妻と男の物語


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告


私の足元で…55

[Res: 2092] 私の足元で…55 わくわく 投稿日:2007/07/08 (日) 20:55

八千代の冷静な眼差しにたじろぐ早紀です。
あまり後先を考えずに、流れのまま行動を取る嫌いのある早紀ですが、それに比べ八千代はいつも冷静です。
早紀は何か起きると、ことある毎になんでも相談して来ました。
早紀にとって八千代は、看護学校の先生や叔父叔母より頼りになる存在です。
「怒らないから、なんでも言ってミソ」
その八千代の顔色を覗い、言葉を選びながら早紀はことの経緯を話し始めます。

私とは、特に問題はなかったと…。
ただ、一度私が酒を飲み過ぎ人を睨み、その人に因縁を付けられ早紀が謝って事なきを得たは良いが、それを私が記憶していなかった。

それが早紀にとって、私への大きな不安と不満になっていったと…。

そんな中、私の会社の上司である桜井を入れた3人で酒を飲み、その夜3人で私のアパートに泊まり、桜井に迫られ私が酔って寝ているのを良い事に体の関係を持ってしまったこと。
最初は抵抗をしたけれど、上手く進められ、自分自身身体が熱くなり断りきれなくなってしまったとも…。
その2日後にふたりだけで会い、そこでもまた関係を持ったこと。
その後は、毎週のように桜井に会い、身体を合わせていること。
そしてそれは、一月経った今も続いていること。
もちろん、私には桜井のことは内緒にしており、私とも前と同じ様に会っていること。

八千代が、口を開きます。
「結論から聞くね。
あんたは今、どっちが好きなの?
と言うか、どっちが大切なの?
なお?それとも、なおの上司?」
「…」
「…」
早紀は、口を開きません。
八千代も待っています。
しばらくして
「ねえ、教えて」
「分らない…。
なおは、嫌いじゃない。
でも…」
「でも、なに?」
「桜井さんは、大人なの。
なおにない、落ち着きがあるし…」
「それはそうだろう」
いつもはこんな乱暴な口を利く八千代ではないのですが、この時ばかりは違いました。
「なおは、確か25になったのか?
その…、桜井さんとか言う人がなおの上司だったら、20後半か30代だろう?
それで、落ち着きがなかったら逆に問題だべ」
「30なの…」
「で早紀は、どうしたいん?」

まだまだほんの一部ですが、八千代に話したら少しばかり気が楽になりました。

「ふ~。
こんな重い話になると思わなかったよ。
家においで」
「ごめん。
良いの?」
「こんな話、道端ですることじゃないだろう。
それにサテンと言うのもねえ」

ふたりで、八千代の家に向います。
早紀の自転車をこぐ脚が、重そうです。

  1. 2012/09/02(日) 06:00:47|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…54

[Res: 2092] 私の足元で…54 わくわく 投稿日:2007/07/07 (土) 17:56

結局その日は延長を重ね、桜井は3度も射精したようです。
なぜ回数が分ったか…。
それは、早紀の日記に書いてあったからです。
2日前の時は、2(射精は1)と数字だけがありましたが、日曜の日記では3をハートマークで囲んでいました。
心が、より桜井に近づいたと思って間違いないでしょう。

体位も、色々と変えたようです。
一番感じたのは、やはり早紀の好きな正常位とありますが、駅弁スタイルも経験したようです。
体が浮き、支えになるのはつながったあそこと桜井の首に回した早紀の両手、それと早紀のお尻を支える桜井の腕だけですから不安定この上なく、逆にそれが刺激になったようです。
また、重力の関係で身体が落ちますから、桜井に持ち上げらて下げられた時は、ペニスが奥深く入ってくるのを感じたとあります。

早紀もたっぷりあそこを舐められたようですし、桜井のペニスもたっぷり舐めさせられたようです。
なんでも、2度目はペニスを洗わないで入れるから、尿道や精管に残った精液を綺麗にして欲しいと言われ、しごいたり吸い取ったりしたようです。

また、色々な言葉を言わされたようです。
我々男は、良く女性に言わせようとしますが、「おちんちんをおまんこに下さい」と、性器の名前を言わされたようです。
桜井は関西出身ですから、おめこと言わせたかったのでしょうが、早紀は北国生まれ、彼女の地方にも呼び名はありますが、如何せん桜井はそれが分らず、おまんこと呼ばせたのでしょう。
早紀も、他の女性と同じく、性器の名前を呼びながら入れられることで、異様に感じたようです。

1度目の時は、射精後の精液を舐めさせられましたが、2度目は口の中に出されて、飲まされたようです。
苦い味がしたし、栗の花のむせるような匂いに、早紀は頭がくらくらとしたようです。
そう言えば、早紀の田舎では、住まいから少し離れると栗の木があり、花をつけるシーズンにはやはりむせ返るような匂いが漂っていました。
大人の女は、この匂いが漂うと、みな無口になったのを思い出します。

私が起たなくなったものですから、欲求不満があったのでしょう。
桜井には、それを解消してもらい、たっぷりと味あわせてもらったのですから、身体の方はもう、彼なしでは考えられなくなってしまったようです。
が、桜井と別れてひとりになると、私に対する背徳心とか、私の勃起の原因などを想像し、申し訳ないと言う気持ちが戻って来るようです。

と言いながら、桜井とはそれから1月ほど会っては、必ず身体をあわせていたようです。
その間は、身体が充実していますから、ホルモンの分泌も活発になったのでしょう、少女っぽい綺麗さ可愛さから、めっきり大人の女っぽさが目立つようになって来ます。
私は、早紀と桜井の関係に不安を持っていましたから、その早紀の変化にいち早く気付き、心を痛めたものです。
(やはり、関係を続けている…)
それを早紀に問いただし、桜井とは切れろと言いたいのですが、如何せんあの危機の時に止めなかった私ですし、それに今は勃起さえしなくなってしまったのですから、強く言える立場ではありません。

早紀の変化に気付いたのは、私だけではありません。
叔父叔母もそれとなく、様子を探ろうとしたようです。
もし、特定の男でも出来て間違いが起こったらと、叔父は叔母に早紀にけん制するように言いますが、早紀も恋愛のひとつやふたつあったところで不思議な年頃ではない、そうギュウギュウ絞めつけるのも…、またそう言った時は相談してくれるに違いないと、後回しにしてしまいました。

そして、やっかいな人物が、ひとりいました。
以前登場した、早紀の同級生の八千代です。
前述の様に、本来なら八千代と私が付き合うはずでした。
が、当時八千代は彼女がいる男性を好きになっており、彼女と私の関係は、友達以上恋人未満から発展することはありませんでした。
ただ私が、八千代に付き合わないかと声を掛けていましたから、考えた末に彼氏に別れを告げに彼の住む大阪まで行ったのです。
そして彼との関係に決着をつけて、私の申し込みを受けるつもりでしたが、私はその時には早紀と付き合い始めており、それを知った八千代は身を引いたと言う経緯があります。

八千代は、二股が好きではありません。
いえ、好きとか嫌いとかの問題ではなく、その気持ちが許せないのです。
八千代自身、彼女のいる彼を好きになっており矛盾しているようですが、彼に身体は許していません。
一度彼から誘われたようですが、そう言う気持ちは彼女にも私にも失礼なことと断り、それ以来彼は八千代に対し性的な関係を求めなくなったようです。

