妻と男の物語


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夫の同僚(10)

[1500] 夫の同僚(10) バロン豊崎 投稿日:2006/05/22 (月) 18:28
(10)

硬く熱い肉の杭が、人妻の柔らかな蜜壺に突き立てられる。
そこは濡れた音を立て、男の侵入を易々と許していた。
「聞こえるだろう、奥さんのおまんこの音」
城島が耳元で言った。聞こえている。低く、濡れた音。
それは人妻が夫以外の男のものを受け入れている音だった。
彩子は激しく首を横に振った。音を振り払うように。
「奥さんのが、俺のちんぽに絡みついているよ。いい具合だ」
城島がなおも卑猥な言葉を囁き続ける。
「奥さんとなら何度でもやれそうだ。あいつの留守中にちょくちょく来るからな」
人妻を支配した自信を見せるように、一際力強い腰使いになる。
突かれるたびに、彩子の豊かな乳房がたぷんたぷんと揺れた。
肉付きのいい下腹が痙攣するように波打つ。そして声を上げそうになる。
涙が流れた。あなた、私、もうだめ、ごめんなさい・・・・。
剛直を叩き込まれるたびに、夫が遠ざかり、彩子の女が目覚めていくのだ。
「うーっ、うーっ、うーっ」
城島の胸に顔を押しつけ、声を殺して呻き続ける。自然に腰が動いてしまう。
城島はそんな彩子の身体の変化を読みとり、にやりと笑みを浮かべた。
彩子の口からパンティを引っ張り出し、その唇を吸う。
「うぐぐぅっ」煙草臭い舌が侵入してくる。
声が漏れそうになり、彩子は思わずその舌を吸い、自分から絡めていった。
大きく開かされた脚の間で、黒い男の尻が激しく上下する。
その動きに合わせて、まるでコートにたたきつけられるテニスボールのように、
彩子の白い尻がソファの上で弾んだ。
ああっ、いいっ、いっちゃう、いっちゃうっ!
彩子は両手を城島の首に回し、脚をしっかりと男の腰に巻き付けた。
ぱんっぱんっぱんっ、と小気味いい音を立てて、
牡の剛直が大きく広げた人妻の熟れた股間に突き下ろされる。
「やぁぁんっ、だめっ、城島さん、動かないでっ、いっちゃうっぅぅ!!」
しかし男は捕食獣が獲物を貪るようにさらに激しく彩子の肉体を貫いた。
彩子の躰が城島の躰の下で跳ね、その手が男の大きな背中に爪を立てた。
彩子が二度目の絶頂へとのぼりつめたのだった。

「さあ、奥さん、手伝ってくれよ」
城島に揺り起こされる。躰がぐったりと重い。
目を開けると、全裸の城島が夫の躰を抱き起こそうとしていた。
「まったくだらしない奴だな。こんなに酔いつぶれて」
何ごともなかったように夫を介抱する城島。男の人ってみんなこうなのかしら。
彩子は不思議な思いを抱きながら、自分も全裸のままで夫の体を支えた。
夫は酒臭い息を吐きながら、正体なくつぶれたままだった。
あなた・・私、城島さんに抱かれちゃったのよ。あなたが酔いつぶれているそばで・・・。
平和そうな寝顔を見ていると、そう叫びたい衝動に駆られた。
しかし実際にはそうはせず、城島と二人で夫の躰を引きずるようにして寝室へ運び、
服を着たまま寝かせた。
「あ・・」
夫の躰に布団を掛けた時、彩子が小さな声を出して、身をすくめた。
城島の放ったものが彩子の内から流れ落ちてきたのだった。
彩子はベッドサイドのティッシュを数枚抜き取ると、手早くふき取り、トイレに飛び込んだ。
流れる水の音を聞きながら、流されないものが自分の躰に残されてしまったことを、
彩子は十分承知していた。

トイレを出ると、思った通り城島が待っていた。彩子の手を取り、客間へと引っ張っていく。
そこには同僚を連れて帰るという夫からの電話で、彩子自身が敷いた寝具が用意されていた。
「城島さん、お願いもうやめて・・・」
城島は弱々しく拒む彩子の躰を抱きしめた。
「それは本心じゃないでしょう」
そう言うと覆い被さるようにして彩子の唇を吸った。その躰から力が抜けていく。
布団の上に寝かされる。城島の指が茂みを掻き分けると、自ら脚を開いた。
手を男の股間に導かれると、すでに固く勃起した陰茎を愛おしげに握りしめた。
言われるままの体位をとり、求められるものは何でもする彩子だった。
それから朝にかけて、城島は人妻の肉体を2度抱いた。

(おわり)


遅くなってすみません。
そして最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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