妻と男の物語


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私の足元で…33

[Res: 2017] 私の足元で…33 わくわく 投稿日:2007/06/17 (日) 11:31

「はああ、はああ。
なんか変。
なんか変…」
早紀の様子を見ながら、なおも腰を打ち続ける桜井です。
それにあわせ、早紀の声も切羽詰って来ました。
「ああん、ああん」
「ふん、ふん、ふん」
桜井は、踏ん張ります。
「逝きそう…。
逝きそう…」
「もう少し…、待って…。
ふん、ふん、ふん」
「あ~ん、あ~ん、あ~ん」
早紀の頭が、忙しなく左右に動いています。
桜井の肩に回されていた手は、桜井の腰に下りて、強い打ち付けを催促するように引き寄せる動きを見せています。
そして、早紀の脚は、桜井の大きな腰に絡みついてしまいました。
中だしを拒絶していると言うのに、これでは逆に桜井の腰を逃すまいとしているように見えます。
「ふん、ふん、ふん。
早紀…、逝くよ、逝くよ」
腰が忙しなく動きます。
「逝く、逝く、逝く~。
な、中は…、
ダ…、
あううう」
早紀の身体が、ピンと硬直しました。
と、桜井がそれを追うように
「おおう」
声を押し殺し、自らの腰を早紀の腰に強く押し付けました。
射精の始まりです。
顔を仰け反らせながら
「うっ!」
また
「うっ!」
「うっ!」
声と共に、腰を早紀に押し付けています。
2度、3度繰り返したでしょうか、
「ふううう」
深く息をすると、早紀の身体に覆い被さりました。
「はあ、はあ、はあ」
肩で息をしています。

早紀は…。
桜井の大きな身体に覆われて、様子が覗えません。

とうとう早紀の奥深くに、初めての精子が侵入してしまいました。
ついに、陵辱されてしまいました…。



(それにしても…)
私の気持ちは、その時に決まりました。
早紀は、もう私のものではありません。
桜井のものかも知れません。
いや、違うかも知れない…。
それは、早紀しか分らないことです。
この苦しみの結論は、早紀の手に委ねよう。
このまま、このことがなかった振りして私と付き合うと言うのならそれはそれで良いし、私に隠れて桜井と関係を続けると言うのも、許しましょう。
はっきりと、桜井が好きと言われても甘受しましょう。

なぜか、無性に眠くなりました。
現実を逃避したいがための、防御本能なのかも知れません。
本当は、悔しいのに…。
哀しいのに…。
辛いのに…。
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