妻と男の物語


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彫り物に睨まれた主婦~9~

[8680] 彫り物に睨まれた主婦~9~ 利光 投稿日:2010/02/01 (月) 21:12
~密談の喫茶店②~

深夜の喫茶店で吉見とマスターの田中は月の売り上げを計算していた。喫茶店は
たいした儲けもなく田中が一人で細々と10年やってきたが、今は2階での商売
の売り上げほうがはるかに上回っていた。ただ、喫茶店の役目は2階での商売に
は不可欠だった。

吉見と田中が知り合ったのは、ちょうど二年前だった。閉店間近の寒い夜に、ふ
らっと入ってきたのが吉見だった。
他に客のいない店内を見渡し、マスターの前のカウンターに座った。顔色が青ざ
めていたのに驚き、尋ねると怪我をしていて、上着を脱いだワイシャツの脇腹は
血で染まっていた。田中はすぐに店の裏の3畳ほどの休憩室に連れて行き、応急
の手当てをしてやった。怪我は脇腹を刃物でかすめ切られたもので、幸い傷は浅
かった。田中は何も聞かなかった。というか、救急車を呼ばず、店の奥で手当て
したこと自体最初から何も聞くつもりはなかったのだ。

それから、吉見は毎日のようにコーヒーを飲みに訪れた。ある日、田中が店を閉
め、よそへ行くことを話すと吉見は親身になり相談に乗った。あくる日、喫茶店
に吉見が大金を持参し、田中に渡した。借り入れしている銀行への返済金だった
。吉見はあの日何も聞かずに手当てしてくれた田中に恩義を感じていた。二人の
付き合いが深くなったのはそれからだった。

吉見は表稼業は金融業でヤミ金だった。客の中には主婦も多く、返済の遅れる主
婦には容赦なく家に上がり込み、身体で利息を返済させた。それも一日遅れるご
とに一発と脅していた。
それでも、一人ではとても体力がもたず、知り合いのチンピラや同業のヤクザに
大一枚で一日の利息と遅延金を買い取ってもらうという形にして主婦達の肉体を
与えた。つまり、売春ということになった。結局、返済の遅れた主婦は吉見以外
の怖い男達にも昼間から自宅に上がられ、セックスに応じなければならなかった
。大一枚で債権を買い取ったチンピラ達も普通の主婦を弄べると評判は良かった
。ましてや昼間から生活臭のある部屋で主婦を裸に剥くというスリルが欲情を高
めた。中には夫婦の寝具で事に及んだりもした。
そして最後には証拠として、事後の寝乱れた写真も撮り、同時に主婦の口もふさ
いだ。

この時、吉見が興味を示したのが、平凡な素人の主婦とのセックスの魅力だった
。それは性に関して未熟で未開発な肉体の主婦が、犯されながらも次第にほんと
のアクメを極めていく様を目の当たりにするのが堪らなかった。そして、これは
金の成る木だと直感した。

『一盗二卑三妾』

これは男が女に対する欲望の順番を言った格言だ。

最も欲情するのは『盗』、つまり他人の女を盗むことだ。主婦は間違いなく他人
のものだが、社会的には『浮気』『不倫』という言葉で片付けられ、女の側にも
責任の一端を課すので、商売はやり易いと思った。それ以上に客側の男の欲情を
そそるのは間違いないと思った。

ちょうど、そんな時に田中と出会った。お互いの損得勘定が一致し、喫茶店がそ
の商売の舞台となった。マスターの住居部分の2階を改装し、二部屋用意した。
マスターは近くにマンションを借りてやった。すべて吉見が資金を出した。
当初は吉見の本業での返済遅延の主婦をこの部屋で肉体返済させる名目で売春さ
せた。主に見映えのする数人を交代で二部屋に待機させた。多い時には10人を
超える主婦をかかえ、二階では一日中男女の痴態が繰り広げられることも珍しく
なかった。

『マスター、昨日権藤さんから電話があってな』

『そうですか。週に一度は2階でチェジュウとやってますよ、好きですねぇ』

自分が物にした女を自由三昧に抱いている権藤にはマスターはいい気はしてなか
った。

『そうか…、でなっ、そのチェジュウ、中野真穂子が旦那の転勤で遠くに行くん
だとさ』

『へぇ~そうですか、聞いてなかったですね。で・・・、』

『替わりを頼むとさ。』

権藤が中野真穂子を独占し出して三ヶ月立っていた。中野真穂子とは喫茶店の2
階以外にラブホテルでも逢瀬を重ねて、権藤も素人の主婦の魅力が気に入ったら
しかった。そんな折、旦那の転勤で盗んでいた物を返さなくてはならずやり場を
無くしていた。

