妻と男の物語


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私の足元で…62

[2267] 私の足元で…62 わくわく 投稿日:2007/07/23 (月) 21:22
なおが、昨晩のことを気付いたのでは…。
その心配はありますが、まさか早紀からは聞けません。
ただ急に、なおのペニスが起たなくなったのですから、早紀と桜井のSEXの場面を見てショックのあまり、一時的なインポテンツに陥ったとは十分に考えられることです。

なおに気付かれたか気付かれていないかはともかく、早紀ひとりで桜井と会って決着を付けなければなりません。
なぜなら、なおが一番好きだからです。

翌朝、早紀はなおに嘘まで付いてアパートを出ます。
その顔は、鬼気迫るものがありました。
一方桜井は、早紀を初めて頂点に導いた男であり、早紀の中に初めて精子を注ぎこむ名誉を与えられ有頂天もいいところ、彼女は必ず待ち合わせ場所に来ると確信しています。
ところが目の前に現れた早紀と言えば、青ざめた顔をしてうつむいています。
優しく声を掛けますが、一昨日乱れに乱れて桜井の背中にしがみつき、肩を噛んで声を抑えた人物とは思えない沈みようです。

早紀は当初、桜井のペースに持ち込まれる前に、交際の申し込みを断り早々に帰ろうと考えていましたが、一度ならずとも二度も身体をあわせ、今までにない快感に導いてくれた男性ですから、無碍にすることも出来ないでいます。
話をしている内に、いつの間にか桜井のペースに引きずり込まれ、昨晩のえっちでなおが起たなかったことなどを話してしまいます。

昨晩は、なおのいつもより丁寧な愛撫を受けてペニスの挿入を望んだ早紀ですが、それが叶わなかったものですから身体にはまだ疼きが残っています。
桜井の逞しい身体を見ていると、逞しいペニスで疼きを納めて欲しいと言うような感情も沸きあがり、早紀の心は自分自身の身体の欲求と葛藤します。

ふたりのえっちをなおに気付かれてしまったどうしよう…、と言う早紀に対し大丈夫と言う桜井です。
いいえきっと気付いてます!と大きな声を出し、桜井に指摘され我に返ります。
そして、こんなところで話す内容ではない、場所を変えようと言われ、どこに行くのか分っていながら桜井の後についていきます。
最初は後を歩いていました。
どうしてこうなるの?
と、何度も何度も自分に問いかけながら。
でもその内、桜井に横に並ばれ、肩を引き寄せられ腕をかけられてからと言うもの、鼓動の早鳴りを止めることができませんでした。

ああ、これから抱かれるんだわ…。

歌舞伎町では、朝でも肩を組んで歩くカップルなどたくさんいて、特に違和感はありません。
誰もふたりに、奇異の視線を浴びせることもないのです。
桜井にぐっと引き寄せられ、足がもつれた時には、あそこがかなり濡れている事を自覚しました。
歩くのさえ、気だるくなって来ています。
でも、早紀の中の良心が、(いけない。付いていっちゃいけない)と精一杯囁きますが、早紀の身体が桜井との何かを期待しています。

桜井とのSEXを知るまでは、早紀は受身だったと言えるでしょう。
SEXで早紀自身も気持ちは良いけれど、なおに喜んでもらいたい。
なおが喜んでくれるなら…。
そんな気持ちが支配していました。
が、桜井とのSEXを知った今は、自分自身もその快感に浸りたい。
無意識の内に、そんな風に変わって来ているのです。
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