妻と男の物語


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2年前、それから23-3

[Res: 3732] Re: 2年前、それから23 忠太郎 投稿日:2008/04/25 (金) 19:27
〔13万円のサービス〕
ホテルに戻った裕子は、先ず、風呂に入り、入念に体に磨きをかけた。
化粧もそれなりに研究して、それらしい雰囲気を出したつもりだ。
“パパが見たら、笑われるかな”、少し心配になったが、演技に徹することにした。
13万円の娼婦が完成した。鏡の前に立った。我ながらよくできた、と思った。でも、この格好で街の中を歩くのは少し抵抗があった。
だが、実際に歩くのはエレベーターに乗る十数歩と、エレベーターを降りてからの数歩である。誰にも会わない可能性のほうが高い。度胸が決まった。

たった数十歩を歩くだけだが、下のほうがスースーして頼りない。爽快感もあるが、全裸で歩いているような感じがした。誰かに見てほしいような気もした。というよりも、これを見せないのは、いかにも勿体ない。
体にピッタリとフィットしたワンピースは、後ろから見るとヒップラインが悩ましく、歩くたびに奮いつきたくなる。これはもう、犯罪だ。

決意も新たに部屋を出たのが10時少し前だった。彼の部屋の前に立ったのは、その3分後である。
チャイムが鳴り終わらないうちにドアが開いた。
待ち焦がれていたのだろう。手を取って引っ張り込まれるように部屋に入った。
「本当に来てくれたんだね。来てくれないかもしれないと心配していたんだよ……」
「そんな、お約束ですから。すみません、遅くなって……」
律儀な娼婦であった。

男は、値踏みをするように裕子の上から下までを瞬きもせずに見つめ、
「素敵だ! セクシー! 素晴らしい!」
を連発した。とりあえず、化粧と衣装選びは合格のようだ。

テーブルには昨日と同じように、ワインとつまみが置いてあった。男は感動に震える手でワインを注いだ。
「君との再会に、乾杯しよう!」
薬でも飲んだのか、昨日よりも昂ぶっているようだ。男は、内心、今日は来てくれないだろうと思っていたのであるが、嬉しいことに、約束を守ってくれたことに感動していた。
“こんな、立派な娼婦もいるのか”
“立派な娼婦”という形容詞が適当かどうかは、この際、然程重要ではない。

裕子もうっかりしたことには、この先のシナリオを考えていなかったのである。男の部屋に入るまでの化粧や衣装の事ばかりで、ノーパンで部屋に入ってからの演技のことは、迂闊にも考えていなかった。
「君、名前を聞いてもいいかね……」
男は遠慮がちにいった。彼なりに、娼婦のプライベートには、立ち入らないのがルールだ。という考えがあったようだ。
「ええ、裕子です」
娼婦は、何の衒いもなく名前をいった。男は“ユウコというのが源氏名なのか”と思った。次に男は
「キスをしてもいいかね?」
と言った。娼婦は、唇だけは自分の男のために残しておくものだ。という話を信じていた。

娼婦は、目を閉じて唇を差し出してきた。
男は、また、感動に震えながら、女を抱きしめて唇を合わせた。
キスをしながら裕子は、急いで、次のセリフを考えていた。
唇を離した男の耳元に囁くように、甘える口ぶりでセリフをしゃべった。
「脱がせて……」

男の分身は跳ね上がって感動していた。男は、大きく開いた背中の下のほうにあるファスナーを、ドキドキしながら下ろしていった。背中を撫で回してもブラジャーらしき手触りがない。
ファスナーを下げ終えた男は、娼婦の肩からワンピースを外そうとした。これも、がっついていると思われたくないので、できるだけゆっくりとした動きをした。

少し下げると、形のいい乳房が男の目に入った。ブラジャーがないことに、また感動した。
これもシナリオは成功のようだ。
“ノーブラで、これだけ喜ぶなら、ノーパンは、すごい喜びそう……”と裕子は思った。

男は、美乳の谷間に顔を埋め、唇を這わせた。嬉しそうだ。ワンピースはまだウエストで止まっている。
男は膝を屈めて、裕子のへそに唇を這わせた。そして、しずかにワンピースを下げた。
括れたウエストから豊かなヒップラインを、ワンピースは越えた。男の目の前に、薄っすらと若草が生えたような逆三角形の丘が見えた。信じられない、といった表情をした。

男は、その若草にキスをした。噛り付かんばかりに、唇と舌を夢中で動かしていた。
裕子は、そのまま若草の谷間も、その奥に潜む花びらも舐めてほしかったが、今日は、自分がサービスしなければいけないんだ、と思った。

男の動きが少し緩やかになったとき、男の頬を両手で挟むようにして顔を上げさせた。
そして、男を立ち上がらせ、しっとりと唇を重ねた。舌を挿れて、激しく、淫らになるように演技をした。
男の手が、裕子の豊臀の谷間を割るように這いまわったとき、唇を離した裕子は、そのまま男の前に跪き、そのいきり立つ肉棒を咥えた。

男は、娼婦というのは、男の欲望を満たさせるために体を開くだけであって、あくまで受け身であり、自分から積極的に男を楽しませるようなことは、しないものだと思っていた。
“こんなに、献身的な娼婦がいるのか!”
男は、また感動していた。感動は分身にも波及し、裕子の口の中で敢え無く破裂してしまった。

口の中に、男の、青臭いような白濁の液で溢れてしまった裕子は、どうしたものか少し迷った。
今まで、裕子は、口の中に出されたことがなかった。
健次も“お前のフェラは下手くそだ”といって口内発射はしたことがない。
しかし、今の裕子は“娼婦を演じる女優”だった。
まだ、男のものを咥えたまま考えた。そして、にっこりと男に微笑みながら、ごくりと飲み込んだのである。
気持悪かったがグッと堪えて、“一流の娼婦”を演じたのである。

その一流の娼婦は、今度は男をベッドに仰向けにすると、再び半立ちの肉棒を、口に含み舌を使い、元気に蘇らせていった。充分に硬さを確認すると、男の上に跨り、自分の淫裂に合わせながら、硬くなった肉棒を沈めていった。
その間も、決して男から目を逸らすことはなく、淫靡な視線を、絶えず男に送っていた。
肉棒を淫裂の中に沈め終えると、男は堪らず、激しく突き上げを開始してきた。
「ああああああ……、だめええええええ……」

