妻と男の物語


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淫夢――夢魔の誘惑――①

[4092] 淫夢――夢魔の誘惑――① 角笛 投稿日:2008/06/22 (日) 18:38
"Wet Dream ―Fumiko seduced by Incubus―"

(プロローグ)
 処女を失った(拙作「芙美子の秘密」参照)あくる日、芙美子は奇妙な夢を見た。
夢、だったと思う。たぶん……。妙な現実感はあったが、すべてがいいかげんで
不可思議だった。これが現実であるはずがない、と芙美子は自分に言い聞かせた。
が、心と体が受けた感覚は真に迫り、とても生々しいものだった。
そのようなことが、結婚式を挙げるまでの三週間のあいだ、繰り返された。

(1)
 芙美子は、いつもの時間の通勤電車に、いつもと同じように乗車していた。
通勤時間帯なのに車内が妙に空いているのが奇妙ではあったが、それ以外には
特におかしなところがあるわけではなかった。ウトウト居眠りをしながら
窓の向こうの景色をときおり眺めていた。
 どこかの駅に着き、隣の席に人が坐ってきた。他にも席はたくさん空いていたのに、
わざわざ芙美子の隣に、まるで密着するように男が腰掛けてきたのが奇妙であった。
「おはよう、芙美子さん」
 隣に坐った男が話しかけてきた。芙美子は咄嗟に挨拶を返したものの、
男の顔には全く見覚えがなかった。
 短めの髪に端正な顔立ちの青年で、純粋な日本人ではなく、どこかヨーロッパの
血が入っているような、少しエキゾチックな雰囲気のある美形であった。
年の頃は二十代半ばで、背が高く、引き締まった体躯はスポーツ選手を思わせた。
「あのう、失礼ですが、どちらさまでしょうか?」
 芙美子が訊ねると男は微笑しながら答えた。
「そうですねえ、名前なんか別にどうでもいいんですが……。
と言って、無しというわけにもいかないでしょうから、そうだなあ……。
『ディーン』とでも呼んでもらいましょうか」
「えっ? それがお名前ですか? ディーンさん?」
「イエス。そういうことにしときましょう」
 おかしなことを言う男だなあ、と芙美子は訝しげにディーンと名のる男を見つめた。
雰囲気から言って、頭がおかしいというわけでもなさそうなのだが……。
芙美子がそんなことを考えていると、突然、ディーンが芙美子の頬にキスをした。

「えっ? やめてください。何をなさるのですか」
 ディーンは嘲るように微笑むと、芙美子の耳元で囁いた。
「ふっふっふ……。俺は、おまえの夢の世界に棲むインキュバス(男の夢魔)だ。
おまえの願望や欲求が現実世界で満たされていないときに現れてくる魔物だ。
おまえの精神と肉体の奥から沸き起こってくるセックスに対する欲望を満たすために
俺は呼ばれてきたようなものなのだ。おまえの深層心理によって……。
ディーン(Dean)の『D』は、デザイア(Desire)の『D』を意味している。
願望・欲求・欲望・渇望。どうだ、心当たりがあるだろう?」
「何をおっしゃってるんですか。変なこと言わないでください。
そんなこと考えていません」
「まあまあ。そうとんがりなさるな。人間は、自分の中にある本音と建前には
なかなか気付かないものだ。少しずつ確認していけばよい……」
 そう言うと、ディーンは芙美子の髪にやさしく触れた。

「あっ、やめてください」
「そうか、耳が感じるんだな?」
「アン、やめて……。あっ……」
 ディーンに耳をさわられて、芙美子は身をよじって逃げるように抵抗した。
「誰か、助けてください。おねがい……」
「無駄だ。ここは、おまえの夢の世界だ。おまえがエッチに弄ばれることを
望んでいるのだから、誰も見向きはしない」
 空いているとはいえ、車内には老若男女を問わずたくさんの人がいるのだが、
誰ひとりとして芙美子の声に反応する者はなかった。
「なっ? 言ったとおりだろ? さあ、立ち上がれ」
 ディーンに手を引かれて芙美子は立たされた。立ち上がった芙美子は、ディーンに
抱きしめられながらキスをされた。そして、耳をなめられた。
「……あっ、やめてっ……。イヤッ……、ダメェ……。誰か、助けて……。あっ……」
 芙美子はダークグレイのジャケットをディーンに脱がされた。白のブラウスの上から
胸を鷲づかみにされて揉まれた。さらに、ボタンをひとつずつ外されていく……。
「……イヤッ、イヤッ、やめてっ……。あっ、あっ、ぁふーン……」
 芙美子のヒップを撫ぜまわしていたディーンの手がスカートのホックを外して
ジッパーを下げた。グレイのタイトスカートは、ウエストのいちばん細い部分から
肉が詰まって充実した腰を経て、スルリと足元に落ちた。同時に、ブラウスも脱がされて
しまった芙美子は、白い下着とベージュのノンガーターストッキングだけになった。
3/4カップの白いブラジャーが重たそうに豊満な胸を支え、ローライズぎみで
股上の短い白いパンティは今にもずり落ちそうなエロイ光景であった。
「美しいボディとおまえの放つフェロモンは、男どもをほってはおかない。
おまえが望めば、鼻の下を伸ばした男どもがいくらでも群がってくるゾ。
望んでみろ。ほらっ! そうそう。男たちが集まってくる……」
 下着のみで立たされている芙美子の周りに、知らないあいだに男たちがたくさん
集まってきていた。二十人ぐらいの男たちが、何故か全裸で群がってきた。
こんなに大勢の人間が、この車両に乗っていただろうか? 芙美子は不思議に思った。
「男たちが寄ってきただろう。みんな男根を勃起させて。
芙美子のフェロモンに惑わされて、射精しそうにギンギンになっているよ」
「……イヤッ……」
 少し脚を開かされた――開かされたのか? 芙美子自ら開いたのか?――芙美子の
股間部分がディーンによってパンティの上から指で愛撫されていた。
パンティの上からクリトリスや陰唇を撫ぜまわされ、みるみるうちに、
クロッチ部分に染みが広がっていった。
「……あっ、ダメェ。ァハーン……。気持ち……イイ……。あー……」
 既に肩紐が落ちていたブラジャーのホックをディーンが外すと、ブラジャーが落ちて
芙美子のオッパイは露となった。ピンク色の乳首と少し大きめの乳輪をディーンの指で
弄ばれて、芙美子は悦びの声を上げた。
「アテンション、プリーズ! ご開帳!」
 と言うと、ディーンは芙美子のパンティを一気に下ろした。さらにディーンは
芙美子を座席に坐らせ、両脚をM字に開脚させて股間を開かせた。
ディーンをはじめ、男たちの眼前に芙美子の大事な部分が晒された。
「イヤァー、やめてェー。恥ずかしい……」
「そうは言っても、アソコの方はたいそう潤っているゾ。感じているんだろ?
快感と悦びを感じているんだろ?」
「ウソよ! そんなことありません」
「さあ、皆の者、しゃぶって差し上げろ!」
 ディーンの掛け声を合図に、ディーンを含む男たちは一斉に芙美子へと群がり、
オマンコ、オッパイと言わず、芙美子の身体全体をしゃぶり始めた。
「……イヤァー……。……あっ、あっ、あっ……。……ぁふーン……」
 芙美子は歓喜の声を上げた。

(続く)"Wet Dream ―Fumiko seduced by Incubus―"
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