八千代も、処女ではありません。
看護学生になってから、高校生の頃から付き合っていた彼に、身体を許したようです。
が、彼は大学生で八千代との時間も合わなくなり、なんとなく疎遠になり他の女性を好きになってしまいました。
そんな失意の八千代の前に年上の男性が現れ八千代を魅了しますが、如何せん彼には彼女がいて八千代の行動にブレーキがかかり、それは恋愛と言うより憧れになりました。
丁度そんな時でした、私たちが知り合ったのは…。

八千代も、ここ一月の間に、早紀が綺麗になったことに気付きます。
もちろん、早紀と私の間に身体の関係があることは知っていますから、心理的にも性的にも満たされているのだろうと思いましたが、どうも様子がおかしいのです。
それもそうでしょう。
普通女性が綺麗になる時は、新しい恋を始めた時と決まっています。
相手が同じで変化が現れた時は、念願の結婚にこぎつけたとかそう言ったことが決め手になるはずです。
それが早紀からは、なんの相談もありません。

ある日八千代は、早紀とふたりきりの時に、さりげなく聞いて見ます。
「早紀?
なおと、なにか良い事でもあったの?」
「何もないよ。
どうして?」
早紀と八千代は、看護学生になって知り合った仲です。
それが今では、何でも相談するような親しい仲になっています。
だから、八千代には早紀の様子がおかしいことが分るのです。
「なんか、綺麗になったからさ」
「そんなことないわよ」
「ねえ、もしかして、なお以外の誰かを好きになった?」
「えっ!?」
「そんなはずは、ないわよね」
「…」
「あれ?」
「…」
「早紀、どうしたの?」
「…」
「なんか言って。

もしかして…」
こくり。
重く頷く早紀です。
「えっ、えっ。
なに、なに?
話、聞かせて」

  1. 2012/09/02(日) 00:00:00|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…53

[Res: 2092] 私の足元で…53 わくわく 投稿日:2007/07/07 (土) 01:14
早紀は、桜井のペニスを入れたまま、立膝で腰を前後にスライドします。
流石に、19歳の乙女には、うんちスタイルは恥かしかったのでしょう。
ぎこちないですが、それはあの乗馬型のダイエットマシーンに乗ったような動きです。(私はあのCMが画面で流れるたび、こんなものを公共の電波で流して良いものか?と疑問に思うのですが…。そんなことを考えるのは、私だけでしょうか。
おとなのおもちゃ屋さんに提案ですが、座る部分にバイブがアタッチ出来る乗馬型マシーンを作ったらどうでしょうか…)
動いているとコツを掴んだのでしょう、桜井と言う馬を上手く乗りこなせるようになり、早紀は腰を前後するどころか回転運動まで加えるようになります。
「ああ」
大きな桜井の上に乗り、まるで自分がジョッキーになったような気分になり、隠れていた早紀のSの部分が少しばかり姿を現したのかも知れません、顔が恍惚としています。
と、早紀のお尻が後ろに下がった時、桜井は下からペニスを突き上げます。
「あん」
奥深く入ってくるペニスに、早紀は耐えられなくなり、思わず桜井の胸に両手をついてしまいます。
それで気を良くした桜井は、早紀の腰骨をしっかりと抑え、続けて早紀を突き上げます。
「あん、あん、あん」
早紀は前のめりになり、桜井の胸板に顔を預けてしまいます。
と桜井は、早紀の尻に両手を回すと、尻たぶを左右に分け尻の穴をさらけ出します。
早紀は恥かしさのあまり、尻を閉じようと力を入れますが、桜井はそれを許してくれません。
それどころか、あそこがペニスをきゅうっと締め付け、桜井を楽しませています。
「いや、いやっ!
恥かしい」
「どうして?」
桜井は、右手の人差し指と中指を舐めると、早紀のむき出しになった尻の穴にあてます。
「あっ、あっ、いや。
汚い…」
そう言ったかと思うと、身体を震えさせながら身体を硬直させます。
そして、動かなくなります。
また、逝ってしまったようです。
早紀の片頬が、桜井の分厚い胸板に付いています。
早紀の乱れた髪の毛が、桜井の鼻先をくすぐります。
「早紀、逝ったの?」
「分らない…。
桜井さんが、恥かしいことするから…」
「早紀のためだったら、なんでもできるよ」
と、今しがた、早紀の尻の穴にあてた指を、ぺろりと舐めてしまいました。
「あっ、だめ。
ばい菌が一杯ついてる」
「大丈夫だよ」
と桜井が、伸ばしていた両足を立てましたから、早紀の体は自然と前にずれて、顔と顔が向き合う形になります。
桜井は、指を舐めた口を早紀の口に押し付けて、舌を入れて来ます。
汚い、なんて思いません。
逆に、私の汚いところを舐めてくれた…、と、嬉しくさえ思ってしまいます。
早紀は、お返しでもするように、桜井の舌を夢中で吸います。
息が苦しくなって、どちらからともなく唇を離すと、
「早紀…。
愛してるよ」
と、耳元で囁いてくれます。
その心地良さは、前から付き合っていたような錯覚に陥り、思わず早紀も囁いてしまいます。
「私も…。
私を離さないで下さい…」

これを人は、身も心も落ちたと言うのでしょう。


桜井には、この後後背位で早紀をもっと恥かしくさせようとの考えがありました。
それは、自分とのSEXを忘れられないものにしようとの考えでしたが、今の早紀を見る限り、その必要がなくなってしまったようです。
逆に、正常位の形を取り、目を見詰め合って愛し合うのが、最良と考えました。

早紀を仰向けにすると、覆いかぶさって行きます。
桜井の大きな身体に、早紀は息が苦しくなります。
それは決して、体重を感じてとかそう言う物理的な理由ではなく、「今から抱かれる…」と思うと鼓動が早くなるのです。
前の彼にも私にもそれはあるのでしょうが、桜井にはより強く感じるようです。

脚を大きく広げられ、位置を合わせると、桜井は入って来ます。
「あああ」
この充実感…。
早紀の狭い中を、押し広げながら入って来ます。
そして、奥まで。
桜井は、唇を押し当てると、早紀の舌を強く吸いながら、腰を動かし始めます。
息が、容易に出来ません。
でも、この苦しさが、なお更快感を呼び起こさせてくれます。
(ああ、どうなっても良い…。
この人に、付いていこう)
ズンズンと子宮に響く快楽に、早紀の頭は完全に麻痺してしまいます。
そして早紀が何度か逝った後、桜井の動きも本格的になり、
「早紀!
もう直ぐ逝くよ」
と、強い語調で伝えます。
早紀はもう、中だしでもなんでも良くなってそのまま受け入れようとも思いますが、辛うじて残っていた理性が次のことを言わせます。
「ダメ!
妊娠しちゃう。
中はやめて。
お願い、桜井さん!」
桜井は、それでも動きをやめません。
「おう、おう」
と、いつ出してもおかしくないような、うめき声を上げています。
「早紀、逝くぞ!逝くぞ!」
ああ、と桜井の精液の受け入れを覚悟した時、桜井のペニスは早紀の中から出て行きます。
その瞬間、早紀自身にも分らなかったのですが、腰がひとりでに桜井のペニスを追いかけます。
(出して!出して!中に出して!)
が、ペニスの動きが早く、射精より先に中から抜け出ました。
矛盾していますが、早紀が桜井に抗議すべく目を明けた時に、桜井のペニスからほとばしった白い精液が早紀めがけて飛んでくるのが分ります。
「えっ?えっ?」
それは、早紀の胸に2度3度と届きます。
早紀が見る、初めての射精のシーンです。
(見ちゃった…)
あそこと頭が、じーんとしています。

