妻と男の物語


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続・混浴露天風呂での目覚め 2

[Res: 6616] 第2話 沈粕男 投稿日:2009/05/30 (土) 23:50
「だめだ…すまん…美香…」
美香の懸命なフェラチオにも萎えたままである…
「いいのよ、あなた…」
仰向けになる弘光に美香は抱きすがる…
「最近はいつもこんなんだな…美香…本当に…」
「気にしないで…あなた、私あなたに抱きしめられるだけでもいいの…」
気遣う美香を抱き締め…弘光は愛しさを募らせる…二人はキスを交わした…
「やっぱり慣れない総務に異動して大変なの?」
美香は起き上がり、ショーツを履きパジャマを纏う。
「ああ…仕事に慣れていないのもあるけど、あの佐藤課長がね…」
「あの人か…今課長なんだ、私が居た時は係長だったわね、私もあの人嫌いだったから…」
現在は退職しているが、美香も以前は弘光が勤める職場に在籍していたためか、状況が思い浮かぶようだ。
「おお、本当に嫌な人だよな、この間も俺がミスしたら゛前に居た奥さんの方が、ずっと間に合うな~゛なんて嫌味言われたよ…」
弘光もパジャマを纏いながら美香に愚痴る…上司に自分と美香を比較した嫌味を言われたことは、かなりの衝撃を受けたようだ…無理もない…慣れない仕事のプレッシャーもあるが…美香の地元の有名大学卒業という経歴に…三流大学卒業の弘光はコンプレックスを抱いていた…
「そうそう、あの人って嫌味っぽいのよね」
そんな弘光のコンプレックスまでは察していないが…佐藤に嫌悪を抱く美香は、弘光に同調する…そして…
「あの人の目つきって、何か厭らしいのよね…私の胸元とか、お尻や脚をジロジロ見てたしね…それに…」
美香まで在籍していた当時のことを愚痴る…
「それにって何なんだ美香?」
立場が逆転したかのごとく、弘光は美香の愚痴を聞き入る。
「いつか宴会の時にあの人…私のお尻触ったの…本当に気持ち悪るかったわ…」
美香は聞き入る弘光に愚痴り続けた…
(何…あいつ…美香の尻まで…くそ…)
美香とともに佐藤に腹ただしさを覚えていた弘光は、この時は純粋に怒りを感じるだけであった…
やがて…鬱憤を晴らした美香は寝息を立て始める…そんな美香の側に横たわる弘光の脳裏には…
゛あの人の目つきって、何か厭らしいのよね…私の胸元とか、お尻や脚をジロジロ見てたしね…゛
゛あの人…私のお尻触ったの…゛
という先程の美香の言葉が駆け巡る…
(あいつ…美香のことをそんなふうに…)
弘光の中に佐藤に対して嫉妬が芽生える…そして…その嫉妬は異様な興奮を与えて…眠っている性癖を目覚めさせようとしていた…
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