妻と男の物語


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人妻教師 恵梨奈の課外授業⑤(完)

[3238] 人妻教師 恵梨奈の課外授業⑤(完) 角笛 投稿日:2008/01/27 (日) 02:58
(5)
 約3ケ月ぶりに出張先から帰宅する八木沢慎吾は、久しぶりに会える妻
恵梨奈のことを想いウキウキしていた。
予定より早く帰途につけたのだが、ビックリさせようと黙って帰ってきたのだ。
恵梨奈驚くだろうなあ、などと想像しながら慎吾はチャイムを押した。
インターホンに出た恵梨奈は、慎吾の予定より早い帰宅にかなり動揺しているよう
であった。内緒にしておいた甲斐があるというものだ。
約5分ぐらい待たされてドアが開けられた。

 美しい愛妻の顔を見て、ああ、やっと帰ってこれたんだなあ、
と感慨に耽りながら慎吾は玄関に入った。
見慣れないスニーカーが三足並んでいた。
「ただいま。これは? お客さん?」
「えっ、ええ。学校の教え子が勉強のことで来ていたの。今帰るところよ」
 恵梨奈がそう言うと、横をすり抜け三人の高校生がこちらに向かって来た。
「こんにちは、お邪魔していました。それでは先生、ありがとうございました」
 高校生たちは挨拶すると帰って行った。
廊下を歩いて帰って行く彼らの『危なかったな』とか、
『ギリギリセーフだったよな』とか言ってる声を聞いたような気がした。

 鞄を恵梨奈に渡し、リビングに入ると慎吾が口を開いた。
「お客さんがいるならそう言ってくれたらよかったのに」
「えっ、そうね。ごめんなさい」
 鞄を置いてリビングに入って来た恵梨奈の胸元を見て、慎吾は声を上げた。
歩くたびに胸が大きくユッサユッサと揺れている。
上半身にピタリと張り付いた淡いピンクのタンクトップが
胸のふくらみと形をクッキリ演出していた。どうやらノーブラのようだ。
「恵梨奈、その格好でいたの? ノーブラ? おっぱいの先っちょが突き出ているゾ。
そんなエッチな服装だと、高校生には目の毒じゃないか?」
「えっ、ホント? イヤッ、気づかなかったわ。恥ずかしい……」
「それにしても、エアコンついているのに暑いなあ」
 こころなしか、部屋の空気に甘酸っぱいような、やや汗ばんだ雰囲気がある。
慎吾はソファーに腰を下ろしてさらに不快感に顔をしかめた。
ソファーがじっとりと汗ばんでいる。何故? 立ち上がろうとしたとき、
テレビ台の下に何かが落ちているのが見えた。近寄って拾い上げると
それは淡いピンクのブラジャーであった。タンクトップと揃いの色。
「こんなところにブラジャーが落ちていたゾ」
 慎吾が恵梨奈に手渡すと、かなりあわてた様子で彼女は言った。
「洗濯物を片付けるときに落としたのかしら? 変よねえ」

 ブラジャーを持って部屋を出て行く恵梨奈の後姿を見送りながら、慎吾は
妙な違和感を感じていた。何かがおかしい。変な感じだ。
そう思いながら、ふと床を見ると何か白いモノが目に入った。
至近距離で見ると、白濁した濃い液体がポタリと落ちていることがわかった。
白濁した濃い液体……。
鼻を近づけて匂いを嗅いでみると、慎吾の知っている匂いのようであった。
銀杏を踏み潰したときに感じることのできる、独特の生臭い匂い。
あるいは、子種をたっぷり含んだザーメンの匂い。
まさか? そんな……。
恵梨奈たちは、いったい何をやっていたのだ?

(The End of "Erina, A Married Woman Teacher")

  1. 2012/11/05(月) 11:06:11|
  2. 人妻教師 恵梨奈の課外授業
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人妻教師 恵梨奈の課外授業④

[3237] 人妻教師 恵梨奈の課外授業④ 角笛 投稿日:2008/01/27 (日) 02:57
(4)
 夏休みの後半、四人はセックス浸けであった。
恵梨奈の身体で、忍と功輔と治彦はどんどん性に習熟していった。
恵梨奈も、若い三人とのセックスで性技を獲得していった。
「ああ、成田くん、とってもいいわ……。あっ……」
「恵梨奈先生、ステキですよ。ああ。イキそう」
「あーん、ダメよ。安全日じゃないから中出し禁止よ。口に出して」
「諒解」
 正常位でピストン運動していた忍は、射精直前にイチモツを引き抜くと
恵梨奈の口唇に挿入し、吐精した。おびただしい量の精液が恵梨奈の口中を満たす。
恵梨奈が口を開くと唇の端から白くて濃い液体がドロッと溢れ出した。
「今日もたくさん出たわね。いやらしい子……」
「恵梨奈先生のフェロモンのせいですよ。エロくてたまりませんよ」

