妻と男の物語


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凌辱の時 5

[1618] 凌辱の時 5 紫 投稿日:2006/07/25 (火) 21:20
 「やめてください…大声出しますよ…」
やっとの思いで搾りだした里恵の声…
里恵の背後から体重を乗せ、両手首をどっしりと押さえ付けている男は、嘲笑うように口を開いた。
「大声出して、人が来たらどうするんだ?お前のオナニービデオを大公開か?」画面を見ないようにはしても、自分のはしたない自慰に耽る喘ぎ声は、嫌という程聞こえてくる。
男はさらに続けた。
「それにな、大声出したって誰も来ないよ。この部屋の隣は先週から空き部屋だよ。」
さらに別の声が聞こえてくる…「そして、反対隣は俺の部屋…」
薄暗がりから、もう一人男が現われた。
何度か顔を見た事がある…あまり印象に残らない男だったが、たしか隣の部屋の住人だ…。
顔色は青白く、太陽の光を浴びた事があるのか、と疑問に思う程だった。
そんな事を考えていた瞬間、里恵の目の前が真っ暗になった。
何か真っ黒なビニール袋のような物を被せられたらしい。
里恵はパニック状態になってしまった。
見知らぬ男二人に囲まれて身動きもできず、視覚まで奪われている…
里恵の体は男二人の手で強引に操られ、床に頭を押さえ付けられて、手は後ろに回されている…?
手首に冷たい感触を感じ、ガチャガチャと金属音が聞こえていた。
しばらくすると、頭に被らされていた物が外され、室内は明るくなっていた。
眩しくて、一瞬目を閉じる。
少しずつ目を開けて、体を動かそうとするが手首に痛みが走り立ち上がる事もできなかった。
後ろ手に手錠を掛けられ、そこから長いロープが繋がっていた。
開け放たれたクローゼットの中、衣服を掛けるバーにロープの先端はしっかり結びつけられていたのだ。
腰を抜かしたような格好で座らされている里恵は、その状態から立ち上がる事もできない。

自分の意思で立ち上がる事も、ましてこの状況から逃げ出す事もできないと思い知った里恵の目からは、
これまで恐怖と緊張から押さえられていた涙が、ついに溢れ出してきた。
心の中では智幸の名前を繰り返し、届くはずの無い助けを求め叫んでいた。
そんな里恵を見下ろしながら、侵入者二人は平然と近づいてくるのだった…


  1. 2012/07/27(金) 12:00:38|
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凌辱の時 4

[1612] 凌辱の時 4 紫 投稿日:2006/07/15 (土) 23:43
 月曜の朝…里恵はいつも通り、朝9時すぎに目を覚ました。
出勤のために身仕度を整える。
鏡の前で化粧をしながらチラッと布団を見れば、枕元には昨日プレゼントされた婚約指輪が置いてあった。
今日は職場に行ったら、店長や同僚に婚約の報告をしなくては…
里恵は上手い言葉を考えながら、自然と笑みがこぼれる自分を本当に幸せだ…と実感していた。

その日、職場では仕事も普段以上にてきぱきこなし、周りの人間にも婚約を祝福してもらった。
里恵は最高の気分で帰路についた。
駅を出て、コンビニに寄る。
こんなに幸せな自分をお祝いしたくて、いつもより高い缶ビールを買ってみた。袋をぶらさげてアパートの部屋の前に立つ。

鍵を差し込んだ瞬間、何日か前に感じた違和感がまた襲ってきた…
鍵が開いている…
また閉め忘れ…?
自分に問い掛ける…
たしかに、今日部屋を出る時は気持ちが浮ついていた。
もしかしたら、空き巣…?でも鍵を壊されている形跡は無い。
里恵は、浮かれすぎて鍵を閉め忘れた自分を責めて、納得する事にした。
空き巣に入られて、まさか見知らぬ人間が部屋の中にいるなんて…考えられないし、考えたくなかった。

納得はしたものの、里恵は恐る恐るドアノブに手を掛けた。
少しドアを開け中を覗く。玄関灯はいつも点けている。
淡い光に照らされた室内に人の気配は無かった。
里恵は大きく息を吐き、胸を撫で下ろした。
ドアを閉め、鍵をかけて短い廊下を進む。
部屋に入る曇りガラスのドアに手を掛けた時だった…テレビがついている…?
テレビ画面の明かりが見え、かすかに声が聞こえる。明らかにテレビからの声だとわかる。
ああ~…テレビまでつけっ放しだった…
浮かれすぎの自分に少し腹がたった。
里恵はドアを開け、室内の明かりをつけようと手を伸ばした…
その時、何気なく目をやったテレビ画面に映った映像を見て、里恵の全身から冷や汗が吹き出た…

