妻と男の物語


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お妾さん①

[65] お妾さん① なみえ 投稿日:2003/09/27(Sat) 19:10
昔、妾(めかけ)奉公という”女の職業”があったようです。
金持ちが貧しい女性を囲って、体を弄ぶ代わりにお手当てを支給する。
そのころは、妾に一軒家を与えて、旦那は何日ごとに訪れる。
見越しの松なんて、粋な歌もあるくらいに、お妾さんといっても贅沢な暮らしをした人もいました。
今の妾、いや愛人関係派は、せいぜいマンションを借りて旦那は、こそこそ愛人宅を訪れるのが多いとか。
そのまさかの妾(めかけ)に母と私がなろうとは、半年前まで考えもつきませんでした。
この不況で父の経営する建設業が行き詰まりました。半年後、倒産。
あろうことか、父はどこかにいなくなりました。
途方に暮れる母子3人(妹ガ1人)に襲い掛かる借財取立ての厳しいこと。
なかで、債権者の1人で 多額の借金を背負い込んだNが
「わしの分ならええで」と言ってくれました。
なんでも2億くらいの債権があったそうです。
でも、これも確かなことではありません。
なにも分からない母に突きつけたのは、母娘の愛人関係でした。
それも借財の利子分です。
利子分といっても、数千万円になりますので、私たちにはとうてい返せる学ではありませんでした。
それで、二人そろっての愛人関係を承諾したわけです。
今年の夏、私たちはNに大阪の有名ホテルに呼び出されました。
Nは大手ゼネコンの一つの会社の社長をしています。
年は50を超えたくらいでしょうか。前半分禿げていて、しかも肥満。背は小さくて、女性にもてないタイプの典型です。
でも、女好きで、精力も強かったのです。
ホテルに私たち親子を呼び出した社長のNは言いました。
「これから、お二人の味見をさせていただく。よければ悪いようにしない」と。(続く)
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