 功輔と治彦の精液も順番に口で受け止めた恵梨奈は、白濁液で口の周りを
汚してウットリした様子で熱い吐息を漏らした。
「今日は主人が出張先から帰って来る日だから、悪いけどそろそろ帰ってよね」
 忍たち三人がおもむろに帰り支度を始めようとしたとき、チャイムが鳴った。
「えっ、誰? こんなときに」
 恵梨奈がインターホンに出ると、相手は出張から帰って来た旦那であった。
「えっ、あなた? どうしたの? なんでこんなに早いの?
あっ、そうなの。わかったわ。鍵を開けるからちょっと待って」

 インターホンを切ると、恵梨奈はあわてて忍たちに指図した。
「予定より早く引き上げることができたって、旦那が帰ってきたの。
あなたたち、早く服を着て。今日は勉強の相談でうちに来たということにして」
 忍、功輔、治彦の三人は、それぞれの服を探して急いで着用していった。
恵梨奈も自分の服を探した。淡いピンクのパンティを履き、デニムのミニスカート
を着用する。ブラジャーを探すのだが、どこにも見当たらない。
「ねえ、私のブラジャー知らない? 見つからないのよ」
 三人とも知らないと言う。後で冷静に考えると、新しいブラジャーを
取りに行けばよかったのだが、このときは焦っていて気付かなかった。
しかたないので恵梨奈はノーブラのまま淡いピンクのタンクトップを着た。
本当は旦那が帰って来るまでにもっとおとなしい服装に着替えておくつもりだったが
もう間に合わない。恵梨奈は洗面所で口の周りのザーメンを洗い流すと、
髪を整えて玄関へ向かった。

  1. 2012/11/05(月) 06:45:40|
  2. 人妻教師 恵梨奈の課外授業
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人妻教師 恵梨奈の課外授業③

[3236] 人妻教師 恵梨奈の課外授業③ 角笛 投稿日:2008/01/27 (日) 02:56
(3)
 功輔はムキ出しになった恵梨奈の白いおっぱいをしゃぶることに専念していた。
治彦はM字開脚させた股間に顔を近づけて、パンティの上からクロッチ部分を
指で愛撫していた。忍は愛らしい唇に濃厚なキスを加えながら恵梨奈に語りかける。
「恵梨奈先生、俺たちはあなたの下僕ですよ。さあ、旦那さんのことは忘れて
エッチしましょう」
「ダメよ……ああ……ぅふん……」
「シノブ、コースケ。八木沢先生のアソコが濡れてきたゾ。先生、感じているの?」
「……違う……そんなはずないわ……あっ……イヤッ……」
「百聞は一見にしかず。じゃあ、ナマで見せてもらおうぜ」
 治彦が一気に恵梨奈のパンティを脱がせると忍と功輔も股間へ顔を寄せてきた。
「イヤッ、見ないでー……」
 恵梨奈の言葉におかまいなく、三人は交代でアソコに手を伸ばすと
陰唇やクリトリスをさすったり、膣口に指をソロリと挿入して潤いを確かめた。
「ちょっと味見させてもらおうかな」
 治彦がピチャピチャ音をたてながらオマ○コを舐め始めた。
「津島くん、やめなさい。あっ……ダメェ……アハン……」
 その光景を見ながら、功輔は手早く服を脱いで全裸になった。
股間は既に勃起し、猛り狂っていた。
「シノブ、ハル。すまんけど一番に突入させてもらうぞ」
 功輔はそう言うと肉棒を恵梨奈の陰裂にあてがい、挿入しようと試みるのだが
なかなか入っていかない。ほとんど処女に近い状態で嫁いだ恵梨奈の大切な部分は、
闖入者をやすやすとは受け容れなかった。
「あっ」
 しばらく格闘していた功輔が声を上げると、彼の男の欲望は陰唇の周りに
ぶちまけられた。挿入前に自爆してしまったのである。
「あちゃー、やっちまった……」
「残念だったなあ、コースケ。じゃあ次は俺が恵梨奈先生をいただくゾ」
 功輔が挿入を試みているあいだに服を脱いでいた忍は、恵梨奈の濡れた陰裂に
男根を突き立てた。

