妻と男の物語


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ドルチェヴィータ①

[2976] ドルチェヴィータ① 角笛 投稿日:2007/12/19 (水) 03:14
(1)
 二日後には、また海外赴任先へ向けて発たなければならない。芙美子を置いて……。
柏木孝太郎は焦燥感に苛まれつつ、何か対策がないものかと思いをめぐらせていた。
あのようにセックスに対して危うい芙美子をひとり置いて日本を離れる前に、何か打っておく手はないものかと。

 二人の闖入者によって芙美子が弄ばれたあの日(『ニンフのように(芙美子覚醒)』参照)から
5日が経っていた。自称『強盗さま』と『テツ』によって椅子に拘束された孝太郎の目の前で
芙美子は犯され、嬲られた。その様子を孝太郎は傍観するほかなかった。
 男たちにキスをされ、身体中を舐め尽され、口の周りを精液で汚された芙美子がフェラチオする姿は
限りなくエロティックだった。口の中にザーメンを注がれ、それを飲まされもした。
膣内に放出された子種は子宮に届かんばかりの勢いで大量に注入され、芙美子は嬌声を上げた。
『強盗さま』と『テツ』は、亭主の目の前で、美しい獲物をありとあらゆる方法でしゃぶりつくした。
いや、しゃぶりつくすはずであった。しかし、途中からは様子が変わった……。
嬲られていたはずの芙美子と『強盗さま』たちとの関係が逆転していったのだった……。

 官能の扉が開かれ、ニンフォマニアとしての別人格が目覚めた芙美子は、貪欲にセックスを求め始めた。
普段の貞淑な芙美子からは考えられない姿で、逆に『強盗さま』たちを攻め始めたのだ。
制御不能となった芙美子は自ら男根をしゃぶり、男たちの上に乗って腰を振り、乳を揉みしだいていた。
『強盗さま』たちの精液の最後の一滴まで搾り尽くすと、今度は孝太郎を求めてきた。
快楽に支配され、セックスの虜と化した芙美子に孝太郎の声は届かず、孝太郎も『強盗さま』たちと同じように
精液を搾り取られていった。全くの別人格となった芙美子は、雄を求める盛りのついた雌であった。

 孝太郎はチ○ポをしゃぶられながら冷静に打開策を講じた。自分も愛撫したいから、とかなんとか言って
芙美子に拘束を解かせると、風呂場へと導いて行った。そして、水シャワーを芙美子に浴びせかけたのだ。
単純な手ではあったが効果があった。冷水を浴び、悲鳴を上げた芙美子は、しばらくすると正気を取り戻した。
まるで眠りから覚めるかのように……。
 芙美子が落ち着いた頃、孝太郎が廊下に目をやると『強盗さま』と『テツ』が互いに身体を支え合いながら
ヨタヨタと歩いているのが見えた。芙美子に精気を吸い取られた男たちは、文字どおり腰の立たない状態で
おぼつかない足取りで逃げて行った。警察か、借金取りか、ヤクザか。何から逃げていたのか知らないが、
あの様子ではまともに逃げおおせたかどうか……。
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