[8349] 息子の先生6・家庭訪問、再び② tttt 投稿日:2010/01/03 (日) 11:48
牛尾先生が、目の前に立った。玄関のドアから半身を出していた秀子は、牛尾先生の存在に圧倒されていた。
(お体が、一回り大きくなったんじゃないかしら?)
こう思った。衣服を身にまとっているその内側から、筋肉の迫力が伝わってくるのだ。
「家庭訪問に来たのです。申しわけないが、入れてもらえますかな?隆君のお母さん」
「は、はい・・・」
半身分だけ開いていたドアを、秀子は最後まで開いた。誰もが、閉めて鍵を掛ければいい。そう思うだろう。蛇ににらまれた蛙、という表現があるが、これは恐怖から身動きが出来ず、相手の意のままになってしまうことだ。
このときの秀子は違った。牛尾先生の太い低い声に、ドアを開けてしまった秀子だが、恐怖からそうなったのではない。逆に、なんともいえない安堵感が、秀子を包んでいた。とっさに、信頼できる先生として、牛尾先生を思い浮かべた秀子。そして今、幸彦くんのことを相談しよう、と思っている。
二度、セックスをした相手。もう何度も、フェラチオとパイズリで奉仕した相手。唇をむさぼりあった相手。肉と皮膚と唾液で触れ合った相手だからこその安堵感。きっとそうだ。そして秀子は、秀子ならではのとらえ方で、目の前の巨漢に安堵感、信頼感を持っているのだ。
(この猛々しいお方が、私の中であっけなかった・・・)
このとらえ方は、今後も秀子の大事な部分を占めていく。
牛尾先生が、ズイと、玄関に入り込んだ。
カチャン・・・
そして、玄関をしめたのは、牛尾先生だ。秀子を見つめながら、後ろ手で、ドアを閉めた。
~~~
「上がらしてもらって、構いませんかな?」
「は、はい。先生・・・」
秀子は丁寧に、スリッパまで、牛尾先生の前に用意していた。大きな足が、スリッパに入り込む。牛尾先生がついに、家の中に入った。
秀子はその牛尾先生に見下ろされ、手のひらで胸を押さえた。秀子は不思議だった。高鳴る動悸。顔が火照った。それでいて不思議な安堵感。牛尾先生のギラついた視線が、秀子の唇と、むっちりと盛り上がる胸に絡まってくる。
秀子はその時点で、抱かれていたといえるだろう。ギラついた視線に安心さえ覚えるのは、その証拠だ。いつ抱きしめられ、唇をむさぼられるか・・・秀子は身構えた。これまでの牛尾先生が、そうだったから。
だが、牛尾先生は、落ち着いていた。ギラついた視線の中にも、時折、澄んだ目を秀子に見せていたのだ。その理由・・・秀子は、牛尾先生の言葉に聞き入ってしまう。
「お美しいですな、隆君のお母さん。そのグラマラスな体もたまらない。以前の私なら、玄関に入った途端、お母さんに飛び掛ってしまっていたでしょうな。だが私は、反省をしたのです。二度の失敗でね。私はこの一週間、この体をいじめ鍛えぬきました。鍛錬に鍛錬を重ねましたよ。もちろん、お母さんに立ち向かうには、肉体面だけでは駄目だという事は、分かっている。だが柔道家の私には、そうする事で精神面も鍛えられるのですよ。激しく鍛え上げた後は、大事な試合前でも不思議と落ち着けたものです。今はそんな気分ですよ。いや、若い時以上だ。心が澄んでさえいる。これほどの鍛錬をしたのは、選手時代以上だからですかな」
牛尾先生の体が一回り大きく感じたのは、本当だった。本当に鍛え上げられている。そしてそれが、自分のためだという事に、その男性に、秀子は思わず涙ぐんでしまうのだ。そして、次の牛尾先生の行動に、心がほぐれ、とろけてしまう。
「しかし、心が澄んでいるといっても、ここはまだまだ修行が足りませんなあ。お母さんを一目見た瞬間から、ほら、この通りですよ。がはははっ!」
「ひいっ・・・」
牛尾先生が、驚くほど大きく膨らんだ、ジャージのズボンの前を、ぽんぽんと手で叩いて見せたのだ。秀子は、「きゃっ」と、両手で顔をおおっていた。がっしりと、その秀子の細い肩を、牛尾先生が両手でつかんだ。
「ひっ・・・」
「隆君のお母さん。家庭訪問にきたんです。まずは、隆君のことなど、学校のお話をしましょうか」
「は、はいっ・・・牛尾先生、こちらへ・・・」
逃げるように居間へ向かった秀子には、『まずは、』という言葉が聞き取れていなかった。
~~~
「今度、隆君には、昇級審査を受けさそうと思っています」
「昇級審査?」
秀子と牛尾先生は、居間のテーブルに、向かい合って座っている。牛尾先生の前には、秀子が入れたお茶から、湯気が上がっている。それを旨そうに飲む、牛尾先生。秀子は軽い感動を感じていた。
「隆君のお母さんが入れるお茶は、旨いっ」
そう言われると、嬉しくてうつむいてしまう。主人にも、言われた事がない言葉だ。
「昇級審査は、市民体育館で他校の生徒が入りまじって行われますが、隆君なら心配ありませんよ。きっと、ずば抜けているでしょうな」
「あ、あの子が・・・」
「お母さん、隆君は、素晴らしいダイヤモンドの原石かもしれない。体格は大きくならないかもしれないが、小よく大を制す、そんな選手になれるかもしれない。私は確信しています」
「あの子が・・・信じられません」
「ふむ、まあ今はまだ、柔道を楽しむ段階でいいのですよ」
秀子は、気がかりだった事を、聞いてみた。そう・・・まるで普通の家庭訪問だ。今のところは。
「あの、牛尾先生。それで、勉強のほうは、どうなのでしょうか?隆は・・・」
「ふむ。それは私も心配していた事なのですが・・・驚きましたよ、お母さん。小テストなどやっているのですが、むしろ成績が上がっているのです。隆君は、勉強のほうも集中している。これには、幸彦くんの存在が大きいですなあ」
「幸彦くん!?」
「ええ。幸彦くんは、柔道教室に時々顔を出しているのですが、その時に隆君が教えてあげてるのですよ。受身や投げ技などをね。その代わりに、成績のいい幸彦くんに、勉強を教えてもらっているみたいなのですよ、お母さん。お互いが、刺激しあっている。まったくあの二人は、素晴らしい友情で繋がっていますよ。あの二人を見ていると、教師としてワクワクしてきますよ。あの子達が、将来の日本を変えるのではないかとね・・・大袈裟ですかな?がはははっ!」
秀子には、目に見えるようであった。隆と幸彦少年の友情が。かって、隆の誕生日会で、これからも友達でいてねと、幸彦少年に訴えた秀子。間違っていなかった。そう思うと胸が熱くなった。そしてハッとした。そうだわ!幸彦くんのこと!牛尾先生に言わないと!