 無事童貞を卒業した忍であったが、恵梨奈の蜜壺の中でそれほど長くは
我慢できそうになかった。正常位でピストン運動を繰り返していると
みるみる射精感がこみ上げてきた。
「恵梨奈先生、スゴイ締め付けですよ。我慢できない。もう出そう……。
先生、今日は安全日? このままイッてもいいよね?」
「……一応安全日だけど……中に出すのはダメよ……ああ……気持ちいい……」
「そんなこと言われても、もうダメだ……ウッ……」
 忍は恵梨奈の膣の奥の方にザーメンを放出した。

 忍の白濁した液体が恵梨奈の秘裂から溢れ出てくるのを待ってから、
治彦が続いてバックで突入した。腰を激しく動かし、背後から恵梨奈の躍動する
おっぱいを揉みしだいていたが、短時間のうちに射精に達した。
恵梨奈は腰を振りながら嬌声を上げた。
「八木沢先生、イカせてもらいました……」
「じゃあ、次はコースケのリヴェンジだな。今度は騎乗位でやらせてもらえよ。
ハル、手を貸して」
 忍と治彦は官能にグッタリした恵梨奈を二人で抱きかかえると、
仰向けに寝転がった状態で再びイチモツを屹立させた功輔のその部分に
恵梨奈をゆっくり坐らせた。チ○ポの先が膣に沈み込んでいき、根元まで収まった。
「あっ……ダメェ……」
 二本の肉棒を咥えこんでやや満足気な恵梨奈のアソコは、三本目を締め上げる
ことに専念していた。ほどなく、功輔は恵梨奈の中で精液を吐き出した。

 とりあえず無事(?)に童貞を卒業した三人が恵梨奈に礼を言うと、
全身に汗を噴き出し火照った身体を持て余していた恵梨奈は艶やかな瞳を向けて
口を開いた。
「……あなたたち……こんなことをして……。これって強姦よ……。
ああ、でも、とても気持ちよかったわ……。
わたしの身体に火を点けた責任は取ってもらうわよ。いい?
しっかり課外授業を受けてもらからね」
 恵梨奈が身体をくねらせながら、妖しく微笑みかけた。

  1. 2012/11/04(日) 18:02:11|
  2. 人妻教師 恵梨奈の課外授業
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人妻教師 恵梨奈の課外授業②

[3235] 人妻教師 恵梨奈の課外授業② 角笛 投稿日:2008/01/27 (日) 02:55
(2)
 八木沢恵梨奈の住まいは最寄の駅から歩いて5分のところにある、
わりと小綺麗な感じのマンション5階であった。
忍の計画どおり三人は訪問に成功し、リビングに通されていた。
「先生、どうかおかまいなく。無理を言っておしかけて来たのはこっちですから」
 忍が声をかけるや否や、恵梨奈は四人分の紅茶を運んできた。
白のTシャツに細身のブルージーンズという、普段見慣れないカジュアルな
恵梨奈の姿を前にして、三人のハートは改めて射抜かれてしまった。
いい。とてもキュートだ。

 忍と治彦が並んで腰掛けているソファーの向かい側に恵梨奈は坐った。
隣には功輔が姿勢良く坐っている。
「相談したいことって、何かしら? 成田くん? 現国のこと?」
恵梨奈の担当教科は現代国語であった。
「いやあ、勉強のことではないんです。まあ、人付き合いのこと、
と言ったらいいのかな?」
 忍は治彦と功輔の顔を見回しアイコンタクトをとると意を決した。
「異性とのお付き合いについて……。ほら、俺たち、高2でしょ。
なのに夏を迎えてまだ三人とも童貞なんですよ。マズイですよね?」
「えっ? 何? そんなことないと思うけど……」
 突然のことに恵梨奈は明らかに狼狽しているようだった。
治彦が口を開く。
「八木沢先生はこの春に結婚されましたよね? 今いくつでしたっけ?」
「えっ、ええ、そうよ結婚したわ。今26歳よ」
「旦那さんは今日はいらっしゃらないんですか?」
「ええ、8月末までの3ケ月間、単身で出張しているのよ」
 続いて功輔が畳み掛けるように切り出した。
「じゃあ、先生も溜まってるんじゃないですか?」
「溜まってる?」
「カマトトぶっちゃってェ。エッチの方に決まってるじゃないですか」
 功輔がニヤリと笑った。

