妻と男の物語


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人妻京子の優美な生活≪乱倫≫①

[7851] 人妻京子の優美な生活≪乱倫≫① 角笛 投稿日:2009/11/15 (日) 17:28
(プロローグ)

 その女はほとんど堕ちかけていた。耳を愛撫された瞬間全身の力が抜け、骨のない人形のように艶かしく男に体をあずけていた。
「ああっ……」
 小さく唇が開かれ、熱い吐息が漏れた。切れ長の目は既に閉じられていた。
「耳をしゃぶられながら乳首を指でころがされるのが好きだったよね。今も昔と変わらないのかな?」
 耳許で男に囁かれ、女は小さく「ヤメテ……」と答えた。が、おかまいなしにブラウスのボタンをひとつずつ外されていく。そして、ブラジャーの隙間から指を差し入れられた瞬間、女は小さく声をあげた。
「ダメェ……、あぁ……」
 女の体がビクンと反応した。乳首を探り当てられたようであった。
 ソファで絡み合うふたりの周りには自らの股間をマッサージしながら9人の男たちが立っていた。そして、向かいのソファーではひとりの男が固唾を呑んで成りゆきを見届けていた。
 夜は深まりつつあった……。


(1)美人妻

 瑞穂書房での打ち合わせを終えて帰宅したとき、妻はピラティスの真っ最中であった。DVDの指示に従いながら、ライトブルーのレオタードをまとって静かに体を動していた。首から胸にかけて露出している部分や背中には汗が吹き出していた。妻の美しい後姿を見ながら「ただいま」と声をかけると、顔だけ一瞬こちらに向けて「おかえり」と返事がかえってきた。
「あと10分ぐらいで終わるから、ちょっと待っててね」
 もちろん反対する理由はない。魅力的な肢体を眺めているのは男子永遠の目の保養っていうやつだ。ハイレグが尻の割れ目に食い込み、ほとんどTバックになっていた。
「来客があったらその格好で出て行くつもりだったの?」
 と訊くと、
「……ン……そうね。異性の視線に晒されるとキレイになれるっていうから、それもいいかもね? ンふっ……」
 と返ってきた。やれやれ。危ない姫さまだ……。

 さて、ここで簡単に自己紹介を。
 私の名は仁科勇作、31歳。職業は一応作家。2年半前に瑞穂書房の新人賞を受賞したのをキッカケに、勤めていた会社を辞め専業作家になった。そこそこ売れている本もあるのだが、純文学から中間小説その他もろもろ手当たり次第に執筆し、なんとか糊口をしのいでいるのが現状だ。
 妻の名は京子。28歳。半年前に結婚した。新人作家としてデビューした私の瑞穂書房担当だったのが彼女。結婚と同時に退社し、現在は私の執筆活動のアシストをしてくれている。

 プログラムを終えた京子がタオルで汗をぬぐいながら、リビングでくつろいでいる私に近づいてきた。ボリューム満点のバストから信じられないくらい絞られたウエストを経て肉感的なヒップへと続く究極のボディラインは格別。100年間眠りに就いていた≪老人のムスコ≫でもムクムク元気になるだろうという魅惑のボディライン!
「瑞穂のみなさん、元気だった?」
 アップにしていた髪が解かれると黒髪はバストトップに達する長さになった。私は彼女の目を見つめながら「うん」と答えた。
「そう」
 とそっけなく答える京子の口許を見ながら、あいかわらず色っぽいな、と考えてしまう。瓜実顔に切れ長の二重、知性をたたえた柳眉、愛らしい唇と口許右のホクロ……。
「おっと、ノーブラか? なんか先っちょがポチッと透けているような……。ヤバイねえ」
「ンもぉー、エッチな言い方しないでよ……」
 そう言うと、京子はシャワーを浴びにバスルームへと消えていった。
 身長167センチ、B94・W55・H90。ブラジャーは70のGカップを愛用。これが京子の最新ボディスペック……のはずだ。


