妻と男の物語


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私の足元で…15

[Res: 1959] 私の足元で…15 わくわく 投稿日:2007/06/02 (土) 18:44
さて、続きです。


桜井は、早紀を落とすことに、全神経を集中させています。

それはそうです。
男とは、おなごを組み敷いて、おなごの乱れる様を見ながら、おなごの甘い声を聞きながら、おなごの中に射精をするのが本能ではないでしょうか。

人間、本能ばかりでは生きて行けないから、避妊をしたりするわけですが、このふたり一体、その…、避妊をどうするつもりでしょう…。
早紀と私は、付き合いだして約1年が経ちますが、彼女の中に直接出した経験はまだありません。
日頃はコンドーム、安全日と言われた時でも、生で挿入はするけれど、逝きそうになったら抜いて早紀のお腹に射精します。
まだまだ結婚出来る余裕も無く、それで早紀を妊娠させたら大変じゃないですか。
コンドーム使用は、私の早紀への気遣いです。

それが早紀は、曲がりなりにも医療関係に一歩足を踏み出したのに、避妊に対してはそれほど神経質ではないんです。

これも私の経験則ですが、看護婦さんは意外に、避妊に対し大雑把だったりします…。
誤りだったら、素直に訂正し謝罪しますm(__)m。

そして今は、桜井がイケイケで、避妊のことなどを考えている様子はありません。
自分の高みに向けて、必死になっているように見えます。
そして早紀も、桜井の勢いに押されて受け入れてしまう恐れがあります。
純粋な、オスとメスの生殖行為です。

私が真性の寝取られなら、この状況はたまらない興奮剤だったでしょう。
でも…。


桜井は、時折姿勢を直します。
まさか、早紀のあそこだけを集中して弄うわけにも行かないのでしょう。
なぜなら、目の前には人一倍可愛い顔があり、その中には整ったパーツが配列されているのです。
それらも愛でずして、どうしましょうか。
耳たぶを咥えたり、眉毛をなぞったり、瞼に舌を這わせたり、頬にキスしたり…。
そして、桜井のキスに応えてくれる、やらかな唇があり舌があります。

胸には、キュートな顔に似つかわしくない、ボリューム感のあるふたつの乳房があり、その頂には蕾のような乳首が待っています。
脇の下だって、柔らかな産毛が生えているだけで、舌を這わせれば身体を捩りながら感じてくれます。
へその下のヴィーナスの丘と言われるラインだって、その曲線のなだらかさはミロのヴィーナスにも負けていないと思います。
そして、あそこです。
毛が少なくて、それほど男性経験のない蜜壷は、蒼い果実を思わせながら、徐々に花開いて来ています。

現に今回も、桜井は早紀の蜜に誘われ舌を這わせようとしましたが、シャワーを浴びていない、汚いと、早紀の頑なな態度に諦めたのでした。

そんな誘惑がたくさんあるのですから、桜井の身体や手は忙しなく動くことになり、お互いの性器を合わせておくことなど、不可能なことなのです。
そして離れたことに気が付いては、また合わせる。

いや先ほども、愛撫はしましたが、私が起きるのを警戒しながらのものでした。
あそこへのあてがいを許してもらった今は、そんなことを気にしている余裕などなくなったようです。
それだけ、早紀に夢中なのです。

早紀も、そんな桜井の愛撫に、身体を任せて感じています。
私に言わせれば、その動きは、全身が性感帯にでもなってしまったようです。

太い指も出動し、早紀の蜜の中をかき回します。
しとどに濡れているようで、ヌッチャヌッチャと指の動きに合わせ、隠微な音を立ています。
そしてたまらないのは、それを受けながら感じている早紀の横顔です。

愛撫に、どのくらいの時間が費やされたのでしょうか…。
ついに桜井は、また早紀に覆いかぶさると、決定的な言葉を口にしました。
「早紀ちゃん。
俺のを早紀ちゃんの中に入れたい。
そして、愛し合いたい」
「あああ」
早紀も、そのストレートな求愛に、身体と言うより頭が痺れているようです。

(いよいよダメか…)
体中の力が抜けて行き、脱力感を覚えました。
心が、虚しくなりました。
切なくなりました。

でも、あそこだけは、体中の血が集まり、輪ゴムで締め付け血の戻りを阻止したように、いきり立っています。

ばかな、私です…。
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