妻と男の物語


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禁断の果実①

[2344] 禁断の果実① 角笛 投稿日:2007/08/27 (月) 02:44
(1)
 「相談したいことがあるとのことでしたが、どういったご用件でしょうか?」
応接間のソファーに腰掛け、柏木孝太郎は口を開いた。折り入って相談したいことがあると懇願されて
孝太郎は妻の芙美子を伴って宝力部長宅を訪問していた。
「休みのところ申し訳ないね、柏木くん。それと奥さんも」
50代に入ったばかりの宝力は年の割りには若々しい容貌で、「今日は家内が留守なので、あまりおかまいも
できず申し訳ないが……」
と言いながら人数分のコーヒーをテーブルに運んできた。
「そんな。どうかお気遣いなさらずに……」
と芙美子が答えた。宝力は、そう言ってくださると助かります、と言いながら孝太郎と芙美子の向かいの席に
腰を下ろした。
「ちょっと言いにくいんだが、相談というのはアレに関することでねえ……。単刀直入に言うと、
お恥ずかしいんだが、最近アッチの方の元気がなくて、家内ともギクシャクしていてねえ……。」
宝力部長の意外な言葉にどう反応していいのか、孝太郎と芙美子は顔を見合わせた。
宝力は頭を掻きながら、
「先日の柏木くんの話を聞いて、ダメで元々とお願いするに至った次第なんだ……」
と言った。

(2)
 「先日の私の話? 何か言いましたでしょうか?」
記憶の糸を手繰りながら、思い当たることのない孝太郎は宝力に尋ねた。
「うん。このあいだの宴会のときに、きみの町内の会合―体振だったっけ―での顛末を話してくれたよねエ。
ほら、奥さんが大変な目に遭って、その姿を見て興奮してしまったという……」
と宝力は答えた。
「えっ、あの話(甘い香りの罠 -芙美子堕ちる- 参照)をよその人にしたの?」
と芙美子が驚きの声を上げた。
「えっ。うっうーん。このあいだの宴会で酔っぱらったときに、どうもしちゃったようで……。
でも話をしたのは宝力部長にだけだよ。たぶん……」
と孝太郎が答えると芙美子は、もう知らない、と言って顔を赤く染めた。
「まあまあ、どうかケンカしないでください」
と言うと、宝力は少々かしこまって本題を切り出した。
「きみらの結婚式で奥さんのことは拝見していたので、町内会での間違いも納得できたし、今回これから言う
お願いをする気にもなったのだよ。柏木くんの奥さんは美しいだけでなく、スタイルも素晴らしいし……」
宝力は孝太郎と芙美子の両方の顔を交互に見ながら話しかけてきた。
「それで、いったい何をすればいいのですか?」
との孝太郎の問いに、宝力は、
「奥さんの魅力で、私の男としての機能を取り戻させて欲しいのだよ」
と答えた。

(3)
 「このあいだの宴会のときに、きみは言ったよね。奥さんが町内の男たちに玩具にされてるところを見て
興奮し、不覚にも射精してしまったと。いや、何も私はきみの奥さんを玩具にしたいと言っているのでは
ないよ。奥さんに艶かしい姿を披露していただいて、それで私のナニが勃起すればいいのになあ、という
それだけの願望なのだよ。きみには当然、成り行きを見ていてもらったら結構だし、奥さんと二人っきりで
密室でどうこうしようなんて気はないからね」
と宝力は付け加えた。
「私が成り行きを見ていていいんですね。ほんとですね。芙美子に酷いことはしませんよね」
と孝太郎が言った。目が据わっていた。
「えっ、あなた、そんな。困るわ、わたし」
と芙美子は動揺していた。
「おお、許可してくれるかい、柏木くん。ありがたい。奥さん、どうかよろしくお願いします。
このおっさんの、男としての名誉を回復するためにどうか協力してください」
宝力は芙美子の両手を握り、目でも訴えてきた。「さあ、どうぞこちらへ」
手を引き寄せられて、芙美子は宝力の隣の席に移動した。孝太郎に対して斜め向かいの席だ。
「いやあ、近くで見るとますます美しい。色が白いですねえ。確か24歳でしたよね。瑞々しい肌だ。
ほんと、柏木くんがうらやましい」
孝太郎を一瞥するとすぐに芙美子に向き直り、宝力は芙美子に目の前に立つよう指示した。
芙美子の全身を下から舐めまわすように見ながら、
「素晴らしいボディですね。奥さん、身長とスリーサイズを教えていただけますか?」
と訊ねてきた。芙美子は恥ずかしそうにモジモジしながら、
「身長168センチ、スリーサイズは上から91-56-89です」
と答えた。
「おお、なるほど。すみません、ついでに胸のカップ数も教えていただけますか?」
「Fカップです」
「ほほおー、Fカップですか。素晴らしい曲線を描いているわけですねえ。そうですか、Fカップですか。
ボリューム満点のおっぱいですねえ。ちょっと揺らしていただけますか? ありがとう。たまりませんねえ。
ちょっと向こうを向いてお尻の方も見せてもらえますか? そして少し腰を振ってもらえますか?」
芙美子は言われたとおりに向こうを向くと、宝力の目の前で腰をゆっくり振り始めた。
「素晴らしいヒップラインですねえ。これ以上ないというぐらいきつく絞り込まれたウエストから腰にかけて
のラインが絶妙です。たまりませんわ」
と宝力が感嘆の声を上げた。今日の芙美子はボディコンシャスとまではいかないが、結構体のラインに
フィットした淡いピンク色のワンピースを着用していた。56センチに絞られたウエストから89センチの
ボリュームを誇るヒップへのラインは、官能的で美しい曲線を形成していた。それが扇情的にくねらされる
光景を見て勃起しない男はよほどの重症であろう。
「部長どうですか? 反応の方はいかがですか?」
と孝太郎が訊くと宝力は、なかなかいい感じになってきたよ、と返事してきた。
「柏木くん、素晴らしいよ。きみの奥さんは最高だよ。しばらく元気のなかった私の男の部分に
どんどんエネルギーが注入されていくような感じだよ。少しだけ奥さんをさわらせてもらえるかい?」
「えっ。部長さん、ダメです。困ります」
と芙美子が返した。
「奥さん、そんなことを言わないで。ねっ? 頼みますよ。なあ、柏木くん、少しだけならいいよね?」
としつこく宝力は食い下がった。
「フミちゃん、少しだけの辛抱だよ」
と孝太郎が容認すると、待ってましたとばかりに宝力は、まず芙美子のおっぱいに手を伸ばした。
「あなたァー。あっ」
という芙美子の反応を尻目に、宝力は両手で左右のおっぱいを同時に揉みしだいていた。
「おお、柔らかくてこのボリューム。たまらん。ほんと、たまらんゾ!」
宝力は感動しながら右手を芙美子の尻に移し、撫ぜ始めた。
「あっ、部長さん、そんなに激しくさわられると……。あっ、アン。あなたー」
芙美子の声がだんだん艶っぽくなってきていた。
「奥さんの髪、少し茶色がかっていて、柔らかくて、ナチュラルなウェーブがセクシーですね。」
と言いながら宝力は芙美子の髪をかきあげて、耳を撫ぜた。
「あっ、そこ。耳はダメ。あっ、あー」
芙美子の反応がますます艶っぽさを帯びてきた。官能スイッチの入る一歩手前といった感じだ。
同時に、孝太郎のイチモツも硬さを増してきていた。芙美子が宝力部長に嬲られている光景を見て
興奮し始めていたのだ。孝太郎も、寝取られ願望スイッチの入る一歩手前にあったのだ。
(続く)
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