妻と男の物語


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愛情よりも1

[3349] 愛情よりも1 一主婦 投稿日:2008/02/23 (土) 23:05
あの登山から二週間が過ぎました。その間、隣の彼は格闘クラブの合宿に行っており、私と主人は元通りの平穏な生活を送っていました。たった一つの例外を除いて。
「うふ・・あん・・」
主人が出かけて誰もいない室内で、私は全裸になって自分を慰めていました。
この数ヵ月の彼との行為で私は、信じられないくらいに淫らな女になっていました。3日も彼のペニスを入れてもらえないと、どうしようもなく体が疼くのです。仕方なく自分の指で慰める毎日。
「あぁん・・、ちんぽ、かたいわ・・」
私は彼のたくましいペニスを思い浮かべながら、膣内に指を入れました。でも、全然彼が与えてくれる快感には遠く及びません。
『ああ・・。あの、ちんぽが欲しい・・。気を失うまで激しく突いてほしいわ・・・。』
彼に責められて、何度も気をやったことを思い出し、私はため息をつきながら服を着ました。もはや、自慰では、とても満足できません。
『主人にねだってみようかしら?』
そう考えて、すぐに首を振りました。体力といい、ペニスの固さや大きさといい、主人と彼とでは比較になりません。たとえ主人にしてもらったところで、このモヤモヤは決して晴れることはないでしょう。
『なんて、いやらしい女になったのかしら』
不意に悲しくなって、私はベッドに突っ伏しました。思えば数ヵ月前、彼を受け入れてしまったのが、全ての過ちだったのでしょうか。力の限りに拒めば良かったのでしょうか。
『いいえ!』
私は起き上がり首を振りました。彼の女になると誓った事を、私は後悔したくありませんでした。たとえ倫理道徳に反していても。優しい主人を裏切っても。彼は私が経験したことのない官能の世界を教えてくれたのですから。
ピンポーン。
玄関の呼び鈴が鳴らされました。ドアがダンダンと叩かれます。
「どなたですか?」
「奥さーん。民売新聞ですけれど、ちょっと話を聞いてくれませんか」
「けっこうです。お帰りください」
そう言いながら、ドアに鍵をかけ忘れてることに気付いて、鍵をかけようとしました。
「奥さ~ん」
ガチャリ!
私が鍵をかける前に、新聞勧誘員はドアを開けてしまいました。ガラの悪そうな中年の男です。
「話も聞かないで断るのって、失礼でしょ。」
「し、失礼なのはそっちでしょ!出ていって下さい!」
「話くらい聞けっつってんだろがよ、ああっ!」
私は男の大きな声に、首をすくめました。膝がカクカクと震えています。男はそんな私の怯える様子を、いやらしい目で楽しそうに見ています。
「半年でいいよ。ウチの新聞とって」
「わ、私のところは、毎日さんと契約してますから・・」
「じゃ、切り替えたら。ウチも洗剤とかつけるし」
そう言って男は私の手に小さな洗剤の箱を押し付けました。
「じゃ、これに書いて。ハンコも持ってきてよ」
「け、契約するなんて言ってません・・」
「あぁ?それ受け取っただろがよ。ただで物とるってのは泥棒よ、泥棒」
「じゃ、お返しします」
震える手で男に洗剤を返そうとしましたが、男は受け取りません。それどころかますます声を荒げてきました。
「んなもんいらねぇから、さっさと、ハンコ持ってこいよっ!」
「ひっ!」
私は恐ろしさに震えながらハンコを探しに部屋の中に戻ろうとしました。その時です。
「なっ、なんだよ・・」
男の慌てたような声が聞こえて振り返ると、そこには今まで見たこともないような恐ろしい顔をした彼が立っていました。
「だ、旦那さん?」
「隣の者だよ。さっきから全部聞いてたが、随分調子にのっていたよな」
「あ?関係ねぇだろ!ひっこんでろ・・あいててて!!」
彼に関節を極められた男は、簡単に外に放り出されました。
「てめぇ、オレはなぁ。怖い人とも付き合いがあんだぞ」
「そうか。こっちにもツテはある。なんなら今から呼ぼうか」
彼が携帯を取り出すと、男は顔色を変えて、逃げてしまいました。
「あ、ありがとう・・」
私がへなへなと膝から崩れようとするのを、彼が優しく抱き止めてくれます。久しぶりに彼のたくましい胸に抱かれて、私は体が熱くなるのを感じました。
「最近、あの手のチンピラ勧誘員が多いんですよ。戸締まりはしっかりして下さいね」
「うん・・」
私は言われた通りに玄関のドアを閉めると、彼を見上げました。
「奥さん?」
私は彼の頼もしさを目の当たりにして、改めて惚れ直してしまいました。それと同時に、狂おしいほどの体の疼き。私の手はいつの間にか彼のペニスを触っていました・・。
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  1. 2012/11/09(金) 11:43:18|
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