 顔を赤くして黙ってしまった恵梨奈を前に、今度は忍が口を開いた。
「恵梨奈先生は結婚されて人妻になられてから、とっても色っぽくなったって
男子のあいだでは評判なんですよ。バストとヒップがムチムチでエロい、エロい。
スリムなのに胸がデカいと男子のあいだでは元々評判だったけどさ、
結婚してからは爆乳に変身じゃん。ハッキリ言って、俺たち高校生には目の毒です。
うれしい意味でね。なあ?」
「そのとおり。みんな恵梨奈ちゃんをオカズにして抜いているんですよ。
1組で恵梨奈ちゃんの授業中に抜いた奴もいるらしいぜ。"LIVE"だってさ。
恵梨奈ちゃんはみんなの愛しいオナペット!」
「オカズ? 抜いてる? オナペット?」
「要するに恵梨奈先生を想い浮かべてオナニーしているということですよ」
 忍は立ち上がると、恵梨奈の傍らにしゃがみ込んで寄り添った。
そして、恵梨奈の髪に手を触れながらやさしい口調で懇願した。
「恵梨奈先生、お願いです。俺たちを男にしてください」

 立ち上がろうとした恵梨奈の肩を隣の功輔が押さえ込んだ。
功輔は身長180センチと大柄で体格が良かった。
身体を少しずらすと恵梨奈を引き寄せて、ソファーに忍が坐るスペースを作った。
すかさず忍がすべり込み、功輔とで恵梨奈を挟み込む体勢となった。
「何を言っているの。ふざけないで」
「まあまあまあ、落ち着いてください、八木沢先生」
 治彦は立ち上がるとテーブルを動かし、ソファーに腰掛ける恵梨奈とテーブル
とのあいだの床に直に坐った。
「それじゃあ、俺たち童貞のリビドーを鎮めるためにも質問に答えてくださいよ。
身長とスリーサイズは?」
 興奮し切った高校生三人、このぐらいのセクハラには堪えないと厄介なことになる
と思ったのか、恵梨奈はしぶしぶ答えた。
「167センチ、B88、W58、H87」
「ブラジャーのカップは? 結婚前と今現在の両方を教えて」
「結婚前はC~Dぐらい、今はEカップよ」
「ふうーん、ほんとに? Fカップぐらいはあるように見えるけど。
まあ、そういうことにしておきますか」
「あっ、ちょっと、成田くん。そんなところさわっちゃダメ……。あっ」
 恵梨奈の髪に触れていた忍が、指先で耳を愛撫していた。
「ハルはボディスペックにこだわる派。俺は恵梨奈先生の美しい顔と身体」
 忍は恵梨奈の顔を引き寄せるとキスをした。

 唇を奪われた恵梨奈は一瞬もがいたが、すぐにおとなしくなった。
忍が首筋から耳にかけて唇を這わせ、耳を軽く舐め始めると
恵梨奈の身体から力が抜けていった。
「あっ……ダメ、成田くん……ああ……あっ……イヤッ……」
「恵梨奈先生、気持ちいいですか? 3ケ月近くヤッてないんでしょ?
浮気なんかしてませんよね? いいんですよ、楽しみましょうよ。
その豊満なおっぱいと肉感的な身体。旦那さんがいないとツライでしょ?
俺たちは恵梨奈先生の『下僕』に成り下がってもいい、と思っているんですよ」
 忍に耳元で囁かれて、恵梨奈は心身トロトロになりかけていた。
「ダメぇ、成田くん……あっ……アン……」
「コースケ、ハル。恵梨奈先生が暑そうだぞ。わかるだろ?」
 忍の合図で功輔はTシャツを、治彦はジーンズを脱がしにかかった。
バンザイさせられてTシャツを脱がされた恵梨奈のバストは、白いブラジャーから
こぼれんばかりであった。また、ジーンズの下からはスラリとした艶かしい脚線が
露わになった。
「イヤッ、やめて。あなたたち何をするの? あっ……」
 恵梨奈の言葉など気に留めず、功輔は夢中でブラジャーのホックを外していた。

  1. 2012/11/04(日) 16:41:39|
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人妻教師 恵梨奈の課外授業①