「早紀、舐めて」
早紀の顔のそばに、手を添えられた桜井のペニスがあります。
「えっ?」
「舐めて」
これも、早紀にとって、初めての経験です。
前の彼も、私も大人しすぎました。
紳士過ぎました。
早紀に、精液の出たペニスを掃除させたことなどありませんでした。
早紀は、戸惑いながらも、桜井のペニスに舌を這わせます。
「頭を咥えて」
言われるまま、亀頭を口に含みます。
苦い味がします。
でも、かまわずに舐め続けます。
自分に大きな快感をもたらす桜井のペニスが、愛おしくてたまりません。
そしてそれはまた、形を整えようとしています。

  1. 2012/09/01(土) 18:00:05|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…52

[2092] 私の足元で…52 わくわく 投稿日:2007/07/05 (木) 20:53
よほど身体が疼いていたのでしょう。
早紀は、入れられた瞬間に逝ってしまいました。
それで驚いたのは、当の早紀と桜井です。
桜井には、すれば逝かせる自信はあったものの、入れて直ぐと言うのは初めてのことで、正直面食らっています。
「どうした?
大丈夫か?」
肩で息をする早紀を気遣う余裕を見せていますが、実は桜井もかなり焦っていました。
と言うのも、早紀が逝くと同時にあそこが異様に締まり、桜井のペニスをきつく食い絞めて来たからです。
すわ、膣痙攣か?と慌てて抜こうともしました。
でも、早紀となら…、と。
今は、きつい絞め付けはなくなり、じんわりと、時にひくひくと柔らかくペニスを包んでいます。
「凄いよ早紀。
早紀はやっぱり、えっちな身体なんだよ」
「どうして?」
「だって、入れただけで逝ってしまうんだもの。
今まで、そんな経験ないよ。
それに…。
俺と身体の相性が、良いんだよ」

桜井のペニスは、早紀に入ったままです。
そして、先ほどからひとりでひくひくと動いています。
桜井自身も、動きたい気持ちで一杯です。
「ねえ、動いて良い?」
「待って…。
もう少し、こうしていたいの」
「分った。
重くない?
抜こうか?」
「ううん。
このままが良いの」
よく女性は、深く逝った後余韻に浸ろうというのか、男性が動こうとすると止める傾向にありますが、丁度早紀もその時そういった状況にあったのです。

(桜井さんが言ったように、私ってえっちな身体なのかしら?)
早紀は、思います。
えっちな身体と言われて、悪い気はしません。
でも、言い当てられたようで、恥かしい気持ちで一杯です。
実は早紀は、昨晩から桜井のペニスが欲しくて仕方がありませんでした。
いえ、私のペニスでも良かったのでしょうが、それが起たないのですから、自然と桜井の逞しいペニスを思い浮かべていたのです。
頭では私に悪いと分っていても、身体が桜井を求め始めています。
気付かなかったことですが、桜井にえっちな身体と指摘されそう思い始めたら、桜井の顔を見るのさえ恥かしくて恥かしくて、真っ赤になってしまいました。
それに気付き
「どうしたの?
早紀?」
「私…、えっちな身体じゃありません」
「そう、すねないの。
それに、えっちなことは、悪いことじゃないよ」
「でも、恥かしい…」
「可愛い」
「あん」
また、桜井が早紀の中に入ったまま、ペニスを動かしています。
たまらずに、早紀の手が桜井の肩をつかみます。
「動いて良い?
愛してるよ」
桜井は早紀を正面から見据えながら、早紀の返事を待っています。
「はい。
抱いて下さい」
それと同時に、桜井の腰が引かれます。
「ああああ」
丁度カリ首が、早紀の中を引き出すかのように引かれて行きます。
その心地良さに、思わず声を出してしまう早紀です。
そして抜けるギリギリまで引き、
「いやっ、抜かないで」
早紀を不安にさせると、それはまた早紀の中に深く入って来ます。
「あああああう」
自然に大きな声が出ます。
一昨日は、私を横にしてのSEXと言うことで、異様な興奮を覚えた早紀ですが、今はそう言う不安はなく、安心して身も心も桜井に委ねています。

桜井の、見事な腰の動きが始まりました。
その度に、
「あん、あん、あん」
と、早紀の口から甘い声が漏れます。
例えそれが幾ら大きくても、桜井は早紀の口を塞ぐ必要はありません。
桜井も、ふたり以外に誰もいないのですから、遠慮など必要がありません。
「良い、良い、良い」

夢中で声を出す早紀に、桜井は言います。
「ねえ…」
「あん、あん」
「ねえ、早紀」
「あん、は…い…?」
「体位を変えようよ」
「えっ」
「早紀が、上になってご覧」
「いや」
「さあ」
桜井は、早紀の中からペニスを抜くと、仰向けになります。
困った早紀は、起き上がりぺたりと座ったまま、動こうとしません。
「ねえ、跨いでご覧」
言われたように桜井の腰を跨ぎ、たち膝のままでいます。
「あてがって、そのまま腰を下ろして。
出来るだろう?」
「あん」
早紀は、桜井の聳え立つペニスを握り、自分の小さなあそこにあてがいます。
そしてゆっくりと腰を下ろします。
「あう」
ぬるっと、亀頭が入ってしまいます。
「さあ」
そのまま腰を下ろすと、桜井のペニスが早紀を分けて入って来ます。
「あああん」
ペニスの2/3くらいを納めたでしょうか。
丸い亀頭が子宮口を押して、これ以上は無理と早紀は思いましたが、桜井はもっと腰を下ろすように言います。
「強くやると痛いから、ゆっくりね」
言われる通り、ゆっくり腰を下ろすと、不思議なことに桜井のペニスを全て飲み込んでしまいました。
早紀と桜井の身体の間は、隙間がないほどぴったりとくっついています。
「どう?」
「ああ。
全部入ってる…」
「痛い?」
「大丈夫です。
気持ち良い…」
「ゆっくり動いてご覧」
「どうしたら良いんですか?」

騎乗位では、大きくふたつの動き方があります。
ペニスを入れたまま、女性が上下に腰をスライドさせるか。
それとも、前後に腰をスライドさせるのか。
前者はうんちのスタイル、後者は膝立ちになります。

さあ、早紀はどちらを選ぶのでしょうか…。

  1. 2012/09/01(土) 12:00:02|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…51

