妻と男の物語


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私の足元で…44

[Res: 2035] 私の足元で…44 わくわく 投稿日:2007/06/28 (木) 19:53
ふたりは久しぶりに会うものですから、会話も弾みます。

笑ってはキスをしたり、服の上からですが身体の一部に触れてみたり…。
正直桜井のことは気になりますが、今はそれよりもふたりの時間を目一杯楽しもうと、嫌なことを先送りにする私の性格は、当時も今も変わっていません。

早紀の料理も、格別でした。
「そうそう、あっちでは夕食で困ったよ。
田舎町で、店の仕舞うのが早いんだ。
仕事で遅く帰ると、居酒屋みたいな店しかやってなくて…。
で、中に牡蠣料理が自慢の店があって、ほとんど毎晩の様にそこに通っていた。
毎晩、牡蠣料理だよ。
美味しかったから、良かったけれど。
で、お通しでキャベツが出てくるの。
3cm角くらいに切ったキャベツで、なんか親父さんが吟味したと言うだけあって、平たいんだ。
それに、3倍酢を掛けて食べるんだけれど、意外に美味しいんだよ。
おやじさんが、自家製の3倍酢を使っているって言うんでレシピを教えてもらおうとしたけれど、ダメだった。
知りたければ、娘を貰って店の跡を継いでくれ、なんて言われちゃって。
あはは、娘さんとはなんでもないよ。
市販の3倍酢でも、美味しいんじゃないかな。
今度試してみて」
ビールを飲んで、饒舌な私です。
岡山の白ワインもグラス2杯ほど頂き、食事は終わりました。
風呂も済ませているし、考えることはひとつ、私のペニスは痛いほど大きくなっています。
出張に出る前の、あの不甲斐なさは一体なんだったのだろう、と思うくらいの元気の良さです。
それは桜井が大阪に帰り、早紀が付いていかなかったことへの安堵感や勝利感からか、はたまた現地でのピンサロの彼女とのラブアフェアが刺激になったのかは分りません。

椅子に座りながら、早紀を手招きします。
大腿を指差し
「上に座って」
「な~お」
と言いながら、深々と腰をおろします。
早紀の重みのあるお尻に、私のペニスが押し潰され悲鳴を上げます。
でもそれは、心地良い痛さです。
「分る?」
「うん」
「大きくなっている。
早紀の中に、入りたがっている。
なんか今日は、大丈夫そうな気がする」
「あん。
良かった、なお…」
早紀は風呂はまだですが、髪から良い香りがします。
もしかしたら、私を迎える前に、シャワーを浴びて髪を洗っていたのかも知れません。
髪を上げ、うなじに舌を這わせます。
「あん。
なお…」
「ねえ、早紀」
「うん?」
「今すぐ、抱きたい。
ダメ?」
と、服の上から胸に手を這わせ、乳首を捉えてくりくりと弄ります。
「あん、なお…」
「好きだよ…。
早紀は?」
「私も…。
好き…」
その返事が弾みになり、彼女のスカートの中に指を忍び込ませます。
パンティーに触れ、布の隙間から指を入れようとすると
「あん。
待ってなお。
なおの歯ブラシとか、用意するの忘れちゃったの。
他にもいるものがあるから、今からスーパーで買ってくる」
「歯ブラシなんか、良いよ。
ね、しよう?」
「ダ~メ。
歯磨きしないと、キスしてあげないよ」
「早紀…」
言葉を無視して、指でクリトリス辺りを擦ります。
「あん、買い物に行けなくなっちゃう。
ねえ、後で…」
「分ったよ…。
でも、ひとりで大丈夫?」
「うん、今の時間、よく買い物に行くの。
待ってる間、ここにいる?
それとも私の部屋で待ってる?」
ここは、早紀の叔母さんの家。
万が一、物を壊したり傷つけたりしたらと、
「早紀の部屋にいて良いの?」
「うん。
テレビもあるし、退屈だったら教科書でも読んでいて」
「教科書って、医学書?」
「そう。
帰るまで30分くらい掛かると思うけれど、留守番お願いね」
「ああ。
あっ、早紀」
「なあに?」
「忘れもの」
「えっ?」
「行ってらっしゃいのキッス」
「あん」
熱いキスを交わし早紀を見送った後、彼女の部屋に向います。
6畳の大きさです。
そもそもは彼女のいとこの部屋でしたが、いとこが関西の大学に行っているため、今は早紀が使っています。
先ほども案内されましたが、綺麗に整頓されていて良い香りがします。
やはり学生ですから、勉強机と本棚があり、難しそうな専門書が並んでいます。
窓際にはセミダブルのベッドがあり、いとこが帰ってくると、ふたりで一緒に寝るそうです。
いとこは、もちろん女性です。

