妻と男の物語


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息子の先生8・激痛③

[10264] 息子の先生8・激痛③ tttt 投稿日:2010/06/13 (日) 11:39
 秀子は、目の前がクラクラする感覚に見舞われた。膝がガクガクする。それは、先ほどまでの、牛尾先生の二穴攻めによる後遺症であると、秀子は自覚している。天井にまで飛び火するような潮噴き・・・もの凄い快感だった。本当ならベッドでぐったりとしていたかった。だが、牛尾先生が男根にローションを垂らそうとするのを見て、反射的に飛び起きてしまっていた。アナルが、燃えているようにジンジンとしている。

 大きい・・・秀子は思わず、ゴクリと生唾を飲み込んだ。もう何度も咥え、胸の谷間に挟んだ巨根である。そのスケールの凄さを、秀子は知り尽くしているのだが・・・。ジンジンと焼けるような感覚のアナルが、秀子に巨根の怖さをあらためて、思い知らせているのだろうか?ジンジンとした感覚は、指がアナルに入り、ほじくっていたから。

 そう、指だ。だが目の前には、その指の何倍もある、巨根。ジンジンとしたアナルに、ズキズキとした、実際にはない痛みが走った気がした。性に対しては、秀子は驚くほどのイマジネーションを持っている。テレホンセックスで激しくイク事ができる秀子だ。未知の痛みを、秀子は予感している。恐怖を振り払うように、秀子は牛尾先生を見上げ、声を絞った。震える声を。

 「う、う、牛尾先生・・・私の、秀子の手に、そのローションを・・・」
 「うむ」
 
 秀子は、両手をお椀の様にして、自身の顔の前に持ち上げた。牛尾先生が、その秀子のお椀の両手に、ローションを注ぐ。両手の中にたまっていく透明のドロドロとした液体。その冷たい感覚が、秀子をひどく緊張させた。熱いものに触れたくなった。そして、巨根を見た。寒い所にいる生命が、温かいところに向かうように、秀子の両手は意思を持っているかのごとく、血管浮き立つ巨根に向かうのである。

 「熱い・・・」
 秀子はそう口走った。焼けた鉄をつめたい水につけた時に、ジュッ!と音を立てて湯気を立てるようだった。実際、秀子の冷たいローションたっぷりの手が、牛尾先生の猛る巨根に触れたとき、あまりの熱さに秀子は手を離しそうになった。またアナルがズキズキとしてきた。

 (太い・・・硬い・・・長い・・・・・・怖いっ!)

 秀子の両手が、ニュルニュルと巨根にローションを塗りたくっていくのは、そうした恐怖心から気をそらす為なのかもしれない。きっとそうだ。

 (長い、硬い、太い・・・怖い怖い・・・)

 秀子はそれしか思わない。両手は秀子と別の意思を持った別の生き物のように、ニュルニュルと動き続ける。特に、亀頭の大きさが、秀子を震えさすのだ。肉の拳のような亀頭。

 (怖い怖い怖い怖い・・・)



 「うむうっ!もうそれで十分ですよっ!隆君のお母さんっ!その手つきで出してしまいそうだっ!」
 「ああんっ・・・」

 秀子が、牛尾先生の玉袋を揉むようにローションを塗りまくっている時、牛尾先生がうなって秀子の両肩をつかんだ。
 「う、牛尾先生・・・」
 と、秀子は夢から覚めたように、見上げた。その秀子の柔らかな頬を、牛尾先生が大きな手で挟む。
 「ふうー・・・。まったく、隆君のお母さんの手つきはたまらない。しかもあんな真剣な表情でやられては・・・出してしまうところでしたよ。私に恥をかかせないで下さい、お母さん」
 「だ、だって・・・」

 秀子は、巨根を握っていた両手で、隆々とした牛尾先生の腕をつかんだ。秀子の小さな手だ。つかんだというより、太い丸太のような腕に張り付いたと言ったほうがいいか。
 「だって・・・こ、怖くて」
 「怖い?」
 「だって・・・牛尾先生のは、私の主人のより・・・あっ」
 秀子は、口をつぐんだ。性交中の狂乱の最中、比較を口走った事はある。だがこうした落ち着いた瞬間には、なかった。
 「ご主人のより、どうなのです。言ってください、隆君のお母さん」
 「それは・・・」
 秀子の両頬をはさむ温かさ、秀子がつかんでいる腕の筋肉の熱。秀子は、取り込まれていくのだ。オスの熱気に。
 「牛尾先生のおち○ぽは、私の主人のより、大きくて太くて、硬くて長くて、凄い熱くて・・・だから、怖いんです、私・・・きゃあっ」