(2)昔の上司

「あっ、そうそう。瑞穂で打ち合わせしていたときに篠崎さんに会ったよ」
「えっ?」
 ラフな格好に着替えた京子が髪をタオルでかわかしながら驚きの声をあげた。
「ほら、京ちゃんが私の担当になる少し前まで一緒に仕事をしていた篠崎渉さん。名刺ももらったよ。今はウエットドリーム社というマルチメディア会社の経営者らしいよ」
 私は名刺を京子に手渡した。代表取締役社長 篠崎渉となっている。
「あっ、そうなんだ。ヘェー……」
「いろいろお世話になった方なんでしょ? 新入社員のころから……」
「えっ、まぁ……そうねェ。大学を卒業したてのピチピチ(もう死語ね)新入社員で右も左もわからないときに、いちから指導してもらった上司にあたるからね……」
「ふうーん、そう。その篠崎さんからね、仕事の依頼をもらったんだよ。官能をくすぐる少しエッチな小説を書いてくれないかって」
「えっ? そうなの? よかったわね……」
「うん。それで、一度会社の方へ来て欲しいって、京子も一緒に」
「えっ? わたしも?」
 目を大きく見開いて京子に訊ねられた。
「そうそう。なんか京ちゃんにもお願いしたい仕事があるんだって。明日は予定大丈夫だよね?」
「ええ」
「じゃあ明日、伺うことにしようよ。せっかくの仕事の話だし、京ちゃんも昔の上司に会えて懐かしいだろ?」
「えっ、ええ……」
 京子の表情が少し曇った感じになったが、そのときは別に気にも留めなかった。まさかこのあと、あんなことになろうとは……。
 あくる日、わたしたちは篠崎渉と会うためにウエットドリーム社を訪問した。


(3)新しい仕事

 ウエットドリーム(Wet Dream)とは、「淫夢」とか「夢精」を意味するらしい。あらゆるメディアを通じて、人の官能に訴えかけるような作品をプロデュースしていくことを企業理念に掲げているとのこと。文芸的なエロスを取り上げたものや、グラビアアイドル系、アダルト系、着エロなど、エッチな領域に少しでも踏み入れている分野がテリトリーとなるらしい。
 京子と私は篠崎との約束どおり、ウエットドリーム社を訪れていた。
「久しぶりだね、お京……。あっ、失礼。一緒に仕事をしていた当時は『滝沢』と呼び捨てにしたり、『お京』と呼んだりしていたもので、ついその癖が……」
 滝沢は京子の旧姓であった。
「すっかり大人の女性に成長したって感じですね。もともと彼女は美人でしたけど、見違えましたよ」
 京子は答えず、無言で首を小さく横に振って否定の意を表現していた。今日は白のブラウスに淡いベージュのタイトスカートを着用していた。
「私が瑞穂書房を退社したのが4月でしたが、仁科さんは確かその年の12月に新人賞を受賞されたのですよね?」
「ええっ、そうです」
「お京が担当になってから、かれこれ2年半になるのですか?」
「はい、そうですね。結婚してからですと、まだ半年ですけど……」
「はっはぁー、時が流れたわけだ。いやはや、あのお京がねェー。今は新婚の奥様ってわけですか。あのお京が……」
 篠崎は≪新婚の奥様≫というところ殊更に強調して言った。いつになく無口の京子が一瞬、ビクッと反応した。
「京ちゃん、今日はいつもと違って無口だね。どうしたの?」
「えっ? 別にそんな……。それよりもお仕事の話は……」
「おおー、そうでしたねェ」
 篠崎が少しオーバーなアクションで京子の言葉に応じた。「今日はそのためにお呼びたてしたのですもんねェ」
 篠崎は姿勢を整え私の方へ顔を向けた。
「仁科さんには官能小説を執筆していただきたいのです。決して下品ではない、上品で格調の高い。内容に関しては一切お任せしますので、お好きなように」
「はっ、はぁー」
「もちろん、≪仁科勇作≫とは別のペンネームを使ってくださって結構です。現在ご活躍中のイメージを損なうことのないように。どうでしょう?」
「ええ、そうですねェ。ご期待に沿えるようなモノが書けるかどうかわかりませんが、仕事としておもしろい話のような気がします」
 経済的にも助かるし、とは口にしなかった。
「では、引き受けてくださいますか?」
「はあ、喜んで」
「ありがとうございます。詳しい内容はあとで相談させていただくとして、本日は一緒に視ていただきたいものがあるんですよ。奥さん――京子さん――も一緒に」
「えっ? 京子も一緒にですか?」
「ええっ、≪Kyoko≫さんも一緒にですよ」
「えっ、そんな、わたしは……。困ります……。急に言われても……」
 突然の申し出に京子は戸惑いをみせているのか、顔色が真っ青であった。
「仁科先生に素晴らしい仕事をやっていただくためにも、ぜひとも奥さんに協力していただきたいのです。かつての≪Kyoko≫さんに……。私の言っている≪意味≫がわかりますよね? ≪Kyoko≫さん……」
 やや青ざめた表情のまま京子はうつむき無言であった。
「さあ、用意してくれたまえ」
 篠崎の声に応じて大勢の男たちが部屋に入ってきた。数えると9人いた。
 篠崎はおもむろに立ち上がると、ひとりの男からDVDを受け取った。篠崎はとても背が高い。180センチの私がやや見上げるぐらいの高さだったから、おそらく190センチぐらいはあるのだろう。
 篠崎は、肉食獣がするであろう微笑みを口の端に浮かべながら、ゆっくりとDVDをプレイヤーにセットした。


