッキングごしに珠代の秘所に到着し、指先でそれをいじめ始めた。まるで手の指のように、それは巧みに動き、珠代のクリトリスに少しずつ刺激を与えていった。
「やめて、そんなこと・・・・・」
珠代は心の中で必死に耐えながら、斉藤を見つめた。
「簡単なゲームでもしませんか、ここで」
珠代が斉藤の足の攻めに困惑しているとき、社長が突然そう提案した。
「ゲーム、ですか?」
つま先を珠代の秘所に突っ込みながら、斉藤が興味深そうに訊く。
「少し子供じみていますが、トランプなど使って。どうも斉藤さんはまだ沈んでいらっしゃるようですからな」
社長がそういうと、斉藤が
「いいですね」
と席を立つと、リビングから手際よくトランプを持ってきた。
「簡単ですよ、好きなカードを1枚ずつ引いて、1番大きい人が勝ち、小さい人が負けです。勝った人は負けた人に罰ゲームが
要求できる。どうですか」
「待ってください、何ですか、その罰ゲームっていうのは」
そういう珠代の発言を無視して、社長はカードをテーブルに積んだ。
「ほんのお遊びですよ、お遊び。楽しくやりますしょうや、奥さん。ねえ」
社長は珠代に親しげに声をかけた。
ワイングラス片手の斉藤は笑みを浮かべながら言う。
「罰ゲームって、なんだか王様ゲームとかいう遊びみたいですね」
「ま、いいじゃないですか。たまには童心に帰って遊ぶっていうのも。違いますかな」
そういう社長に斉藤も
「いやなことは忘れて遊びましょうか、今夜は」
と答えた。
  1. 2012/09/15(土) 16:45:01|
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珠代への罠④

[2142] 珠代への罠④ のりのり 投稿日:2007/07/13 (金) 18:57
食事が進んでいくなか、珠代は何度も
「本当に今回のことでは斎藤さんにご迷惑をおかけしてしまって・・・」
と繰り返したが、その度に斉藤は
「いや、いいんです、その話は。楽しくやりましょう、今日は」
と言って、その話題を避けるかのような態度を示した。
斉藤そして社長はどんどんとグラスを開けていき、
「さ、さ、奥さんもどうぞ、どうぞ」
と珠代のペースをあげさせた。珠代も白ワインであれば全く飲めないわけではない。
「今夜はとにかく斉藤さんに尽くさなきゃ」
と言い聞かせながら、自らも少しずつグラスをあけ、
「どうぞ、斉藤さん」
とホステスとしての役割を懸命につとめていった。
40を超えているということだが、自分と同い年といってもいいくらいの斉藤は、好青年といったルックスであった。結婚と同時に退職した珠代は、そんな男性と一緒に酒を飲むのは本当に久しぶりのことで、決していやな気持ちはしなかった。
ふと珠代が
「あの、ご家族は今日はいらっしゃらないんですか」
と聞いた。
「・・いや、実は、今実家のほうに帰してましてね、家族を」
一瞬の沈黙の後、斉藤は言いにくそうにそう告白した。
「・・すいません、へんなことを聞いてしまって、わたしったら」
珠代は取り繕うかのように、斉藤のグラスに慌ててワインを足した。
「実は例の土地の件で少し家内と言い合いになってしまいましてね。お恥ずかしい話ですが」
「土地の件で、ですか?」
珠代には心地よい酔いが一気にさめる一言であった。
「そうなんですよ、奥さん。実は斎藤さん、あの土地を勝手にあきらめてしまったことでかなり奥様に叱責されたようでしてな」
相当ビールが進んだ様子の社長が説明を始めた。

ベランダの外はすっかり暗闇に包まれていた。道路から離れているためか、ひっそりと静まった住宅街であった。珠代はその静けさに、少し、居心地の悪さを感じ始めていた。
「もともとは斎藤さんの奥さんが目をつけていた土地なんです、あそこは。何度も私も連絡を受けて、実際にお会いもしました。しかしちょうどその頃に珠代さんからの強烈なプッシュがありましたからな、斉藤さんの奥様には内緒で私と斎藤さんで相談して勝手にあきらめることを決定したんですよ。そこで斎藤様の奥様がカンカンになってしまわれたと」
ビール片手に饒舌な社長をさえぎるように、斉藤がその後を継いだ。
「以前から妻と関係がぎくしゃくしていたのは事実なんですよ。そこにこの土地の件が重なり、一気に悪化してしまったんです」
「ま、そんな斎藤さんを何とか慰めようと今夜の催しを私が企画したわけです。責任の一端は私にもありますからな」
社長はそういうと、残り物のかっぱ巻きをつまみ、ビールでそれを押し込んだ。
「まあ、そうでしたか・・・」
珠代は考え込むような表情になり、下を向いて押し黙ってしまった。
自分とのあの夜の行為もあり、社長は強引に話を進めたに違いない。土地欲しさにあそこまでしてしまった自分を今更ながら責めたくもなったが、あの出来事は土地の件だけが原因ではなかったことも、心のどこかで珠代はよくわかっていた。
「まあ奥さんがそう落ち込む必要はないんですよ。どうでしょう、奥さんが今夜できることはそんな斎藤さんを励ましてやることじゃないんでしょうか」
考え込んだ様子の珠代に、社長は優しげに声をかける。
「励ます、ですか?」
「そうです。せっかくの夜です。ここのところ斎藤さんはずっと落ち込んだ毎日を暮らしているようです。今夜は奥様で是非、盛り上げてあげましょうよ、斎藤さんを」
今更あれこれ考えてもどうしようもない。あの土地は我々のものになったのだ。ここは妙に媚びたりせず、斉藤を楽しく酔わせればそれでいいのではないか。自分ができることをやれば、斉藤も理解してくれるはずだ。そう思い直した珠代は、
「え、ええ、そうですわね。私でできることなら何でも」
姿勢を正しながらそう言うと、空になった斉藤のグラスにワインを注いだ。
「そう、できることをやればそれでいいんですよ、奥さん」
珠代の発言を確認するかのように声をかける社長に、
「ええ」
と珠代は答えた。
「あの、奥さん、1つだけお願いをしてもいいですか」
斉藤が突然それまでの口調を改め、珠代を見つめてそう切り出した。珠代は斉藤に見つめられ、一瞬ドキッとしたが、
「なんですか、遠慮なくおっしゃってください」
平静を装いながら答えた。
「決して変な男と思わないでいただきたい」
そう断りを入れる斉藤に、
「どうぞ。なんでしょうか、わたしにできることであれば何でもやらせていただきますわ」
珠代はそう答えた。
「本当ですか?」
重ねて聞いてくる斉藤に、
「ええ。少しでも償いはさせてください」
と珠代は少しひきつった笑顔を浮かべて斉藤に答えた。飲んでいたグラスをテーブルに置くと、斉藤ははっきりと言った。
「では遠慮なく申しあげます。奥様にそのブラウスを、脱いでいただきたいんです」
  1. 2012/09/15(土) 11:45:04|
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