妻と男の物語


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妻の復讐(2)

[Res: 5201] 妻の復讐(2) エロロジー推進者 投稿日:2008/11/16 (日) 09:17
それでは続きです。

電話を握りしめる手は汗でじっとりとしていた。
すぐさま,夕里絵の携帯番号を押す。
誰も出ない。どうなってるんだ。
妻の友人の悪ふざけ?でも男友達はいないはずだ。
俺を懲らしめるために,妻の女友達の旦那にでも協力してもらっているんだろう?等と物事を良いように考える。
しかし,妄想は後から後から湧き出てくる。嫉妬で気が変になりそうだった。


携帯にメールが入った。
夕里絵の携帯からだった。
本文がなく添付ファイルだけだった。
ファイルを開くと,ベッドの上で仰向けに寝る夕里絵の姿が映っていた。
心臓が飛び出るくらい早打ちしている。
やはりどこかのホテルのようだ。
電話をかける。留守電だった。無駄とは思いつつ留守電に向かって祈るような気持ちで呼びかけた。
「もう十分だ。俺が悪かった。頼むから帰ってきてくれ。」

5分後にまたメールが来た。
今度は本文がある。
【どうだい,嫉妬と妄想で気が変になりそうだろう。奥さんは酒弱いね。ようやくここまで連れてきて,部屋に入ったとたんにベッドに倒れこんじまった。男と女が一部屋にいてこれからだってとこだったのにな。残念だよ。】
祈るような気持ちで男を信じるしかなかった。
『まだ何もされていない。このまま返してくれ。』
このメールにも添付ファイルがあった。
急いで開ける。
何も知らず眠り込む夕里絵のアップ。
こちらからもメールを送る。
【このまま返してくれ。お願いだ】
何通も送る。
男が出るとは思えなかったが,もしかしたら夕里絵が出てくれるのではと思うとリダイヤルでひっきりなしに電話をするしかなかった。
『夕里絵起きてくれ,電話に出てくれ』

さっきのメールが来てから15分が過ぎた頃,携帯がメールの着信を知らせた。
【もう十分罰は受けたって感じだな。相当参ったろう。そろそろ,奥さんの復讐ってやつはお終いかな。もう二度と浮気なんかするんじゃないぞ。分かったな。】
うちひしがれた気持ちでメールを打つ。
【分かりました。浮気はもう二度としません。もう夕里絵を帰して下さい。】

その5分後
【奥さんの復讐とやらは終わりだ。奥さんが酔いつぶれたおかげで簡単に済んで良かったな。なんの関係もないあんたらの夫婦喧嘩に付き合ってやったんだ。俺も一息入れさせてもらうよ。あんたもビールでも飲んでゆっくり休みな。】


そうだ落ち着いてあの男の言うようにビールでも飲もうかと立ちあがった時,メールの着信音が響いた。
【さっきのメールで終わりにしても良かったんだけど,また,眠れなくなるかもね。嫉妬深いあんたには悪いと思うが,明日の朝までここに居させてもらう事にしたよ。俺にとってもチャンスは滅多にないからな。それにしても,奥さんいい女だな。明日の朝まで起きそうにないのが残念だが,今度は俺に付き合ってもらおうか。それじゃ。】
このメールには添付ファイルがあった。
「あっ」
思わずその写真を見て息をのんだ。
夕里絵のワンピースがめくりあげられ,細いふくらはぎが露わになっていた。
手や足の震えが止まらない。どうして良いのか頭が回らない。
必死にメールを送る
【待ってくれ,何をするつもりだ。やめろ。】
長い5分だった。ようやく男からメールが届く。
【あんた,自分の立場が分かっていないようだな。俺に命令できるような立場なのかい?何をするかは分かるだろう,男と女がホテルにいるんだ。もっとも奥さんは死人のように寝てるけどな。それとも何かい,奥さんがどんなことされるのか心配か。さっきみたいに写真を送ってやろうか。】
悔しくて涙が溢れてきた。
【許して下さい。お願いします。夕里絵に手を触れないで下さい。夕里絵は何も悪くないんです。俺に心配させようとしただけなんです。浅はかな考えだって事は分かります。笑われたって仕方ありませんが,夕里絵をそんなひどい目に合わせるわけにはいきません。お願いします。】
今度はすぐ返信が来た。
【ハイ分かりました。って言わないことぐらいあんただって分かるよな。自分だけいい思いして。まあ奥さんには分からないようにしてやるよ。】

しばらくしてからメールが来た。
しかし,今度のメールは夕里絵の携帯からではなく,PCのアドレスからのものだった。
【携帯で文章打つってのは大変だからね,それに奥さんの携帯に変な写真残るとまずいだろ。】
『まずい,男はカメラを持っているのか,男の手元に写真が残る。』
【まずは写真を見てくれ,奥さんはシャワー使ってないけど,俺はちゃんと洗ってきたから安心しろ】
さっきまでの写真とは違い,解像度が数段上の夕里絵の顔のアップだった。
しかも,横を向いた夕里絵の唇に見も知らない男の男根が咥えさせられていた。
目の前が真っ暗になり,涙が止まらない。全身の力が抜けその場にへたり込んでしまった。
夕里絵が目覚める数時間後まで,男は夕里絵を玩具のように扱い,写真を撮るつもりなのだろう。
【サイズダウンしたけどちゃんと届いたかな?いい写真が撮れそうだ。PCのメールアドレスに送ってやるからアドレス送りなよ】

思考が停止し,男の言うがままアドレスを送るのが精一杯だった。
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