妻と男の物語


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私の足元で…22

[1986] 私の足元で…22 わくわく 投稿日:2007/06/07 (木) 19:24
桜井のペニスを深く受け入れたくて、早紀は自ら腰を使っています。
「ああ、気持ち良いよ…。
早紀は?」
「良い…」
「俺も動くね。
合わせよう」
コクリ。

桜井は、動きを再開します。
桜井が腰を進め、早紀がそれを受けます。
最初はぎこちない動きも、しばらくするとタイミングが合って来ました。

見ていると、その様子は餅つきのようです。
早紀は臼で、桜井は杵です。

ふたりの動きに合わせて、桜井の睾丸が早紀の蟻の戸渡り辺りを打つのでしょう、ペッタン、ペッタンと言う音がします。
一緒に、クチュックチュッと言う、早紀のあそこが桜井のペニスを迎えて奏でる喜びの音も聞こえます。
赤く頬を染め、切なそうにあげる早紀の、はああん、はああんと言う押し殺した声。
そして、ギッコギッコと、桜井の脚に押されてきしむ台所の扉の音。
私に取っては、辛いえっちな4重奏です。

桜井の腕を噛む早紀の口は、自然と離れてしまいます。
「はああん、はああん」
と一際、切なくて甘い声が漏れます。
桜井は慌てたように両手で早紀の頬を挟むと、唇を合わせます。
早紀は、しがみつくようにして、桜井の舌を吸います。
その頬が、へこんだり膨らんだりしています。

夢中な早紀の腰の動きが早くなり、桜井もそれに合わせます。

しばらくすると息が苦しくなったのか、ふたりは唇を外し肩で息をします。
その間も、ふたりはゆっくりと動いています。

桜井の手が、早紀の大腿に伸びます。
何も言わずに、早紀の大腿を持ち上げると、早紀は桜井の大きな腰に大腿を回します。
これで早紀と桜井の身体の動きに、一層の連動感が生まれます。
桜井が腰を突くと、早紀も一緒に揺れます。
悩ましくも、切ない眺めです。

ふたりが結ばれて、30分以上は経っているでしょう。
私なら、既に終わっている時間ですが、桜井はまだまだ余裕がありそうで、相も変わらずゆっくりと動いています。

と、突然、早紀が乱れました。
「はあああああ。
だめ…。
だめ…」
「何がだめなの?」
早紀は苦しそうに、頭を振ります。
それを桜井が、早紀の頬に自分の頬を押し付け、早紀の顔を私の方に向けさせます。
一瞬、ふたりと目が合ったかとひやりとしました。
「いやっ」
「ねえ、何がだめなの?」
「分らない」
「逝きそうなの?」
「分らない…」

早紀は、桜井との睦言で、逝くことを知らないと吐露しています。
「じゃあ、俺が逝かせてあげる」
桜井は、自信たっぷりに言っていました。
小一時間ばかり前のことです。

桜井の首に回した早紀の手が、桜井の頭を凄い力で引き寄せています。
「ああん、だめ、だめ。
おかしくなっちゃう~」
大きな声が出てしまいました。
「痛い!」
桜井の声です。
早紀が、桜井の肩を噛んだのです。

直ぐに早紀は、大きく仰け反ると桜井の下で動かなくなりました。
桜井は、早紀を見下ろしながら、優しく見つめています。
もう、腰の動きは止めています。
「早紀、愛しているよ」
そう言うと、早紀の額に静かに唇を寄せます。
そしてそれは、早紀の眉毛、瞼、鼻、頬、唇と移って行きます。
早紀の腕は、桜井の首を離れ、畳の上に落ちています。
そして脚も、長く伸びています。
「早紀…。
逝ったようだね」
早紀の髪の毛を撫でながら、囁きます。
早紀は、まどろみの中、何も答えられないでいます。

[Res: 1986] Re: 私の足元で…22 kk 投稿日:2007/06/07 (木) 23:28
何時も楽しく読ませて頂いています。ところで実際にこの二人は結婚したのでしょうか?

[Res: 1986] Re: 私の足元で…22 わくわく 投稿日:2007/06/07 (木) 23:55
kkさん、どうもです。
ネタばらしになりますね…(笑)

結婚はしませんでした。
これも、終わりの方に書きます。

よろしくです。
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