妻と男の物語


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裏切りから~背徳、そして歓びへ④

[1832] 裏切りから~背徳、そして歓びへ④ 魅せられた男 投稿日:2007/04/11 (水) 09:41
裕美子の身体は、硬直したままだ、動くことが出来なかった…。
冷静でいられたなら、振り向き様に平手打ちを浴びせる事も、怒りの眼差しを向ける事も出来ただろう。
だが、今は自分の身に何が起こっているのか、
纏まりの無い、思いと感覚とが、一度に頭の中に入り込み、混乱してしまっている中で、必死で状況を把握しようとしていた。
そんな裕美子の心中とは裏腹に、孝志の愛撫は止まる事は無かった。
愛撫を加えている正体が、夫では無く、自分である事に気付いた裕美子が抵抗して来ない為、大胆な行動に出た。
孝志は、裕美子の身体に腕を差し入れ、自分の方へ抱き寄せた。
そして、秘部への愛撫を、更に強くした。
孝志の愛撫は、まるで裕美子の弱点を知り尽くした夫の様に的確にツボを押さえて、裕美子の身体を快楽の淵へと落とそうとしていた。
少しづつ状況が理解出来始めた裕美子だったが、
抱き寄せられ、見事なまでに弱点を攻撃され、抵抗する事が出来ない。
秘部への愛撫を続ける、孝志の手を捕まえるのが精一杯だった。
頭では、何とかして抵抗しなければと考えるものの、
夫との夫婦生活で、SEXの味を教え込まれた女の身体が、それを許さなかった。 今、何故こんな事になっているのか…?
!、そうだ、夫は、茂樹は何処っ…!
夫に救いを求めようと、必死で辺りを探し、振り向いた。 その時、影が視界を遮り、唇を奪われてしまった…。
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