妻と男の物語


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息子の先生7・隆(たかし)①

[8942] 息子の先生7・隆(たかし)① tttt 投稿日:2010/02/23 (火) 16:49
 「よおしっ、みんなぁっ!少し休憩だぁっ!」
 牛尾先生の大きな号令で、互いに相手と組み合っている子供たちが、動きを止めた。
 「隆のお母さんが、冷たい飲み物を用意してくれたぞ。みんな、いただこう」
 汗だくで目をキラキラとさせている子供たちに、いっせいに注目された秀子は、思わず後ずさった。ひきつった笑顔で、持っているやかんを少し持ち上げてみせる。
 「み、みんな、む、麦茶を用意したから、の、飲んでね・・・ひっ」

 子供たちに殺到され、秀子はたじろぐ。早く、早く飲ませてくれ!子供たちの輝く瞳は、そう訴えているようだ。やかんと一緒に持ってきていた紙コップに、急いで麦茶を注いでいく。それを奪うように手に取る子供たち。気がつくと、息子の隆が、秀子を見上げていた。
 「ああっ、隆。あなたも、さあ・・・」
 無言で紙コップを受け取り、向こうに行ってしまう息子。秀子はしばし、その小さな背中を見ていた。そして、声をかけようとしたのだが・・・。
 「おばさんっ。それっ、食べていいのっ!?」
 「えっ?ええ、いいわよ・・・ああっ、ちょっと、みんなっ。あわてないでっ」

 秀子は再び子供たちに取り囲まれる。秀子が用意した、レモンと梅干のはちみつ漬けに、皆が手を伸ばしてきたのだ。子供たちの手の中に、ヌッと大きな手がまざった。牛尾先生だ。
 「お母さん。こんなものまで作ってくれたのですね」
 そう言って梅干を口にほうり込んだ牛尾先生は、
 「これはうまいっ!」
 とレモンにまで手を伸ばした。
 「疲労回復にいいと思ったんです。すごく熱いし、筋肉の痙攣とか、おこしにくいかと思って・・・」
 秀子はなんとなくそう思っていたのだが。牛尾先生は腕を組んでしきりにうなずいている。
 「いや、お母さんのおっしゃる通りですよ。しかし、本当に機転が利く。素晴らしい・・・」
 牛尾先生に熱く見つめられ、秀子は視線を落とした。そして牛尾先生は、隆の元に近づいていく。秀子は、その師弟を見つめた。
 「そら、隆。お前も食べろ。お前のお母さんが作ってくれたんだ」
 

