妻と男の物語


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私の足元で…57

[Res: 2092] 私の足元で…57 わくわく 投稿日:2007/07/12 (木) 20:58

飲むと言っても、早紀も八千代もそれほど酒が強いわけではないのです。
場の雰囲気が好きなだけで、それほど飲むことはありません。
ところがその日の早紀は、八千代に打ち明けた安堵感からか、少々ピッチが上がってしまい、いつもより饒舌になってしまいました。

「ねえ、八千代…。
私が何を言っても、軽蔑しない?」
「何よ。
軽蔑なんてするわけないから、言ってご覧」
「本当?」
「うん。
さあ」
「あのね。
私、桜井さんとのえっちで、初めて逝ったの」

それを聞いた八千代は、心臓が破裂しそうでした。
早紀とは、恋愛に付いて話はしますが、それは感情的なことであって、肉体的なことはどちらからともなく避けて来ました。
もちろん、彼とのデートの時に、SEXすると言うことは暗黙裡の了解です。
だから早紀が私のアパートに泊まる時に、名前を貸してくれるわけです。

一人っ子の八千代は早紀に対し、無二の親友でありながら妹へ対する感情の様なものも持っています。
それが今、その可愛い妹の口から、触れてはいけないことを聞かされてしまったのです。
「前の彼やなおの時は、気持ちは良いけれど、逝くって言うことを知らなかったの」
八千代は、早紀の前の彼のことは知っています。
八千代も早紀と同じ看護学生、先生と付き合っていることは、早紀から聞いていました。
そしてその先生に彼女がいると言うことを知って、間に入り決着をつけてくれたのが八千代なのです。

「直ぐそばになおがいるって言う緊張感とか背徳心とか、そう言うものからそうなったんじゃないの?」
「あのね…。
違うと思うの」
「…」
「桜井さん、えっちが上手いの。
それに、大きいし、長持ちするの。
だから…」
「えっつ」
早紀の赤裸々な告白に、八千代の心臓は高鳴りが増して行きます。
「なおのは…。
長さが平均らしいの」

ここでわが愚息の、プロフィールを掲載します。
長さは前述の様に、13cmです。
太さは、茎が直径4,5cm、祈祷(←これタイプミスで、入賞できますかね)部は5,5cmくらいあり、長さがあれば大成しただろうに、と、その道の女性に言われたことがあります。とほほ。

「桜井さんのはね、奥までぐうっと入ってきて、子宮を圧迫してくるの」
「ちょ、ちょっと待ってよ、早紀」
八千代は、グラスに残っていたビールを一気に飲み干します。

ちょっとあんた!
人が真剣に相談に乗っているのに…、と、早紀が逝ったと言う事実にやっかみ半分、制したい気持ちもありますが、そこは好奇心旺盛な年頃
「桜井さんのは、どの位あるの?」
と聞いてしまいます。
「長さは、20cm近いかなあ。
太さは、なおと同じくらい」
「えっつ、えっつ」

以前、家族でテレビのリモコンの大きさが話題になり、計測したところ長さが20cmで幅が4cmありました。
それを記憶に留めていた八千代は、テーブルの上のリモコンをまじまじと見ます。
(これと同じものがあそこに入って来るの…。
だめ、私には無理)
ひとりもぞもぞしていると
「どうしたの、八千代」
「ううん、なんでもない」
生唾を、飲み込みます。
もうそれからと言うもの、リモコンが気になって気になって仕方がありません。
(こんな大きなものを、早紀は入れたの?
それで逝ったの?)
なんか早紀が、手の届かないところに行ってしまったようです。
そう自分ひとりだけが取り残されて…。

「ねえ八千代、変だよ。
やはり、軽蔑した?」
「ううん。
世の中には、凄いのがあるもんだなあって、感心してたの」
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