裕子の頭の中に霧がかかってきた。一流の娼婦の演技も続けられなくなってきた。
でも、その方が、気持が良かった。男に貫かれて、穿たれて喘いでいるほうが、女優をしているよりも幸せだと感じていた。
裕子の場合、黙って男に身を任せてくれることが、男にとっては最高のサービスになるのだが。
ともあれ、裕子も男も、官能的で充実した夜を過ごしたことは間違いなかった。

  1. 2012/11/27(火) 06:56:19|
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2年前、それから23-2

[Res: 3732] Re: 2年前、それから23 忠太郎 投稿日:2008/04/25 (金) 19:26
自分の部屋に戻った裕子は、自然と笑みがこぼれてきた。一人でやり遂げたという充実感に満足していた。誰かに聞いてほしくて健次に電話をした。
「パパ、あたしね。今ね、すごいことしちゃった……」
「なんだよ、裕子か。悪いけど、疲れて眠くてしょうがないから明日にしてくれ、じゃあな」
「もう、いい話なのに……」
電話は、一方的に切れた。裕子の興奮は治まらない。誰かと話したい。
“そうだ、雅子さんなら、まだ起きているはずだ!”
雅子は、丁度風呂から出たところだった。
「あら、裕ちゃん、どうしたの、こんな時間に」
「遅くごめんね。あのね、うふ、あたしね……」
夕方からの経緯を、自慢話のように雅子に話をした。いや、裕子にとっては自慢だったに違いない。
「あなたも随分成長したわね」
といった雅子の一言が、裕子にとっては最高の誉め言葉に聞こえた。
興奮冷めやらぬ裕子がベッドに入ったのは、深夜2時を過ぎてからであった。

翌朝、裕子は9時に起きた。先ずぼんやりした頭と体を、湯に入りながら戻すことにした。
通夜は、夕方の6時からである。それまでの時間をどうするかを考えた。
今、臨時収入が13万円もある。
あの人の良さそうなおじさんが、勘違いしてくれたお金だ。今晩の約束も反故にするわけにはいかない。
しかし、このまま貰ってしまうのも悪い気がする。何かお返しをしなければ、と湯の中で彼女は考えた。
裕子の出した結論は
“今晩、精一杯サービスしてあげよう!”ということであった。

11時ごろにホテルを出た裕子は、街の中をぶらついていると、あるショーウインドウが目に留まった。
マネキンのボディにフィットした、おじさんが喜びそうな、セクシーな白いワンピースだった。
“そうだ、これを着ていこう。絶対に喜ぶわ!”
たしかに、男だったら、裕子のような女が着てくれれば、誰でも喜ぶミニのワンピースだった。
店内に入ると、愛想のいい若いお兄さんが相手をしてくれた。
試着すると、裕子にピッタリだった。愛想のいいお兄さんは
「すごい、ピッタリですよ。こんなにこのワンピースがお似合いになる方は、滅多にいらっしゃいません。素晴らしいですね!」
思わず買ってしまった。勧め上手なお兄さんに、その服に合う靴とバッグまで買わされてしまった。
〆て、145,000円である。赤字だ。
“でも、おじさんの気持に応えてあげるためだ。仕方がない”
これでは商売にならない。経費の掛けすぎである。

“そうだ、下着もセクシーなのを着けていかなければ……”と思ったが、これ以上の出費は痛い。
考えた挙句、またしても裕子は素晴らしいことを思いついた。
“そうだ! 下着を着けないでいこう”
大サービスである。どうせ、ホテルの中を移動するだけだし、エレベーターに乗ればすむことである。

通夜が終り、裕子が部屋に戻ったのは9時を少し回った頃だった。
さあ、これからが本番である。子どもが遠足にでも行くような、ワクワクした気持ちになっていた。

  1. 2012/11/26(月) 18:55:42|
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2年前、それから23

[3732] 2年前、それから23 忠太郎 投稿日:2008/04/24 (木) 16:56
〔明日も……〕
「延長した分はいくら……」
「ああ、いえ、あの結構です。十分頂いてますから……」
遠慮深い娼婦である。男は感動した。
「じゃあ、僕の気持だから」
といって、3万円を出し、更に
「明日も同じ時間に来てほしい」
と5万円を出した。

明日も、通夜が終えてからホテルに戻る。でも、9時までに戻れるかどうかは分からない。
「あのう、明日はもう少し遅い時間になるかもしれませんが」
時間には正確な娼婦である。
「ああ、遅くなっても必ず来てほしい。待っているから」
「ええ、どうせ戻りますから大丈夫です……」
「戻るって? どこへ……」
「あ、いえ、あの、ああ、お店の方にです」
「お店って、この近くなの?」
「ええ、ちょっと秘密ですけど……」

“実は、事務所は、このホテルの中です。営業は明日で終わりです”とでも言いたかった。
“明後日も来てほしいって言われたら、どうしよう……”
悩む必要はない。明後日は告別式を終えてから新幹線で帰る予定である。それでも、何とかしてあげたいと裕子は思った。何とかしなくても良いのである。

思わぬ13万の小遣いができた。楽しませてもらった上に、小遣いまで貰える。
これなら、健次にも1回に付き、1万円くらいの小遣いを請求しても良いのではないか、只でさせるのは勿体ない。そんなことを裕子は考えていた。
「それでは、失礼します」
と、礼儀正しい娼婦が男の部屋を出たのは、夜中の0時を少し回った頃であった。エレベーターに乗り5階下のフロアーで降りた。

  1. 2012/11/26(月) 16:55:06|
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2年前、それから22-2

[Res: 3724] Re: 2年前、それから22 忠太郎 投稿日:2008/04/23 (水) 18:01
〔博多の娼婦〕
流石に鈍い裕子も、“もしかして、自分も娼婦と勘違いされたのかもしれない”と思い至ったのである。
封筒を渡された男の顔を思い出してみた。
中年の紳士で、悪そうな人ではない。どこからか福岡に遊びに来ていたのかもしれない。退屈なので、今日は女と遊ぼうと思ったのだろう。勝手な想像力が逞しいのが裕子の性格である。
“このまま、娼婦になって遊んでみるのも面白いかもしれない”とも考えたが、知らない人だし、パパもいないし不安だった。
裕子の頭の中で、不安と好奇心がしばらくの間、葛藤していた。5万円に目が眩んだわけではないが、結果は、勿論、好奇心が勝ったのである。

