妻と男の物語


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告


隣のおじさん3-3

[Res: 3568] Re: 隣のおじさん3 忠太郎 投稿日:2008/03/26 (水) 20:47
〔体力の限界〕
おじさんのリクエストに応えた“裸エプロン”の翌日、いつも早起きの金本は、なかなか起きてこなかった。
その日は、11時頃にお手伝いさんが来る日で、そのお手伝いさんが来るまで、金本邸には何の動きもなかった。
美幸も、健太がおばあちゃんの所へ泊りに行っているので、邪魔者がいない間にと思い、朝から家の中の片づけをしていた。昨日の今日で、おじさんと顔を合せるのも何となく恥ずかしいような気持ちもあり、午前中はずっと家の中にいた。
昼頃になり、チャイムが鳴るので玄関に出てみると、金本の家のお手伝いさんが立っていた。
「あ、あのう、ちょっとすみませんが、金本さんを病院に連れて行きたいんですが、少しの間留守になりますので宜しくお願いします」
「えっ、おじさん、どうかしたんですか?」
「なにか、凄くお疲れのようで、運動のし過ぎかもしれませんけど、ちょっと先生に診てもらってきますので宜しくお願いします」
「あ、はい、わかりました」

少しして、タクシーが金本邸の前に止まった。
美幸も気になったので見に行った。おじさんがお手伝いさんに支えられながら玄関から出てきた。
「おじさん、大丈夫ですか?」
美幸が声を掛けると、金本は少し笑った。
「大丈夫だよ。ちょっと頑張り過ぎたもんでね……」
「そうですか。大事にしてくださいね……」
美幸もにっこりと微笑を返した。

夕方になって帰ってきたのはお手伝いさんだけだった。
「奥さん、お世話様でした」
「あら、おじさんは?」
「ええ、それが、疲れがひどいもので、二、三日入院することになったんです」
「あら、大丈夫かしら?」
「いえ、特に悪いところはないので、ただ、疲労が激しいだけなので、二、三日すれば大丈夫ですと、先生も言ってましたので心配ないと思います」
「そうですか、じゃあ、明日にでもお見舞いに行ってあげようかな……」
「奥さんの顔を見ると喜びますんで、ぜひ行ってあげてください、お願いします」
その後、お手伝いさんは、金本の家の掃除をしてから2時間ほどして帰っていった。
関連記事

  1. 2012/11/18(日) 06:55:05|
  2. 隣のおじさん
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


<<隣のおじさん3-4 | ホーム | 白鳥美鈴  牧本千幸(つかもと友希) 流川純 初裏無修正 ご近所奥様の女子会 第1話>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tsumaotoko.blog.2nt.com/tb.php/726-eca8c771
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)