[Res: 2068] 私の足元で…51 わくわく 投稿日:2007/07/04 (水) 19:39

「欲しくなるって、何が欲しくなるの?」
「あん」
「言ってごらん」
「恥かしい…」
「言わなきゃ、あげないよ」
「意地悪…」
桜井は、まだまだ入れる気などありません。
が、女性の多くが、性器の名称を口にすることによりより乱れることを知っていますから、意地悪をしているのです。
「さあ、言って。
何が欲しいの?」
「おちんち…」
はっきりと言えない早紀です。
「聞こえないよ」
「おちんちん」
「誰の?
古林の?」
「いやっ!
桜井さんの…」
「俺のおちんちん?
好きなの?」
「気持ち良いの」
「古よりも」
「なおよりも…」
「どうして?」
「大きいから」
「それだけ?」
「長持ちするから」
「今、入れて欲しいの?」
「はい…」
桜井は、にやりと笑います。
それもそうです。
19歳の綺麗な、それもそんなことを口にしないような清楚さのある早紀が、自分のおちんちんを入れて欲しいとおねだりしているのですから、有頂天になるのも当然です。
「まだ入れるつもりはなかったけれど、早紀がそこまで言うのなら入れちゃおうかな…」
なんとも勿体をつけた言い回しです。
「あん」
早紀の上半身と下半身が、あそこを中心にしてうねっています。
芯がうずいて、仕方がないのでしょう。
それは、私に責任があります。
昨晩は、私が起たずに早紀に入ることが出来なかったのですから…。
私のも、短いとは言え一応ペニスです。
入れれば、早紀を気持ち良くさせることくらい可能です。
それが、起たなかったのですから…。
「しょうがないなあ、早紀は。
可愛いくせに、えっちなんだから」
良く、言います。
自分で、そう、仕向けているくせに…。
「入れてあげる」
造作もないことです。
桜井は、早紀の大きく開いた股の間にいましたから、そのまま這い上がって行けばいいのです。
早紀が一番好きな正常位の形を取り、目をしっかりと見つめあいます。

(早紀はもう、身体は俺のものなのに…)
早紀の心が時々現実に返り、必死に熱い身体を冷却させようとします。
(どうすれば良いんだ)

これまで桜井が落として来た女性は、桜井の持って生まれた体躯の良さ、特にペニスの大きさ、それにこれまでの経験で裏打ちされたSEXのテクニック、金遣いのスマートさ、金離れの良さなどに、付き合って得する人と考える女性が多かったのです。
が、早紀は、誰と付き合うと得だから損だから、とそう言うことを考えて行動する女性ではないし、まだ擦れていないので桜井をやきもきさせるのです。

そこが、早紀に惚れてしまった桜井の弱いところです。
私から早紀を初めて紹介された時、その初々しさに心が動いたのは、正直な話です。
付き合えたらなあ、とも思いましたが、部下である私の彼女なのです。
桜井とて、人の彼女を強引に奪おうというような、乱暴な考えの持ち主ではないのです。
が、何度も早紀と酒席を共にする内、これまでの女性に見られなかった素直さと言うか、実は世間知らずなのかも知れませんが、擦れていない早紀にどんどん心が惹かれて行ったのです。
そして遂にあの晩、私が酔って寝入ったことを弾みに、早紀を手篭めにしてしまいました。
手篭めと言うと、時代がかった古い言い回しかも知れませんが、おぼこの早紀を貶めた桜井の手法は、手篭めと言うのが一番適切なのではないでしょうか。
身体をあわせると、桜井風に言うなら、早紀の身体は思った以上に美味しかったし、自分色に染めて行くと言うこれからの楽しみが感じられたのです。
この年末には、実家を継ぐために大阪に帰ることは彼の兄と決めています。
まだ、会社には伝えてはいませんが、少なくとも2ヶ月前には届けを提出するつもりでいます。
そしてその時、できるなら早紀を連れて帰りたい…。
いや、必ず連れて帰る。
もしかしたら、母親や兄の反対があるかも知れません。
が、押し切る自信はありますし、ふたりも早紀に接すれば気に入ってくれると言う、確信さえ抱いています。
後は、早紀をどう自分に惹き付けるかです。
前述したように、身体を合わせたばかりですが、身体はかなり桜井色に染まりつつあります。
後は、彼女特有の、人のことを心配する、例えば今回私が起たなくなった原因は自分にあると考え込む癖から、如何に解き放つかです。

やはり、早紀に大きな快感をもたらし、うんとえっちな身体に仕上げるしかないのでしょう…。

女性はキスが好きなように、早紀とて例外ではありません。
ただ、私とは、私がそれほど求めないために積極的にならなかっただけで、桜井の舌を絡めあう、息が苦しくなるようなキスが嫌いではありません。
いえ、かえって愛されている、求められていると言う、子宮から湧いてくるような感覚に包まれます。

早紀の大腿を大きく割り、今にでも入れる体勢が整っているにも関わらず、桜井は早紀をその熱いキスで翻弄させます。
早紀も、もう直ぐ訪れるであろう大きな快楽への期待感からか、桜井の首に両腕を絡めています。
「入れるよ」
唇を外し、狙いをつけます。
それもただ、ペニスを握るだけではありません。
早紀に、少しでも満足感を与えられるように、ペニスを握る手に力を入れ、血液の戻りを防ぎ亀頭の大きさをより堅固なものにしようとしています。

その亀頭が、早紀の複雑な陰唇を掻き分け、狭い膣の中に入ろうとしています。

「あっ」
その甘い声は、亀頭が少し中に入った証しです。
桜井を全身で迎え入れようとする早紀は、体中を赤く染めています。
その様を見下ろしながら、桜井は腰を進めます。
「あああ」
目を閉じた早紀の眉間に、皺が拠ります。
「良い…」

早紀は、桜井のペニスを受け入れながら子宮で思います。
(女は、男には適わない。
ちんちんがあるから、適わない。
もし、ちんちんがなくなって、この様な快感が得られなくなるとしたら、自分は我慢ができるのだろうか…)
それは、男にも言えることです。
オナニーやダッチワイフなどの代用品もありますが、やはり女性のあそこに優るものはありません。
いえあそこと言うより、乱れた顔、声、女性の全てがあってSEXの良さを味わうことが出来るのです。
桜井によって逝くまでは、そのようなことを考えもしなかった早紀です。
が、桜井の長いペニスで膣の奥、子宮を突かれ、早紀の身体は目覚め始めたのです。

早紀の内部のヒダを巻き込みながら、桜井のペニスは深く侵入して行きます。
ゆっくりとした動きですが、昨晩から芯が疼いていた早紀を爆発させるには、忙しない動きなど必要がありませんでした。
「逝く、逝く!」
なんと早紀は、入れられたばかりで、一度目のアクメに達してしまったのです…。

  1. 2012/09/01(土) 06:00:31|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…50

[Res: 2068] 私の足元で…50 わくわく 投稿日:2007/07/03 (火) 23:56

桜井が、指を入れては引き、引いては入れ、それを繰り返すものですから
「あっ、あっ、あっ」
指の動きに合わせて、早紀の口から甘い声が漏れます。

桜井の指を締め付ける早紀の中は、別の生き物の様な複雑な動きをします。
桜井はじっくりと指を回し、なお更早紀のあそこがこなれるのを待ちます。
にっちゃにっちゃ…。
徐々に大きくなる隠微な音が、桜井の、そして早紀の脳裏を刺激します。
「熱いよ、早紀の中」
「ああ」
「絡み付いてくる」
「ダメ…。
なおに…、なおに…」
早紀はもう、桜井に抗えないのです。
いくら私の名前を出したところで、もう無理な話です。

