妻と男の物語


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嵌ってしまって・・・ 2

[Res: 9107] Re: 嵌ってしまって・・・ 美和 投稿日:2010/03/07 (日) 23:54

初めの頃の何回かは、食事も摂っていたんですが、遠慮したのでしょうか、
その後は時間ぎりぎりに来て、勉強を教えて帰るという感じになりました。
お口に合わなかったのか聞いてみましたが、毎回はやはり申し訳ないと、
気を使ってくれていたみたいです。
私としては、子供がひとり増えたようなものなので、おいしいと言って食べてくれるのを
うれしく思っていたんですが・・
では、1ヶ月に1回とか、お金がピンチのときはご馳走するから、遠慮なく言ってね、
と言うと、「ありがとうございます・・」とほんとに礼儀正しい子でした。


そんな感じで1ヶ月ほどたったある日、普段は帰りの遅い主人がめずらしく早く帰ってきました。
拓郎くんも一緒にです。
「途中でばったり会ったんだ」と、久しぶりに会ってうれしそうでした。
「拓郎くん、よかったら勉強前にシャワーでも浴びたらどうだ、チャリンコこいで汗かいたろう」
「そうしろよ、サッパリしてからやるといいよ」
「はい・・」
「そうね、シャワーならすぐに使えるから、よかったらどうぞ」
と、勧めると
「はい・・じゃあ、そうさせていただきます・・」
「風呂場はそっちだ、入れ入れ、」と主人がせっかちに促します。
「はい、すいません」と、ぺこりと頭を下げて、脱衣室に入っていきました。
バスタオルを置いてないことに気づいて、用意をしながら、一応Tシャツもと思った時、
ふと思い出しました。
「下着・・脱衣室に干しっぱなし・・」あちゃー・・と思いましたが、
もう遅いです・・仕方なく、少し間をおいて脱衣室に向かいました。
向かう途中、「どんな下着だったかしら・・」とか、「おばさんの下着だから大丈夫かな」
などと考えながら、ノックをして返事も聞かずにドアを開けてしまいました・・・

もういないだろう・・と思い開けたんですが、いたんです。拓郎くん・・
しかも全裸で・・手には何か持っていました・・
私から見ると横向きで、屹立したものが上を向いて・・・
びっくりした顔でこちらを見る目と一瞬目が合いました・・

「あ、、ご、ごめんなさい・・」と慌ててドアを閉めましたが、
しっかり見てしまいました・・
「ご、ごめんね、バスタオルここに置いておくから使って・・」と、声をかけ
その場を離れました。
リビングに戻ると、ゲームをしている息子に、主人がちょっかいをだしています・・

台所にたって、「ふう・・」と息を吐き・・
今の光景を思い出すと、ドキドキしてくる自分に気づきました・・
それまでは何とも思っていなかった拓郎くんを意識するようになってしまう、
出来事でした・・・

洗い物ををしながら、一瞬でしたが見てしまった光景を思い浮かべます・・
少し痩せ型のしなやかな裸体・・
メタボなど程遠い綺麗な身体・・・
屹立した・・・
手に持っていたのは私の・・下着?・・・
そう考えたとき、恥ずかしさでいっぱいになりました・・
「まさか、私の下着で?・・・」

それから、拓郎くんが出てくるまでの間、
どんな顔をして顔を会わせればいいのか・・
見なかったようなフリをしようか・・・
それともあっけらかんと見ちゃったとか言えばいいのか・・
へんな感じになって、彼に恥をかかせるわけにもいかないし・・

そんなことを考えている間に、拓郎くんが出てきました。

「あ、ありがとうございました・・」
「おう、どうだった?サッパリしただろ?」と主人・・
「はい・・サッパリです・・ありがとうございました」
私はただ微笑んで見ていました・・
「また、いつでも使ってくれよ」
「はい、ありがとうございます」
「ほら、勉強しろ」と子供をせかす主人・・
二人で勉強部屋へ向かっていきました。

私は、お風呂を貯めるため浴室へ向かいます。
少し、熱を帯びた脱衣室に私の下着が干されていました・・
私から見れば何の変哲もない普通の下着です・・
白・・ベージュ・・ピンク・・ブラとセットの下着です。
手にとっていたのはどれかはわかりませんでしたが、この中のどれかを
彼は手にとっていたのだろう・・とその光景を想像してしまう自分がいました。
そして・・あの、綺麗な身体・・そして逞しい・・・

その日から、彼を意識する日々が始まりました・・・
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