 秀子は、言葉を交わす師弟を見つめ、こう思った。隆は、母親の自分には見せない顔で、師に返事をしている。あの息子は、私の知らない隆だ・・・。そして秀子は、開け放たれた入り口から、グラウンドと道路を隔てて見える海を、目を細めた見た。


 ~~~


 牛尾先生の柔道教室の合宿は、牛尾先生にゆかりがある高等学校の柔道場を借りて始まった。ここには合宿のために寝泊りできる設備が整えられている。厨房は秀子が任される事になった。
 「さあっ、再開だっ!」
 「はいっ!」
 牛尾先生の号令で、子供たちが再び二人一組になった。そして、次々と相手を変えていく。秀子は、隆をドキドキする思いでずっと見ていた。
 「ワンッ・ワンッ」
 場の雰囲気に興奮するのか、時々、ジョニーが吠えて牛尾先生の足元をぐるぐると回るのだ。こっちに着いてバスを降りてから、ジョニーはずっと牛尾先生にまとわりついている。大竹夫人は、人見知りをすると言っていたのに・・・どうしてだろうか?きっと、安心感を感じてしまっているのだろう。牛尾先生はそういう男性なのだと思うと、秀子は頬が赤らんでしまう。実際、子供たちを見てもそうだ。子供たちは牛尾先生に、なついた話し方をするのだが、ちゃんと礼儀をわきまえている。牛尾先生の忠告に素直で、決して逆らったりしない。子供たち、特に男の子は秀子に対してもそうだ。遠慮がないように見えて、女性の秀子を気遣っている所があるのだ。
 (これが、牛尾先生の柔道教室・・・)
 なんとも言えないさわやかな気持ちになる。

 「やあっ!」
 大きな気合と、バシンッ!と叩きつけられる音の方を、秀子は見た。
 「あっ、隆っ」
 隆の足元に、隆よりも大きな子供が背中をつけて転がっている。怖いような視線でその相手を見下ろす息子を、秀子は口に手を当てて見た。
 「どうですか、隆くんのお母さん」
 「牛尾先生・・・」
 牛尾先生が、いつの間にか秀子の横に来ている。
 「いかがです?隆くんの動きは、凄いでしょう。稽古を見るのは、初めてですね」
 「は、はい・・・」
 隆は、違う相手とまた組み合いだした。そして、隆の小さな体が相手の懐にもぐり込んだ時、
 「きゃっ」
 と秀子は両手を口に当てた。頭を畳に付くほど下げた息子の背中の上を、相手の子供が舞ったのだ。パシンッ!と畳に叩きつけられる音が響いた。
 「うむっ、いい動きだっ!」
 そう言う牛尾先生を秀子は見上げ、また息子の方を見る。思わずドキッとするほど、精悍な顔つきをしている。あれが・・・隆なの?
 「お母さん、以前、隆君に昇級審査を受けさそうと思っていると、言ったことがあるでしょう」
 「あ、はい」
 「この合宿の様子を見てから決めようと思っていたのだが。もう大丈夫だ。二学期が始まったら、受けさせますよ。彼なら、飛び級も出来るでしょう。もの凄い進歩だ」
 「た、隆・・・」
 「ああっ、幸彦っ!お前は休み休みやれっ!どうしたっ?怪我してないかっ?」

 きっと何度も転がされたのだろう。幸彦少年は、畳の上に大の字になって、口を大きく開けて喘いでいる。
 「クウン・・・」
 見ると、秀子の足元でジョニーが尻尾をパタつかせていた。牛尾先生が幸彦少年の元に行って、ジョニーが秀子の足元に残ったのだろう。秀子は、ジョニーを抱き上げた。
 「ねえ、ジョニー。隆が凄いって、牛尾先生がほめてくれるのよ。ああっ、こらっ」
 秀子の顔をべろべろと舐めるジョニーを引き離そうとした時、ビクリとする怒声が響いた。牛尾先生だ。
 「何をやっているっ、隆っ!」
 畳に転がってしまっている隆。牛尾先生は、鬼の形相で隆を見下ろして大声を出す。幸彦少年に接するのと、まったく違う。秀子は、オロオロとしてしまった。
 「ああっ、ジョニー・・・隆が・・・」
 「もっと集中しないと駄目だろっ!お前は背が低いんだからっ、奥襟を取られやすいから注意しろと、何度言えばわかるんだっ!」
 再び立ち上がって相手に向かって行く隆を、秀子は怖くて見ていられなかった。かわりに、ジョニーをきつく抱きしめた。


 ~~~


 隆は、相手と組み合いながら、チラチラと母親の方を見た。そして、胸の中で毒づく。
 (くそっ、ジョニーのやつめ・・・)
 隆は、牛尾先生の言う事はわかりきっていた。きっとこの少年には、本当に才能があるのかもしれない。相手に奥襟を取らすフェイントまで身につけだしているのだ。奥襟を取ろうとして、相手が手を伸ばした時のその一瞬に、相手の懐に腰から入っていく。面白いように投げれた。さっきもそうだ。相手の中に飛び込もうとした時、ジョニーを抱きしめる母親の姿が視界に入ったのだ。そして、奥襟を取られた。

