妻と男の物語


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嘘と真実 1

[8768] 嘘と真実 沢木 投稿日:2010/02/09 (火) 12:52
 妻が独身時代に登録をしていた派遣会社で再び働き始める事になりました。派遣先は、中小ですが手広く商売をしている商社との事。特にお金に困っている訳ではありませんが、私達は子宝に恵まれておらず暇を持て余しているのが勿体ないというのが妻の主張でした。私は反対をする理由も有りませんでしたので、好きにさせる事にしたのですが…。


 共働きをするようになってから一ヶ月が過ぎようとした頃に、事件は起きました。「事件」というほど大袈裟なものではありませんが、あれは私が妻の職場に近い喫茶店でランチをしていた時の事でした。営業職である私は、午前中の訪問先によって色々な場所でお昼をとっています。その日は、たまたま妻の派遣先が近かった事もあり
『近くにいるからランチでも一緒にどう?』
 と、メールを送りました。程なくして彼女から
『仕事が片付かないから今日は無理~!ごめんね』
 と、返信。
 仕方がないので、独り手近な喫茶店に入る事にしました。さほど広くない店内の奥にあるテーブルに腰掛け、ランチを注文する私。週刊誌を読みながら、待っていると三人連れの若いサラリーマンが店に入って来ました。彼等は私の隣の座席に着くと、同じようにランチを注文し、会話を始めました。聞くともなく耳に入って来た会話から、彼等が妻の勤める派遣先の社員である事が判明しました。会話は仕事の話から女性社員の話になり、あの娘は可愛いとか、あの娘は誰其と付き合っているなどという若者らしい会話で盛り上がっています。そんな中、一人の若者が
「最近入った宮田さんってさあ…美人だと思わねえ?」
 と、少し声を潜めるように言いました。その言葉を聞いた瞬間私の胸は、ドキリとしました。宮田は私の姓です。まさか妻の事ではないよな…という私の思いとは裏腹に、
「宮田祐子ちゃんだろ?可愛いよなあ…人妻なんて信じられないよ」
 と、別の若者も同調します。間違いありません、妻の事です。私は彼等に気付かれないように聞き耳を立てました。
「旦那が羨ましいよなあ…きっと毎晩やってんだぜ」
「うわっ、やべえ!想像したら興奮して来た!」
「スタイルも良くて胸も大きくて美人で、そのうえ人妻だもんな~たまんねえよ!」
 妻は今年で35歳です。私は、20代前半と思しき彼等のような若者が妻を性の対象として見ている事に驚きを隠せませんでした。
 私の存在を気にも止めず、若者達の会話は更に過激になって行きました…。
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