妻と男の物語


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嘘と真実10

[Res: 8768] 嘘と真実10 沢木 投稿日:2010/02/13 (土) 16:06

 どうする…どうする…?私は妻を目の前に夕飯を取りながら、逡巡を続けていました。いっその事、私の聞いた話を全て打ち明けようか?しかし私の知った事が事実なのか、それとも只の作り話なのか、判断出来ないまま話をしても妻との関係に亀裂が入るだけかもしれません。迷いに迷いましたが、結局いつも通りに振る舞う祐子に何も告げる事は出来ませんでした。
 楽し気に話しをする唇…白いブラウスを押し上げる胸…タイトスカートに張り付いた尻…。祐子の身体から発せられる、熟した女の色香が私に不毛な妄想を抱かせます。妻が若い男達に媚び、哀願し、奉仕し、肉体を差し出す…。熟れた大人の女が醸し出す妖艶な魅力に、男達は歓喜し有り余る性を爆発させる事でしょう。底無しの性欲を妻の肉体にぶつけ、幾度と無く白濁液をぶちまけるに違いありません。顔に、咥内に、胸に、背中に、太股に、膣内に、全身に汚液を擦り付け一匹の雌に堕ちるまで嬲り尽くされる祐子…。私の妄想は、尽きる事なく明け方まで続きました。
(これは…期待なのか?いや違う!)
 私の中に芽生えた常軌を逸した感情を持て余し、満足に眠る事さえ出来なかった私。寝不足のまま朝を迎えました…。


 私の不安をよそに仕事は多忙を極め、あらぬ妄想を掻き立てられる暇もなくあっという間に一日が終わろうとしていました。そして夕方になり、ようやく仕事が一段落した時の事です。妻から恐れていたメールが届きました。
『今日は残業になりそう(泣)決算日のせいなのか仕事が多いの。ごめんね、先にご飯食べてて』
 昨日聞いた男達の策略に嵌まったのか、それとも只の偶然なのか…。私の鼓動は一気に高まりました。考えていても答えなど出る筈もありません。途方に暮れながら、妻のいない家へ独り帰りました。侘しい食事を済ませ、自室に篭る私。自分専用に使用しているノートPCを開き、何をするともなく時間を潰します。気持ちが落ち着かず、いつの間にか普段はあまり見る事のないアダルトサイトを閲覧していました。人妻専門のサイトに辿り着いた私は、淫靡な画像や文章を読み進めて行きました。浮気、寝取られ、スワップ、乱交、調教など刺激的な内容が目に飛び込んで来ます。旦那ではない男に貫かれ、悦楽の表情を浮かべる女性。幾人もの肉棒に奉仕をしながら涙する女性。それら全てが妻の姿と重なり、ますます不安が増幅します…。
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  1. 2013/11/14(木) 11:42:52|
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