 無性にイライラした。ジョニーだけじゃない。母親に、仲間たちが群がっていく。それを見ると、何かを投げつけたくなった。
 (僕のお母さんなのに・・・この合宿で、いいところをいっぱい見せようと思っていたのに!)
 「いやあっ!」
 奥襟を取ってきた相手を、隆は半ば強引に足を絡めた。相手とともに、もつれるように倒れこんだ。はいつくばる隆の前に、大きな足が立ちふさがる。
 「う、牛尾先生・・・」
 「もっとタイミングを計れ、隆。相手の呼吸を読むんだ・・・聞こえているのかっ!」
 「はい、先生・・・」


 ~~~


 初日の稽古が終わって、隆はタオルで汗を拭きながら、海が見える階段に腰かけていた。海は穏やかに白波をたて、水平線の上が濃い藍色に染まっている。夕暮れだ。
 「何でジョニーのやつが、バスに乗ってたんだ・・・」
 隆はそうつぶやいた。今朝、校門に集合した時、隆は胸を張ったものだ。どの母親よりも、自分の母親が一番綺麗だった。しなかったが、みんなに自慢の声を張り上げたかった。
 「お母さん・・・」
 隆は目をつぶって、母親の柔らかな白い肌を思い出す。もう見ることも、触れることもほとんどない。隆は母親への、一切のまとわりつきをしていないのだ。
 「それなのに、あのジョニーのやつは・・・」

 「隆くん、ここにいたんだ」
 「幸彦くん・・・」
 柔道着から私服に着替えた幸彦少年が、いつの間にか後ろに立っている。隆は幸彦少年を見た後、また海を見た。大分、日が落ちている。
 「着替えなよ、隆くん」
 「うん・・・」
 「牛尾先生に、怒られてたね」
 そう言いながら、幸彦少年は隆のとなりに座った。
 「牛尾先生があんなに怒るのは、隆くんの事を見こんでるからだよ。僕には分かるよ」
 
 隆は、幸彦少年の言葉に答えなかった。隆は牛尾先生に怒られるのは嫌いじゃない。怒られた後には必ず分かりやすいアドバイスがあって、それをやってのけると、倍にしてほめてくれるのだ。隆が柔道にのめり込むのも、そんな師弟関係があるからだろう。
 「ワンッ・ワンッ・ワンッ・ワンッ・・・」
 「あっ、ジョニーっ」
 幸彦少年が向いた方角から、茶色い物体が突進してくる。ジョニーだ。隆はぐっと唇を噛んだ。
 「もう戻ろう、隆くん」
 「うん」
 座ったままの隆を残して、幸彦少年が立ち上がった。ジョニーと一緒に戻ってくれるだろう。そう思った時、
 「ハッ・ハッ・ハッ・ハッ・・・」
 と、聞きなれた息遣いが背後でするのだ。振り返ると、ジョニーだけがいる。無視するように前を向いた隆の足元に、ジョニーが回りこんできた。
 「こいつっ」
 「キャンッ・・・」
 隆は、ジョニーの体を軽く蹴飛ばしていた。
 「向こうに行けよ」
 
 幸彦少年とともに家にやって来た愛犬ジョニー。初めて見た時は、可愛くて触りまくったものだ。だがジョニーは、家に遊びに来るたびに、母親にまとわりつくのだ。母親に抱きかかえられ、胸に抱きしめられて気持ち良さそうにしているジョニーを見ると、悔しくてたまらなかった。ジョニーを可愛がる母親を憎らしく思うほどだ。幸彦少年や母親の目を盗んで、隆はジョニーを小突いたり蹴飛ばしたりした。それでも尻尾を振ってくる。
 「ついて来るなっ」
 「ワンッ・ワンッ」
 立ち上がって走り出しても追いかけてくるジョニーに、隆はまた蹴飛ばす格好をして見せた。