[3234] 人妻教師 恵梨奈の課外授業① 角笛 投稿日:2008/01/27 (日) 02:54
(1)
 暑い日が続くが自分は元々暑さは苦にならない方だ、などと考えながら、
成田忍は午前の練習を終えて帰途に就いた。
と言ってもまっすぐ家には帰らず津島治彦の家に向かっているのだが……。
 陸上部で短距離をやっている忍は、毎日の練習メニューを消化すると弁当を食べ、
帰りに治彦の家に寄るのが夏休みの日課となっていた。
同じように、野球部の練習を終えて夕方に合流してくる橘功輔と共に
三人集まるのが定番となっていた。
 津島宅に着くといつもの場所に自転車を停めて、家人に挨拶してから2階に上がる。
治彦はいつものようにPCに向かっていた。
「早かったな」
 忍は、ああ、と返事した。
「たまには外に出て身体を動かさんと、ヘナチョコになってしまうぜ」
「もうなっているさ。それより、あの噂は本当だったのか、シノブ?」
「ああ、どうやら本当らしいぜ」
 治彦に尋ねられて忍は肯いた。
「恵梨奈先生は、現在独り身のようだ。チャンスだぜ」
 そのとき、2階に駆け上がってくる足音が聞こえてきた。間髪を入れずドアが開く。
「チワーッス! ハル、シノブ。今日は早いだろ?」
 息を切らせながら橘功輔が部屋に入ってきた。

 治彦は功輔にベッドに坐るよう促した。
「今日はえらい早いなあ、コースケ。野球の練習はサボリか?」
「違う違う。明日から盆休みなので、なんか知らんけど急に半日練習になったのよ。
そんなことより、どうだったんだシノブ。恵梨奈ちゃんのことだよ」
「うちの部の女子に訊いたところでは独りのようだ。旦那さんは3ケ月間出張で留守らしい」
 功輔に問われて忍は答えた。
「じゃあ噂はやっぱり本当だったんだ。恵梨奈ちゃん独りか……」
 感慨深げに遠くを見つめる功輔が自分に言いきかせるように呟いた。
「そうだよ。八木沢先生は新婚早々独り身なんだぜ……」
 治彦が上唇を舐めながら答えた。
「ということで、コウースケ、ハル、やるか? 八木沢恵梨奈先生攻略作戦!」
「当然!」
 忍の問いかけに、功輔と治彦が同時に声を上げて同意した。

 忍は床に、功輔はベッドに、治彦は椅子に坐った状態で三人は円陣を組んでいた。
艶やかな鼎談である。忍が口火を切った。
「高2の夏休みを迎えて俺たちは三人ともまだ童貞だ。これをなんとかせねばならぬ。
そこで、恵梨奈先生だ。恵梨奈先生には、俺たちの女神になっていただく」
「恵梨奈ちゃん、色っぽいよなあ。この前の春休みだったよなあ、結婚。
クラスのションベン臭い女たちとは全然違うよなあ。人妻の色香……」
 功輔は枕を抱きしめていた。治彦が付け加える。
「4、5、6、7、8月と、この数ヶ月のあいだで八木沢先生変わったよなあ。
今までも美人でスタイル良くて色っぽかったけど、比べ物にならないよなあ、あのエロさ。
なんかフェロモンでムンムンしているよなあ」
「ああ、その通りだ。それに、明らかに身体のサイズも変わっいるはずだ。
もともと結構あったけど、恵梨奈先生のおっぱいはひとまわり大きくなったし、
なんとなくヒップ周りも肉付きが良くなってエロくなったよなあ。
でもウエストはキュッと細いままだぜ。
陸上部の練習を見にジャージで来られた日には大変よ。
ボン、キュッ、ボンのムチムチに、男子は前がテントになって走れなくなるんだぜ」
 忍が股間を押さえるジェスチャーを加えて説明した。
何故かわからないが、忍は『恵梨奈先生』、功輔は『恵梨奈ちゃん』、
治彦は『八木沢先生』と呼ぶのが定番のようだ。性的思い入れでもあるのか?
 治彦がPCで作成したコラージュがプリントアウトされてきた。
巨乳モデルの首から上が八木沢恵梨奈にすげ替えられていた。
「陸上部は、明日が盆休み前の練習最終日だからさ。明日、恵梨奈先生に頼んでみる。
ちょっと悩みがあるので相談にのって欲しい、てな感じでね」
「諒解。頼むぜシノブ。生徒会長で優等生で陸上部員のお前の頼みだったら、
きっと、恵梨奈ちゃんはきいてくれるさ。なあ、ハルもそう思うだろ?」
 功輔に振られて治彦は無言で肯いた。
  1. 2012/11/04(日) 11:01:02|
  2. 人妻教師 恵梨奈の課外授業
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