裕子は一旦、自分の部屋に戻った。男から渡された部屋の番号は最上階の部屋のようだ。
できるだけセクシーな下着を選んだ。“娼婦といえば黒の下着かな?”、安直な思考である。パンストも脱いだ。化粧を直し戦闘準備OKである。
メモに書いてあった部屋の前に立った。心臓がドキドキしていた。大きく深呼吸を何回か繰り返した。
震える指でチャイムを押した。また、ドキドキした。少しして、ドアが開いた。
無言で男は、裕子を迎え入れた。
「し、失礼します……」
礼儀正しい娼婦である。
男は既にバスローブに着替えていた。少し白髪の混じった髪をキチンと整えていた。机の上に難しそうな本が何冊か置いてあった。裕子は、どうしていいのか分からなかった。
大学を卒業して、就職する時の面接試験を思い出した。
「少し飲もうか」
男は、ワインを注いで裕子に渡した。
「ありがとうございます」
礼儀作法をわきまえた面接は、合格のようだ。
「君は、ちょっと雰囲気が違ったのでね。つい、興味が湧いたんだよ」
「そうだったんですか……」
何が違ったのかは、裕子は解っていない。

話をしているうちに男は物書きらしいことが判った。男は、らしくない娼婦に益々興味がわいてきた。
娼婦にあれこれと質問する客もいないが、その質問に一々答える娼婦も珍しい。
男は、1時間近く経ってしまった事に気が付いた。
「ああ、うっかりしていた。時間は2時間なのかね?」
「えっ、いえ、そんなことありません。今日は、もうないですから」
「ああ、そうか。延長ということだね」
男は、勝手に解釈した。男もあまり慣れてはいない様だが、そんなことは裕子には全く判らない。
「君ねえ、悪いけど僕の前で脱いでくれないかね。ゆっくりと」
「は、はい、分かりました」
お客様は神様である。裕子は立ち上がると、男の前、2メートルのところに立った。
前開きのミニのワンピースのファスナーを胸からゆっくりと下ろしていった。黒のブラジャーが見えた。ファスナーを下ろしながら裕子は、自分が次第に淫らに変わっていくように思えた。
“自分は娼婦なんだ”、ということに興奮していた。
ファスナーは丁度、大事なところで止まった。肩から抜くと、裕子の足元にワンピースが落ちた。
黒いブラジャーとTバックのショーツだけが残った。男の目が少し細めになり、眩しいものを見るような目つきに変わった。
ブラジャーのホックを外した。またドキドキしてきた。ブラジャーを外しながら、手で乳房を隠した。
頼りない、小さなショーツだけが残った。

裕子は、もう一度、大きく深呼吸した。男も深呼吸していた。覚悟を決めてショーツに指を掛けた。その時、裕子の羞恥心とサービス精神が働いた。
“そうだ、男はみんなあたしのお尻を喜ぶから”
咄嗟に裕子は、男に背を向けて豊臀を突き出すような仕種で、ゆっくりとパンティを下ろしていった。
男に背を向けたのには、もう一つ、まだ毛が生え揃っていない、という理由があった。そのことも、パンティを脱ぐ段階になって、急に恥ずかしくなったのである。
裕子の豊臀を射すように見ていた男の肉棒は、100%戦闘体勢に突入していた。
男はすぐに豊臀に触れてきた。後ろから抱きすくめられると、双臀の谷間に、戦闘準備の整った肉棒が当った。裕子も充分に歓迎体勢が整っていた。
乳房を強く鷲掴みにされると、堪えていたものを吐き出すような切ない吐息とともに、裕子の緊張感も薄れていった。男の手が生え揃っていない部分に触った。手の動きが止まった。
男は、裕子を抱えあげるとベッドに仰向けにした。裕子は、咄嗟に、大切な、生え揃っていない部分を両手で覆った。まじまじと見られることに抵抗があった。

男は決して乱暴な動きはしなかった。
「手を離してごらん。ほら、素敵だよ」
裕子の手首を優しく包むように掴んだ男の手が、裕子の両手を左右に分けていった。決して強引にではなかったが、裕子の手は男の手の動きに素直に順応していった。
生え揃っていない可愛らしい部分は、男を感動させた。男は
「素晴らしい! これは、いい!」
と、絶賛した。
「脚を広げてごらん」
その言葉にも裕子は素直に応じた。貝のような淫裂が、キラキラと妖しい蜜を湛えながら男の目の前に晒されていった。裕子には、男の視線が食い込んでくるように感じた。それだけで蜜が湧いた。
男は、震えるほどの感動を覚えながら、その貝の蜜に舌を伸ばした。
「あ、あああああいいいいいい~」
裕子の喘ぎが震えていた。四肢が硬直し体の芯が痺れて、燃えるように熱くなっていった。
「はあ、はあ、ううううう……」
溜め息と呻きに変わった。苦しそうだ。男は裕子の両足首を持ち上げ、脚を更に高く大きく拡げた。
まじまじと見られている、と思うだけで裕子の貝は、また蜜を溢れさせた。
男は、もう我慢ができなかった。反り返った硬い肉棒を一気に貝の中へ沈めていった。
裕子の背中が反り返った。声も悲鳴に変わった。
男は、演技ではなく、本気で悶えてくれる娼婦がいることに感動を覚えていた。
裕子は、自分が娼婦として振舞っていることに、淫らな嬉しさを感じていた。その想いが更なる淫乱を生んだ。