桜井は、早紀をもっと貶めようとして、神経を集中させます。
小さな穴を刺激しながら、親指で敏感なクリトリスを探し、こりこりと先ほどより随分大きくなったそれの頭をかすめます。
「あっ。
いぃ…。
もっと、もっと」
自ら腰を振り、刺激を求める早紀が、桜井にしがみつきます。

パンティをはかせたまま指を動かすものですから、布はもうびっしょりと濡れています。
「早紀って、いつもこんなに濡れるの?」
「あん、言わないで。
恥かしい…。
桜井さんだから…」
「脱ぐ?」
こくり。
「脱いでも、良いの?
古に悪いんじゃないの?」
早紀がもう抗えないことを確信して、意地悪をします。
「あん。
言わないで…」
「じゃあ、自分で脱いでご覧」
早紀は、パンティに指を掛け、ゆっくりとおろします。
「ほ~ら、あそこの毛が見えてきたよ」
「あん」
「手伝ってあげる」
そう言うと、早紀が大腿をあわせたにも関わらず、するするっと脱がせてしまいます。
「どんな匂いがするかなあ」
温かいパンティを、鼻先に持ってゆきます。
「いやっ!」
「嫌らしい、女の匂いがする」
「だめ~」
「良い匂いだよ。
頭が、くらくらしちゃう」
「いや~」
「今度は、見る番だよ。
脚を開いてご覧」
「いや」
早紀の膝頭を抑え、左右に開いて行きます。
「あん。
灯りを消して…」
「いや、ダメ。
明るいところで、早紀のあそこが見たいの」
「ああ」
「もっと広げて」
「いや」
早紀は、膝をくねらせ、桜井の視界からしっとりと濡れた恥かしいあそこを隠そうとしますが、既に桜井の膝が早紀の股を割って入り自由が利きません。
「ねえ。
恥かしがったって、どうせ見られるんだよ」
しばらくして早紀の脚から、力が抜けます。
それをいいことに桜井は、また膝を進めると、いよいよ早紀の股を大開きにします。
「あん」
掌で、顔を覆う早紀です。
桜井はまた、早紀のあそこに指を2本も入れ、今度は速いスピードで、出し入れを繰り返します。
パンティと言う余計な布が外れて、動きが楽になりました。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
早紀は、弾んだ声を上げ、桜井にしがみ付きます。

「舐めるよ」
「ああ」
「ここを舐めるよ」
入れた指を動かし、場所を示します。
「恥かしい…」
早紀の大腿を、今以上に大きく割ります。
やわくて薄い茂みのため、ざくろの様にパックリと割れたあそこが目に入ります。
小さな穴の周りは、愛液が灯りを反射し、小さなダイヤモンドを散りばめたように、キラキラと光っています。

桜井は腹ばいになり、彼女のあそこに頭を近づけます。
と、あそこがひくひく蠢いているのが分ります。
灯りの元で見る陰唇は、大きくもなく厚くもなく、性体験の少なさを物語っています。
鼻先を近づけると、なんとも隠微な匂いがします。

クリトリスの皮を剥いて唇を寄せ、すっぽりと覆い舌先をノッキングさせます。
「あっ、あっ、あっ」
「美味しいよ」
上ずった、嫌らしい声です。
クリトリスを舐められた早紀は、夢中で桜井の髪の毛を掴みます。
そう、痛いくらいに…。
「感じる?」
「ああ」
「気持ち良い?」
「ああ」
目を閉じて、もう返事をする余裕さえないのかも知れません。
「こっちはどう?」
陰唇を掻き分けながら、舌の先を細くしてあそこの中に入れます。

陰唇を唇に挟み、舌で隠れた部分を舐めたり…。
それも馨の官能を呼び起こしたのでしょう、くねくねと腰が動きます。
桜井は両手で腰骨を掴み、がっしりと固定をして、なおも舐め続けます。
「あああん。
ダメ、ダメ。
せつない…」
「我慢して」
「我慢できない。
欲しくなっちゃう…」

  1. 2012/09/01(土) 00:00:29|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…49

[Res: 2068] 私の足元で…49 わくわく 投稿日:2007/07/02 (月) 12:39

桜井のネルトンの真似事を見て、少しばかり笑う早紀です。
が、直ぐに現実に引き戻され、私の顔が浮かんで来てしまいます。
「やっぱり、なおに悪い…」
この早紀の心境の動き、桜井も少々困惑気味です。
一旦気を許したと見えて、直ぐ私を思い出し、後戻りする…。
いつもの桜井なら、そんな微妙な女心を見せられても、相手に乗っかって腰を振って来ました。
が、早紀には、対応の仕方が違うようです。
やはり、桜井の早紀に対する気持ちは、本気なのかも知れません。
早紀に対しては、ゆっくりと説き伏せようとしています。

「ねえ、今だけは古のことを忘れて俺だけ見つめて」
「でも…」
「もし、古が起たなくなったとして、早紀がそこまで気にする必要があるのかなあ。
早紀のせいじゃないと思うけれど。
それに起たないとしても、一過性のものだよ。
きっと…」
「…」
「ねえ」
ベッドに並んで腰を下ろしていたふたりですが、桜井に引き寄せられ抱きすくめられる早紀です。
「こっちを向いて」
あらためて見つめあい、唇を寄せ合います。
もう何度目のキスになるでしょう…。
少し立つと、早紀の舌も動くようになります。
「ん、ん、ん」
私を忘れようとしてか、早紀は夢中で舌を絡ませます。
桜井は、そんな早紀を寝かせ、乳房の上に手を置きます。
そしてゆっくりと、乳房を揉み始めます。
とその手が、浴衣の上からブラジャーの感触を捉えます。
(どうせ脱ぐのに…)
とは、男の身勝手な言い分です。
脱いだ下着を再び着けて、男に身体をゆだねるのは、女のたしなみ、乙女の恥じらいです…。

桜井の手が、早紀の浴衣の帯を解きます。
あわせが、はらりと落ちます。
現れたのは、淡い青のブラジャーです。
もう、あの夜の時のように、周りに気を遣う必要はありません。
片手では収まらない乳房を覆います。
「…」
ため息です。
「背中を上げて」
と、ホックを外します。
両の乳房が露になり、桜井はまじまじと見つめます。
桜井にとって、落ち着いての対面はこれが初めてです。
一昨日、暗がりで許してくれた乳房は、明かりの下では釣鐘型の整ったものでした。
「綺麗だよ…」
思わず出た、正直な感想です。