画面に映し出されているもの、それはどんな番組でも無く、見慣れた室内…一糸纏わぬ裸体を投げ出し、自慰にふける里恵の姿だった。
声も聞き取れる…
「あぁ…とものが欲しい…はやく…はやくいれてよ…」
いつも決め台詞のように、里恵の口から漏れる言葉。なぜ…自分のこんな姿がテレビ画面に映されているの…
里恵は何がなんだかわからなかった。
ただ、この映像を一瞬でも早く消したい…
動揺しながら、テレビのリモコンをつかもうとした里恵の手首を、背後から押さえつける手が伸びてきた…里恵は、その瞬間何が起きているのか理解はできず、ただ恐怖を感じた。
大声をあげようと思った…しかし里恵の口から漏れたのは、音にならない微かな声だけだった…

  1. 2012/07/27(金) 06:00:54|
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凌辱の時 3

[1607] 凌辱の時 3 紫 投稿日:2006/07/11 (火) 23:51
 埼玉から遠く離れた青森…10月になろうとしている近ごろは、秋の深まりと冬の気配を一段と感じる。 市立病院の事務職をしている智幸は、仕事を終え自宅から青森駅までの道を急いだ。
午後6時台の電車に乗り、新幹線に乗り継いで、里恵の待つアパートまでは日付が変わる少し前に着く。
新幹線に乗り込み、缶ビールを開け一息ついた智幸は、バッグから小さな包みを取り出した。
里恵とは高校生の頃から10年間もつきあってきた…ずいぶん待たせたが、今回ついにプロポーズするつもりだった…
包みには婚約指輪が入っている。
缶ビールを飲み干しながら包みを軽く握り、里恵への思いを確かめていた。

 里恵はその日、いつもより少し早く仕事を上がらせてもらった。
帰宅する電車の中、一ヵ月待ちわびたメールが届いた。
「もうすぐ着くよ」
智幸と会える…アパートの最寄りの駅で待ち合わせ…
電車を降り人影のまばらなホームを見渡すと…見つけた
里恵は智幸に走り寄って行った。力一杯抱きついて、人目もはばからず口唇を合わせた。
話したい事は沢山あるが、言葉が出てこない。
里恵は早く抱かれたかった。
裸になって、智幸の温もりを確かめたかった…

里恵は嬉しさで満たされた気持ちを感じていた。
いつも一人で歩くさみしい帰り道も、今夜だけは違う…
里恵と智幸は、朝まで交じり合った。
一ヵ月間の淋しさと、欲望をぶつけあって慰めるように…
土曜日の深夜…
智幸と再会してから5回目のセックスをした…
智幸自身を子宮で感じながら、この人の赤ちゃんを生みたい…そう実感していた。
枕元には指輪が置いてある。
智幸の腕枕に抱かれながら、里恵は最高の幸せだと考えていた…
やっとお嫁さんになれる…両親の喜ぶ顔が目に浮かんだ…

日曜日の夕方、駅まで智幸を送る…
いつもだったら、また一ヵ月後までの別れの道。
しかし、この日は違った。翌週の3連休、里恵自身も青森に帰り、智幸と一緒に実家にあいさつに行く約束をしたのだ。
電車に乗る智幸と目を合わせ、いつもなら涙が込み上げてしまうところだが、
今日は自然と笑みがこぼれてきた…
10年つきあってきた二人…当然お互いの両親も公認している。
挨拶が済んだら、翌月の里恵の誕生日には籍を入れる…
そんな具体的な約束までした…
駅ビルで買い物をし、帰り道は少し暗くなっていた。「来月には、ともくんの奥さんかぁ…」
里恵はにやけながら、アパートまで歩いた。    これから起こる悲劇を、里恵自身が予感する事はできなかった…

  1. 2012/07/27(金) 00:00:06|
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凌辱の時 2