男は、直ぐに昇りつめて雄叫びをあげながら弾けた。
裕子は真っ赤な霧の中で浮遊していた。男の荒い息遣いが聞こえた。相当集中していたのだろう。顔が真っ青だった。それでも男の分身は、まだ硬さを失っていなかった。
裕子は無意識に寝返りを打って、ベッドの上でうつ伏せになった。男の視線が裕子の豊臀に釘付けになった。その豊臀に吸付けられるように男の両手が豊臀の上を這い回った。やがて、双臀をグッと鷲掴みにすると、裕子の豊臀が自然に浮き上がった。
「はああああ……」
可愛い声と同時に、男たちが愛して已まない美尻が“さあ、どうぞ!”と男の前に差し出された。その谷間に、濡れて、淫靡に蠢く秘貝が、男を誘惑していた。
男は、再び肉棒に全エネルギーを集中させて、猛然と貫いていった。
激しくピストンを繰り返した。裕子は顔をベッドに埋めて喘いでいるが、豊臀と淫裂は、男の肉棒を呑み込み、締め付けていた。
二度目も、男は長い時間は持たなかった。がっくりと裕子の豊臀を抱きかかえながら果てていった。

  1. 2012/11/26(月) 11:54:24|
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2年前、それから22

[3724] 2年前、それから22 忠太郎 投稿日:2008/04/23 (水) 18:01
〔人違い〕
典子から電話があった。ガンで入院していた母親の訃報であった。
健次と裕子の二人で、九州博多まで出向いたが、健次は仕事の都合上、飛行機でその日に帰らなければならなかった。愛も行きたかったのだが、健次のいない現場をしっかりと護ったのである。
典子は、少しやつれた様な顔をしていたが、それでも空港で健次と裕子の顔を見て嬉しそうに微笑んだ。亡くなった母のことは、一月ほど前から、医者に言われて覚悟を決めていたらしい。
「典ちゃん、大変だったわね。気を落さないでね……」
裕子が、典子の顔を見て泣きながら言ったので、つられて典子も泣きながら二人が抱き合った。
「典、悪いけど、俺、どうしても今日戻らなきゃならないんで、裕子だけ残るけど宜しくな。愛も行きたいって言ったんだけど、俺がいなくなるんで残ってもらったんだ。勘弁してくれ」
泣きながら典子が頷いた。

典子の自宅まで、車で15分ほどだった。健次は、安置してある遺体に線香を上げてから、2時間ほど典子の家に居た。
典子の三つ上の姉は、典子と似て器量は良いが、性格は正反対とでも言うか、活発な典子と違ってのんびりとした性格のようだ。おそらく母の事で途方に暮れて典子に相談したのだろう。

健次の飛行機の時間があるので、典子が車で空港まで送った。裕子はそのまま、典子の家に残った。
「典、落ち着いたらまた来いよ」
「愛ちゃんがいれば、いいんじゃないですか」
典子の口調には、少し険があった。だが、健次にはピンとこない。そういうことは至って鈍いのである。
「愛だけじゃ、足りないほど忙しくなってきたんだ。だから、お前には戻ってきてほしいんだ」
典子は、健次の気持ちが泣きたいほど嬉しいのである。姉は来年、結婚が決まっているので、典子はまた健次と仕事がしたい、と願っていた。いや、願っていたのは、仕事だけではないであろう。
典子は健次の目を、瞬きもせずにじっと見つめながら言った。
「所長、わたしが行ったら、また抱いてくれますか?」
健次も典子をじっと見詰めた。典子の目が膨張し、瞬きをすると一筋の流れが頬を伝った。典子が健次の胸に顔を埋めた。待ち焦がれた胸だった。
裕子が、家に残ったのは、久しぶりに、健次と二人だけにしてあげようと気遣ってくれたのだ、と云うことを典子は解っていた。
二人の重なった唇はいつまでも離れなかった。

裕子は、帰りは新幹線で帰ろうと思っていたので、福岡市の繁華街のホテルを予約しておいた。
夕方、ホテルまで典子に送ってもらった。車中、裕子が典子の耳元に口を寄せて
「どうだった。キスぐらいした……」
と囁くように言った。相変わらずの裕子が、典子には無性に嬉しかった。顔を真っ赤にしながら典子は
「はい」
と答えた。
裕子は九州が初めてだった。典子は、明日の通夜の手配やら明後日の告別式のことで裕子をかまっている時間はない。
「裕子さん、福岡の街を案内したいんですけど、家のほうも姉が一人では色々心配なんで……」
「典ちゃん、心配しないで、あたし、一人でぶらぶらするのも結構好きだから」
たしかに、知らない土地でも、人見知りをしない性格の裕子は、すぐに誰かに声をかけたり、また声を掛けられることが多く、忽ち仲良くなってしまうという特技がある。

一旦、予約してあったホテルの部屋まで、典子が荷物を運んでくれた。
典子が帰ってから、ホテルの中で食事をするのもつまらないので、街の中を散策しながら適当な店を見つけようと思いホテルを出た。初めての九州ということもあり、裕子の気分は弾んでいた。
ちょっと派手めのミニのワンピースに着替えていた。結構、目立つ服装ではあった。
少し歩いていくと、ちょっとした公園があり近くにしゃれたレストランがあった。店構えの雰囲気が気に入ったので、その店で食事をしようと店内に入った。
イメージ通りの店だったので、裕子は訳もなく嬉しかった。食事も美味しかった。それにしても、一人で食事するのも味気ないと思った。
“パパがいっしょなら楽しかったのにな……”
そんなことを考えながら、ぼんやりと窓から公園のほうを眺めていると、目立つ服装の女が3人立っているのが目に入った。そこへ高級そうな車が停まり、女が一人だけ車に乗りこむと、すぐに車は走り去った。その後5分くらいして、少し年配のおじさんが女の傍に近づき、別な女が、おじさんといっしょに何処かへいなくなった。
“デートの待ち合わせ場所なんだ”と、裕子は想った。

食事が終り、なんとなく、さっきの女たちが立っていた場所が気になり、ぶらぶらと公園のほうに歩いていた。
“それほど目立つ場所でもないのに、どうしてこんな所で待ち合わせをするのかな……”
そんなことを考えながら、女が立っている近くで、ぼんやりと眺めていた。すると、中年の紳士が裕子のほうへ寄ってきた。裕子も、別に気にする風はなかった。
男は、迷わず裕子に近づき封筒を渡しながら“9時に部屋に来てくれ”といってすぐに立ち去った。
「……???」
裕子は、訳がわからずに封筒を持ったままボーっとしていた。
“誰かと人違いされたのだろう”と思い、封筒の中身を見ると、一万円札が5枚とメモがあった。
メモには、ホテルと部屋番号らしき数字が書いてあった。
ホテルは、裕子が泊まっている同じホテルだったので、戻ってから部屋に届けてあげようと思った。
男が“9時に来てくれ”といっていたのを思い出し、あと1時間だから、買い物は明日にして、もう少しぶらついてみることにした。
立っている派手な女の前を通り過ぎようとした時、いつの間に来たのか、男との会話が聞こえた。
「いくら?」
「2万よ」
「分かった。じゃあ、9時にホテルで待っている。部屋は……」
裕子の頭の中が、漸く回転し始めた。
  1. 2012/11/26(月) 06:52:40|
  2. 3年前、それから
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2年前、それから21-2

