妻と男の物語


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告


目覚めた夫婦…妻の朝帰り 102

[Res: 9337] 第102話 沈粕男 投稿日:2010/03/25 (木) 23:00
(林田君と…あそこで会って…それから…あの公園で結ばれたのよね…私…あなたと結ばれて…本当に嬉しくて…昨夜も…あなただけに抱かれたかったのに…林田君…何で…みんなを…)
駐車場に辿り着き車に乗り込み〃例の〃本屋が目に映ると…美香の心境が…下着を身につけていない羞恥から林田に対する感傷へと変化していく…〃かつての憧れの男との甘い一夜〃の期待が打ち崩された事実にやり切れない思いが募るが…
(だけど…私…林田君以外の三人にも…感じて…受け入れて…悦んでしまったのよね…)
そのやり切れなさとは裏腹に…四人の男相手に歓喜を覚え乱れてしまった事実を受け入れ…どこか…日頃の〃抑圧されたモノ〃を吐き出した清々しさも仄かに感じていた…そして…
(おまけに私…林田君よりも…正直言って…〃あの〃森口君の方が…やっぱり…私って…ああいう男の人に…あの時と一緒だわ…)
嫌悪を抱いていた男との行為が〃一番感じた〃事実を受け止めつつ…美香の脳裏には…かつての混浴露天風呂の〃他人棒〃の体験が浮かぶ…確かに…その時も…美香は〃タイプではない男〃相手に強烈な快感を覚え…人生初の〃童貞喰い〃に対し異様に興奮した…皮肉にも森口にはそんな二つの〃要素〃が備えられていた…しかし…
(だけど…やっぱり…気持ち悪い人は嫌…それに…私が初めてというのなら…もっと若い子が…いやだわ私…とにかく何にしろ…主人を裏切るようなことは…早く帰らないと…)
酒の酔いも淫らな興奮も醒め…理性を取り戻した美香には…その認識をしつつある自らの〃妙な〃性癖に対して抵抗を覚えていた…何か夫への背徳感を用いて〃うやむや〃にしながら…キーを回しエンジンをかけ…車を発進させ帰路に着く…

ここで冒頭のように…

〃男をたっぷり味わった〃艶めかしい後ろ姿を見せながら…マンションの自室のドアノブを握る美香…心の中では…
(朝帰りなんかして私…でもあの人だって…だけど…)
何か自らの朝帰りに対し…貞淑さからくる〃反省〃と…夫の不貞の疑念に託けた〃正当化〃が…入り乱れていた…
(今夜…あの人を…どんな顔で…)
葛藤を覚えながらも生真面目な性格が…やはり自らの働いた不貞を〃反省〃に導く…夫への罪悪感を抱きつつ美香がドアを開けると…
(えっ…何で…やだ…どうして…)
驚きと共に動揺を与えられた…
「お帰り、美香」
出張により不在であるはずの夫の弘光が…朝帰りをした美香を出迎えたのだ…
関連記事

  1. 2013/07/05(金) 05:43:24|
  2. 目覚めた夫婦…妻の朝帰り
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


<<目覚めた夫婦…妻の朝帰り 103 | ホーム | 目覚めた夫婦…妻の朝帰り 101>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tsumaotoko.blog.2nt.com/tb.php/1659-0ca26dcd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)