妻と男の物語


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覗き部屋の女

[1752] 覗き部屋の女 津田 九衛門 投稿日:2007/02/15 (木) 01:08

 ここ数ヶ月、妻(雅美)の様子がおかしい事に私は気付いていた。
私に隠し事をしていのではと思わせるような仕草や表情、昼間何度か電話を掛けたが出ない事も、
それとなく聞いてみたが、「なんでもない」 「ちょっと出かけてただけ」 いつも同じ答えが返ってきた、
少し派手だがいつも明るく社交的な妻がまるで別人のように感じ始めていた。

妻に対して不信感が芽生えてきた私は、興信所に妻の素行を調べてもらう事にした、私の勘ぐり過ぎで
あって欲しいと思いながらの二週間が過ぎ、調査結果の報告を受ける日がやってきた。

「・・・・奥様のこの二週間の行動ですが」
提示された写真には薄汚いビルに入ろうとしている妻の姿が・・・・
「これは、どこなんですか、妻は何を・・・・」
「・・・・風俗店です」
「風俗?」
「・・・・奥様はそこで働いているんですよ」
「働いている?雅美が・・・」

詳しい話を聞くと、店は違法営業だという事、営業内容は覗き部屋だという事・・・・
雅美がなぜそこで働いているのか直接的な理由と経緯ははっきりとわからないとの事、推測の域を脱しない
が、ひょっとしたら借金を抱えているのかもしれないとの事・・・・
最後に提示された写真は妻が下着を脱ごうとしている姿だった・・・・
それなりの地位にあり、十分な収入も得て何不自由なく暮らせるはずなのに何故・・・
いくら考えても妻が風俗店で働くなんて有り得ない、何かの間違いだ・・・
私は自分の目で確かめる事を決意した。

それからの数日間、自分を抑えて妻と接しなければならないのは耐え難いものだった、その日私は会社を
休み、時間を調整して雅美が働く風俗店に足を運んだ。
薄汚れた階段を三階まで上り看板も何も無いドアを開けると、いかにもといった風貌の男が椅子に腰掛け
ていた。
「・・・1時間5千円、出る時に清算だ」
「・・・・」
案内されたのは、椅子が一つにティッシュとゴミ箱があるだけの畳一畳ほどの小部屋だった、中が見える
小窓はマジックミラーになっていると言われたが、念のために持参した帽子を目深にかぶった。
壁にはここで働く女の顔写真が貼られていて、20人ほどの顔写真の中から雅美の写真を見つけるのは
たやすい事だった、写真の横にはその女のキャッチコピーのようなものがそれぞれ書かれている・・・・・

            『夫だけでは満足できない淫乱借金人妻 雅美35歳』

紛れもなく雅美はここで働いている、動悸が激しくなり目の前が真っ白になっていった・・・・
気を失った様な状態が数分間続いた後、正気を取り戻した私はおもむろに目の前の小窓に目をやった。
東南アジア系の若い女がゆっくり回転する回り舞台の上で音楽に合わせ全裸で踊っている、雅美もこんな
事をするのだろうか・・・・
15分程のサイクルで女が入れ替わり、私が見始めてから4人目の女がソファーをセッティングされた舞台
に上がった・・・・男物のワイシャツを身にまとい、バイブレーターを片手に現われた女は雅美だった。
おもむろにソファーに座るとワイシャツの上から乳房を揉み、バイブレーターを口に当てベロベロと舐め廻し
た後口に含んだ・・・この女が自分の妻だなんて・・・・
バイブレーターを咥えたまま、片手でワイシャツのボタンを外し胸をはだけると両乳房を曝け出し、上半身を
くねらせながら左右の乳首を摘まんでいた・・・・
回り舞台が一回りし、再び私の正面に雅美が現われた時ソファーの上に足を上げM字開脚の状態で陰部に
バイブレーターを押し当てていた、目を細めながら乳房を鷲掴みにし、更に強く陰部にバイブレーターを
押し付けながらゆっくりと背を向けて行った・・・・
後姿からでもその動作から雅美が何をしているのかは察しがついた、再び私の目の前に姿を現した時
脱いだパンティーを片足の足首に絡め、曝け出した淫裂にはバイブレーターを埋没させていた・・・・
腰を小刻みに動かしながらバーブレーターを出し入れしている雅美、本気なのか芝居なのかは解らないが
大きな喘ぎ声を上げながら数パターンのポーズをとり、雅美の出番は終わった・・・・

いったいどうして・・・どうすればいいんだ・・・・放心気味の私は小部屋を後にし出口で料金の精算をした
金を払った後、受付の男から一枚の紙を手渡された・・・・

            『来週金曜 好評のスペシャルデー』

出演予定の中に雅美の名前があった・・・・スペシャルデー? 私は男にスペシャルデーとは何かを聞いて
みた。 
「一人だいたい1時間のショーだ、もちろん本番もあるけどただしこの日は1時間1万円だからな・・・・」
「・・・来週金曜・・・本番・・・」

その日の晩、出勤していたように装い午後八時過ぎに帰宅した、玄関に出迎えた雅美を直視する事が
出来なかったが食事を取りながらそれとなく聞いてみた・・・・・
「昼間電話したのに出なかったけど、何していたんだ?」
「・・・・・ちょっと買い物に出かけていたの、ごめんなさい気付かなくて」

表情一つ変える事無く嘘をつく雅美の態度に複雑な思いがこみ上げてきた、ここにいる雅美は昼間見た
雅美と別人なのでは・・・・まぎれも無い事実を受け入れられないだけなのだろうか・・・・来週金曜・・・・

つづく
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