妻と男の物語


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教師として

[1571] 教師として チョコケーキ 投稿日:2006/06/18 (日) 02:23
 智美は中学校の教員をしている。この春初めて中学3年生を担任にし、無事進路指導も終え、
卒業をさせることができた。担任にした生徒達はとても智美を慕い、卒業後も智美の元へ、
春からの高校生活の不安や、悩みを相談しに自宅まで会いにくるほどであった。
 智美も初めて送り出した生徒に特別な愛着もあり、自宅にまで来る生徒を受け入れていた。
 そんな、もうすぐ5月というある日、自宅に元の担任した、男子生徒3名が智美に
会いに自宅を訪ねてきた。
 これまで、よく女子生徒は訪ねて来てはいたが、その友達の男子生徒までが訪ねてくるのは
めずらしかった。
 3人は担任時代から少しませた感じで、決して不良ではないが、クラスの中ではよい意味でも
悪い意味でも影響力のある生徒達であった。
 
 「俺達も高校生活が上手くいってなくってな。」と3人の中でもリーダー各の健治が言った。
中学の頃が懐かしいと健治の後ろから勝紀が言った。
 もともとあまり話しをしない弘はうなずくだけで笑っていた。

 智美はあまり気持ちが通じ合えなかった生徒の一人でもある、健治たちが自分を頼りに
相談に来てくれたのがうれしくもあった。

 出されたお茶を飲みながら、最初はそんな話しをしていた3人だったが、どうやら健治に
彼女ができたらしく、初めての彼女との交際に対するアドバイスを智美に求めてきて
いるようだった。
 他の2人も興味があるらしく真剣に智美と健治の話しを聞いていた。

 そのうち話しが性的な話しにふくらみ、健治は真剣にどのようなタイミングでキスをして
などと、相談をしていた。
 智美もそんな話しを付き合うのも変だとは思っていたが、健治があまりに真剣なため
付き合って話しをあわせていた。
 
 そのうち智美も予想した通り、SEXについての話しになってきた。一応保健体育で教える
ありきたりの指導もしたが、健治たちが興味があるのは、どのように女性の性器がなっているのか
など実践についてだった。

 ある程度まで合わせて話しをしてきたが、これ以上はよくないと話しを変えようとすると、
健治がかばんから何やら取り出し、「これを見ながら直接教えてよ!」とHOW TOものの
SEXビデオのようなものだった。
 智美は初めは拒んだが、自分も話しに乗ってきた部分もあり、何より性に対し真剣に悩む
男子生徒を単にあしらうだけではと、一緒に見る事にした。

 智美はあくまで、避妊の大切さや、性病についての危険性などを伝えてはいたが、健治達は
耳に入らないようで画面に食いついていた。時折質問をしながら。
 ビデオも中盤に差し掛かったあたりで、智美の後ろで画面を見ていた無口な弘が「やばいよー」
と、つられて勝紀も「俺はいつになったらああいったことができるんだ」と
 3人とも非常に興奮していたのがわかった。部屋の空気も明らかにおかしなものに変わって
いた。
 
 その状況を察した智美は、「じゃこの辺で終わりよ」と立ち上がりビデオを消し、何か
飲み物でもと台所へ立ち上がろうとしたとたんに智美は前に転んだ。
 後ろにいた弘が智美のスカートの裾を引っ張っていたのだ。
「ちょっと・・」と智美は振り返り弘に言おうとしたが、次の瞬間勝紀が上に覆いかぶさる
ように智美に乗りかかってきた。

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