妻と男の物語


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桜の咲く時(8)

[729] 桜の咲く時(8) 雨ちゅあ ◆wlX16g 投稿日:2004/11/13(Sat) 23:15
 「飛龍の間」には枕が三つと大きな布団が敷いてあった……。普通ならばそう思うところである。
だが現実はもっと驚くべきものが用意されていた。聖美は「飛龍の間」の扉が左右に開かれた瞬間、我が目を疑い、一気に青ざめた。

黒田「エントリーナンバー3番! 星野聖美嬢のご入場です!」

「飛龍の間」に「用意」されていたのは9人の男であった。

 9人の男はいずれも『雲之上学園』の重鎮である。
理事長の北大路を筆頭に、副理事長の綾小路、事務局長の近衛、教務主任の橘、中等部学年主任の一条・京極・斯波、進路指導の細川、生活指導の赤松である。
9人の男たちは黒田と鷹司に文句を言いながらも、聖美の登場に、口笛と拍手喝采といやらしい言葉で出迎えた。

聖美「あ、あ、あ……あの……これはどういうことでしょうか?」
黒田「えっ? どういうことも何も、これからでしょう、本番は。貴方、それを覚悟してここに来たんじゃないですか?」
聖美「でも……私、こんなにいると思っていなかったから……」
黒田「さっきも言いましたけど、貴方で3人目なんですよ。他に今まで2人の母親がここで『試験』を受けました。裏口のね。嫌ならいいんですよ、やめても」
聖美「いいえ……やります。……やらせて下さい……」
黒田「裏で入るには色々な人の協力が必要でね。あと1人、校医の先生ももうすぐ来られますから楽しみにしていて下さい」
鷹司「12人の男のおちんちんを一人占めですよ。やりましたね、星野さん! 嬉しいでしょう?」
北大路「おい、いつまでそのままでいるつもりだ。さっさと聖美ちゃんを降ろすんだ」

 北大路に指示されて、黒田と鷹司は聖美を下に降ろした。浴衣を着込んだ男11人の中に1人だけ全裸でしかもパイパンの女……。
鷹司は聖美の胸を一回だけ揉んだ後、用意されていた自席に戻った。
聖美が呆気にとられて突っ立ってると、未だ席に着こうとしない黒田に背中を思い切り押された。

黒田「ほーら、理事長にご挨拶して下さいよ、星野さん」

 黒田の押しが強かったのと、聖美が無防備であったために、聖美は大きく前のめりに体勢を崩した。
目の前には北大路が座っていた。北大路は倒れてきた聖美を受け止めて体を抱きしめると、そのまま聖美の胸に吸い付いた。片手で体を押え、もう片方の手で胸を鷲づかみにし、舌を転がしながら吸い付いていた。強烈な不意打ちに思わず悩ましげな声が出る。

聖美「きゃっ! あっ、あっ……いやぁん!」
細川「おうおう、やっぱり母娘だね、喘ぎ声までそっくりだ」
近衛「そうですね、まあ娘の方がもっと高い声を出していましたけど」
聖美「えっ!?」
赤松「本当だな。奥さん、さやかちゃんもそんな声で喘いだんですよ、私におっぱいもまれた時にね。『あぁん! やめて! あぁ! 気持ちいい!』ってね」
聖美「ええっ!? そんな! 何を……」
斯波「赤松さんは胸囲担当だったからな。羨ましいですよ。僕なんか視力担当だったからなぁ」
一条「いやー、でも本当にいい体していましたよ、あの娘。胸にしゃぶりつきたくなるのを我慢するのに大変だったな」
京極「一条君なんか一番得したんじゃないか? 君、ぎょう虫検査をいいことに、アナルに指突っ込んでかき回していただろ。
あの娘、あれからずっとトイレ我慢しているような顔していたぞ」
一条「あの娘、胸もいいけど尻もいいんですよ。ヒクヒクと生き物みたいに開いたり閉じたり蠢いて……男を誘っていましたよ。でも一番得したのは僕じゃなくて、杉田先生でしょうけどね」
細川「でも三人ともいいよな。上手くいけば来年はさやかちゃんの担任だぞ。場合によっちゃ、毎日でも……」

 次から次へと聞かされる娘さやかの痴態。それは北大路に胸を吸われて感じるのよりも、もっと屈辱を感じることだった。北大路に胸を吸われ、11人もの男に囲まれているこの状況を忘れたかのように、聖美は怒りのあまり声を荒げた。

聖美「酷い! 約束だったじゃないですか! さやかには手を出さないって! やっぱり嘘をついたんですね!」
黒田「何を仰るんです? きちんと我々は約束を守っていますとも。だからさやかさんは未だに処女ですよ。まあ、もしかしたらどこかのマセガキにでもやられているかもしれませんけど」
鷹司「そうそう、多少の事には目を瞑っていただきたいですね。我々も生殺し状態になりながらもあそこには手を出さなかったですから」
北大路「まあ、さやかちゃんが母乳出るようになるまでワシが面倒みてやるから、期待するんだな」
聖美「どういう意味ですか!? さやかに何かするつもりなんですね!」
黒田「先程も言いましたけどね星野さん、嫌ならやめてもらって結構なんですよ。今までの2組の母娘は随分頑張りましたよ。裏口とはいえ、全員に開かれているわけじゃないんです。貴方たち母娘の代わりならいくらでもいるんですよ」
聖美「そ、そんな……」
北大路「それはともかく、聖美ちゃんはもう母乳でるんじゃないの?」