テレビでも観て待とうと思いましたが、早紀がどんな勉強をしているのか興味があり、本棚の本の背表紙の題を流し読みます。
読み進む内、緑色のタイトルのない本がありました。
取ってみると、日記のようです。
(えっ、どうしよう…)
本当に日記なら、凄く興味があります。
もしかしたら、今の私には知りえない、早紀と桜井の関係が書かれているかも知れません。
葛藤は、ありました。
でも…。
開くと、見覚えのある字が並んでいました。
カレンダー付の日記帳で、早紀は毎日の様に付けているようです。

[Res: 2035] Re: 私の足元で…37 ユウキ 投稿日:2007/06/28 (木) 21:21
いつも驚かされるのですが、わくわくさんの文章は本当に臨場感があふれていますね。それだけに興奮させられるわけですが。
早く日記の内容が知りたいです。

[Res: 2035] 私の足元で…45 わくわく 投稿日:2007/06/29 (金) 12:56
ユウキさん、過分なお言葉ありがとうございます。
取り急ぎ、日記の一部です。


緑色のカバーの日記帳を手に取り、ページを開きます。
と、そこには、見覚えのある小さな文字が並んでいます。
早紀の字です。
豆に書いているようですが、気分が乗る時と乗らない時があるのでしょう、文章の長さはまちまちです。
書き出しはその年の元日からで、一年の抱負などが書かれてあります。
そして、なおとずっと一緒にいたいなどとも書いてあり、じ~んと来ます。
その週の土曜には、私たちはデートをしたようで、その時の様子が、結構細かに書かれれています。
そして、ハートマークの中に、数字があります。
きっと、SEXの回数なのでしょう。
付き合った女性で、日記とは言えないにせよ、手帳などにやはりSEXの回数を書く人は多かったように思います。

数日間の内容に、目を通します。
一日一日、早紀に何があって、また私に対しどう言う感情を持っているのか、事細かに知りたい気はしますが、日記を読める時間は限られており、また私の一番気になるところは、やはり桜井との初めてのSEXの時の感想や、その後のふたりの関係です。
気がはやり、ビデオなら早送りと言ったところでしょうか、ページを一気に日記帳の半ばまで送ります。

6月…。
そう、忘れもしない、6月です。
ページは、早紀と桜井が初めて結ばれた、6月3日を過ぎてしまいました。
慌てて戻します。

6月1日は、私や桜井に関係のあることは書いてありません。
看護実習のことに付いて書かれてあります。
そして、翌日の2日です。

6月2日(木)。雨
明日明後日は、なおの家にお泊り。
2日間も一緒にいられるなんて嬉しい。
金曜日は、新宿で待ち合わせして飲み会。

なおの会社の先輩さんも一緒。
名前は、桜井さん。
大人の男性って言う感じ。
よく、奢ってくれる。

早くなおに会いたいよ~。
好きだよ、なお。

流石に、3日の書き込みはありません。
私と一緒にいて、いつ書いたのでしょう。
4日の書き込みがあります。

6月4日(土)曇り
どうしよう…。
なおを裏切っちゃった。
申し訳ない。

昨日、なおの部屋で、桜井さんとしちゃった。
桜井さんのリードが上手で、断れなくなっていた。
と言うより、途中から抱いて欲しいと思った…。
そして、初めて中だしされた。
妊娠は、大丈夫だと思う。
もし妊娠したら、責任を取ると言ってくれた。
嬉しい気はするけれど、かなり強引なんだもの…。

それから…、初めて逝っちゃった。
頭が白くなって、身体が空を飛んでいるような気持ちになった。
桜井さんは、それが逝くことだと言っていた。
凄く気持ちが良かった。
なおでも、逝けるかなあ。
それが心配。

いや、心配なのは、なおにえっちを見られたかも知れないと言うこと。
だって昨日の夜の時に、勃起しないんだもの。
もしかして、私たちのえっちに気が付いていて、おかしくなったのかも知れない。
そうだとしたら、凄く申し訳ない。
なおが、一生起たなくなったら私の責任。
なお、ごめん。
どうすれば良いの?
謝る?
でも、知られていなかったら…。
怖い。
どうしよう。
明日、桜井さんには、きとんと断るつもり。
ごめんね、なお。
私が一番好きなのは、なおだよ。
許して…。
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