片肘で体重を支え彼女の上になり、顔中にキスをします。
ガラスを扱うように、顔の部分ひとつひとつに丁寧に触れます。
髪の毛を梳き、耳朶を舐めて甘く噛み、耳元で熱く熱く囁きます。
「早紀しか見えない…」
頬を挟み、鼻の頭を合わせ擦り合せます。
目の前には、早紀の大きな瞳があり、キラキラ濡れ輝いています。
「可愛いよ」
「うふ」
「何がおかしいの?」
「だってさっきから、誉め言葉ばかりでくすぐったいの…」
「いや?」
「ううん。
嬉しい。
でも恥かしい…」
「早紀の、そこが可愛いんだ」
もう一度、キスをします。
軽く、唇を触れるだけの。
鬢のほつれ毛に唇を寄せるとそのまま下がり、舌先で首筋を舐めました。
「あああ」
仰け反る身体。
早紀の手が、シーツを掴みます。
桜井は、早紀の鎖骨にも舌を這わせ、舌裏の柔らかいところで舐めます。
ピクッピクッ。
「どうしたの?
ん~?」
興奮で上ずって、桜井の声らしくありません。
「分らない。
くすぐったい…。
でも、気持ち良い…
「ねえ、手を頭の方にやってごらん」
「え?」
「脇の下を舐めるから」
「いや。
恥かしい…」
「ねえ、上げて」
窪みが露になり、産毛の様な腋毛があるだけです。
桜井は、片方ずつ丁寧に舐めながら早紀を見ます。
腕で顔を蓋い、目を隠しています。
その仕草が可愛くて、思わず片方の乳房に手を当てて乳首を指の間に挟み回し揉みます。
柔らかで、きめ細かな手触り。
乳首を挟んだ指を、微妙に動かします。
「あっ、あっ」
早紀の身体が弾みます。
桜井はたまらず、乳首を口に含みます。
「あん。
だめ」
「綺麗だよ」
「恥かしい…」
反応が、一々初々しいのです。
桜井のペニスは、痛々しいほど大きくなりながらシーツに押し付けられています。
シーツに触れた鈴口が、水分を吸い取られ、布にくっついてしまっています。
ペニスが動く度、くっついたところが引きつられます。

19歳の、早紀の若々しい身体は、桜井を夢中にさせます。
まだ2度目の、それも1度目は忙しない中での肌あわせでしたから、なにもかもが新鮮なようです。
張りのある、双の乳房。
固くなって、上を向いた乳首。
その乳首が愛おしくて、甘噛みをします。
「あうっ」
身体が、ビクビクと、早紀は敏感になっています。
しばらく乳房を愛撫し、なだらかなラインに沿って舌を腹部へ移します。
へそを中心に、舌で渦巻きを描きます。
「あう」
甘い声です。
浴衣を完全に脱がせ、うつぶせにさせます。
「えっ」
一昨日は、お互いの性器を合わせはしましたが、見せ合ったわけではありません。
恥かしいだろうと、パンティーは着けさせたままにします。
背中全体を擦ると、首から尻まですうっと、一本の線を引く様に舌で背骨をなぞります。
「あああん」
声と共に、尻全体の筋肉がきゅっと締まるのが分ります。
「だ、だめ~」
パンティーの上から尻たぶを掴み、左右に分けると、
「いやっ」
奥は、どうなっているのでしょう。
それは、後でのお楽しみにしたようです。

桜井は、再び早紀を仰向けにさせると、身体を足元に移動し足の指を口に含みます。
「えっ!?
汚い…」
「平気だよ」
「でも…」
「早紀のは汚くないよ。
どこだって舐められるよ。
もしかしたら、こう言うの初めて?」
「はい…。
足の指は…」
「俺に任せて」
指と指の間にも、舌を入れます。
「はあああ」
汚いところを舐められていると言う思いと、気持ち良さの狭間で混乱しているようです。
桜井は、このように色々寄り道をしながら、彼女の中心へと舌と指を進めます。
「ねえ、脚を開いて」
「恥かしい…」
「脚の内側を舐めたいから」
少しだけ、脚が開かれます。
その隙間に身体を入れ、匍匐前進の様な体勢で先に進みます。
桜井の身体に割られ、早紀の脚の開きは自然と大きくなります。
大腿に近づくと、視線の先には彼女の大事なところを被うパンティーがあります。
花園の辺りには、じんわりとシミがにじんでいます。
ここでパンティーを脱がせるよりも、キスをしながら脱がせた方が良いだろう…。
桜井は、そう考えます。
しばらく内腿を舐めて、彼女の横に並びます。
「可愛いよ」
「ふふん」
髪の毛を撫でながら、キスをします。
手を這わせ、乳房に道草をします。
その悪戯な手をへそへ移し、そのまま下腹部のなだらかなラインにそってパンティーのゴムをくぐらせます。
強く舌を吸い、彼女の恥かしさを紛らわせます。
指は茂みに到達し、かき分けるようにしてえっちな指3兄弟で円を描きます。
あそこの入り口に触れた指先は、しとどに濡れます。
その指で、敏感なクリトリスを擦ると、
「あっ、あっ」
耳朶を噛んで
「好きだよ」
空に伸びた早紀の手が、桜井の悪戯な腕を掴みます。
「んんん」
口を外し
「ああ」
クリトリスの位置が明確になり、集中して攻め立てます。
「あっあっ。
ダメッ」
大きな声です。
腕を掴んだ手に、力が入ります。
キスを求めて、早紀の顔が桜井の顔に近づきます。
口を合わせると、舌を絡めて来ます。
舌が痛くなるほど、思い切り吸いこみまれます。
指の動きを激しくすると、
「あっ、あっ。
ダメ、ダメッ」

指の動きを止めると、肩で息をします。
指で早紀の複雑なヒダをかき分け、ゆっくりと進みます。
濡れたあそこを捉え、中指を入れます。
「あん」
(なんて熱いんだ…)

  1. 2012/08/31(金) 18:00:21|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…48

[Res: 2068] 私の足元で…48 わくわく 投稿日:2007/06/30 (土) 04:44

”ビールの口移し”のリクエストに、桜井の膝の上に腰を下ろした早紀は、遠慮がちな座り方から今にも滑り落ちそうになっています。
「重いよ」
「えっ?」
立ち上がろうとするのを押さえつけ、
「冗談だよ」
「酷~い」
すねた振りをする早紀です。
もうその仕草は、桜井に別れを告げに来た早紀ではありません。
「もっとこっちへおいで」
引き寄せると、早紀の豊かな尻が桜井の下腹部に密着します。
「!」
桜井のペニスの熱さを感じとったのでしょう、息を詰めます。
「そう。
早紀が欲しくて、大きくなってる」
「あん」
すぐさま、身体をずらそうとします。
「だめ。
そのままにして」
早紀の尻に押しつぶされ、逃げ場を失った桜井の分身は、ズボンの中でキュウキュウ悲鳴を上げています。

これは、桜井は勿論のこと、早紀にとってもたまらない状況だと思います。
なぜなら昨晩、あそこを濡らし私を迎え入れようとしたにも関わらず、実現しなかったものですから、身体の奥深くに疼きが残っているはずなのです。