[1603] 凌辱の時 2 紫 投稿日:2006/07/09 (日) 15:35
 水曜日…あと3日足らずで恋人に会える…
埼玉と青森という距離…昔と比べれば交通の便が良くなったとは言うものの、
会いたいと思った時に気ままに会える距離ではない。
月に一度、10年間つきあっている恋人の智幸は会いに来てくれる。
金曜の深夜から日曜の夕方まで、短い時間だが一ヵ月分の淋しさを慰めあい、愛し合うのだ。
仕事に出かける身仕度を整えながら、里恵は週末の楽しい時間へと思いを馳せ、はた目にもわかるくらいウキウキしていた。
鍵を閉め、路地から少し大きな道路へ出る途中、アパートの大家の家がある。
60代の夫婦と、30代くらいの息子が住んでいた。娘さんは結婚して、近所に家を建てて暮らしているらしい。
大家の奥さんは気さくな人で、会うと陽気に声を掛けてくれる。
有りがちな話かもしれないが、故郷をとおく離れて生活する里恵にとっては、母親を重ね合わせる存在になっていた。
「あら、これから出勤?頑張ってね。」と奥さんが笑い掛けてくれる。
里恵は「行ってきま~す。」と、少し高めなテンションで応えた。
その様子に奥さんは、「今日はなんだかずいぶん元気ね。あ、おばさんわかっちゃった。あの彼が来るんでしょ?」と、一層の笑顔を浮かべていた。
里恵は自分の喜びを見透かされた事が心地よく、大きく頷いて足早に歩き出した。
都内の飲食店に勤める里恵は、昼前に出勤して深夜帰宅する。
その日、電車を降り、アパートまで10分の道程を歩いて帰宅した時、時計は1時少し前だった。
ドアに鍵を差し込みひねった時、里恵は違和感を感じた。 鍵が開いていたのだ…
一瞬、寒気を感じ冷や汗が滲んできた。
ときどき耳にしていた言葉…「ピッキング」「空き巣」
女の一人暮らし、そういった事件が話題になるたびに、身近に感じ、恐怖も感じていた。
少し間を置いてから、里恵は苦笑いを浮かべた。
「鍵、閉め忘れちゃったんだ…物騒な世の中だっていうのに…」
もともと大雑把な性格の里恵は、ごくたまにだが鍵を閉め忘れたりする事があり、今回も自分の失敗だったと納得したのだ。
ドアを開け部屋に入る。
室内が荒らされた形跡も無く、やはり自分が鍵を掛け忘れたのだと、再確認した。
日付は木曜日になっていた。
シャワーを浴び、軽くつまみを作る。
いつも通りの自分の時間…テレビをつけ缶ビールのフタを開けた。

ビールを2本空けて、早々と布団に横になる。
小さめのタンスの上に置いた、智幸との写真を眺めているうちに、
里恵は体の火照るのを感じ、手を下腹部に持っていった。
智幸に会う数日前しか行わない自慰…
それ以外の日は、そんな行為をしたいとも思わないのだ。
仰向けになりM字に脚を開く…
パンティの上から、包むように秘部を触ると、布越しにもじっとり湿ってくるのがわかった。
智幸の肉体、匂い、声を思い出しながら、里恵は自分の体を慰める…
夢中で刺激を続けながら、衣服を全て脱ぎ捨て全裸を晒した。
部屋は薄暗くしてあり、アパートは路地裏に位置している。
1階ではあるが、覗かれる心配も無いはずだった。
鏡に映る全裸の自分に、さらに興奮は増していく。
抑えているつもりでも、喘ぐ声が自然に漏れてしまう。
「あっ…はぁ‥はぁ…うっ‥とものが欲しいの…とものを入れて…」
切なく呟く里恵の声と、粘液の触れ合う音だけが聞こえていた。
溢れてくる蜜をすくい口に運ぶ…
普段の自分では考えられない、厭らしい事をしている…
その背徳感がさらに興奮を誘った。
目を瞑り、膣穴に出し入れする指の速度を上げる…
くちゅ…くちゅ…くちゅくちゅ…
「とも…いっちゃうよ…いい?…いい?…あっ…あぁ…」
膣穴に指を入れたまま、里恵は体を投げ出し、心地よい疲労感を感じていた…
こんな痴態を、まさか見つめている目があるなど…
里恵は思いもしないまま、全裸の体を晒し息を整えるのだった。

  1. 2012/07/26(木) 12:00:55|
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凌辱の時

[1585] 凌辱の時 紫 投稿日:2006/06/29 (木) 00:15
 午前1時をまわり、里恵は一人暮らしのアパートへと帰宅する。
都内の飲食店に社員として勤める里恵の帰宅時間は、いつも終電ぎりぎりのこの時間だった。
埼玉南部のベッドタウン、団地やマンション、アパートが数多く立ち並ぶこの街に、里恵は半年前から住み始めた。
高校を卒業して、地元青森から上京…都内の大学に通ったものの、やりたい事は見つからないまま、知人の紹介で飲食店に就職した。もともと冒険心の無い性格と生真面目さから、すでに5年勤めていた。
職場には毎年、自分のように漠然とした憧れや夢を抱いて上京する若者が就職してくる。
そんな若者のために、里恵は都内にあった寮を追い出されてしまったのだ。

