妻と男の物語


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淫舞③

[3913] 淫舞③ 角笛 投稿日:2008/05/18 (日) 17:00
(3)
 リビングでは、芙美子の着替えを今や遅しと三人が待ち構えていた。
堤と桜庭にとっては、思いがけず、憧れの美しき人妻の肢体を拝める幸運を得た、
と言っていい。孝太郎にとっては、複雑ではあるが、また、彼の屈折した性癖を
少しは満足させる機会になるかもしれなかった。しかし……。
「柏木、どうしたんや? もうすぐ芙美子さんが着替えて戻ってきはるゾ。おい?」
「……すまん……。酒のせいか、無性に眠くなってきた……。堪えられん……。
悪いけど、ちょっとだけ眠らせてもらうわ……」
 と言うと、幸太郎はソファーに坐ったまま眠り込んでしまった。

 寝室の扉が開き、芙美子が着替えを終えてリビングへ戻って来た。
「やっぱり恥ずかしいですわ、この衣装。あら? あなた?」
 胸と股間に手をあて、もじもじしながら部屋へ入ってきた。
「ああ、柏木は少し眠らせて欲しいとのことですわ。それよりも芙美子さん。
素晴らしいですよ。カッコイイですよ。バッチリ決まっていますよ」
 豊満な胸は、白のタンクトップの下からほとんど溢れ落ちていると言っていい状態だし、
秘密のデルタ地帯は、かろうじて白いスキャンティで隠されていると言っていい。
生地が薄めなのでバストトップがうっすらと透けて見えているかもしれない。
少なくとも、突起は伺い知れる状態にあった。
「その衣装、フリーサイズだったから芙美子さんにはちょっと小さめかもしれませんね。
奥さん、結構背が高いから……。さあ、それじゃあ、DVDに合わせて踊りますか?」
 そう言うと、桜庭は、また最初からエクササイズDVDの再生を始めた。

 最初は少しとまどっていた芙美子ではあったが、コツをつかむと上手に踊り始めた。
元々クラシックバレエをやっていたこともあり、手足の動きがエレガントで美しく、
優美と淫靡が融合した肉感的でしなやかなコヨーテダンスとなった。
 ものの15分も踊ると全身から汗が噴き出してきた。アルコールのせいもあるだろう。
ますますヒートアップし、体が火照ってくるのを芙美子は感じていた。
体の芯の方から湧き上がってくる官能が、徐々に芙美子を支配しつつあった。
「……ふうー……熱いわ……。どんどん、体が熱くなってくる感じだわ……」
「それでいいんですわ。男の視線を感じながら、スタイリッシュでセクシーに踊るのが
コヨーテダンスです。もっと腰を振ってくださいな」
 芙美子の淫らなダンスを観賞している堤と桜庭は、たまったものではなかった。
男の本能を刺激されてギンギンになりつつあった。酒が入り、それでなくても理性の箍が
外れようかというときに、目の前に魅惑的な肢体の美人が艶やかに舞っている。
腰をくねらせ、全身を揺らしながら、肉欲を誘うように蠢いている。
下乳がはみ出ている胸が大きく揺れるたびに、タンクトップから乳輪がこぼれ落ちて
見えた。冬だというのに、柏木家のリビングは、熱く燃え上がっていた。
「芙美子さん、すみませんが少し暑いので涼しい格好をさせてもらいますよ」
 桜庭が服を脱ぎ始めた。シャツも脱ぎ、パンツ一丁の格好となった。
「おい、お前、マズイぞ、その格好は」
「いいやないか、こう興奮させられたら暑くてしょうがない。それに、柏木はぐっすり
眠っとるんやしなあ。芙美子さんは大いに盛り上がってくれてはるゾ」
 桜庭が服を脱いだことなどお構いなしに、芙美子は一心不乱に踊っていた。
官能は脳内麻薬物質を分泌し、芙美子は恍惚の表情で舞っていた。
「ところで、お前、そのビキニパンツはなんだ? AV男優か、ギャランドゥーか?」
「ランニングバック時代からのクセかな? 股間をしっかりホールドしとかな
落ち着かへんねん。しゃーないやんか」
 堤に言い返すと、桜庭はパンツ一丁のまま、腰を振って踊っている芙美子の傍に
寄り添った。背後から体を密着させ、芙美子の胴へと手をまわした。
ふたりの身長差は19センチである。
「芙美子さん、結婚式のときも美しかったけど、人妻になられてますます色っぽく、
美しくなられましたなあ。男はたまりませんでェ」
「あーん、ダメですよ桜庭さん。そんなにひっついたら……。あっ、ダメェ……。
主人が見てるんだから……」
「柏木は見てませんよ。ぐっすり眠っています。寝ている人は置いといて、
起きてる者で楽しみましょうよ」
 桜庭はそう言うと、芙美子のヒップを撫ぜまわしながら耳にキスをした。

(続く)
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