妻と男の物語


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私の足元で…34

[Res: 2017] 私の足元で…34 わくわく 投稿日:2007/06/17 (日) 20:59

私は、朦朧としたままで、ふたりを見ていたように思います。
もう、なにをする気力もありませんでした…。

桜井は、腕立て伏せのようにして、自分の上体を浮かせました。
隠れていた早紀の身体が、見えるようになりました。
先ほどと同じように、両手両脚を投げ出しています。
やはり、桜井同様、肩で息をしています。
うっすらと目を明けながら、桜井を見上げています。
その顔は、心地良さそうに見えます。
「ねえ、早紀?」
早紀は、余韻に浸っていたいのか、声を掛けられたことに少し当惑したような様子です。
「ごめん…。
中に出しちゃった…」
「…」
「責任取るから」
責任を取ると安易に言いますが、どうやって取ると言うのでしょうか。
早紀は身体は許したものの、気持ちを許したわけではありません。
まあ、これほどまで乱れたのですから、知らぬ振りができないと言うか、身体が求めてしまうかも知れませんが…。
「ねえ、触ってご覧」
桜井は、射精したと言うのに、まだ元気なようです。
早紀の中に入ったままです。
困った30歳です。
まあ、こんな私でも、新鮮な相手だと2回ほど続けても平気ですが…。
早紀のだらんと伸びた腕を掴み、ふたりのまだ結ばれているところに運びます。
「ほら」
「あん」
「ねっ。
早紀の中に、俺が入っている」
「…」
「これなんだか、分る?」
「…」
「早紀の愛液と、俺の精液が混じったものだよ。
とろとろだよ」
と言って、その液を指につけたのでしょうか、ふたりの顔のところに持ってきます。
「匂いをかいでご覧」
「いやん」
「ほら」
早紀の鼻先に指を持って行きます。
「ふたりの愛の証しだよ」
「あん」
桜井は、また少し動いたようです。
「早紀は、俺の女になったね。
だって、俺の子種を受け入れたんだもの」
「…」
「今度こそ、まじめに聞くよ。
付き合ってくれるね?
古とは、直ぐには別れなくて良いから。
ね?」
こくっ。
「じゃあ、愛しているって言って」
「愛してます…」
「今度は、覆すのはなしだよ」
「はい」
「嬉しいよ。
日曜、また会いたいな。
古には、何か理由を付けたら良いじゃない。
急用ができて、帰らなければならなくなったとか。
ねえ、やってくれる?」
「はい」
「可愛いよ、早紀。
ずっとこうしていたいけれど、そろそろ寝なきゃ。
ああ、別れが辛い」
「くすっ」
別れって…。
桜井の大げさな物言いに、少し笑いを取り戻したようです。
「でも、身体ベトベトになっちゃったね」
「清拭します?」
「えっつ、正式?
な、なに?」
「濡れタオルで身体を拭くことです」
「早紀が、拭いてくれるの?」
「はい」
早紀は、よろよろと起き上がりました。
「大丈夫?」
先ほど、声を押し殺すために咥えていたタオルを、水道水で濡らし始めました。
それを固く絞り、桜井の身体を拭いて行きます。
「おお、ひんやりして気持ち良い」
流石に、桜井のペニスのところでは少しばかり戸惑いがあったようですが、何しろ自分を可愛がってくれた桜井の分身ですから、愛着が沸いたのか大事そうに扱い始めました。
落ち着いて、すこしばかり小さくなっていましたが、早紀の指が触れると、それはたちまち形を整えました。
「これ…」
戸惑っている、早紀です。
「ごめん。
早紀のことを考えると、大きくなっちゃう。
でも、もう今日は我慢するよ。
その代わり、日曜日はうんと可愛がってあげるからね」
桜井の指が、早紀のあそこに伸びています。
「あん」
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