 そして、分厚い胸の硬さと温かさと鼓動。抱きすくめられた秀子は、ひっしとしがみついた。胸に顔を押し付ける。ドックドックとした鼓動。怖がっているだけでは駄目だ。鼓動を聞きながら秀子はそう思った。男も女も、セックスの絶頂時、人の脈拍は最大になるに違いない。そんなセックスを、他のどの男性ともしたことがない。主人とも。この、鼓動を打っているオス以外には。乗り越えてきたのだ。心臓が壊れそうなセックスを、私は乗り越えてきた。秀子は、分厚い胸から顔を離すと、はにかんでオスを見上げ、そして目をつぶって唇を尖らせた。恐れの対象への挑戦状か?はたまた、お願いしますという懇願か?尖らせた唇を、秀子は這うようにして巨根に近づける。そして・・・
 「チュッ」
 と亀頭にキスをしたのだ。巨根の先端と、秀子のプックリとした生々しい唇とに、ヌツー・・・とローションの糸が引いた。その糸が切れたとき、牛尾先生が太い声を発した。
 「隆君のお母さんの、初めてをもらいます」
 秀子はもう一度はにかんで見上げた後、コクリとうなずき、仰臥した。オスが入って来やすい様に、下肢を広げ、膝を立てる。
 「うむ、これでは、どうもいけませんな。アナルの位置が下すぎる」
 「そ、それでは、これでいかがですか・・・」
 牛尾先生の言葉の意味をとっさに汲んだ秀子は、あるものをお尻の下に敷いたのだ。オスを迎え入れやすいように。
 「それは?隆君のお母さん」
 「こ、これは・・・しゅ、主人が使っている、ま、枕ですわ。この枕を秀子のお尻の下に敷いたら、牛尾先生がやりやすいと思ったのですわ」
 「うむ、やりやすい。よく見える、アナルが。ご主人のおかげですな。隆君のお母さん、どうですか?ご主人のおかげで、お母さんのアナルにち○ぽを入れやすくなった」
 「は、はい、牛尾先生。主人の、おかげです・・・」

 秀子は、長い長い旅路の途中なのだ。夫婦の愛。家族の幸せ。人間の営み。秀子の主人愛用の大きな枕は、秀子のお尻を持ち上げ、巨根に向けて妻のアナルをさらしている。そこは、秀子の主人が触ったこともない所だ。その妻の処女穴に、巨根が近づく。秀子は長い旅の途中にいる。今は、ひとつの関門にいるだけだ。まだ答えを見つけた訳ではない・・・

 照明で、巨根がキラッと光った。牛尾先生の巨根は、ローションで光り、本物の鋼鉄のようだ。鉄の棒をアナルに突っ込まれたら、それはそれは痛いであろう。キラッ・・・。鉄ではない。だが、秀子は思った。いや、覚悟した。激痛を!
 「ひい・・・」
 ヌチッと、亀頭が菊門に触れた。
 「失礼しますっ」
 牛尾先生が、腰をもう一つ前に出した。メリ・・・

 「ひいっ!」


 ~~~


 メリ・・・ミシ・・・
 「あうう・・・ひいい・・・」
 バリ・・・ギシ・・・
 「くああ・・・きひい・・・」

 牛尾先生の肉体が激しいピストンで躍動しているわけではない。ただ少しずつ、腰を前に出そうとしているだけだ。
 「痛いぃっ・・・ひいぃっ・・・」
 それだけで、メリメリと肉体が引き裂かれそうだ。バリバリと体が破壊しそうだ。秀子はこんな痛みを経験したことがない。前門の処女を失ったときは、わりとすんなりと入った。
 「痛いよぉっ!」
 メリ・・・ミシ・・・だがその時は、感動も少なかったような気がする。いや同じような痛みがあった。
 「痛い痛いぃっ・・・ひいぃっ」
 ミリ・・・メシ・・・
 隆を産んだ時だ。だが長い苦しみの後、秀子は味わった事のない感動で痛みなど忘れるほどだった。
 「痛いのぉっ!ああううぅ・・・痛いぃっよおぉ・・・あっくうぅ・・・」
 ミリ、メリ、メシ、ミシ・・・秀子の唇に血がにじむ。喰いしばりすぎているのだ。牛尾先生の逞しい腕や背中にも血が浮かんでいる。秀子の爪が突き刺さったのだ。秀子の真っ白な肉体は、セックスの時はほんのりと赤く染まるのだが、今は紫になっている。チアノーゼだ。身が引き裂かれバラバラになりそうな激痛で、秀子の豊満な柔らかな肉体は血がとどこおり、本来の豊潤さと吸い付きそうなみずみずしさが失われている。

 「痛いよぉっ!」苦悶の顔は、美しい妖艶ではない。「痛い痛いぃっ・・・」赤黒くなった秀子の顔は、妖艶な壮絶ではなく、拷問の苦しみさえ浮かんでいる。
 
 痛いいぃっ!!そう叫ぶ女を、強姦魔以外に、攻められる男がいようか・・・転がり仰け反る秀子の顔の両側に、大きな手ががっくりと落ちてきた。