「あの、先生・・・」
秀子は、牛尾先生が訪問する直前の事を、包み隠さず話してみた。牛尾先生の表情は、完全な真摯な教師だった。
「ふむ。そんな事が・・・村田先生ですな、その女の先生というのは。ふむ、困ったものだ。あの先生は、生徒への好き嫌いが激しい人でしてね。あってはならないことなんだが。特に幸彦くんには強く当たっているようなのですよ」
「そ、そんな・・・幸彦くんにだけって、どうして?」
「それは、分からないのです・・・ふう、とりあえず、私から電話をして見ましょう。一人だけ食べさせないなんて事は、絶対にさせませんから、安心してください。ちょっと待って下さい。携帯を・・・」
「電話なら、家のを使ってください、先生っ」
ごそごそと、内ポケットを探り出した牛尾先生に、秀子は申し出た。ガバリと立ち上がって、電話があるキッチンに向かった牛尾先生。キッチンから、牛尾先生の話し声が聞こえてくる。電話のあり場所を、牛尾先生が熟知しているなんて事には、およびつかなかった秀子は、居間のテーブルで座って安心していた。
(もう大丈夫。牛尾先生に任せていたら。良かったわ、家庭訪問をして。隆のこと、知らなかった事を知れた。本当に良かった)
家庭訪問があってよかった。母親の立場からのこの想い。ほっとしている秀子は、次の瞬間から、女の立場として向かいあわなけらばならない。電話を終えて、居間に戻ってきた牛尾先生と。
~~~
「安心してください、お母さん。古いベテランの女性教師に、村田先生の授業に立ち会ってもらうように手配しましたから」
「ありがとうございます。牛尾先せ・・・」
秀子が見上げた牛尾先生の目が、ギラギラとこれまで以上にギラついている。その視線が、秀子の全身にねっとりと絡み付いてくるのだ。
「ああ・・・」
秀子はうなった。ガバリとトレーナーを脱ぎ去った牛尾先生。鍛え抜かれた鎧の肉体に、ごくりと生唾を飲み込んだ秀子。ずるりっ!いっきにジャージのズボンを下ろす。パンパンに膨らんだビキニパンツ。ブルンッ!ばちんっ!ためらいもなくビキニを下ろすと、一度下を向いた巨根が、バネの激しさでへそを打った。巨根っ!堂々と、全裸で仁王立つ牛尾先生。
(凄い・・・)
秀子は、何度もそう思ってしまった。
「隆君のお母さんっ!」
「きゃあっ!」
飛び掛ってきた牛尾先生の物凄い腕力で、軽々と立たされた秀子は、唇をむさぼられた。舌を、ねじ込まれる。
「うぶぶ・・ぶぶぶ・・・」
「ふむう・・うむふう・・」
もう秀子は、一切の抵抗をしなかった。唇を開き、赤い舌で迎え入れた。いっそうに鍛え抜かれた筋肉に酔いしれ、腹部に当たる熱い威きり勃ちに、女性部が分泌した。
「隆君のお母さん。これからは、私とお母さんの、家庭訪問をしましょう」
「ああ、それは・・・」
秀子は否定はしない。ただ・・・
「どうしました?お母さん」
「あ、あの・・・な、な、中には・・・」
「中出しの件ですな。分かっています。お母さんの悪いようにはしません。悪いようには。さあ、隆君のお母さんの、美しい体を見せてください。さあっ」
牛尾先生が、一歩下がった。そして、
「ご自分で、脱いでもらえませんか?見せてほしいのです。その美しい体を」
「ああ、そんな・・・」
ギラギラと見ている男の人の目の前で、服を脱いでいく。激しい羞恥・・・その中に、美しいと何度も称えられる体を見て欲しい。圧倒される筋肉の肉体を前にして、秀子はかすかにそう思った。そのかすかな思いが、秀子の手を動かす。秀子は、ブラウスのボタンに手をかけた。
「そ、そんなに見ないで下さい、牛尾先生・・・は、恥ずかしいですわ」
教師と教え子の母親の、家庭訪問が始まった。
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- 2013/07/25(木) 19:46:36|
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