妻と男の物語


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隣のおじさん2-3

[Res: 3557] Re: 隣のおじさん2 忠太郎 投稿日:2008/03/25 (火) 21:07
〔サービス〕
勘の鈍い美幸でも、さすがに金本が、“パパのこと、勘違いしてるんだわ”ということがピンときた。
その日は、友達との約束があったので、そのまま出掛けたが、どうも、おじさんのことが気になった。友達と食事をしておしゃべりを楽しみ、子どもを幼稚園に迎えにいき、買い物をして家に戻ったのは夕方の5時ごろだった。
夕食を食べさせてから、一緒にお風呂にはいり、子どもを寝かしつけたのが9時ごろだった。
明日でもいいか、とも思ったが、思い立つとすぐに行動に移すのが美幸の性格である。金本の家に行った。
金本はどことなく落ち着きがなく、おどおどした様子だったが、応接間に美幸を通した。
「い、いまコーヒーでも炒れますから……」
「おじさん、お構いなくすぐに帰るから」
と言って美幸は、例の封筒をテーブルの上に置いた。
「おじさん、もしかして、勘違いしてるんじゃない?」
「い、いや、そ、そんなことは、ただ、お詫びにと思って、いや、それだけで、済まそうと言うわけじゃないですから……」
完全に思い込んでしまっている金本は、美幸が“こんなはした金じゃ済まないのよ!”といって乗り込んできたものと思っている。

「やっぱり、おじさん、勘違いしてるわ。おじさん、うちのパパはね、やくざでもなんでもないの、よく間違えられるんだけど、ただの商社に勤めている会社員なの、おじさんは、あとでうちのパパが来て強請られるとでも思ったんでしょう?」
そう、笑いながら話す美幸を見ていると、金本の心臓も少しずつ正常に戻ってきた。
「ほ、ほんとに、お宅の旦那はそっちの関係の人じゃないのかね?」
まだ少し、疑問が残っているようである。
「当たり前でしょう。時々勘違いされて、あたしだって困ってんだから、やくざの情婦みたいに思われて……」
美幸は、不満そうに頬を膨らませた。その表情を見て、漸く金本も安堵したようである。大きく溜め息をついた。表情に緩みが出た。
「よかったあ、どうなることかと思ったよ。ああ、よかった、よかった」

美幸は、用が済んだので百万円の入った封筒を置いて、帰ろうと思い立ち上がった。
「ちょ、ちょっと、待ってくれ……」
「なに、まだ納得いかないとこあるの?」
「いや、違うんだ。この金は奥さんが受け取ってもらえないかな」
「だから、あたしも違うっていったでしょ!」
「いや、そうじゃなくて、ホントの私のお礼として、というか気持ちとして、あんなにいい思いをさせてもらったことだし、それでも安い位に思ってるんだ。だから、私の気持ちとして受け取ってほしい、頼む」
何度か、“受け取ってくれ”“いらない”の遣り取りがあり、金本が
「実は………」
と言って、偶然だったが、3ヶ月前に湯上りの全裸を見てしまったこと、そのことが止みつきになって、その後も毎日のように3階の窓から覗いていることなどを、全て打ち明けたのである。
正直に白状する金本を見ていて、美幸に怒はなかった。むしろ子どもが悪戯をしたことを親に“ごめんなさい”と謝りながら話しているようで、“可愛い”という感情が起きてきたのである。母性本能を刺激されたのかもしれない。一通り、金本の供述を聞き終えた美幸は、にっこりと笑って
「じゃあ、これは、あたしが有り難く頂きます。ありがとうございます」
美幸がそう言うと金本も、ニコニコと頷きながら、何度も“ありがとう、ありがとう”と礼を言った。
これで、一件落着かと思われたが、今度は美幸がとんでもないことを言い出したのである。

「あたしね、この間のおじさんとのことがあってから、毎日、ノーパンなの、寝るときも何も着てないの、そのほうが、気持ちがいいの!」
そんな話しを聞いて金本の目が輝きを増したようだ。美幸の話は続いた
「こんど、時々は、おじさんが書斎から見えるようにしてあげるわ。パパがいるときはだめよ」
「ええっ、ほんとに、それは、嬉しいね」
「だって、あれだけで百万は高すぎるでしょう」
金本は、その美幸の発言には必死に反論した。
「いや、奥さんのあそこは百万でも安い!」
さっきとは違った、自信に満ちた表情である。そして、
「今度、体力に自信がついたら、もう一度お願いできないだろうか? もちろん、お礼はさせてもらう」
「あたし、高級売春婦になったみたいね」
と言ってふたりで顔を見合わせて笑った。

「それじゃあ、おじさん、あたし帰るわ。ありがとう、あっ、そうだ、ちょっとだけサービスしてあげるわ」
美幸はソファから立ち上がり
「いまも、あたし、ノーパンなの、少しだけ見せてあげるわ」
白いショートパンツをするりと脱ぐと、あの眩しい繁みが金本の目に飛び込んできた。
「もっと近くで見ていいわよ。今日は見るだけよ」
後ろ向きになった美幸は、脚を広げ、金本の顔の前に白い桃尻を突き出した。
「どうお、よく見える」
「あ、あ、ああ、よく見えるよ」
金本は軽い言語障害になっていた。よだれが湧いてきた。
「はい、もう終わり! おじさんもこれ以上は眠れなくなるからね」
美幸がショートパンツを穿くのが、金本は残念そうだった。
「奥さん、こんど、頼みがあるんだけど聞いてもらえるかな」
「えっ、できることならいいわよ」
「じつは、あの、言いにくいんだけど、その、は、はだかにエプロンで料理を作ってもらえないかな……」
ほんとに恥ずかしそうに言う金本を見て、美幸は笑いながら
「おじさん、AVの見すぎじゃないの。でも、いいわよ。面白そうじゃない、じゃあ、ほんとにあたし、帰るね。おやすみなさい!」
美幸が帰ったあと、金本の愚息はむくむくと元気になったのである。
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