 ~~~


 「もう、やめましょう、隆君のお母さん・・・」
 「え?・・・はあはあはあ・・・牛尾先生・・・はあはあはあ・・・」
 「まるで壁だ。私のち○ぽが、お母さんのアナルから押し返される。これ以上力を入れてみても、お母さんの苦しむ顔をとても見ていられない。大事な教え子の母親を痛めつけるなど・・・もう無理だ。無理だったんだ。やめましょう、隆君のお母さん」
 「はあはあはあ・・・牛尾先生・・・」

 秀子は見た。がっくりと頭を垂れる牛尾先生の悲痛といえる表情を。それは、悲願を諦めた精気のない顔である。秀子は、思い返した。花開いた自分自身の姿を見た時のことを。ちょうどこの、主人のベッドの上だった。牛尾先生の上にまたがり、激しく腰を振りまくっていた姿を、鏡台の三面鏡の一つに見たのだ。その鏡台の方を、秀子は見た。秀子のベッドの向こう側だ。
 「!」
 そこに映っていたのは、哀れの一言だった。巨躯の背中が、秀子の上で置物のように丸まっているのだ。
 「ああ・・・」
 秀子はそう、うめいていた。あの鏡の中に映っていた私は、輝くばかりの美しさだったのに。それはこのお方のおかげだったのに。それなのに私は、このお方にあんな哀れな背中をさせてしまっている。なんて、なんて駄目な女なの私は!
 「牛尾先生ぃ・・・」
 秀子は、牛尾先生の肩に手を置いた。その手を、牛尾先生が離したのだ。力のない握り方だった。
 「やめましょう、隆君のお母さん」

 「牛尾先生の、馬鹿馬鹿ぁっ」
 牛尾先生が秀子から離れようとした時、秀子は両下肢を牛尾先生の腰に絡めた。そして、泣きじゃくりながら、小さな拳でポカポカと牛尾先生の肩やら胸を叩きだしたのだ。
 「隆君のお母さん・・・」
 「何でそんな勝手な事ばかり言うのですかっ?」
 「勝手?」
 「牛尾先生がぁ、秀子のお尻の穴が欲しいと言ったのでしょうっ。それなのにぃ・・・やめるだなんて。一人で始めて一人で勝手に終わらせないで下さいぃ」
 「しかし、私は教師だ。教え子の母親の、苦しむ顔を見てはとても・・・」
 「馬鹿ぁ・・・うえーんっ・・・」

 「隆君のお母さん・・・」
 「ひっく、ひっく・・・二人で協力しようって、言ったじゃないですかぁ・・・ひっく」
 「二人で・・・協力・・・」
 「そうですぅ・・・力を合わせるってぇ・・・言いましたぁ・・・ひっく、ひっく・・・」
 「力を合わせて・・・」
 「まだぁ、何もしていませんぅ・・・そんなの秀子嫌ですぅ」
 「隆君のお母さんっ」

 牛尾先生の大きな両手が、秀子の顔の両側で握り締められた。シーツが、渦巻きのように皺を作る。秀子は牛尾先生の太い首に両手をまわし、ささやいた。この時になって、お尻の下に敷いている主人の枕が、ひどく柔らかな弾力である事に気づいたのだ。その弾力は、今後の為のように思われた。アナルセックスにおける激しいピストンにおいても、秀子の肉体が痛まないような、弾力。
 (あなた、許してください。私は、秀子は、この猛々しいお方に、突き破ってもらいます。許してください、あなた・・・)
 長い旅路の途中の秀子は、ささやいた。

