妻と男の物語


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穴地獄4

[2890] 穴地獄4 カカロット 投稿日:2007/12/12 (水) 15:58
井上は制服姿しか見ていなかったのですが、待ち合わせに表れた井上は渋いジャケットにジーンズ姿で、チョイ悪オヤジ風で中々良い感じであった。

多恵は自分と居たら、ファッションからして・・・と思っていたのだが、はたから見ると良い感じのカップル・・・夫婦である。

多恵も少し頑張った服装でした、同じくジーンズですが年甲斐も無く、流行のローライズに短めのニットを着合わせて・・・・

井上「菅原さん!」多恵を見つけた井上は大きく手を振り、走ってきます。
多恵「主任、やっぱり会社で見るのと違いますね」
井上「そうですか?はははは、あっそうそう!その主任って言うの止めて名前で宏でいいですよ、仮にも年下だしね」

多恵「えぇ!でも・・・」
宏「ボクも菅原さんの事、多恵って言いますから」

二人は顔を見合わせ思わず笑いました。

多恵「ところで、どういう感じのお店?」
宏「ここから意外と近いんですよ」

宏は多恵の手を引き小走りになりました、多恵も「え?え?」と言う感じで手を引かれて走り、辿り着いたマンションの一階ロビー。

多恵「ここマンションでしょ?」
宏「ここに名シェフがいるんですよ!さ、行きましょう!!」

二人はエレベーターに乗り込みました。

宏「10日前はほんと驚きましたよ、多恵さん」
多恵はエレベーター内でいきなりその話題で思わず顔を真っ赤にし
多恵「あっっ、あれは、私も・・・」

宏「いえ、以前もですが、あの制服着る人は皆そうらしいですよ、私も聞いただけですが、まさか・・・」
多恵「・・・もう、その話やめましょ」
宏「・・・自分の気になる女性に・・・あんな事になったから嫌われたかな?って悩んでたんだ・・」

多恵「えっ・・」

そう言うと同時にエレベーターが開きました。

1005号の部屋の前に立つと、宏は「さぁ、どうぞ」とドアを開けて多恵を中に入れました。

奥に入ると20畳はある広いリビングにまるで本当のレストランの様な豪華な花とテーブルに並べられた料理・・・・

宏は多恵の為に椅子を後ろからエスコート。

ワイングラスを多恵に渡し、宏が注ぎいれると、

多恵「えっ?どういう事なの?ひ、宏・・さん」
宏「多恵さんの事が好きになってしまいました!でもあんな事があって・・・嫌われても良いから今日だけでも・・・」と頭を深く下げたままの宏。

多恵「え、あ、あの、私オバサンだよ、好きになられても・・・」
宏「だめですか・・・ボクでは・・・」
多恵「駄目とかそう言うんじゃなくて・・・・」
宏「好きなんです!」
多恵「・・・」
宏「好きで好きでおかしくなりそうなくらい好きです!!」
多恵「・・・・か、考えさせて・・・もう頭上げてよ、ひろし・・さん」

多恵「ねぇ、折角なんだから、楽しく食べましょ」

宏「・・・そうですね」

始めは黙ってワインを飲んだ多恵、料理に手をつけてから「美味しい~、うん!これなら私の恋人に合格かも・・・よぉ~」と笑うと宏は「マジに!じゃあ、次コレ食べて!ワインと合うよ!」

二人は食事で盛り上がり、宏の持っていた洋画DVDを60インチのプロジェクターで観賞し、ソファーで二人並び、笑う場面ではお互い顔を見合わせたり、お酒も入って多恵も宏の肩に頭をくっ付ける感じで、「本当に私でいいの?どこがいいのぉ?」

宏「多恵の仕事の時の素直さ性格から魅了されたんだ・・・あぁ、こんな女性が傍にいて欲しいって」

宏はそう言いながら多恵の唇に自分の唇が触れるか触れないかの間近で「堪らなく多恵が欲しい・・」と言うと多恵は「・・うん」といい、宏の舌がいつでも入ってこられるように、口を半開きにすると宏の舌は多恵の唇を優しく舐めながらゆっくりと中へ入って来ました。

多恵にとっても久しぶりのキスにもう夢中になっていました。

宏は優しく多恵の身体を支えるように撫でながら、多恵の小さな胸を揉みながら、ジーンズのボタンを外しました。

宏「今日は帰らなくても大丈夫?」
多恵「・・一人暮らしだよ」と笑う多恵。

宏は多恵を抱え寝室へ。
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