妻と男の物語


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日記2

[82] 日記2 公務員 投稿日:2004/01/05(Mon) 23:29
私は、この日記を読み興奮してしまった。そして、他のデートの秘め事を読みたくなり過去の日記という部分をクリックした。
過去の日記をクリックすると、月がすだれ状に出てくる。日記をつけ始めたのは四月からのようだ。
私は四月をクリックした。すると四月分の日記の表題が一覧となって表示されてきた。
四月○日 はじめに
四月○日 なれそめ
四月には二つしか記載はない。一番最初の日記の内容は、これから日記を綴っていくに際しての読者へのあいさつであった。内容は、二人が運命的な出会いであり、その運命を記念するためと、家に証拠を残せないからHPに日記を綴るとのことであった。
そして
四月○日
題:なれそめ
私と京さんの出会いは、旦那のおかげだ。
旦那と私が、とあるパーティに参加した時に京さんも来てました。旦那は公務員で、マスコミ対応も含む総務課なので、旦那と京さんは知り合いだったのです。パーティでは京さんのほうから旦那に挨拶しに来て、その際に京さんを紹介されたの。
そのときの印象は、かっこいい人だな~。というものでしたが、そのときは、それっきりでした。
そうそう、私の彼はマスコミ関係者。といっても地方新聞の記者。府内を飛び回ってます。
それで、パーティの翌日、町のスーパーで偶然、京さんに会ったの。京さんは、取材の途中らしかったけど、ちょうどお昼時でいっしょにランチを誘われたの。
そしたら、京さんと私は同郷だったのよね。しかもしかも高校も同じ。京さんは私より四つ上だから知らなかったわけ。(会ってたら絶対人生は変わっていたよ。)話は盛り上がっちゃって、ほんとに素敵なひとだなあって、思っちゃいました。
それから、京さんが近くに取材に来るときには、いっしょにランチをとるようになりました。京さんは、話が上手で、教養があって博学で、紳士で、私は彼に引かれていくのが分かりました。
三回目位のランチの時、今度は夕食を誘われちゃってね。今思えば、その時には今のような状態になることは想像してたような・・・・・。
でも、さすがに躊躇してたのですが、そこが運命だと思うのですが、子供も旦那も彼が指定した日は不在の予定だったのです。子供は小学生の癖にと泊りがけの遠足だし、旦那も出張。意を決して夕食の誘いに乗りました。
夕食は、市内の高級ホテルのレストラン。私は精一杯のおめかしをして出かけました。
そのときの夕食は、フランス料理のコース。二人深い合いワインを傾けると、ムードは抜群。でも飲みつけないものを飲むものだから、しまいに頭がくらくらしちゃって。後から聞くと、彼は本当に夕食だけを考えていたとかで、ホテルの部屋は予約してなかったけど、私がほんとに苦しそうなものだから部屋を準備してくれたの。
部屋では二時間位横になってたかな。目が覚めると京さんが心配そうに私を見つめ、水を準備してくれてて、「大丈夫?」
私は「この人は、かっこいいことだけじゃなくて、やさしい人でもあるんだ。」とも思ったな。私は「ごめんなさい。もう大丈夫です。」といって微笑むと、だんだんの京さんの顔が近づいてきて唇と唇があわさりました。そう、これが私たちのファーストキスです。
その日から私たち二人は、互いに結婚しているけど彼と彼女の間になりました。
もちろん、その日はキスだけでは終わらなかったよ。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
私は5月をクリックした。この筆者は、5月のほぼ毎日日記をつけていた。
(つづく)
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