『権藤さんは以前中野真穂子がトラブル起こした時、詫びに初物をあてがうって
言ったのを覚えててな…』

『えっ、あれは権藤さんにじゃなく、あの土建屋の社長にでしょう?』

『そうだけどな…もうそんなの関係ないみたいで、あん時あてがうはずだった初
物の人妻譲れとさ』

吉見はその時スーパーのレジの吉沢真弓のアングラ商売への引き込みは頓挫した
ので、変わりなく週2回ほど逢瀬を続けていた。最近は吉沢真弓もすっかり真珠
入りのペニスに馴染み、あれほど苦痛の様相の吉見とのアナルセックスも今では
アクメに達していた。

『仕方ないなぁ、真弓もそういう運命かもなぁ』

『他の女あてがえばいいじゃないですか?』

吉見を察して提案した。

『ダメだなぁ~、あん時、真弓の素性詳しく話したから…まぁそれで権藤さんも
覚えていたんだろうけどな』

権藤には真弓の名前こそ言わなかったが、清楚で色白のスーパーで働く人妻を詫
びとしてその社長に差し出すと説明した経緯があった。それも客をとるのは初め
ての人妻であるということを強調した。

吉見はすでに権藤から申し出があった時点で諦めていた。ただ、自分が身を置く
理不尽な社会を誰かに嘆いてみたかっただけだった。

『来週の店休日に真弓を差し出すから、他にロング入れないでくれ』

『大丈夫ですか…あの奥さん、吉沢さん?』

『仕方ないな…いずれ、どっちみち2階に上げなくちゃ、玉も少なくなったもん
な』

『すんません…最近新しいのが落とせなくて…』

『マスター、お前のせいじゃないよ。俺達も食っていくためだよ。気にすんな』

差し出す前日に吉沢真弓の勤めるスーパーに兄貴分の権藤を連れて行った。
どうしても初物を味わう前に普段の姿を見ておきたいと悪趣味極まりないことを
権藤が言い出したからだ。

『権藤さん、あの端のレジの店員です』

スーパーの入り口で権藤に吉沢真弓を教えた。

『おおぅ、なかなかいい女だなぁ~、ちょっとそばで拝んでくるか』

そう言って、権藤は買い物カゴを取り店内に消えた。

吉見は、駐車場の車内で待った。
10分ほどでスーパーの袋下げて権藤が戻ってきた。

『近くで見るとまた格別だなぁ~いい身体してるじゃないか。お前だいぶブチこ
んでるんだろ?』

『いいえ、まだそんな立ちませんよ』

権藤が機嫌損なわないように嘘をついた。真弓にはトコトン女の喜びを教え込ん
でいた。

『吉見、お前が言ってたとおり上玉だなぁ。あの奥さん裸にひん剥けるなんて堪
らんぞ』

『気に入ってもらって良かったです』

『ところで尻の穴は使えるんか?』

『えぇ、まぁ…』

『そうか~、俺が掘りたかったなぁ~、まぁいいや。』

権藤は手放した中野真穂子でアナルセックスの味を覚えたらしかった。

権藤はいま見てきたレジのパート主婦を明日抱けると思うと自然に笑みがこぼれ
ていた。

『ほら、さっきあの奥さんもレジで触ったヤツだ』

袋の中の買い物はキュウリとナスだった。レジでそれらを握る白い指先を見てい
たとのことで、妄想の中で自分の物を投影していたに違いないと思った。

『明日、これも下の口に食わせてやるか。まさかあの奥さんも客が買った商品を
ぶち込まれるとは思ってもいないだろうなぁ』

『…』

吉見は呆れて何も言えなかった。でもこの男は素人の人妻を抱く醍醐味を知って
いると思った。吉見自信もたまたま寄ったこのスーパーで真弓を見た時、少なか
らず妄想で犯していたことを思い出した。そして、それを現実のものにしたくて
日参し、情報を集めた。裏の商売の商品としてではなく、自分自身の愛人として
所有したかったのだ。
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  1. 2014/02/04(火) 11:53:31|
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