妻と男の物語


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半フィクション

[3153] 半フィクション GO夫 投稿日:2008/01/04 (金) 17:31
★初めてなんで読みづらいと思いますが、よろしくお願いします。★

妻 奈津子は当時22歳、色白で持田香織をふくよかに色っぽくしたような女だ。
背は160cm体重は51キロやや太めでムチムチした体、肩までの茶髪にいつもは
白いニットとグレーの膝上(腿中間くらい)スカートにブーツといったような格好
をしている女だった。

家から近所のショットバーでフリーターとして働いていた。
酒を飲むのが大好きな奈津子は、皆で飲んでカラオケで騒ぐといった、お決まりだが
普通の夜遊びが好きな女だった。

そこのバーは、小太りで気さくな元ヤン的雰囲気を持ったマスターと
奈津子と同じ歳の気取ったシャイなバーテンと他に、奈津子と同じように
働くウェイトレスが2.3人のこじんまりした感じの店だった。

店はいつも常連さんや、新規の若いお客さんでソコソコ賑わっていた。
酒好きなマスターだからか勤務中に酒を飲むことを許されていて、お客さんが
「飲みなよ」とウェイトレスにご馳走してくれる事もよくあった。

流石に客の横に座って飲むようなお店ではないが、暇な時などはカウンター越しで
ウェイトレスを独占できるので1杯数百円のバーにしては楽しめるお店だ。

ウェイトレスは白シャツに黒のキャミといった格好で、原色のブラだと透ける意外は
特に色気もない格好だ。

ある秋の日の事、奈津子が働いている日に二人組みの若い男性客が来た。
この日は暇だったが二人はカウンターに座り、奈津子に話をかけながら
酒を楽しんでいた。一人は小柄でイケメンな気が利く感じの青年で営業職、
もう一人はガタイとイケイケで乗りの良いトラック運転手だった。
小柄な男が自分は藤田、大柄な男は田中と奈津子に紹介をした。

二人はもともと隣町の中学の同級生という事で、歳は奈津子の3つ上の25歳
今日は給料日後という事と、藤田が彼女と別れたということもあって久しぶりに
会って飲むことになったらしい。

歳の近い3人はすぐに打ち解けて、藤田の恋愛話に盛り上がった。

藤田 「ナッチャン!女の子に好かれる方法を教えてくれ」
奈津子「えぇ って急に言われてもねぇ・・・」
田中 「お前それって遠まわしにナッチャンに好かれる方法探ってねぇ?」
奈津子「えぇ??そうなの?って言うか私理想高いし・・・その人次第って感じ・・・」
田中 「おいおい、藤田、告白前に振られてるよ。ハッハッハ ホントダメだなお前は!」
藤田 「もぅ~ え~よ 何とでもいってくれ!」

そんな他愛もない話が続き、 

田中 「ナッチャン今日何時まで?」
奈津子「お店も私も23時までです」
田中 「そうか、そしたらそろそろ俺ら向かいの居酒屋に移動するけど、ナッチャン
    終わったら一緒に飲まない?っていうかコイツ落ちてるし一緒に飲んでやってよ」
奈津子「う~ん。わかった終わったら向かいのお店に行くよ」

2人は向かいの居酒屋に移動した。

二人は居酒屋で奈津子を待ってる間、ビールを2杯頼み

田中 「かんぱーい!!」
藤田 「お前テンション高いなぁ?俺別れたばっかだっていってんのに何に乾杯するんだよぉ」
田中 「アホ!ナッチャンゲットしたろぉ」
藤田 「ゲットってただチョット可愛い子と飲むだけじゃん」
田中 「だってぶっちゃけナッチャンおまえの元カノより可愛いと思うし・・・」
田中 「お前がそんななら俺頂いちゃうよ?笑」
藤田 「まぁそうだけど・・・」
田中 「んだよぉ!まんざらでもないんじゃん、じゃぁあの子二人で廻そうか?」
藤田 「バカいうなよ!おまえ」

そんな会話を楽しみ奈津子を待っていた。

一方 奈津子は可愛い系の男がタイプなので藤田に母性本能をくすぐられたのと
2人の会話とテンポの良さで、2人と飲むのを楽しみにして、お店の片づけをテキパキと
こなしていた。

「お疲れ様でした~」とマスターに告げタイムカードを押すと、そそくさとお店を出て
二人のもとへ向かいながら彼氏に電話をした。

都合良く!? 留守電だったので「今日は仲の良いお客さんと飲みに行くことに
なったからそっち(彼氏の家)行かないね。明日バイトないしゆっくり会おうね。
起きたら電話します。おやすみ」
とメッセージを残し二人の待つ居酒屋へ入っていった。

入り口が地下になっている店に奈津子は入っていった。
田中が店内の入り口付近にいる奈津子を見つけると「ナッチャン、こっち、こっち!」と
掘りごたつ形式の机から乗り出すように手を振った。

お店が空いているせいもあって、6人席に向かい合うように座っていた二人だったが
「こっちに座りなよ」と藤田が少しつめて横に座るよう田中が言った。
(予め田中の横には上着が置いてあり、ごく自然に藤田の横に座るように仕向けた。)

早速、田中が奈津子の酒を注文し、「お疲れ様~!」の掛け声とともに3人の飲み会が
始まった。

田中は酒のピッチを早めるよう場を盛り上げ、奈津子をベタ褒めして気分が高揚する様に
徹底して完全な盛り上げ役を務めた。
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