妻と男の物語


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伯爵からの招待(8)

[5594] 伯爵からの招待(8) 角笛 投稿日:2008/12/14 (日) 09:01
14 精飲する人妻(第三夜)

 美和の体内に欲望を注ぎ込み満足していた伯爵の肉塊はいったんやわらかくなっていたが、再びその硬さを取り戻しつつあった。大きさといい、回復力といい、とても48歳とは思えない伯爵のイチモツであった。
「とても気持ち良かったよ、美和。さあ、体を起こしてごらん」
 やや落ち着きを取り戻したように見える美和であったが、あいかわらずウットリした表情で夢見心地のように思われた。伯爵に背中を抱いて起こされ、ベッドの上に足をくずした正座の状態で坐っていた。目は虚ろで色っぽく、唇は半開きにあいていた。
「……伯爵さま……」
「美和のアソコの中には、たっぷりと私のエキスをぶち込んだよ。私の遺伝子が注入されたんだよ。私の精子は美和の子宮に侵入して卵子と結びつくだけではなく、膣や子宮の粘膜から美和の体内に遺伝情報として吸収されているんだよ。そうして、DNAのレベルで美和と融合・同化していくんだよ。どうだい、すごいだろ? 美和の体の中では受精だけでなく、美和そのものを遺伝子レベルで改変していくんだよ。特に、セックスで快感を得た状態で男のエキスを迎え入れることが重要でね。心身ともに受け容れた状態で子宮に注入された遺伝情報を、女の身体はしっかり記憶するんだよ。次子以降を、他の男の精子で受精した場合にでも、性的満足を感じたときの遺伝子をキチンと取り込んで子供を妊娠するんだよ。ほら、黒い雄犬の子を一度産んだことのある白い雌犬は、次子以降に白い雄犬の子を妊娠・出産する際、何故か黒い毛の混じった子を産むことがある、というアレだよ。きみたちも聞いたことあるだろ? この話は、以前にぶち込まれたことのある遺伝情報――精子、遺伝子、DNAのパターン――を、女の身体が記憶しているとしか言いようがないのだよ。ねっ? だから佐伯、悪いけど、美和は変わってしまうよ。以前の美和とは違う、私の美和にね……」
 伯爵は立ち上がって美和の口許に勃起した肉棒を近づけた。
「さあ、美和、これを咥えなさい。フェラチオするんだよ。私の精子を、きみのその可愛いお口から飲んでもらうよ。私の遺伝子を胃や腸からも吸収して、さらに美しく、そして私の虜になっていってもらうよ」
 伯爵は私の方を向いた。
「悪いね、佐伯。美和のすべてをもらうよ。彼女の体の中で吸収された私の遺伝子は血液中を流れ、体の隅々にたどり着く。すべての細胞に対しDNAのレベルで干渉し、取り込まれていく。また、血液にのって脳にたどり着いた遺伝情報は、彼女の意識をも変える。美和は私の子供を妊娠するだけではなく、生理的にも心理的にも私に融合・同化していくのだよ」
 伯爵がそこまで話し終える前に、すでに美和は屹立した男根にしゃぶりついていた。亀頭を愛おしげに舐めたり、舌でカリの部分を刺激したりしながら、ときに深く咥え込み奉仕していた。美和が左手でタマをころがすようにさすると伯爵は「うっ」と気持ちのよさそうな呻き声を漏らした。
「さあ、しっかりしゃぶっておくれ。おまえを虜にする魔法の肉棒だよ。太くて大きいよ。硬いよ。佐伯のモノより美味しいよ」
「……伯爵さま……ああ……すごい……」
 美和のピストン運動は激しさを増していた。伯爵のイチモツを咥え込んだ口唇部からは、ズチュッ、ズチュッ、と淫猥な音がくりかえし発せられていた。夢中にフェラチオする美和の姿を見ていて、私のペニスはまた硬さを取り戻しつつあった。
「……美和……そろそろ……イクよ……。こぼさないよう……しっかり……口で……受け止めておくれよ……わかったね?……」
 美和は伯爵の猛り狂った肉棒から口を外さず、首を小さく縦に振って応えた。私は無意識のうちに自分のペニスを握り、美和のフェラチオするストロークに合わせてマスをかいていた。
「美和……イクぞ……うっ……」
 と言うと、伯爵は美和の頭を両手で押さえ込み、動きを止めた。どうやら口内射精を終えたようであった。その様子を見ていて、私のペニスもザーメンを漏らした。