[Res: 3711] Re: 2年前、それから21 忠太郎 投稿日:2008/04/20 (日) 17:30
〔檜の湯殿〕
総檜造りの浴室の、優雅な香りの中で、裕子は桃源郷を彷徨いながら喘いでいた。
裕子の淫裂は藤本の巨根でしっかりと貫かれていた。藤本の胸でだらしなく口を開けたまま眼を閉じている裕子は、藤本の強烈な突き上げがあるたびに可愛い悲鳴を上げた。
セックスの相手は、一人の方が、気が散らなくて集中できる。これでも裕子は気を使うほうで、二人いれば二人によくしてあげたいと思い、尽してしまうのである。そうすると、昂まったものが薄れてしまったりして、イキたいときにイケないこともある。
一人なら、自分の昂まりの儘に頂点に行き着き、他に気を使うことなく蕩けていくことができる。相手も一人なのでその人に集中できる。集中することによって、更なる悦楽を味わうことができる。

由紀江が、“自慢のお風呂ですから、ぜひお入りなってください。ごいっしょにいかがですか”と言ったとき、裕子が躊躇することはなかった。健次のほうが少し躊躇したくらいである。
由紀江も裕子も、忘年会で“つるつる”にしてある。このところ健次に、
“少し、チクチクするぞ”と言われた。芝生が生えるように裕子の白い丘に淡い芽が出はじめていた。それをまたあらためて藤本に“つるつる”にされてしまった。
抱かれながら、藤本に言われるままに、下を見ると、自分の淫裂が藤本の黒い肉棒を呑みこんでいた。それは、卑猥な貝の様に見えた。その貝が黒いうなぎのような肉棒を呑みこんでいる様子は、つるつるなだけに余計に卑猥に見えた。
その卑猥に繋がった部分から、痺れが波紋のように拡がり、蜜が溢れた。
仰け反る体を藤本が抱えて、唇を吸われた。裕子も、白い腕を藤本の頸に絡みつけながら、だらしなく体を預けた。
藤本の突き上げは、裕子の体を電流が通り抜けるように強烈だった。そのたびに顎が上がり、悲鳴を上げた。
ぼんやりとした眼をやると、藤本の肩越しに健次と由紀江の抱き合う姿が見えた。真っ白い由紀江の体を真っ黒い健次が、大きな体で包み込むように抱いている。
“パパ、見て。あたし、いっぱい、はいってるの……、こんなに、いやらしくされてるの、見て!”
声に出して叫びたかったが、藤本に突き上げられて喘ぎに変わった。

由紀江は、今日のために“つるつる”に剃り上げていた。藤本がそうしたのだろう。
この前は、健次もじっくり味わうこともできなかったが、今日は由紀江の妖艶さを再認識させられていた。
健次を仰向けにすると、由紀江は真っ白い豊臀を、健次の顔の上に移動した。翳りのない秘貝は妖しく濡れて健次を誘った。
屹立している分身を由紀江の唇が包み、舌が肉棒の先端を蠢き始めると、健次の体を震えが走った。
由紀江の秘貝を引き寄せてしゃぶりついた。
由紀江の白い豊臀を健次の手が這い回った。健次の気持を察したように由紀江は、分身から唇を離し、豊臀を高く健次に突き出した。
健次の硬く反り上がった分身が、由紀江の秘貝の中に呑みこまれていった。健次のピストンは、長いストロークとゆっくりとした速さで繰り返された。由紀江は頸を振りながら喘ぎ、悦楽の境地を浮遊していた。
由紀江の秘貝が、健次のうなぎを締め付けてくる。堪らずに健次のうなぎは、秘貝の中から一度逃げ出した。
今度は由紀江が仰向けになり、秘貝を開いた。うなぎは、また呑みこまれていった。
由紀江は両手で、しっかりと健次の体にしがみ付いた。健次の腕が由紀江の体をすっぽりと包み込んだ。柔らかかった。吸い付くように柔らかかった。唇を合わせた。
大きな健次の体が、由紀江にふんわりと包み込まれるような想いがした。健次のうなぎが激しく暴れ始めたが、由紀江の秘貝がやんわりと、しかも強烈に絡み付いてきた。うなぎは口から白い液を吐き出し撃沈した。しかし、撃沈しても貝の攻撃は容赦なく続いた。

裕子のピンクの秘貝も黒ナマズと格闘していた。ナマズに翻弄されながらもナマズの頸を締め付けたり、ナマズの顔を舐め回したりして、懸命に挑んでいた。
ナマズも嬉しそうに跳ね回り、頑張りすぎていた。
裕子の膝を両肩に載せた藤本は、赤鬼のような顔をして、一所懸命にピストンしていた。その赤鬼を翻弄するかのように、裕子姫は夢の花園の中で、優雅に浮遊していた。赤鬼が必死で捕まえようとしても、笑いながら姫は、軽やかに舞いながら逃げてしまう。力尽きた赤鬼とナマズは、とうとう力尽きてしまったのである。

  1. 2012/11/25(日) 18:50:47|
  2. 3年前、それから
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2年前、それから21

[3711] 2年前、それから21 忠太郎 投稿日:2008/04/20 (日) 17:29
〔由紀江〕
木村の別邸も完成し、健次の設計事務所としては、上々の成績でその年を締めくくったので、正月の休みをたっぷりと取ることにした。
勿論、子どもたちへの家族サービスもたっぷりあったが、その話をしても、誰も興味がないだろうからやめよう。
実は、木村からの紹介で、藤本からも仕事の依頼があったのである。
普通なら、仕事を貰う健次のほうでセッティングしなければならないのだが、藤本が料亭をセットするから裕子と二人で来てほしいとの連絡があった。
二人で来てくれということは、裕子が目当てなのは、藤本の性格から考えて察しがつく。裕子も、そんなことを解らないほどほど、もう初心ではない。