 「牛尾先生ぃ、教えてくださいぃ。どうしたらいいのですかぁ?」
 「隆君のお母さん」
 秀子の顔を覗き込んだ牛尾先生の目は、初めて見る目だ。オスの獰猛さではない。女を対等に認めた素直さの目だ。
 「呼吸を合わせましょう、お母さん」
 「呼吸を?」
 「そうです。ほら、ちょっとここを触ってみて下さい。私の亀頭が、半分入っているでしょう」
 
 牛尾先生が秀子の手を取り、アナルと巨根の反発部にもっていった。秀子の細い指に触れた感触は、本当に壁だったのだ。巨根をはじき返そうと、肛門回りの筋肉が硬く緊張している。思わず手を離した。
 「きゃっ」
 「恥ずかしがらないで、お母さん。分かるでしょう、私の亀頭がはね返されているのが。だがこの亀頭さえ通過すれば、何とかなる。だから呼吸を合わせて、力を抜くのです。その時にゆっくりと、前に進めます」
 「牛尾先生・・・」
 「二人で、力を合わせるのです」

 いきますよ・・・そういった牛尾先生が、丸めていた背中を起こした。


 ~~~


 「いきますよ、お母さん。せーのっ、ふーっ・・・」
 「ふーっ・・・あひいっ!」
 
 メリ・・・ミシ・・・

 「よし、少し入りましたよ。大丈夫ですか?」
 「あうう・・・はい、先生・・・」
 「さあ、もう一度。せーのっ、ふーっ・・・」
 「ふーっ・・・くああんっ!」
     
         ミリ・・・メシ・・・

 「痛いですか?もう少しだ、もう少しで亀頭が入る。まだいけますか?」
 「大・・・丈夫・・・ですぅ・・・」
 「さあ、大きくゆっくり。せーのっ、ふーっ・・・」
 「ふーっ・・・いったっああっ!!」
   
   ミリイ・・・ミリメシイ・・・

 「隆君のお母さんっ」
 「牛尾・・・先・・・生ぃ・・・」


 豊満な秀子の肉体は赤黒くチアノーゼを起こし、牛尾先生の筋肉の肉体は脂汗をだらだらと流している。秀子の夫婦の寝室に響く、オスとメスの呼吸。うめき。
 女は穴を所持し、男は突起をつけている。どの生き物もそういう風に出来ている。だが苦しむのは、人間だけではないだろうか。人間以外の生き物は、本能で痛みを避ける。だが人間は・・・いや、このメスとオスは、激痛に立ち向かっている。このメスは、夫の枕を利用してでも、禁断の相手のオスの巨根を受け入れようとしている。メス、秀子・・・菊門が壁になり痛みを与えるのは、その背徳を責めているのか?秀子はそう思っていない。
 
 「牛尾先生ぃ・・・はあはあはあ・・・」
 「いけますよっ、隆君のお母さん、頑張るんですっ。もう一つっ!」

 秀子という豊満な女は、自分一人だけの幸福を求めれる女ではない。自覚していなくても、周囲に幸せを蒔いていく女なのだ。答えを求めるために、痛みを乗り越える。その筈だが、そんな難しいことも今は考えていない。ただこう思っているだけだ。女の喜びを植えつけてくれたこのオスに、男の誇りを叫ばせたいと。

 「せーのおっ、ふーっ・・・」
 「ふーっ・・・きゃああああああっ!!!」

 メリメリメリィッ!!!オスが叫んだ!!!
 「入ったあっ!!!」


 ~~~


 肉体を密着させ、まんじりとも動かない。それは、ありあまり過ぎる感動もあろう。そして、その感動の中には、メスは動けない激痛。オスは動いたら終わってしまう昂ぶりが含まれている。オスとメスは見つめ合う。

 「はあはあ・・・隆君のお母さん」
 「牛尾先生・・・はあはあ・・・」
 「私は・・・はあはあ・・・お母さんの、初めての・・・はあはあ・・・初めての男になっていますか?」
 「はあはあ・・・はい、牛尾先生はぁ・・・はあはあ・・・私の、秀子の初めての男性、ですぅ・・・はあはあ」

 メスとオスは手を握り合う。

 「私は・・・はあはあ・・・秀子は牛尾先生の初めてのぉ・・・はあはあ・・・初めての女になっていますかぁ?」
 「そうですっ!隆君のお母さんっ、あなたは・・・はあはあ・・・あなたは私の・・・はあはあ・・・私の初めての女だっ・・・初めての女だあっ!!」

