妻と男の物語


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告


捻れた絆 9

[43] 捻れた絆9 銀 投稿日:2003/06/04(Wed) 12:53
綾さんがいなくなって3日が過ぎた。新聞の小さな見出しで、駅前の風俗は警察の手入れがあったらしく跡形もなくなっていた。なんでも素人を無理やり監禁し客を取らしていたそうだ。もしかしたら私がお金を出して買ったあの女もそうだったかもしれない。
ちょっとだけだが後悔と罪悪感を感じた。精神的におかしくなって来ている自分がやり切れなく思い始めた。
ピンポーン ピンポーン   私はビクッとしながらも恐る恐る玄関に向かった。
外には、紺色のブレザーを着た女子高生らしき女の子が立っていた。
<あのー こちらで聞いた住所を尋ねてきたんですが。間違いないでしょうか?>女の子の手に持ったいたメモを見せられた。何かの間違いだろうと思って見てみるとまさしく 借りているこの家の住所だった。
{このメモどこでもらったの?ごめんね。おじさん引越ししてきてまだ半月なんだ。何かのまちがいじゃないかな。}西日により逆光になって女の子の顔は見えづらいが不安げな顔をしていた。
<目の青い方に頂きました。それとお住まいになられている人に渡して欲しいと・・。>
鞄からDVD-RWを差し出してきた。綾さんの時と同じものだった。
<それに・・・。亡くなった母のことがどうしても知りたくて  青い目の方に聞いてここに来たら分かると言われました。 >女の子の真剣な眼差しが真実をものがたっていた。
携帯が突然けたたましく鳴り出す。非通知からのコールだ。
『もしもし・・・。浩市さん。』聞き覚えのある男の声に私はビクッとしたが躊躇いながらも答え始めた。
{もしもし・・。浩市です。いったいこれはどうゆう事なんです?}
『何言っているんですか。浩市さん  次のあなたへの女じゃないですか。たぶん処女ですよその子・・。』
{冗談よしてください。こんな年端もない子供を・・・。}
『ああそうですか。美沙さん  可愛そうに・・・。それじゃ 奥さん帰ってこないかも知れないですね。大変だったんですよ!美沙さん警察に捕まってしまいましてね。』
{えっ・・・。美沙が} 頭の中が真っ白になっていく。 
『・・・売春行為でね。やっと連れ戻したのに今度は合法的なソープにでも入れましょうか?。いや 横浜辺りの米軍に娼婦として連れ廻しましょうか?外人さんのは大きいですよ。たぶん美沙さんのあそこ  裂けちゃうかもね。いいんですか?それともあなたの子供を生めない身体に調教してあげましょうか? 』
{・・・・。}怒りを通り越し言葉さえも出なかった。ただ、握りこぶしを左手で作っていた。
『DVDの中の 奥さん見てあげてくださいよ。浩市さん・・・。その娘を寝室に案内してください。逆らわない方がいいですよ。奥さんのためにも・・・。』一方的に切れた。
女の子に対してどうしていいか分からず、とりあえず家に上げてしまった。
関連記事

  1. 2012/06/06(水) 00:00:51|
  2. 捻れた絆
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


<<歪んだ絆 10 | ホーム | 家庭教師のお嬢さまにザー汁を飲ませる方法2>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tsumaotoko.blog.2nt.com/tb.php/24-9e255016
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)