 ~~~


 「ふう・・・やっと終わったわ」
 食器類や大なべを洗い終わった秀子は、額の汗をぬぐった。
 「お疲れでしたな、隆くんのお母さん」
 「ひっ・・・」
 振り返ると、厨房の入り口に牛尾先生が巨体を立たせている。のしのしと、秀子に向かってきた。
 「それにしても、隆くんのお母さんが作るカレーは絶品ですな。子供たちも夢中で食べていた」
 秀子は子供たちの食欲に度肝を抜かれたものだ。大なべ三つが、あっという間に空になったのだから。
 「カレーだけじゃない。サラダやフルーツなども盛りだくさんだった」
 「こ、子供たちにいいと思って」
 「うむ、確かにそうだ。アレだけ栄養のバランスが考えられて、しかも食べやすいように工夫されている・・・だが隆くんのお母さん。子供たちだけではありませんよ。大人の男の私にもいい。お母さんの料理は、精がつく」
 「ひい・・・」

 いつの間にか秀子は、厨房の壁を背にしていた。その秀子の薄い両肩を、牛尾先生がむんずとつかむ。
 「また料理を習いたいと、女子の生徒が言っていましたよ。とても勉強になったとね」
 「た、助かりましたわ。て、手伝ってもらって・・・」
 「私は、厨房に立つお母さんを見ていたが、目を奪われてしまった。料理の立ち居振る舞い。手伝う女子への指導の仕方。まったく動きに無駄がない、そして的確な指導。私は柔道のプロとして、教師として、見とれてしまっていましたよ。本当に素晴らしいものを見たとき、人は心を奪われるものだ。容姿だけではない。隆くんのお母さん、あなたの素晴らしさは」
 「そ、そんな事ありま・・・うむむふう・・・」

 唇をむさぼられた秀子は、牛尾先生の大きな背中にしがみついた。舌を絡めあう。
 「ぷっはあ・・・はあはあ、い、いけませんわ、先生、こんな所で。はあはあ、こ、子供たちが・・・あはあっ・・・」
 豊満な乳房を、シャツの上から揉みしだれ、秀子は白いのどを反らす。二週間ぶりの牛尾先生との抱擁に、肉体が燃え出す秀子。
 「子供たちはもう就寝時間ですよ。まあ起きているだろうが、部屋から出るなときつく言ってあります。それにここは足音が良く聞こえるから、万が一にも大丈夫ですよ、隆くんのお母さん。たまらない肉体だっ。この二週間、私はお母さんに会いたくてやせ我慢をしていたのですよ。この大きなお尻っ」
 「くっふうぅっ・・・」
 スカートをまくり上げた牛尾先生は、大きなお尻ゆえぴっちりと張り切ってしまっているパンティーの上から、あの、例の部分をとらえた。秀子のアナル。
 「あひいっ・・・そこやめて下さいぃっ、牛尾先生ぃ・・・」

 「今日は、お母さんの前で隆くんを怒鳴ってしまったが、驚かれましたか?」 
 「はうう・・・あ、あれは、息子を思っての事・・・あくっ・・・そこ押さないで下さい、先生」
 「そうなのですよ。あの子は才能がある。その才能を伸ばしてあげたいのです。凄い弾力だ、隆くんのお母さんのアナルっ」
 「息子の事は、分かっていますからぁ・・・だから、お、お尻の穴、やめて下さ・・・くはんっ!」

 牛尾先生のもう一方の手が、指を伸ばしてパンティーの前をめくり侵入した。そして無遠慮に入り込んだのだ。だが秀子の膣は濡れきっていて、やすやすと迎え入れる。
 「あくうっ・・・はあはあ・・・くふうっ」
 「おおっ、締まるっ!隆くんのお母さんのおま○こっ、アナルを触りながらだとギュウギュウと締め付けが違うっ!凄いっ!」
 「嫌ぁ・・・嫌はあっ」