「美和、ゆっくり抜くよ……」
 伯爵が少しずつペニスを抜いていった。唇を亀頭が通過する際、美和は汁をこぼさないよう口をすぼめて啜った。チンポが口から離れる瞬間、美和の唇の右端から白い液体が少しだけ、ツー、と垂れて口許のホクロに達した。伯爵は満足げに美和の髪を撫でて言った。
「美和の口の中はどんな感じかな? 佐伯、きみもよく見ておけよ」
 伯爵に促されて美和は口を開いた。2発目とはいえ、大量に発射されたザーメンに満たされて、美和の口の中は白濁する粘液でいっぱいであった。
「佐伯、よく見ろよ! きみの奥さんの口の中は、私の精液でいっぱいだよ」
 美和は恍惚の表情を浮かべていた。
「さあ、美和。佐伯が見ている前でごっくんするんだよ。私の精液をすべて飲み込むんだよ。さあ、ごっくんしてごらん」
 伯爵に言われるまま、美和の喉が大きく動いた。ゴックン、という音が聞こえた。美和はすかさず口を大きく開け、口内にザーメンが一滴たりとも残っていないことを証明した。
「おお、えらいねえ。残さず、すべて『ごっくん』してくれたんだね」
「はい、伯爵さま。濃厚な男の匂いがしましたが、美味しくいただけました……」
「うんうん、美和は偉いねェ。きみが飲み込んでくれた私の精液は、胃腸で吸収されて血液に入り、身体中を駆け巡るよ。脳にも行くよ。私の遺伝情報と融合し、同化していくんだよ」
「……ああ、伯爵さま……とても光栄ですわ……」
 伯爵のザーメンを全身で受け止めて、美和はとても満足している様子であった。膣内射精された分は子宮から、口内射精された分は胃腸から。美和の卵子と結合しなかった精子は、その最も大事な遺伝情報を細胞レベルで美和に融合・同化していくというのか?
 美和が変わってしまう……。昨日までの美和から……。私は、二人のセックスをオカズにして果ててしまった己のペニスに目をやりながら、変わっていくであろう自分に対しても一抹の不安を覚えていた。

15 目覚めの兆候

 伯爵とのセックスで身も心も満足感を味わっていた美和と、屈辱的な快感を得てしまった私は、その日の夜も一緒に自宅へ帰った。帰路、普通に日常会話を交わし、シャワーを浴びてから二人とも寝た。
「……あなた、これだけは信じて……。伯爵さまと何があっても、わたしの心はあなたのものよ。本当よ……」
「ああ、わかっているよ……」
 私はそれだけしか答えられなかった。

 その日の深夜、私は奇妙な声を聞いて目が覚めた。それが、隣で寝ている美和のものであることはすぐにわかった。
「……ああっ……ああっ……熱い……あっ……ダメェ……あっ……」
「美和、どうしたんだ? うなされているのか?」
 私は美和の肩を揺らし、起こそうとしたが、美和は全く目を覚まさなかった。ただ、身体をのけぞらせたり、よじったりしながら、艶かしい呻き声を発するばかりであった。
「……ああっ……もっと……イヤッ……もっと……ああっ……ぁハーン……」
 美和は額に汗をかき、全身が火照っているようであった。快楽と苦悶の表情を交互に浮かべながら身悶えしていた。美和はいったいどうしたんだ……。美和の身体に何が起こっているのだ……。まさか、伯爵が言っていた……。そんな……。本当のことだと言うのか……。

<つづく>
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