 オスとメスは深く、深く深く結合しあっている。その結合部の痙攣はオスとメスの全身に広がり、小さな痙攣でも耐えられない断末魔であることが分かる。特にオスは、追い詰められていた。

 「隆君のお母さん、私は、情けない男だ」
 「牛尾先生ぃ・・・」
 「お母さんとのアナルセックスを豪語しながら、入れただけだ。少しも動けない。強烈な締め付けだ。喰いちぎられそうだ。そして溶けてしまいそうな熱さだ。もう駄目だ。隆君のお母さんのアナル・・・耐えられない。情けない男だ、私は・・・」
 「牛尾先生の馬鹿ぁ・・・」

 秀子が、歯を喰いしばりながら、拳を振り上げた。ポカ・・・と一つ、牛尾先生の肩を叩く。
 「隆君のお母さん・・・」
 「まだそんな事を・・・秀子だってもう駄目なのにぃ・・・牛尾先生のおち○ぽでぇ、もう体がぁ、壊れてしまいそうですぅ・・・はあはあ・・・それにまだぁ、まだ終わっていませんぅ・・・」
 
 牛尾先生が、肩を叩いてきた秀子の小さな手を握った。力を込めて握り締める。両手を、握り締めていく。指の一本一本が、絡み合っていく。
 「そうですな、まだ終わっていない。私はまだ、全てを吐き出していない」
 「来てくださいぃ・・・思いきりぃ・・・」
 「うむ。せめて一太刀。このもの凄い名器。隆君のお母さんのアナルを、渾身で突き上げて見せます・・・いきますよっ!!」
 「ひいぃっ!!」

 牛尾先生の両手と絡んでいる両手を、秀子は思いきり握り締めた。次の瞬間、目の前に赤いスクリーンを被せられたように、周囲が赤く染まった。目から出血でもしたのかと思うほどの痛みが、秀子に声すら発せさせない。牛尾先生が思いきり腰を引き、巨大な亀頭がアナルをえぐる。そして、渾身の一突きが・・・ズドンッ!!

 秀子は傷みで、赤子のように体をちじめた。強い力で抱きすくめられる。肉体の内側で、爆発が起こったのを、激痛の中感じる。その爆発は熱く、その熱さに頼りたくなるほどだ。
 「うぐうっ!・・・お母さんっ!!締まるうっ!・・・うぐうっ・・・出るうっ!」
 自分を抱きしめているオスのうめきが、痛みの秀子に涙を流させた。
 (気持ちよく思いきり、お出しになっている。私のお尻の穴に、お精子をお出しになっている)
 秀子の顔は、痛みで目は見開き、ぜんそく発作の末期のように、口を開けている。それでも瞳からは、涙がこぼれた。もうこれ以上、秀子の感情を表現する事はできない・・・

 ・・・ただ、真っ赤に染まっていた目の前が、開けだしたのだ。秀子はおぼろげに見た。青い空が広がっていくのを。そして・・・


 ~~~


 結合がとけたのは、秀子のアナルが恐ろしい収縮で、牛尾先生の巨根を押し出したのだ。直腸に精子を吐き出した牛尾先生の軟化した男根は、器具からところてんが押し出されるように、秀子のアナルから抜け出てしまった。

 ドロリ・・・ギュッとすぼまったアナルから、精液が流れ出す。牛尾先生はそれを見た後、膝立ちに上半身を持ち上げ、秀子を見下ろした。そして秀子に頭を深々と下げたのだ。どういう意味か?感謝。尊敬。畏怖。それとも激闘を称え合っているのか?まあいい。秀子はそんな事は考えていない。秀子は、力なく仰向けになり、頭だけを動かして、鏡台の方を見た。鏡の中を見た。

 鏡の中には、鎧のような褐色の肉体の背中がある。堂々と、筋肉を盛り上げている。自信にあふれ、湯気が立っているようだ。どうだっ!と、その大きな背中が叫んでいる。秀子は、顔を正面に戻した。

 胸を張った牛尾先生が、秀子を見下していた。無言だが、叫び声が聞こえた。
 『どうだっ!オレの女だっ!』
 秀子にはその無言の叫びがはっきりと聞こえた。



 青い空がひらけて、そして秀子が見たのは、春の穏やかな海だった。どこかで見たことがあるような、懐かしい景色だ。秀子が、堂々と見下してくるオスに向けるのも、春の海のようだ。

 オスに向ける秀子の微笑みはいつまでも、春の海のようであった。
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  1. 2013/08/02(金) 15:03:14|
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