 かって味わった事のない感覚が、もぞもぞと秀子の全身に広がった。その発信源は、牛尾先生の指に絡みつく秀子の膣だ。そして、ステレオの音量を調整するスイッチの様だと言えばいいのだろうか?秀子のアナルは。パンティーの布を隔てて牛尾先生の指が秀子の菊門を揉みほぐすと、膣がぎゅうぅっと締まるのが、秀子本人にも分かった。そして、おぞましいような感覚が全身を這いまわる。だが、おぞましいというのは、秀子の言い訳に違いない。認めたくないのだ、アナルで快感を得ているなどと。気持ちいいを、おぞましいに、苦しまぎれに置き換えている。秀子の表情を見れば、一目瞭然だ。ほの赤く染まる、美しい顔。

 「きゃふうっ!」
 膣の中の牛尾先生の指が、秀子のGスポットを攻め始めた。皮がむけたクリトリスが、パンティーにこすれてたまらない。肛門は、布越しにぐいぐいと押し込まれる。
 「ひうぅっ!ひぐぅっ!」
 秀子の膝がガクガクと揺れる。快感で、膝が笑っている。
 「駄目ぇっ・・・ひ、秀子こんなの初めてぇっ・・・たっ、立ってられないぃ、牛尾先生ぃっ」
 「私の首につかまりなさいっ!隆くんのお母さんっ!」
 「はいぃっ・・・」
 
 牛尾先生の太い首に両腕をまわして、かろうじて立っている秀子。その秀子のスカートをまくる牛尾先生の太い腕が、ガッガッガッと高速で動きまくっている。ばさばさとめくれ上がるスカート。
 「洩れるぅっ!洩れちゃうぅっ!」
 スカートをはいているから、潮は噴き上がらない。その代わりに、ぼたぼたと床に落ちる秀子の潮。秀子は牛尾先生の首に爪を立てて、のけぞる。ビクンビクンと立ちながら痙攣している。
 「いいっ!秀子気持ちいいっ・・・あひいぃ・・・」

 牛尾先生が、秀子の体をかかえるように、厨房の椅子に運んだ。ゆっくりと座らせる。
 「隆くんのお母さん。私は今夜、この施設を借りている縁で、古い知り合いに会わなけらばならないのです。二週間ぶりのお母さんの肉体、今夜は残念だ。だが、バスの中で出してもらったのです。私だけいい思いをしてはいけないですからなあ。いかがでしたか?アナルを刺激されながらの潮噴きは。はっきりとおっしゃりましたよ。気持ちいいとっ」
 「そ、そんな事・・・」
 「さあ、後はゆっくりと風呂にでも入って、今夜は休んでください・・・隆くんのお母さん、私の初めての女になってもらいたい・・・」
 「!」

 秀子はかすむ目で、厨房を出て行く牛尾先生を見ていた。


 ~~~


 秀子は、合宿所の大きな湯船につかりながら、窓から見える月をぼんやりと眺めていた。
 「私、感じちゃった・・・」
 そして、自身の細い指を、恐る恐るそこに伸ばしてみる。

 ツン・・・

 「あん」
 オナニーの習慣がなくなった秀子が、そういう行為をするのは、なぜなのか?
 『初めての女になってもらいたい』
 牛尾先生はそう言った。
 『初めての男になりたい』
 そう言われた時は、困惑があったが、初めての女になって欲しい、という発言には、胸が締め付けられた。そして間違いなく、この気持ちが、秀子の内側に生まれたのだ。
 『なって、みたい・・・』

 ツン・・・
 「あん」
 またアナルに触れる。それは、感覚を確かめるというより、可能かどうかを確かめているようだ。本当に、あの巨大なモノがここにはいるの?と・・・


 ~~~


 隆は、布団にくるまって、窓から見える真ん丸い月をじっと見ていた。
 (明日はお母さんに、もっといい所を見せてやるんだ!)
 明日は、近隣の柔道教室の生徒たちと交流試合がある。隆にとっては、初めての対外試合だ。布団の中でこぶしを握り締める隆。

 小さな芽を出したばかりの隆よ、もっともっと大きくなるための試練が、明日は待ち構えているのだぞ・・・

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  1. 2013/07/29(月) 05:52:53|
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