妻と男の物語


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すわっぴんぐ・もどき2

[74] すわっぴんぐ・もどき2 NOBAうさ 投稿日:2003/11/12(Wed) 00:04
 俺は思いきって聡にきいてみた。
 「おまえ、ひょっとして、俺の妻に関心があるのかぁ?」
聡は、俺に見透かされたと思ったのか、慌てて否定した。
 「そんなんじゃないさ、男だったらこういうエッチな話を聴かされたら、気になるのは当たり前だろ。それに、おまえんとこの奥さんは、けっこー可愛いしな。それより、おまえこそ、ひょっとしてうちの恵子に気があるんじゃないのか。」
 図星だった。
 本来なら俺も「そんなんじゃないよ」と否定すべきところだが、ここで引いてしまってはせっかくの俺の計画が台無しになってしまう。
 俺は聡の目を見ながら、思い切って言ってみた。
 「あぁ、そうだよ。恵子ちゃんのがどんなのかってのは、やっぱり気になるよ。それにおまえの話をきいてるうちに、ますます恵子ちゃんのことを、もっと知りたくなっちゃっったよ。恵子ちゃんといつでもエッチできるおまえがうらやましいよ。」
 俺の言葉きいて、聡が言った。
 「そんなことないさ、おまえのほうがよっぽどうらやましいぜ。さっちゃんみたいな可愛い奥さんとやり放題なんだからさ。」
「なんだ、やっぱりおまえも幸子に気があるんじゃないか?」俺たちは顔を見合わせ少し笑った。
 俺は聡に、俺の思いをうち明けた。今でも妻のことを一番愛していること、しかし妻との生活、セックスに慣れてしまって以前のようなときめきを感じなくなってしまったこと、以前のような熱い思いを持って妻を抱けるようになりたいと思っていること、新鮮な気持ちを蘇らせる方法として「夫婦交換」という方法があることなどを一気に話した。
 聡は真剣な目で俺の話を聴いていたが、一言こうつぶやいた。
 「できることなら、俺も昔のような興奮をまた味わってみたいよ。しかも妻以外の女、それもさっちゃんを楽しめるなんて言うことないし、恵子の相手がおまえなら文句はないよ。だけど、たぶん恵子が承知するはずがないよ。あいつけっこーあー見えても身持ちが堅いからなぁ。」
「俺んとこの幸子もそうだよ。そう簡単に承諾するはずがない。でも俺に考えがあるんだ。どうだ?」
 「どうやるんだ?早く話せよ。」
 聡は焦っていた。
 そして俺はゆっくりと話し始めた。
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