妻と男の物語


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嘘と真実2

[Res: 8768] 嘘と真実2 沢木 投稿日:2010/02/09 (火) 20:59
 食事が運ばれて来てからも、私の妻に対する猥談は尽きる事なく続けられていました。
「宮田さんってエロい身体してるよな…やっぱ淫乱なんかな?」
「そりゃそうだ。あんな身体してて旦那だけで満足してる訳ねえじゃん」
「じゃあやり捲り?」
「当然だろ?あれは相当な好き者だと思うぜ」
「だよなあ。あの腰からお尻に掛けてのムチムチしたライン…」
「制服の上からでも分かる豊満なおっぱいを…」
「あのぽってりした唇…」
 自分達の標的である人妻の旦那が近くにいる事も知らず、彼等の妄想はかなり白熱しています。最初は、あまり良い気分のしなかった私も、次第に彼等の妄想に流され妻の淫猥な姿を想像して興奮し始めていました。
 まさか自分の妻にそんなにも魅力があったとは…。確かに美人でスタイルも若い頃そのままに維持している妻は魅力的ではあると思います。しかし、こんなひと回り近くも年下の男達から性欲の対象にされるなど思いもしませんでした。
「あ~、やりてえ」
「俺も…」
「俺だってやりてえよ」
 暫くの間黙り込み、彼等は各々頭の中で妻を淫らな姿にしているようでした。
 一体、想像の中で妻はどんな事をされているのか…。そう考えただけで、私はこれまで感じた事のない欲望を覚えました。それ程までに魅力的な女性を妻に持つ事に対する優越感と、自分の大切な妻が性欲の塊のような若い男達から欲望の眼差しで視姦されているという嫉妬心。様々な思いが胸に去来します。
「今度、宮田さんの歓迎会でも開こうか?」
「おっ、それ名案!」
「でも来るかな?」
「来るさ!人妻は刺激に飢えてるからな!」
「じやあ歓迎会で酔わせて…」
「おい、抜け駆けはなしだぜ!」
「誰が宮田さんを落とすか」
「そうと決まれば、さっそく今日誘ってみよう」
「ああ、そうだな」
「楽しみだぜ~」
 平静を装ってはいましたが、私の胸は張り裂けんばかりに高鳴っていました。
 今日、妻を誘うと言う若者達。妻は…祐子は、その誘いに乗るのだろうか?もし歓迎会に出席してしまったら、祐子は無事に帰って来られるのだろうか?同じ職場なのだから、あまり無茶な事はするまいと思う反面、もしかしたら勢いに呑まれて強引に関係を持たされてしまうかもしれない…などと考えてしまう自分もいます。
 私は、あられもない姿にされた妻を想像しながら、喫茶店を後にしました…。
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  1. 2013/11/06(水) 11:45:57|
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