藤本は、木村とは違う。木村の紳士的な洗練されたスマートさはない。どちらかと言えば、泥臭い感じさえする。由紀江と藤本が並ぶと、“良家の奥様を掻っ攫ってきた山賊”というとあまりに藤本に失礼だが、藤本に比して、由紀江には凛とした品がある。といって気取りはない。
藤本は、裸一貫から叩き上げてきた自信というものが滲み出ている。いいスーツを着て、高級車を乗り回していても、その匂いを隠すことはできない。だが、藤本も由紀江と同様に気取りはなく、そんな垢抜けない自分を平気で曝け出している。その辺は、格好をつけている成り上がりと違って好感が持てる。

セックスも木村と違って、藤本は野獣が女を犯すように見える。忘年会で、藤本に抱かれる裕子を見ていた健次は、そのワイルド感に体中がゾクゾクしたのを思い出していた。
あの時は藤本に対する嫉妬を、絹のようなしっとりとした肌の由紀江を、犯すように乱暴に抱くことで紛らわせた。雅子にも、真由美にも同じように体を合わせた。
藤本は、決して女性を乱暴に扱うわけではないが、彼の風貌からそのように映るのである。藤本の優しさは抱かれた裕子がよく知っていた。
“由紀江が、藤本を慕っているのは、この優しさなんだ”と、裕子は理解していた。

その日の由紀江は和服だった。もっとも、この料亭は由紀江が経営している店であり、この店の女将なのだ。
接待で店を利用した藤本が、女将である由紀江に惚れ込んで通い詰めたのである。
健次と裕子を玄関で迎えたのは由紀江だった。由紀江に案内されて離れの間に通された。そこに藤本が居た。そこは、いわゆるお座敷ではなく、由紀江のプライベートな住まいだった。
由紀江が料理などの手配りのために席を立った間、藤本と三人で少しぎこちない時間が流れた。
藤本は、木村のように話が上手ではない。健次も上手い方ではない。そんな二人を見ていた裕子がくすっと笑った。
「なんか二人とも、可笑しいわね。まるで、お見合いしてるみたいよ」
裕子の言動には、計算というものがほとんどない。健次は、何度もハラハラした様なことも経験している。

健次は、そんな、無口で無骨ともいえる藤本に悪い印象はもたなかった。藤本も同様であった。お互い、裕子の一言で、救われた様な気がした。
藤本は、健次に依頼する工事の概要を簡単に話したが、後日、具体的に打合せをすることとし、別な話題に切り替えた。そこに、料理といっしょに由紀江が入ってきた。

由紀江は、あの蔵の中で、藤本の陰に隠れるようにしていた由紀江ではなかった。
流石に料亭の女将だけあって、でしゃばらず、かといって退屈をさせることもなく、健次と裕子をもてなした。
「そうなんです。藤本は、毎日通ってきたんです。始めはお客様ですから大事にしましたけど……」
「でも、そんなに、自分のために通ってくれたら、嬉しいですよね」
「初めの頃はね。その頃はいつもプレゼントをしてくれたり、何処かへ連れて行ってくれたりしましたけど、今は何にもしてくれません」
「そうなんですか。そういえばうちも最近、変な処ばっかり連れて行かれるだけで………」
言いかけて裕子は、“しまった!”と思い、顔を真っ赤にして健次の背中に隠れた。
元はといえば、“変な処”へ誘ったのは、裕子であった。そんな自分の言葉に自分で恥ずかしくなったのだろうか。
由紀江も藤本も、そんな屈託のない裕子を見て微笑んだ。由紀江が健次の脇に座ってお酌をした。
「裕子さん、今日も“変なところ”でごめんなさいね。わたしね、健さんが好きになりました……」
「いいですよ。でもあげませんよ。パパはあたしのもの……」
少し、酔ってきたらしい。裕子の眼が妖しく潤み始めていた。
  1. 2012/11/25(日) 16:50:12|
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2年前、それから20-3

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/17 (木) 15:01
〔迎春の仕度〕
「本日は、雅子さんのバースデーのお祝いということで、もう一つお楽しみがございます」
確かに、雅子の誕生日は2日後だった。
「もうすぐ、お正月と言うことでもありますので、さっぱりとして新年を迎えて頂くために考えました。それでは、雅子さん、こちらへどうぞ」
藤本は、大きなタオルが敷いてあるマットに雅子を誘導した。雅子は、藤本の意図が解ったのか、少し笑みを浮べている。そして、躊躇うことなくマットの上に仰向けになった。
その時はもう、ギャラリーも全員が裸だった。雅子の、今まで木村の男根を受け入れ、まだ妖しく光る淫裂が皆の眼に晒された。陰毛はカットされ、きれいに手入れがされている。そこに蒸しタオルが当てられた。
ここまでくれば、流石に藤本のしたいことを皆、理解していた。いや、たった一人、まだ解っていない女がいた。裕子だ。
シェービングクリームがたっぷりと塗られ、木村の手で、T字の剃刀をあてられて初めて、裕子も、これから藤本がやろうとしていることを理解したのである。
つるつるにされていく雅子を見ながら、裕子の心臓は激しく脈打っていた。火照った体を健次に密着させて、それでも、恐いもの見たさで、健次に隠れるようにして覗いていた。
途中で木村から藤本に剃刀が渡され、藤本によって雅子のつるつるは完成した。もう一度蒸しタオルできれいに拭うと、藤本がそこにキスをした。ディープキスである。雅子の溜め息が聞こえた。
木村が続いて、唇を押し当てて舌を這わせた。
「さあ、お祝いですから」
と藤本が、岡田と健次に促した。岡田に続いて、健次も貝の剥き身のような淫裂に舌を挿れた。
それを見ていた裕子は、自分の淫裂から蜜が湧き出すのを、抑えることができなかった。

