妻と男の物語


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私の足元で…35

[Res: 2017] 私の足元で…35 わくわく 投稿日:2007/06/20 (水) 12:22


早紀のあそこに手を伸ばした桜井です。
「何あてがってるの?
ティッシュ?
それじゃあ、あそこにくっついちゃうよ」
流石、中だし名人の桜井です。
過去に何度も、経験したのでしょう。
確かに、あそこにティッシュが付くと後始末が大変です。
「俺が拭いてあげる」
「自分でやります」
「そう言わないの。
濡らしてくれる?」
早紀は言われるままタオルを洗い、固く絞ると桜井に差し出しました。
「さっきみたいに、横になって」
横になると
「脚を開いて」
「恥かしい…」
蚊の泣くような声です。
「さあ」
桜井はスカートを捲り上げ、早紀のあそこに手を伸ばします。
「あん」
「早紀のここにキスしたい。
それに、もっと明るいところで見たい…。
でも、蛍光灯点けられないしね。
日曜日までのお預けだ。
我慢する」
丁寧に拭いているようです。
早紀は、気持ち良さそうな表情を見せています。
「おっぱいも拭かなくっちゃ」
みしっ。
畳のきしむ音です。
大きな身体なのに、桜井は軽々と立ち上がり、タオルを洗います。
そして、早紀のブラウスをはだけ、形の良い胸を拭き始めました。
「どう?」
「冷たくて、気持ち良いです」
「脇の下、上げて…。
日曜日には、うんと可愛がってあげるよ。
色々なところ、舐めてあげる。
ここもね」
「あん」
手がまた、スカートの中に伸びます。

「さあて、そろそろ寝なくっちゃ。
俺は、ここに横になるよ」
ふたりが愛し合った場所を、指差しています。
「嫌だけど…。
早紀は古の横に寝ないと不味いだろう…」
「私も…。
悪くって…」
「いっそのこと、ふたりで並んで寝ちゃう?
古、びっくりするよ」
「ダメです」

中だしで、桜井のDNAが早紀の身体に回ったのでしょうか、彼に対しなぜか従順に見えます。
やはり、女性にとって、いや男性にとっても、直接精液を浴びる浴びせると言うことは、大変なことなのです。

早紀は、私の背中の方に横になりました。
風が動いた時、なにか隠微な匂いがしたような気がしました。

桜井の顔は、早紀の足の方にあります。
「古の足の匂い嗅ぐの嫌だからね。
早紀のだったら、ほ~ら」
「あ…。
くすぐったい」
桜井が、早紀の足の匂いを嗅いだのでしょうか、早紀は身体を捩っています。

寝取られた私は、結局何もすることが出来ませんでした。

しばらくは、身体がぷるぷる震えるような感じがして、とても眠れそうにないと思っていましたが、その内頭と身体がだるくなって来ました。
疲れました…。
気持ちも身体も、ぼろぼろでした。
桜井は、私より先に寝入ってしまったようです。
足元から、軽いいびきが聞こえて来ます。
きっと心地良い疲れが、彼を包んでいるのでしょう。
人の彼女を征服したのですから…。
好い気なものです…。

最後の私の意地…。
寝返りの振りをして、早紀の方を向こうかどうか…。
でも、他の男の精液を受け入れ、喜びの声を上げた女を見ることは出来ませんでした。
やるせなさや、後悔だけがひとりで走って行きます。
私は取り残され、布団の上で丸まるばかりです。
酔っていて、睡魔に襲われていたのに、目の前で繰り広げられている光景を見逃すまいと無理に起きていた私です。
その内、睡魔が襲って来ました。
と、遠のく意識の中で、何かが動きました。
「なお…。
ごめんなさい…」
早紀です。
私の背中に向って、呟いたのです。

私の耳は、確かにそれを聞きました…。




目を覚ますと、外はもう明るくなっていました。
顔の周りが、アルコールやら嘔吐物やらの嫌な匂いがして、口の中もネバネバが残っていました。
うがいをしようと上体を起こしました。
昨晩、あれほど辛い思いをしたはずなのに、早紀と桜井のことをうっかり忘れていました。
(飲みすぎたなあ…)
そんな能天気なことを考えていました。
(ん?
そう言えば、早紀と先輩、泊まったんだっけ)
と同時に、昨晩のことが悪夢の様に蘇って来ました。
(いや、夢だよ。
それにしても、悪い夢を見たなあ…)
いや、現実だとは分っています。
せめてもの、私の抵抗です。

部屋を見回すと、ふたりの姿がありませんでした。
(?)
部屋は一間しかないので、隠れられるはずがありません。
もしかしたら、朝から催して押入れかトイレでつながっているわけじゃあないでしょうね。
そんなことを考えた自分に苦笑いしながら
「早紀?」
と言いながら、トイレと押入れを明けました。
が、誰も入っていませんでした。
形ばかりの小さな玄関を見ると、私の靴しか見当たりません。
(えっ?
帰っちゃった?)
そんな不安が、私を襲いました。
ドアを開けて外を見ましたが、ふたりはいませんでした。
部屋に戻り、この急に訪れた現状にうろたえながら、それでも用を足し、洗顔と歯磨きをしました。
柱にかけた鏡を見ると、赤らんでみっともない顔の私が写っていました。
(さらわれちゃったの?)
充血した目を見て、呟きました。

時計を見ると、10時近くでした。
ふたりを追う気にもなれず布団の上にへたり込んでいると、外から人の声が聞こえました。
早紀と桜井の声です。
ドアが開き、早紀が入ってきました。
昨晩、何事もなかったような爽やかな顔でした。
「お早う。
起きたの?
大丈夫?」
「どこ行ってたの?」
いつも交わす会話ですが、何かぎこちない気がしました。
「桜井さんと、コンビニ行って来たの。
ほら二日酔いには、トマトジュースでしょ。
お金、桜井さんに出してもらっちゃった」
早紀の後からにゅうっと桜井が入ってきました。
「おう。
大丈夫か?
昨日は、大変だったな。
覚えてる?
何度も起きたの」
「いや…。
全然、覚えていないです…」
「吐いたことも?」
「はあ…。
迷惑掛けてスミマセン」

桜井は、早紀を見ました。
早紀もちらっと見たような気がします。
きっと、私にばれていないと安心してのアイコンタクトだったのでしょう。

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