妻と男の物語


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嘘と真実5

[Res: 8768] 嘘と真実5 沢木 投稿日:2010/02/10 (水) 21:16
 月曜日。日常に戻り、私も妻も何事も無かったように会社へ出勤しました。疑心暗鬼に陥っている私を他所に、妻の祐子に変わった素振りは全く見受けられませんでした。そんな妻の姿に私は徐々に平穏を取り戻し、週末の心の喧騒が嘘のように普段通りの生活に戻ったのです。


 その日のスケジュールも、先日同様に妻の勤め先の近くでお昼になった私は、
(もしかしたら、あの男達がまた顔を見せるかな)
 と思いながら、例の喫茶店に入ります。注文を済ましてランチを待っていると、案の定3人が姿を見せました。
(来た…)
 店内は程よく混雑しており、彼等は調度空いていた私の後ろの席へ座りました。注文を済ませるのが早いか、一人の男が得意気に話し始めます。
「いやあ良い週末だったなあ…」
「おい、あれからどうなったのか聞かせろよ」
「そうだ、お前一人で宮田さんをお持ち帰りしやがって」
(お持ち帰り?)
 胸がドキリとしました。
「どうなったんだよ?」
「やったのか?」
「ああ、やったよ」
 男の言葉に木槌で頭を殴られたようなショックを受ける、私。
「マジかよ!へー、あの宮田さんがねぇ」
「ちょろいちょろい。人妻なんて欲求不満の身体を持て余してるんだからな。まあ、最初は抵抗してたけど…」
「抵抗って…お前むりやり犯っちまったのか?」
「最初のポーズだけだよ。一回やっちまったら、凄げえ従順になったぜ?ありゃあ、相当な好き者だな」
「くぅ~羨ましい!おい、詳しく聞かせろよ!」
「焦るなって。あの時、祐子のやつ結構酔っ払ってただろう?」
「いきなり呼び捨てかよ!」
「まあいいじゃねえか…。で、家までタクシーで送るって二次会抜け出した後、気分が悪そうだから何処かで休憩しようって誘ってホテルにチェックインよ」
「よく承諾したな宮田さん!」
「もう意識が朦朧としてたかならよく覚えてないんじゃないか?それで、祐子をベッドに寝かせて俺だけシャワーを浴びたんだ。出て来たら祐子が寝てたから、チャンスだと思ってワンピースのボタンを外してさ」
「そ、それから?」
「まずは上半身を脱がして可愛いブラとご対面よ。凄えデカいおっぱいがブラからはみ出してたからそのまま下着も脱がして…こう…おっぱいを」
 胸を揉みしだく仕種をする、男。
「揉んでたら乳首が尖って来たんで思わず舐めちゃったよ」
 私は茫然と男の話に聴き入るしかありませんでした…。
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