「さあ、皆さんも、さっぱりしていただきましょう。次、裕子さん、どうぞ!」
裕子は、その場で卒倒してしまうのではないかと思うほど驚いた。
「ああ、いいえ、あの、あたしは、いいです……」
慌てて、両手で、その意思のないことをアピールしたが、そんなことで叶うわけがない。
雅子にしっかりと体をホールドされていた。
「裕子ちゃん、あなたの可愛いプッシーちゃんを、みんなが見たいんだって、見せてあげなさい……、ね」
雅子の囁きは、催眠術のように裕子の体から力を吸い取っていった。そのまま、雅子にリードされマットの上に仰向けにされた。裕子は両手で、繁みではなく顔を覆った。膝はピッタリと閉じられていた。
「パパにやってもらおうね……」
雅子が、裕子の膝を広げた。裕子は、微かに震えながらも、素直に雅子の手の動きに従った。
蜜を溢れさせた裕子の淫裂が、妖しげな照明の下でキラキラと輝いていた。
裕子は恥丘にしか陰毛が生えていない。雅子によって大きく開脚された淫裂は、たっぷりと蜜を湛えて息づくピンクの花びらは、間違いなく淫靡な成長を遂げていた。男たちは、分身が硬くなっていくのを隠さなかった。

健次が、腹で大きく荒い息をしている裕子の脚の間に、座った。血走った眼で、痛いほど硬くなった男根はそそり立っていた。クリームを塗り剃刀を当てると“いや~”と言って裕子が顔を横にして、両手で覆うように隠した。
皆の眼が一点に集中していた。健次がスーッと剃刀を引くと、その剃刀の移動した跡がきれいに何もなくなった。裕子は観念したようにじっとしている。
「仕上げは私に」
と藤本に代わった。恥丘にしか生えていない薄い繁みを、必要以上に、藤本は指で弄り回しながら、一本の毛も残さず、つるつるに仕上げていった。真剣な表情であった。
蒸しタオルで残ったクリームを丹念に拭い取ると、そのまま藤本は、溢れる蜜を舌で掬うように舐めた。裕子の体が、ピクンと反応し、悲鳴があがった。
木村と岡田も藤本の後に甘美な蜜にありついた。最後に、健次は、堪えきれずに、いきなり貫こうとしたが、藤本に制止された。
「ここは舐めるだけです」
健次は、射精しそうになるのを懸命に堪え、裕子にむしゃぶりついていった。

結局、男たちは、つるつるの4人の女に全ての精力を注ぎ込んだのだ。
藤本は、特に裕子に執着した。木村は、藤本の気持を解っていたので、今回は、裕子を譲ってやった。
藤本の攻めは執拗だった。裕子は何度も頂点に行き着き、翻弄され続けた。時には木村も加わり二人で裕子を弄んだ。裕子は、木村の男根を咥え、後ろから藤本の男根に貫かれていた。
健次は、乱れる淫蕩な裕子の姿を見ながら、自分の歪んだ欲望を満たすために、裕子に見せ付けるように、雅子を穿ち、由紀江を抱き、真由美とも繋がった。
助けを求めるような、怨みを込めたような裕子の眼が、健次を責めるように見つめる時がある。そのたびに、健次は狂ったように激しいピストンで雅子たちを攻め、裕子は、自分から体を開いて男たちを迎えいれた。それでも最後は、健次の胸に戻っていくのである。
最後には、帰るところがあるが故に、奥底では安心しきっているからこそ、思いっきり淫乱に変る裕子を、木村は愛した。
夫、健次に対する嫉妬を、思いっきり激しくぶつけてくる裕子は、時には木村も、持て余す様なこともあった。
裕子の心の中では“パパ……、見て、こんなに嫌らしいあたしを見て!”と叫んでいるようだ。
ある時は、少女のような顔、ある時は淑女のような顔、そして今の娼婦の顔、その折々に、意識せずに見せてくれる裕子に、木村も藤本も夢中になったのである。

  1. 2012/11/25(日) 11:48:04|
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2年前、それから20-2

[Res: 3700] Re: 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/17 (木) 15:00
〔蔵の中〕
蔵の中は、全体が30畳ほどの広さで、歩くと足が沈むような絨毯が敷いてあった。ところどころにダブルベッドくらいの大きさのマットが置いてある。部屋中どこでも使ってください、ということか。
「本日のテーマは、“男の夢”とさせて頂きました。女性は覚悟してください」
「今日の藤本さん、かなりニヤケてますね」
雅子の言葉に、また笑いが起きた。
「それでは、早速始めます。女の人たちは、このステージに載ってください。四つん這いになって頭を中心に向けて、お尻を外側に向けてください」
この顔ぶれでは、さすがに、藤本のやろうとしていることは見当がつく。女性たちから
“えー、いやだ~”という声が上がったが、異議を称えるものはいない。裕子も、動じることはなかった。

丁度、円形のステージに放射線状に、4人の女たちが、アイマスクをして魅力的な尻を男たちに向けて並んだ。
健次は、血が湧きあがってくるような想いで、体を熱くしていた。裕子も素直に、その豊臀をこちらに向けていた。少し不安そうな顔をしているように見える。
ステージがゆっくりと回り始めた。男たちは東西南北の位置に立ったままだ。
回転するステージは、ランダムに止まるようにセットされている。と言う藤本の説明であった。停止時間は五分間で、五分経つと自動的に回転し始めるようになっている。

男たちは自分の位置を移動することはできない。その位置で、停止している五分間は何をしても良いことになっている。但し、女性の嫌がることはしない。というのが、鉄則である。
ステージが停止した。女たちはアイマスクをしているので、自分の後ろに居る男が誰なのかは判らない。
男たちは、何をしてもよいが、声を出してはいけない。健次にその美尻を向けているのは雅子だった。
裕子は、藤本の前にいた。健次は、藤本が仕組んだのではないかと、疑問をもったが、どうせ同じことだと思った。
雅子の短いワンピースを捲ると、申し訳程度の黒いTバックが見えた。健次は、まず美しい双臀に敬意を込めてキスをした。それからゆっくりとTバックのショーツを下ろしていった。
もう雅子の息が荒くなっている。健次の左側に裕子がいる。裕子の顔は紅潮し、肩で息をしている。
スカートは大きく捲り上げられて、パンティが下ろされ豊臀が完全に露出している。藤本は犬のように舌を這わせている。藤本は下ろしたパンティを、裕子の足から抜こうとした。その時、裕子が、片足ずつ上げて、藤本がパンティを脱がせるのに協力しているのを見て、健次はジリジリと胸が焼けるように熱くなった。

