妻と男の物語


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混浴露天風呂での目覚め 27

[Res: 4979] 第27話 沈粕男 投稿日:2008/10/20 (月) 23:22
「ん…だめ…やっぱり…だめ…やめてください…」
後ろから乳房を揉みしだかれる美香…泰造の荒い鼻息が美香の耳に当たる…
(いや…やっぱりこんなの…いけないよ…)快感を覚えているのだが…美香の興奮を、変な道徳感が押さえ込む…
「奥さん真面目に考えるなよ~少し変形した旅先のアバンチュールだと思えばいいんだよ~」
泰造は美香の乳房を揉みながら囁く…
゛旅先のアバンチュール゛
この泰造の言葉が美香の淫らな記憶を呼び起こす…
生真面目な美香だが…大学時代、一度だけ…゛旅先のアバンチュール゛を経験している…
大学時代、美香にとって結婚を意識する程愛した彼氏が居た…サークルの一学年先輩で、処女を捧げたのもその男だった…その男との幸せな学生生活が続いた…美香は勉学もプライベートも順調だった…しかし、その男が卒業し就職してから状況は変わる…学生の美香と社会人のその男では、生活のペースに相違が生じ、お互い擦れ違いになっていった…そして当時は就職氷河期であり女子学生である美香の就職活動は上手くいかない、そんな時に一番傍に居て励まして欲しいその男とは、なかなか会えない…更に会えないどころか、その男には別の女性の影が見える…お決まりのように二人は別れた…美香が大学四年の夏だった…
そんな傷心な美香を、一人の女友達が旅行に誘う…同じ大学の同級生、グラマーで男慣れした美香とは違う雰囲気の女だったが、日頃から二人は気が合っていた…
そんな旅先のホテルの夕食時のビュッフェ…二人の若い男が声をかける…女性受けする雰囲気と旅の開放感に、美香達はその二人を受け付ける…時間が経ち、それぞれ二組のカップルが出来上がる…友達達は男達の部屋、美香達は自分達の部屋で、それぞれが二人きりになっている…夜のホテルの部屋で大人の男女がすること決まっている…生真面目な美香も男が醸し出す甘い雰囲気、酒による酔い、旅先の開放感、日常の傷心からの逃避、いろいろな要素が絡み、その会ったばかりの男に身体を許してしまう…会ったばかりの男と、かなり大胆に乱れた夜…
話を戻そう…
(そうだ…これは主人を悦ばせるための゛旅先のアバンチュール゛だと思えば…)
泰造の言葉が、美香の心の中で゛行きずりの男との過去の体験゛を正当化させたい願望を呼び起こし…また、それでもって道徳感を打ち消すきっかけを与えた…それでも…
「ん…でも…」
表面では、まだまだ゛貞淑な妻゛の殻を破れない美香であった…
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