(4)1枚目のDVD

「再生を開始する前に仁科さんに伺っておきたいんですが,お京――滝沢京子――が仁科先生の担当になる前――特に入社直後――に、どんな仕事を担当していたかご存知ですか?」
「いえ、訊いたこともなかったかな? 何をやっていたのですか?」
 篠崎に答えながら京子を見ると、彼女はうつむいたままであった。
「≪突撃体験ルポ≫と称して、いろいろなことにチャレンジしてもらい体験談を書いてもらっていたのですよ。これから視ていただくDVDはその中でもいちばん最初の体験ルポにあたるものです」
「……やめて、篠崎さん……」
 うつむいたまま京子が搾り出すように声を発した。DVDがデータを読み込んでいる時間がとても長く感じられた。

――新人編集者の突撃体験ルポ
――Kyokoのグラビアアイドル挑戦!

 とタイトルバックが流れた。同時に、ロングヘアーの美しい娘がTシャツにジーンズの姿で現れた。今より少し幼い顔立ちの京子であった。

<新人編集者の京子、22歳でーす。身長167センチで上から89・55・89です。ブラのサイズは70のEカップです>

 京子の声に合わせてテロップが流れた。

――新人編集者 ≪Kyoko≫ 22歳
――167センチ・B89(E)・W55・H89

 恥ずかしさのため顔を赤くしながら話すDVDの娘は、確かに22歳の京子であった。現在の彼女――28歳の京子――のボディサイズはB94(G)・W55・H90だから、胸と腰まわりの肉付きが若干今より薄いと言えるがそれは相対的な話であって、22歳の頃からグラマラスなボディラインだったわけだ。私は思わず映像に見入ってしまっていた。
「どうです。初々しいでしょ。≪グラビアアイドルに挑戦≫って名目で撮影していますが、彼女はピカイチに美しかったので、当時でもグラビアアイドル以上って言われた作品です。前の会社からうちが版権を受け継いだのですが、今でも売り上げ第2位のDVDなんですよ」
 DVDの内容はグラビアアイドルのイメージビデオって感じにまとめられていた。ライトブルーのビキニ、白のハイレグワンピース、ピンクのレオタード、黄色のボディコンのミニ、白のチビTシャツと黒のマイクロビキニ、などなど、露出度の高い衣装に着替えての映像が次々と流れていった。初々しく、美しく、魅力的な肢体であった。自分の知らなかった≪22歳の京子≫に萌えてしまった。

 ひととおり再生が終わると篠崎はDVDをパッケージに戻し、私に手渡しながら言った。
「このDVDは記念に差し上げます。なんせ、わが社の売り上げ第2位のDVDですから。そして貴重な映像ですからね。奥さん――京子さん――が、まだ男を知らなかったころの映像なんですから」
「えっ?」
 篠崎はいやらしい笑みを浮かべながら続けた。
「あとでわかったことなんですが、この突撃体験ルポを撮影したときの京子さんは、まだ処女だったんですよ。正真正銘の生娘だったのです」
「ヤメテー!」
 京子が大声を上げて篠崎を制した。
「本当のことだから仕方ないですよね。ねっ、そうですよねェ。仁科先生もそう思われますでしょ? 過去のことは過去として割り切らないとね」
「えっ、ああ、そうですよね……。私は出逢ったときの京子を好きになったのであって、それは過去の経験を含めての京子という人物を好きになったのですから、過去は過去ですよ」
 私は自分に言い聞かすようにそう言った。
「さすが仁科先生、人間が出来ていらっしゃる。大人ですね。じゃあ、次は、女になったあとの京子さんのDVDですよ。さっきのデビュー作から半年後の撮影だったかな?」
「……お願いですから……篠崎さん……、もうヤメテ……」
 京子の言葉を無視し篠崎は2枚目のDVDをセットした。


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  1. 2013/10/28(月) 05:54:03|
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