妻と男の物語


スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告


2年前、それから23-3

[Res: 3732] Re: 2年前、それから23 忠太郎 投稿日:2008/04/25 (金) 19:27
〔13万円のサービス〕
ホテルに戻った裕子は、先ず、風呂に入り、入念に体に磨きをかけた。
化粧もそれなりに研究して、それらしい雰囲気を出したつもりだ。
“パパが見たら、笑われるかな”、少し心配になったが、演技に徹することにした。
13万円の娼婦が完成した。鏡の前に立った。我ながらよくできた、と思った。でも、この格好で街の中を歩くのは少し抵抗があった。
だが、実際に歩くのはエレベーターに乗る十数歩と、エレベーターを降りてからの数歩である。誰にも会わない可能性のほうが高い。度胸が決まった。

たった数十歩を歩くだけだが、下のほうがスースーして頼りない。爽快感もあるが、全裸で歩いているような感じがした。誰かに見てほしいような気もした。というよりも、これを見せないのは、いかにも勿体ない。
体にピッタリとフィットしたワンピースは、後ろから見るとヒップラインが悩ましく、歩くたびに奮いつきたくなる。これはもう、犯罪だ。

決意も新たに部屋を出たのが10時少し前だった。彼の部屋の前に立ったのは、その3分後である。
チャイムが鳴り終わらないうちにドアが開いた。
待ち焦がれていたのだろう。手を取って引っ張り込まれるように部屋に入った。
「本当に来てくれたんだね。来てくれないかもしれないと心配していたんだよ……」
「そんな、お約束ですから。すみません、遅くなって……」
律儀な娼婦であった。

男は、値踏みをするように裕子の上から下までを瞬きもせずに見つめ、
「素敵だ! セクシー! 素晴らしい!」
を連発した。とりあえず、化粧と衣装選びは合格のようだ。

テーブルには昨日と同じように、ワインとつまみが置いてあった。男は感動に震える手でワインを注いだ。
「君との再会に、乾杯しよう!」
薬でも飲んだのか、昨日よりも昂ぶっているようだ。男は、内心、今日は来てくれないだろうと思っていたのであるが、嬉しいことに、約束を守ってくれたことに感動していた。
“こんな、立派な娼婦もいるのか”
“立派な娼婦”という形容詞が適当かどうかは、この際、然程重要ではない。

裕子もうっかりしたことには、この先のシナリオを考えていなかったのである。男の部屋に入るまでの化粧や衣装の事ばかりで、ノーパンで部屋に入ってからの演技のことは、迂闊にも考えていなかった。
「君、名前を聞いてもいいかね……」
男は遠慮がちにいった。彼なりに、娼婦のプライベートには、立ち入らないのがルールだ。という考えがあったようだ。
「ええ、裕子です」
娼婦は、何の衒いもなく名前をいった。男は“ユウコというのが源氏名なのか”と思った。次に男は
「キスをしてもいいかね?」
と言った。娼婦は、唇だけは自分の男のために残しておくものだ。という話を信じていた。

娼婦は、目を閉じて唇を差し出してきた。
男は、また、感動に震えながら、女を抱きしめて唇を合わせた。
キスをしながら裕子は、急いで、次のセリフを考えていた。
唇を離した男の耳元に囁くように、甘える口ぶりでセリフをしゃべった。
「脱がせて……」

男の分身は跳ね上がって感動していた。男は、大きく開いた背中の下のほうにあるファスナーを、ドキドキしながら下ろしていった。背中を撫で回してもブラジャーらしき手触りがない。
ファスナーを下げ終えた男は、娼婦の肩からワンピースを外そうとした。これも、がっついていると思われたくないので、できるだけゆっくりとした動きをした。

少し下げると、形のいい乳房が男の目に入った。ブラジャーがないことに、また感動した。
これもシナリオは成功のようだ。
“ノーブラで、これだけ喜ぶなら、ノーパンは、すごい喜びそう……”と裕子は思った。

男は、美乳の谷間に顔を埋め、唇を這わせた。嬉しそうだ。ワンピースはまだウエストで止まっている。
男は膝を屈めて、裕子のへそに唇を這わせた。そして、しずかにワンピースを下げた。
括れたウエストから豊かなヒップラインを、ワンピースは越えた。男の目の前に、薄っすらと若草が生えたような逆三角形の丘が見えた。信じられない、といった表情をした。

男は、その若草にキスをした。噛り付かんばかりに、唇と舌を夢中で動かしていた。
裕子は、そのまま若草の谷間も、その奥に潜む花びらも舐めてほしかったが、今日は、自分がサービスしなければいけないんだ、と思った。

男の動きが少し緩やかになったとき、男の頬を両手で挟むようにして顔を上げさせた。
そして、男を立ち上がらせ、しっとりと唇を重ねた。舌を挿れて、激しく、淫らになるように演技をした。
男の手が、裕子の豊臀の谷間を割るように這いまわったとき、唇を離した裕子は、そのまま男の前に跪き、そのいきり立つ肉棒を咥えた。

男は、娼婦というのは、男の欲望を満たさせるために体を開くだけであって、あくまで受け身であり、自分から積極的に男を楽しませるようなことは、しないものだと思っていた。
“こんなに、献身的な娼婦がいるのか!”
男は、また感動していた。感動は分身にも波及し、裕子の口の中で敢え無く破裂してしまった。

口の中に、男の、青臭いような白濁の液で溢れてしまった裕子は、どうしたものか少し迷った。
今まで、裕子は、口の中に出されたことがなかった。
健次も“お前のフェラは下手くそだ”といって口内発射はしたことがない。
しかし、今の裕子は“娼婦を演じる女優”だった。
まだ、男のものを咥えたまま考えた。そして、にっこりと男に微笑みながら、ごくりと飲み込んだのである。
気持悪かったがグッと堪えて、“一流の娼婦”を演じたのである。

その一流の娼婦は、今度は男をベッドに仰向けにすると、再び半立ちの肉棒を、口に含み舌を使い、元気に蘇らせていった。充分に硬さを確認すると、男の上に跨り、自分の淫裂に合わせながら、硬くなった肉棒を沈めていった。
その間も、決して男から目を逸らすことはなく、淫靡な視線を、絶えず男に送っていた。
肉棒を淫裂の中に沈め終えると、男は堪らず、激しく突き上げを開始してきた。
「ああああああ……、だめええええええ……」

裕子の頭の中に霧がかかってきた。一流の娼婦の演技も続けられなくなってきた。
でも、その方が、気持が良かった。男に貫かれて、穿たれて喘いでいるほうが、女優をしているよりも幸せだと感じていた。
裕子の場合、黙って男に身を任せてくれることが、男にとっては最高のサービスになるのだが。
ともあれ、裕子も男も、官能的で充実した夜を過ごしたことは間違いなかった。
関連記事

  1. 2012/11/27(火) 06:56:19|
  2. 3年前、それから
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0


<<清楚人妻 一夜の陵辱劇 ~親友に騙された~ | ホーム | 2年前、それから23-2>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tsumaotoko.blog.2nt.com/tb.php/767-a2b3347e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)