 そう言うと北大路は聖美の胸を再び強く吸い始めた。それを見て、我慢ならなくなった他の男たちが群がってくる。ある者は胸を揉み、ある者は尻を撫で、ある者は無理やりキスをしたり、顔を舐めた。
汗臭い中年男どもの臭いが一気に聖美を包み込み、その美しい顔は涎でベトベトになってしまった。
気分は最悪だったが、こんな時でも体は反応してしまうようだ。徐々に体が火照ってくるのが分かった。

赤松「うーん……娘の方がもっと柔らかかったような気がするな。あの娘、小学生の割には巨乳だったからな。まあ奥さんは奥さんでなかなかいい感触ですよ。弾力があって、乳首もコリコリして、これはこれでなかなか楽しめる」
綾小路「小さいながらもなかなかいい尻ですなぁ。お尻の穴がヒクヒク言って男を欲しがっていますよ奥さん。結構淫乱ですねぇ、旦那さんといつもやっているんでしょ、ここでも」
北大路「(胸に吸い付きながら)うーむ、聖美ちゅわんのおっぱい美味しいよぉー。母乳出ないけど、聖美ちゅわんの味がするー」
近衛「ちょっとちょっと、私にも少しはやらせて下さいよ」
一条「僕ももう我慢の限界です。早く口にでも入れさせて下さい! 余っているでしょ、穴が!」
細川「ほらほら奥さん、さっさと手を出して、ほらきちんと握って! シコシコ上下に動かして!」
斯波「細川さんずるいですよ! まだ誰も出していないのに!」
鷹司「困りますね抜け駆けは。後で御大から順番に楽しまれるという予定なんですから」
細川「いいじゃないかよ、少しくらい。理事長! 理事長も宜しいですよね?」

 1人の牝の肉体を11人の牡で奪い合う。牡同士はお互いの立場を忘れて、激突を繰り返し、今にも大戦が勃発しそうだった。そんな緊張を打ち破ったのが北大路の鶴の一声だった。

北大路「まあまあ、そう焦るな皆。夜は長いんだ。これから仲良くたっぷり楽しもうじゃないか。ほらほら、細川君も皆もお互いそう睨み合うなよ。まずは余興でも楽しむとしよう」
細川「……理事長がそう仰られるなら仕方ないですね……」
綾小路「それで理事長、何をされるつもりですか?」
北大路「そうだな……聖美ちゃん、まず踊ってよ、そこで。もちろんHにね。電気も一回消してそこにあるやつにして。聖美ちゃんが踊っている間にでも考えるから。ねー黒田君」
黒田「はい……かしこまりました……何でもお申し付け下さい」

 北大路の指示通り、部屋の蛍光灯が一度消され、用意されていた灯篭のようなものに切り替えた。薄ぼんやりとピンク色の光が灯り、灯篭の回転に合わせて様々な色の水玉模様が彩りを添えた。実に淫らな雰囲気である。
 聖美は男たちに促されてゆっくりと立ちあがり、やがてゆっくりと踊りだした。このような事は当然のことながら今まで一度もしたことがなく、どう踊っていいものか聖美は悩んだ。ぎこちない感じで腰をくねらせ、胸を前のめりにしたり、揉んでみせたり、尻を振ったりした。

 男たちは聖美にいやらしい言葉を浴びせ、自分の目の前に来て踊って見せろとか、あそこを開いて見せろとか、尻を左右に開けとか指示していたが、徐々に飽きてしまったようで盛り上がりが欠けてきた。状況を打開しなければと焦っていた黒田を呼び寄せ、北大路が何やら耳打ちをする。
 黒田はそれを聞いてニヤリと聖美を一瞥し、口元を歪めながら笑うと、部屋の外に出て行った。そしてすぐさま戻り、北大路にまた耳打ちをした。北大路も黒田の報告を聞いて、満面の笑みを浮かべた。

北大路「よーし、聖美ちゃん、もう踊りはいい。皆もちょっと小腹が空いたんじゃないかと思う。腹が減っては戦はできぬと言うからな。ここらでちょっと軽く何か食おうや」
黒田「それはいいですね! 私もちょうど小腹が空いてきたところです」
北大路「じゃあ、聖美ちゃんに持ってきてもらうとしよう。でも1人じゃ大変だから、あと2人誰か手伝ってやってくれ」
近衛「では私が……」
細川「いや俺が行く」
北大路「まあ待て待て。皆一回立て! ……うーん……ここは鷹司君と黒田君に頼むとしよう。2人は身長も似ているようだしな」
鷹司「はい! 喜んで!」
黒田「ではお任せ下さい……鷹司さん、またアレで行きましょう」

 黒田がそう言うと、鷹司も何かを察したらしくすぐさま了承し、また聖美の両脇に並んだ。そして、聖美に「不死鳥の間」から「飛龍の間」に移動してきた時の恰好で運ぶことを告げると、半ば強引に聖美を持ち上げた。

黒田「では行って参ります」
赤松「くそ……またあいつらかよ」
聖美「ちょっと待って! 服を! 服を着せて下さい! 誰かに見られちゃう!」
鷹司「いいじゃないですか見られても。もうこんなにたくさんの男に見せているんですし」
聖美「やめて! 放して! お願い、服を着せて!」
黒田「騒ぐと人が来るかもしれませんよ。それに隠すほどの体じゃないでしょう」
聖美「そんな………ひどい…………」
鷹司「どうやら大人しくなったようですね。見られたくなかったら騒がないことですね星野さん。それでは行ってきます」

 聖美は再び黒田と鷹司に持ち上げられて部屋を出た。幸い廊下には誰もいないようで、足音も聞こえない。これからどこに連れていかれ、何をされてしまうのか……聖美は新たな恐怖に震えていた。
(つづく)

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