雅子の淫裂を舌から舐めあげると、“んうう~あああ……”とくぐもった様な喘ぎが聞こえた。濡れ始めているが、健次は、いきなり挿れるのは躊躇した。
「あああああ……」
裕子の声に、健次は思わず藤本のほうを見た。藤本の顔が、裕子の双臀の谷間に隠れるようにして、激しく舐め回していた。裕子はステージの絨毯に顔を埋めて声を殺している。健次の分身が跳ね上がった。
その時、ステージが動き始めた。ステージが回っている間、女たちは口で大きく呼吸をしている。
30秒経つか経たないかして、再び止まった。
健次の前には由紀江の豊かな尻があった。裕子は木村の前である。
由紀江の淫裂の熟した花びらは、健次を誘うように、濡れて妖しい光を放っていた。
健次は迷わずに、硬く屹立した分身をその熟した淫裂に宛がい、突き挿れていった。白く艶やかな由紀江の豊臀が蠢く様は、成熟した、ぞっとする様な淫靡な魅力があった。鳴き声も艶のあるいい声だった。
ピストンを開始すると、由紀江の真っ白い豊臀も、健次にリズムを合わせてきた。吸い付くような感触であった。

裕子は健次の右側にいた。木村は裕子の豊臀を抱え込んでピストンをしていた。アイマスクをした裕子の喘ぐ痴態に、健次の分身は更に硬さを増した。
健次の穿つ速度が速くなった。由紀江の声が頂点に達する直前に、ステージが動き出した。
今度は、10秒くらいで停止した。健次の前の尻は裕子だった。左側の藤本の前は由紀江で、右側の木村の前は雅子だ。当然、対面の岡田のところには真由美の尻が向けられていた。
女たちは知らないが、それぞれの夫の前に、その臀部を突き出していたのである。出来過ぎているように思えたが、何となく安堵したような気持ちもあった。
健次は、遠慮なく馴染んだ裕子の豊臀を鷲掴みにして、滲みを見せている淫裂に怒張をぶち込んだ。
裕子が“パパ……”と言った様に健次は聞こえた。安心したような裕子の動きは、堪えていたものを爆発させるように乱れ、健次の分身を呑みこんでいった。
「もっと、もっと、頂戴……、ああああ……」
いつになく裕子は激しく悶え、体を震わせて喘いだ。淫裂の締め付けに、健次の分身も耐え切れず、一挙に爆発した。ステージは動かなかった。これも、最初と最後は夫婦で、という藤本流の計らいだった。

  1. 2012/11/25(日) 06:46:57|
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2年前、それから20

[3700] 2年前、それから20 忠太郎 投稿日:2008/04/17 (木) 15:00
〔再びの藤本別邸〕
その年の師走、木村から“パパといっしょに来てね”と、裕子に連絡があった。
藤本別邸での忘年会の招待だった。
裕子は、藤本の別邸の蔵の中でのことは、健次には話していない。
裕子が、木村と藤本の別邸にいった時は、自分が、仕組んだ事とはいえ、健次を典子に盗られてしまった様な、一時的な嫉妬からであった。しかし、藤本別邸の蔵の中に連れて行かれたときは、木村にリードされて、自分でも記憶にないほど、乱れた恥ずかしい姿を晒してしまったと思っている。

忘年会を企画した方の、木村と藤本は、裕子を抱きたいだけであって、名目は忘年会でも新年会でも、何でもいいのである。特に、藤本があの日以来、裕子を忘れられなくなっていたのだ。だが、藤本としては木村に遠慮があり、直接裕子に接近する訳にはいかない。

木村は、健次が傍にいないときの裕子よりも、健次といっしょにいる裕子のほうが、“パパがいっしょ”という安心感からか、吹っ切れたような天然の明るさがあり、健次に見られているところでの裕子の乱れる姿が、堪らなく魅力的だということが判ったのだ。
健次には、雅子から連絡をしている。勿論、雅子から誘われて、健次が断るわけはない。

「パパ、ちょっと聞いてくれる……」
珍しく、言い憎そうな表情の裕子だったが、藤本別邸の蔵でのことは、言わなければいけない様な気がして、ずっと心の隅に引っ掛かっていたのである。
それでも、ポツリ、ポツリと、あの夜の木村とのデートの内容を、裕子が話しをできる範囲で、健次に打明けたのである。
木村から誘われて裕子がついていった事でもあり、健次には大方の予想はついていたが、裕子の話から、藤本別邸の、蔵の中の様子を想像して股間を勃起させていた。

忘年会に参加した顔ぶれは、木村と雅子夫婦、藤本と妻の由紀江、岡田と真由美の夫婦、それに裕子と健次の4組の夫婦だった。
先ずは、豪華なリビングでの食事が始まった。藤本の妻、由紀江の豪華な手料理であった。
この前、裕子が木村と来た時にも、由紀江は蔵の中にいたのだが、裕子は覚えていない。無理からぬことであろう。健次は、由紀江と初対面であった。何にも遊び人の藤本が好みそうな、料亭の女将といった風情を想わせる艶容の女である。が、決して表に出るような言動は一切ない。藤本の影のように控えている。

心ゆくまで食して飲んだ後に、あの蔵へと移動した。
蔵の中は、由紀江の好みによるものなのか、壁にしても照明にしても、妖艶な演出が施されているが、下品ではない。健次は、建築家として、由紀江のセンスを評価できると思った。
真ん中に直径が2~3メートル位の円形のステージがあった。部屋の雰囲気だけでも、健次の股間は反応を示していた。裕子も何かを期待している自分に、恥じらいながらも、体の中心が熱くなっていくのを感じていた。健次がいっしょなら恐れはなかった。
「今日は、ちょっと趣向を凝らしてみましたので、期待してください。とは、言ってもやることは一つなんですが」
藤本の説明に皆が苦笑した。
「でも、プロセスは大事ですから」
木村が補足したが、これも笑いを誘った。場が少し和んだ。
  1. 2012/11/24(土) 18:46:25|
  2. 3年前、それから
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