駅からは歩いて10分掛からない。シャッターの閉まった街路灯だけが光る商店街を歩き、帰途につくのが里恵の日常だった。

そろそろ結婚でもして、地元に帰りたいなぁ…最近、里恵の頭を常に占領している考えだ。
里恵には恋人がいる。周囲には驚かれる事が多いが、故郷の高校に通っている頃から10年以上付き合っている、智幸という男性だ。お互い27歳になった今も、まだ結婚という言葉を口に出してくれない。
あと僅かで30代に手が掛かってしまう…里恵にはそんな焦る思いもあった。
智幸はまじめな男性だ。
地元の企業でしっかり働き、1ヵ月に一度はこっちに会いに来てくれる。
週に何回かは電話もくれる。
自慢じゃないが、里恵は上京して9年…浮気をした事が無かった。智幸もそうだと信じている。
仮によそ見をするような事はあったとしても、自分の事を常に大切に思ってくれている…その思いは感じられた。

今週末には約一ヵ月ぶりに、智幸が逢いに来てくれる。金曜の夜、最終の新幹線で上京し休日を一緒に過ごすのだ。
1ヵ月ぶりの智幸とのセックス…何か特別なプレイをするわけではないが、馴染み合った体が絡み、愛する男性に抱かれるその時間は、里恵にとってとても大切な物だった。
もともと性欲が強い方ではなく、淡泊で強いて言えば、性に関して保守的な里恵…智幸以外の男性に抱かれるなど、考えただけでも嫌悪感さえあった。
一ヵ月に一度しか、女としての喜びを与えられない自分の肉体を、自ら慰めるという行為もしない里恵だったが…唯一、智幸が上京する前の一週間だけは、少し気持ちの昂ぶりを感じ、毎晩地味にだが自慰をしてしまう習慣があった。

日付が変わって今夜は火曜日…あと4日で智幸に逢える、そう考えると自然に体の疼きを感じ、下腹部と膣のあたりが熱を帯びたような火照りを発していた。
午前1時少し前にアパートに着き、鍵を探した。
バッグの中を手探りしている時、なんとなくだが人の気配を感じ、周囲を見回してしまった。
辺りに人影も無く、鍵を探し出したところで、里恵の意識はまた智幸と過ごす週末へと向かっていた。

部屋に入りシャワーを浴び、軽くつまみを作って缶ビールを飲む…平日の日課のようなものだ。
時間は午前2時半…1時間ほどで缶ビールを2本空け、里恵はほろ酔いになる。酔いも手伝って、性的な意識も強くなってしまうようだ。
里恵は智幸との、ツーショットの写真が入った写真立てをテーブルに乗せる。
写真の中の恋人を見つめながら、左手はパンティの中に滑り込ませた。
自分は変態なのか…と自虐してしまうが、すでに股間は蜜で溢れている。
ヌルヌルした蜜の感触を指先に絡ませながら、指を一本ずつ膣穴に吸い込ませて行く…
3本も入れたところで、里恵は目をつむり智幸とのセックスを思い出す。
ゆっくりゆっくり、自分の肉体を気遣ってくれながら、奥まで入ってくる智幸。顔が見えた方が安心する…いつか里恵が言った言葉を大切にして、今でもほとんど正上位しかしない。
そんな智幸の優しさと温もりに包まれる、一ヵ月に一度のセックスが大好きだった。
3本の指を少しずつ激しく出し入れし、里恵は喘ぎ声を上げ始める。
片方の手でパンティを脱ぎ、着ているシャツも脱ぎ捨てる。
誰も居ない部屋で、全裸になった里恵は自慰にふけっていた。
くちゅ‥くちゅ…くちゃ…里恵の蜜を掻き回す音だけが響いていた。
絶頂を迎える頃には、「とも…きて…もっといっぱい…とも‥とも‥とも…いくぅ…いっちゃうよ…」と、押さえきれない思いを声に出し、果ててしまうのだった。
しばらくは意識が飛んだような感覚が襲い、少しずつ体の痙攣が止まってくる。そうすると、今度は一気に羞恥心に苛まれ、里恵は智幸の写真を伏せてしまうのだった。
あと4日…4日待ったら、智幸はここに居て、自分を抱いてくれる。
その時は羞恥心に苛まれる事も無く、愛する恋人を子宮で感じながら、全てを投げ出して快楽に身を委ねる事ができる…      4日後には、愛する男性に抱かれている…里恵は信じて疑わなかった…確かにそのはずだった…


  1. 2012/07/24(火) 18:00:08|
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