桜井は後ろから早紀の細い腰に腕を回し、彼女のへその前でしっかりと手を組むと、白いうなじに唇を寄せます。
「ううん、良い匂い…」
組んだ腕をゆっくり上げて、彼女の胸の高さに合わせ、ぎゅっと抱き締めます。
「あん」
腕を解いて、掌を双の乳房に当てると、早紀は頬を染めながら
「あ~ん、恥かしい…」
「大丈夫…。
昨日も思ったけれど、形が良いね」
「いやん」
「ねえ、こっち向いて」
早紀の上半身をひねり、桜井の方に向かせようとしますが、ソファーの肘掛が邪魔をしています。
「無理です」
「じゃあ、立ってこちらを向いて、跨ってごらん」
「無理です、無理です」
やはりソファーの肘掛が邪魔をして、桜井に跨ろうとすれば大また開きのあられもない格好を強いられます。
肌を合わせたとはいえ、まだ1、2回のこと。
大胆な姿勢を取れるほど、早紀はまだ桜井に慣れてはいません。
「じゃあ、ベッドに座ろう」
「はい」
「その前に、風呂を入れてくる」
早紀がこれまで、この手のホテルを何度利用したかどうかは別にして、進んで風呂を入れるのも恥かしいだろう。
桜井の、心遣いです。
バスタブを流し、お湯を溜める準備をします。
早紀も付いて来ていて、桜井の様子を見守っています。
部屋に戻り並んでベッドに座ると、お互い身体をひねりキスをします。

どうしたんでしょうね。
私に申し訳ないと言っていた早紀なのですが…。

桜井は、ビールの入ったコップに手を伸ばし、少しばかり口に含みます。
唇を寄せて、早紀の口に流し込むと、溢れたビールがあごを伝い一筋流れ落ちて行きます。
「冷たい…」
「今度は、早紀がやって」
早紀の口から注がれたビールは、桜井の口の中で泡となり、口からこぼれ出ます。
「うっ」
「大丈夫ですか?」
「うん、大丈夫。
急に泡になるんだもん。
むせちゃった。
ビールの口移しは難しいね(笑)」
その後は、自分で飲んだり、口移しをしたり…。
ビールは、ほとんど空きました。
酔いも手伝ってか、早紀の舌の動きは大胆になってきています。
「ねえ。
そろそろ風呂に入ろうか…」
「一緒にですか?
恥かしいです。
先に入ってください」
「一緒じゃダメ?」
「はい…」
「分った。
じゃあ、先に入ってくるよ」
「ごめんなさい」
桜井がバスルームに行くと、バスタブから湯気が上がっています。

部屋に入って、30分は経ったでしょうか。
せっかくの、ふたりだけの時間。
早く、早紀の身体を楽しみたい。
桜井の気が焦ります。
そそくさと身体を洗い、それでいて肝心なところは丁寧に、シャンプー歯磨きを済ませ、風呂を出ます。

浴衣を着て出ると、馨はベッドに腰を下ろしテレビを観ています。
「あがったよ」
「早かったんですね」
「早く早紀を抱きたいから…。
早紀も、なるべく早くあがって」
「…」
入れ替わりに、風呂に向かう早紀です。
桜井は、ベッドに潜り込み、ひんやりとしたシーツの肌触りを楽しみます。
今からここで…。
これからのことを気にして、テレビも上の空のようです。
しばらくして、浴衣を着た早紀が現れます。
身体全体が、上気しています。
「上がったの?」
「はい」
「喉乾かない?」
「乾きました」
「何か飲む?」
「はい。
水が良いです」
ベッドに腰をおろし、ミネラルウォーターを口移しします。
炭酸が入っていないから、むせる心配はありません。
桜井は、そのまま早紀を横にします。
「ここに来たこと、後悔してる?」
「…」
「後悔してるよね…」
「…」
「ねえ、聞いて…」
「?」
「一昨日も言ったけれど、早紀に会った時から、不味いなあって思ったんだ。
早紀って、俺のタイプなんだ。
顔だけじゃなくて、仕草とか、態度とか…。
それで、会う度に益々気になって来て。
でも、早紀には古がいるじゃない。
だから、無理に堪えていたんだよね。
それが昨日、我慢できなくなって。

俺、本気なんだよ。
まじめに、付き合おう」
しばらく考え込む早紀です。
「…」
「お願いします」
頭を深々と下げ、30歳の男がネルトンの真似事です。

  1. 2012/08/31(金) 12:00:16|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…47

[Res: 2068] 私の足元で…47 わくわく 投稿日:2007/06/29 (金) 20:22
都会の喧騒に紛れ、ふたりはホテル街へと歩きます。
コマ劇の裏に出て、歌舞伎町2丁目方面に向かいます。
最初は、桜井に引きずられるような早紀でしたが、今は並んで歩いています。
2丁目には、ラブホテル、今で言うファッションホテルが多く、西武新宿駅からは10分近く掛かったでしょう。
飲んだ帰りでしょうか、道すがら出来上がっているカップルがいて、肩を組んだ男の手が女の服の中に入っています。
建物の影で、キスをするふたりもいます。

ホテルへ入ってしまえば、することは同じですが、外で盛ると言うのはどうなんでしょう…。

早紀と手を組みながら、桜井のペニスは大きく膨らみ分泌液が下着を濡らしてます。
いけないいけないと思いながらも、興奮は早紀も同じ様で、繋いだ手がかなり湿り気を帯びています。

ホテルが、幾つか見えて来ました。
郊外のきらびやかなラブホテルと違い、みなシックな造りです。
「どれにする?」
「…」
何も答えられない早紀です。
桜井は、ひとつのホテルを選ぶと、彼女を人目から守るように肩に手を掛けて中に入りました。
すると、ブラウン色したガラス張りの自動ドアがあります。
ドアの前のマットに脚を乗せると
”ドウウウウイン”
ドアは、モーターの音を上げて開きます。
「どうぞ」
桜井に押され、早紀は中に入ります。
このホテルは、部屋を写したパネルがあり、気に入ったものを選びフロントで鍵をもらう形式です。
チェックアウトが10時ですから、泊まりの客は、まだ部屋にいてほとんどが埋まっています。
「みんな、好きだなあ…」
桜井です。

今は、サービスタイムと言うシステムがあり、一律の料金で長時間滞在できるホテルが多いようですが、当時は休憩と言えば2時間と決っていて、金額は場所にもよりますが一般的には4~6千円くらいではなかっただろうかと記憶しています。

エレベーターで、部屋のある階に行き、部屋の前に立ちドアにキーを差し込みます。
早紀はもう、後戻りは出来ません。
ドアが開くと、ホテルの部屋の独特の香りがあります。
それは、消毒の薬品の匂いかも知れませんが、背徳の香りに思えます。

ドアのロックを終えると、桜井はもう待ちきれずに、早紀を抱きしめます。
それも、強く、力をこめて。
「あん。
だめ…」
「何がだめなの?」
邪魔な私がいない、ふたりだけの世界です。
「話をしに来たのに…」
「本当に、それで付いて来たの?」
こくり。
「ねえ、こっちおいで」
桜井は、壁に早紀の背を押し付け、荒々しいキスをします。
「あん」
かなり乱暴な所作ですが、彼女は嫌がらずに受け止めています。
「早紀、好きなんだよ」
「なおに悪い…」
「まだ、そんなことを言うの?」
「だって…」
抱き寄せた早紀から、良い香りが漂います。
シャンプーの香り、そして桜井に甘える女の香りです。
それが、桜井の気持ちを熱くします。
桜井は早紀を入り口の壁に押し付けると、夢中になってキスをします。
「んん、んん、んん」
鼻で苦しげに息をしながら、ふたりは舌を吸い合います。
ゴツッ!
勢い余って、彼女の頭が壁を打ちました。
「ごめん。
痛かった?」
「ううん。
大丈夫」
「あっちに行こう」
部屋の奥には、大きなベッドがあります。
メーキングが済んで、パリッとしたカバーが被されています。
枕元にはムードランプがあり、ベッドの横のテーブルには備え付けの茶器。
2脚のソファー。
そして、ビールやドリンクが入った小さな冷蔵庫。

