妻と男の物語


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凌辱痴獄の扉(序章)

[1554] 凌辱痴獄の扉(序章) 高坂 投稿日:2006/06/13 (火) 21:50
 関東のとある地方都市…中心部から10分も車を走らせれば、山と緑に囲まれた自然も堪能できる緑豊かな土地…
この5~6年、新興住宅や集合団地が続々と建設され、首都圏や近隣から、比較的若い世代の家族が移り住むこの街に、開業して3年になる眼科医院がある。

 優美は時計に目をやった。時間は5時をまわろうとしている。
受け付けの仕事をする優美は、二人の子供を保育園に預け、念願のマイホームを手に入れるため、夫と共働きの生活を送っていた。
 5時をまわった時点で患者がいなければ、あとは他のスタッフに任せてあがらせてもらう約束になっている。
優美は帰り支度を手早く済ませ、病院を後にした。
 愛車のラパンを走らせること10分…愛する息子達の待つ保育園に到着する。
長男・功大は5才の年中クラス、次男・雄太はまだ1才半になったばかりだった。
優美の顔を見ると、功大は「ママ、疲れた?」と、母親を気遣うような言葉を囁いてくれ、雄太は微笑みを誘う無邪気な笑顔と仕草を見せてくれる。
担任の保育士から、一日の様子を大まかに聞かせてもらい、優美は愛息二人を車に乗せ、家路につくのだった。車中での、子供達との会話は、優美にとって至福の時とも言える時間だ…。
集合団地の3階、自宅に着くと、功大と雄太はテレビアニメを観始め、優美は夕飯の支度を始める。
あと1時間もしないうちに、夫・孝行が帰宅するだろう。          某自動車ディーラーの整備士として働く孝行は優美より1才年上で31才。友人の紹介で知り合い、6年前に結婚した。
優美も、子供達の事も、この上なく愛してくれ、性格も真面目…優美にとっては最高の夫であった。

孝行が帰宅し、子供達を入浴させてくれる間に、優美は手料理で食卓を飾る。
風呂上がりの夫と子供達は、優美の料理を誉めながら味わい、一日の出来事を楽しそうに喋りあっていた。
「幸せだなぁ…」
優美は一日の終わりに、必ずそう感じる事ができた。この幸せがいつまで続くのか…そんな僅かな不安さえ頭をよぎることは無かった。
 週に1~2回程度、子供達を寝かし付けた後、孝行は優美を女として抱いてくれる。
特別な事をするわけではない…二人でベッドに入り、優しくキスを交わし孝行の愛撫を受ける。
真面目な性格そのままに、孝行は優美の肉体を柔らかく、優しく包み舌を這わせてくれる。
それだけでも優美の肉体は熱を帯び、体内奥深くからは温かい液体が溢れ優美の秘部を滑らかにした。
お互いにそれほど遊んできたわけでもなく、性的知識もとりたてて豊富では無い二人には、温もりを感じながら愛し合うこの時間で十分だったかも知れない。
孝行は優美が潤ったのを確認すると、ゆっくりと優しく侵入し、包み込むように律動を開始する。
特別な体位を試した事も無い。
正常位は顔を見合わせて愛し合え、安心できる…優美はこの形で孝行に抱かれるのが好きだった。
反対にバックでされるのには嫌悪感があった。
よつんばいになって、恥ずかしい部分を晒し後ろからされるのは、なんだか犯されているような、愛を感じる事ができなくて嫌いだった。
孝行は一度バックでの挿入を試みた事がある。
優美が強く拒否すると、それ以来その体位を求める事は無かった。
 優美は胎内に夫自身の存在を感じ、優しく抱えてくれる腕の逞しさを味わいながら、律動に身を任せ、やがて絶頂を迎える。
長い期間連れ添い、お互いの肉体が馴染んでくると、絶頂を感じるタイミングも合ってくるものらしい…
優美の目の前が一瞬真っ白になり、肉体が小刻みに痙攣するのと同時くらいに、腹部に孝行が精を放つのを感じるのだった。
生暖かい精液が冷たく不快な感触に変わる前に、孝行はティッシュで拭き取り、そのまま抱き締めてくれる…
優美は、そんな夫の優しさと温かさに包まれて、眠りに落ちてしまう事が多かった。

自分にとってこれ以上望む事の無い素晴らしい夫と、かけがえの無い子供達、マイホームを建てるという将来の夢まで持ち、優美は自分の幸せと、満ち足りた日々に漠然と感謝するのだった…

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