妻と男の物語


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マッサージ店での罠①-1

[7482] マッサージ店での罠 ハニー 投稿日:2009/10/02 (金) 09:20
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マッサージの店内はアロマの香りとオルゴールのBGMで落ち着いた空間を演出していた。
「これを素肌の上にお着替えください。」
差し出されたウェアはシルク調の素材でできたツルツルの肌触りのいい上下セットだった。
「えっ?下着も・・・取るんですか??;;;」
少しとまどってハニーは尋ねた。
「はい。アロマオイルを使用して全身を揉み解しますので下着も、時計や指輪などのアクセサリーもすべてお取りください。」
店員は表情ひとつ変えず、当たり前のように言った。
その雰囲気に呑み込まれてしまい、彼女は通されたカーテンの向こうで言われるままに一糸まとわぬ姿になってウェアを着用した。
「いかがですか?お着替えは御済になりましたでしょうか?」
「あ。。はい。。。」
「それでは・・・どうぞこちらへ。」
案内されてマッサージルームへと入った。
淡いピンク色に統一され、中央に大き目のマッサージ台が設置してある。
店内よりもさらに濃厚なローズヒップのアロマがたかれ間接照明で癒された空間が演出されている。
アロマの好きなハニーはうっとりして一気に安堵感が心を占めていった。
「お顔にこのアイマスクと体にこのタオルを掛けて仰向けで休んでしばらくお待ちくださいませ。」
店員は相変わらずの事務的な雰囲気のまま説明をしてそのまま立ち去った。
言われるままにちょっと高めに設置されたマッサージの台によじのぼりタオルをかけて休んだ。
背中にあたるシートはやんわり温かくひととおり部屋の中を見回してからアイマスクをした。
思った以上に待たされてしまい、急速に睡魔が襲ってきて彼女はうとうとし始めた。
その時間も・・・計算の上であったとも知らず・・・。


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その店は、最近出来た郊外の健康ランドにやや隣接していた。
外見からも女性向けの店作りをしてあったことと健康ランドが近いということで男性客はまったく訪れない感じだった。
あったとしても、それはカップルで・・・というパターンばかりだった。
受付はきれいなお姉さんが出迎え、装飾は素晴らしく、料金表、マッサージの効果やアロマの説明ポスターなど、
誰がみても完璧なマッサージ店であった。
もちろん、、表向きは正当なマッサージ店ではある。
客の数、その時のスタッフなど状況で本格的なエステマッサージは行っている。
しかし、実態は・・・女性客への性感マッサージを施すというのが周知の事実であった。
通いの常連の中には、すでにそちらの希望をしている客もいるほどだった。
しかし、その日、ハニーはまったく知らずに訪れてしまったのである。


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仕事のせいか最近彼女は激しい偏頭痛に悩まされていた。
あまりに続く頭痛に心配になり、先々週近医の脳外科でMRIを撮ったぐらいである。
結果は、何もなし。緊張性頭痛という診断だった。
よくわからないが、とにかく、肩こりやパソコン作業など緊張が続くと頭痛がするとのことらしく、
医者の勧めもあり、ゆっくりマッサージでもしようと思って今日は行動したのだった。
雨模様の平日の昼間近く、ほとんど客がいないという条件が彼女にとっての不幸の始まりだった。
いや、女性の体の開発という点では・・・幸福・・・ともいうべきかもしれないが・・・。


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  1. 2013/05/22(水) 10:38:58|
  2. 人妻ハニーの体験談
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