ふたりが、愛の時間を過ごすには十分なスペースです。
「早紀、脱いで…」
「そんな…」
「ねえ」
抗ったところで、桜井に導かれ、結局脱ぐことになります。
それはもう、金曜の夜に経験済みです。
早紀も桜井も、それぞれにシャツを脱ぎ始めます。
と、早紀の形の良い乳房が、ブラジャーの上からうかがえます。
桜井は、すぐにでも抱きつきたいのですが、大人の余裕を見せます。
「ビール飲む?」
「…」
「リラックスしようよ」
リラックスが必要なのは、桜井の方かも知れせん。
ペニスが、痛いほど膨らんでいます。
桜井は、ビールを取り出し栓を抜くと、ふたつあるグラスに並々と注ぎます。
「乾杯」
ふたくちほど飲むと、悪戯を思いついたようです。
「ね、口移ししよう」
「えっ」
「こっち来て」
ソファーはひとり掛けで、立って桜井のところに行ったは良いのですが、早紀は身の処し方に困っています。
「この上に座って」
大腿を指差します。
「…」
「さあ」
桜井に別れを言いに来たはずなのに、上手いように進められ、早紀は複雑な思いです。
どうしてこうなるの…、と思いながら、
「重いなんて言わないで下さい」
と言ってしまいます。

そして早紀は、ためらいながらも腰を下ろします。

  1. 2012/08/31(金) 06:00:23|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


私の足元で…46

[2068] 私の足元で…46 わくわく 投稿日:2007/06/29 (金) 19:00
6月5日(日)雨

早紀の日記です。
昔の話でもあり、女性の文章を思い浮かべて書くのは大変なので、早紀の日記から私の想像を膨らませて書きたいと思います。


早紀と桜井は、新宿で待ち合わせをします。

まあ、安易な場所を選んだものだと思うかも知れませんが、杉並に住み車もない私が早紀とのデートで選ぶ場所は新宿が多く、早紀にとっては慣れ親しんだ街ですし、桜井にとってもすぐに利用できるシティーホテルやラブホテルが多いものですから、お誂え向きの場所と言えたでしょう。

当時の桜井は、ソアラに乗っていました。
これからも、かなり余裕のある暮らしぶりが分ると思いますが、この日はドライブではなく新宿でのデートにしたようです。
ドライブで、早紀の気を惹くのも良いのですが、恐らく身体を合わせ早紀を何度も高みに導くことで、桜井自身を忘れられなくすると言う企みがあったのだろうと想像できます。

待ち合わせ場所は、西武新宿駅で、時間は8時だったようです。
随分早い時間ですが、桜井はやはり少しでも早く早紀と会いたかったのでしょう。
早紀は早紀で、私のアパートを7時頃に出ていますから、新宿駅まで30分掛かるとして、30分もどこかで時間を潰していたことになります。
桜井との密会のための口実ですから仕方がないのですが、このことを考え出したのは、もしかしたら私がふたりのSEXを見ていたのでは?と言う疑いを持つ以前のプランですから、私へすまないと言う気持ちが出てきてからは、その移動や待ち時間の1時間は、どういった心理状態だったのでしょう。

桜井は、初めて早紀を逝かせた男であり、その狭くて締りのいい膣の中に初めて精液を放った男です。
そう言う自信があったのでしょう、改札口付近で待つ早紀を確認して、手を揚げながら声を掛けます。
ところがその早紀は、浮かぬ顔をしています。
金曜の夜中に、あんあん甘い声を出して、桜井にしがみ付いて来たとは思えない、こわばった表情をしています。
おんなは難しい…。
そう思いながら、桜井は口を開いたでしょう。
「どうしたの?
怖い顔をして」
うつむいて、何も言わない早紀です。
「黙ってちゃ分らないよ。
教えて?」
「…」
「喫茶店に入ろう?」

まさか、王城に入ったのではないでしょうね…。
それならちょっと、笑ってしまうのですが。

早紀のダンマリの原因を聞きだそうと、あれこれ問いかけますが、早紀は何も言いません。
すると、頼んだコーヒーが運ばれて来て、挽き立て淹れ立ての豆の香ばしい香りが、沈黙で重い空気の中を漂います。
「ねえ。
何があったの?
教えて」
と言いながら、はっとした顔をして
「まさか…」
桜井も、黙ってしまいました。

「まさか、古にばれちゃったの?」
「分りません…」
「何か言われたの?」
「いえ…」
「じゃあ、大丈夫なんじゃないの」

そうです。
その頃は、寝取られると言う言葉はなかったように思います。
少なくとも私は、知りませんでした。
それに桜井は、分類すれば寝取る側の人間ですから、もし自分の彼女が他の男と寝たと知れば、怒りを露にするのが普通だと思っています。
それを私が何も言わないのですから、桜井にとってはばれているとは考え難いことなのです。

「早紀ちゃんのそう言う顔も好きだけれど、やはり笑顔の方が良いなあ…」
そんなことを言われても、早紀に笑顔など戻りません。
「何か、気になることでもあるの?」
早紀は周りを気にしながら、口を開きます。
「なおは何も言わないけれど、気付いています。
きっと…」
小さな声です。
「根拠は?」
桜井の声も、自然と小さくなります。
「桜井さんが帰った夜、私たちえっちしようとしたんです」
分っていることながら、桜井にとってはあまりおもしろくない話で、彼の顔が少しゆがみます。
少しぶっきらぼうに
「それで?」
「なおのが…。
起たないんです」
「そんなことは、珍しくもなんともないんじゃない。
俺も時々起たないもん」
「違います。
なおは、今までは、そんなこと一度もなかったのです」
「飲みすぎて、体調が悪かったとか…」
「違います」
早紀の声が、大きくなります。
今度は、桜井が周りの目を気にして
「声が大きいよ。
ここじゃ、こう言う話は不味いよ。
どこかゆっくり話が出来るところに行こう」

店を出たふたりが向った先は、歌舞伎町2丁目のラブホテル街です。
戸惑う早紀を、桜井が引っ張って行きます。
早紀だって、ホテルに入ればただですまないことぐらい、分っています。
私に悪い。
桜井の申し出を断ろう。
そう決意して、私のアパートを出て来た早紀です。

でも…。
不安があるのも、事実です。
この不安を共有できるのは、桜井しかいない。
そう言う考えも、心の片隅にあったのかも知れません。
桜井の逞しいペニスで奥深く突いてもらい、不安を忘れたい。

いえ、不安を消すと言うより、一度逝くことを覚えた早紀の身体が、脳裏が、無意識の内に桜井のペニスを求めていたのかも知れません。
現に、腕を引っ張られながらも、振りほどこうとはしていません。

  1. 2012/08/31(金) 00:00:44|
  2. 私の足元で…
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


前のページ 次のページ